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乳児院へ寄付するには?赤ちゃんや子どもを支援できるNPO5選

  • 2021年6月29日
  • 2021年7月15日
  • 寄付

虐待や経済的な理由で親と暮らせない子どもたち。そんな行き場のない子どもたちを救ってくれる場所が、乳児院です。

乳児院の運営費は基本的には公費(国または公共団体の費用)のため、使い道が細かく定められています。子どもたちがより手厚いケアを受け、より充実した体験や学びを得るためには、公費では賄えない分、寄付金が必要です。

とはいえ、乳児院へ寄付をしたいと思い立ったものの、

・寄付の方法は?
・どんなものを寄付できるの?
・寄付先にはどんな団体があるの?

といった疑問を持つ人は多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、乳児院について以下の内容をご紹介します。

  1. 乳児院へ寄付する2つの方法
  2. 乳児院に寄付できるもの
  3. 乳児院や子どもへ寄付できるNPO団体
  4. 乳児院へ寄付することで得られるメリット

乳児院への寄付を考えている人は、ぜひ最後までご覧ください。

寄付アドバイザー:河合将生(まさお)さん

非営利団体の運営支援コンサルタント。寄付の講座を開催しその魅力を伝えている。
数々の団体の経営に携わりながら、自らもNPOに寄付を続ける。
※詳細なプロフィールは文末に掲載

乳児院へ寄付する2つの方法とは?


乳児院へ寄付する方法としては、以下の2つの方法があります。

  1. 乳児院へ直接寄付する
  2. 団体を通じて寄付する

詳しく見ていきましょう。

【方法1】乳児院へ直接寄付する

応援したい乳児院へ、直接寄付ができます。寄付先は、全国乳児福祉協議会が発表している乳児院リストから探すことが可能です。

物品を寄付する場合、使用済み・開封済みのものは寄付できないこともあります。寄付の対象となるものを事前に確認しておきましょう。

金銭の寄付の場合、ほとんどの施設が「郵便振替」や「口座振込」に対応しています。後援会の会費として寄付を募っている施設や、「施設での現金手渡し」に限定している施設もあります。一方で、クレジットカード決済による寄付や、クラウドファンディングをおこなっている乳児院は少ないようです。

実際に寄付をする前には、各乳児院のWebサイトや電話などで寄付の受付状況をチェックしましょう。

【方法2】団体を通じて寄付する

寄付したい特定の乳児院がないときは、子どもや赤ちゃんのために活動している団体を通じて寄付するのもおすすめです。乳児院へ直接寄付する場合と異なり、クレジットカード決済での寄付に対応している団体も多くあります。クレジットカードで寄付できるか、各団体を確認してみると良いでしょう。

金銭以外に、物品の寄付を受け付けている団体もあります。ただし、使用済み・開封済みのものは寄付できない場合もあるため、寄付の対象品を事前に確認しておくと安心です。

団体への寄付金や物品は、児童養護施設・乳児院・保育園などに分配されたり、親のいない子どもや赤ちゃんのために使われたりします

では、具体的にどのようなものを寄付できるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

乳児院にはどんなものを寄付できるの?おむつなど具体例を紹介!


乳児院に寄付できるものには、以下のような物品があります。

・お金
・服
・タオル
・ミルク
・おもちゃ
・おむつ

服やおもちゃといっても幅広いため、注意点などを含めてもう少し詳しく解説します。

お金

お金の寄付は、寄付先の乳児院や団体によって様々な受け取り方法があります。

【お金を寄付する主な方法】
・口座振り込み
・クレジットカード決済
・現金手渡し など

自分のできる範囲で、寄付しやすい方法を選択しましょう。

服・タオル

衣類については、靴下や下着なども対象になります。乳児院にいる子どもは主に0~3歳のため、年齢に合ったサイズのものを寄付しましょう。

また、乳幼児の肌は繊細なので、衣服やタオルの素材には注意が必要です。綿100%や新品(もしくは新品同様)のものしか受け付けていない場合が多いため、寄付をする前に素材を確認しておきましょう。

食品・ミルク

食品やミルクはたとえ新品・未開封のものでも、製造者と製造日時または消費期限がわかるものでなければなりません。また、乳幼児が口にできる食品かどうかをしっかり確認し、慎重に選びましょう。

おもちゃ類

おもちゃ類は、例として次のようなものを寄付できます。

・ぬいぐるみ
・絵本
・色鉛筆
・クレヨン
・画用紙 など

施設や団体によっては、中古でも寄付を受け付けている場合があります。破損のないもの・子どもの年齢に合ったおもちゃを寄付しましょう。

おむつ

紙おむつは、開封済みでも受け付けている乳児院がほとんどです。ただし開封してから長期間放置していたり、ほこりが被っていたりするおむつは、衛生面を考えやめておきましょう。

乳児院や子どもへ寄付できるNPO 5選

1.認定NPO法人 フローレンス

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「産んでも育てられない」と悩む人への『にんしん相談』や、養子を迎えたい方むけの『特別養子縁組』事業を展開。赤ちゃんの虐待死ゼロに取り組む団体です

赤ちゃんも、生みの親も、育ての親もみんなが幸せになることを目指して事業を展開しています。

寄付アドバイザーが見た注目ポイント!

  1. 新たな価値を創造するイノベーター集団、社会問題解決集団と掲げるように社会問題への「小さな解」を、事業として次々と生み出す
  2. 政治や行政と共に「小さな解」を政策にし、全国に拡散する
  3. 内閣府「子ども・子育て会議」委員を務める代表理事 駒崎弘樹さんの発信力
寄付金控除の対象団体です

2.認定NPO法人 3keys

児童養護施設や母子生活支援施設などで暮らす子どもたちに、学習ボランティアの派遣や放課後教室の運営などを行っています。「どんな環境で生まれ育っても、十分な教育や愛情が受けられる、すべての子どもの権利が保障される社会」を目指している団体です。

寄付アドバイザーが見た注目ポイント!

  1. 3kyesの名称は「すべての子どもたちに「きっかけ・きづき・きぼう」の3つの鍵を届けたいという思いから
  2. 頼れる大人がいない子どもたちをサポートすることにおける難しさを踏まえ大切にしていること5点を掲げる
  3. 深刻な悩みを抱えながらも誰にも相談できずにインターネット上で助けを求めた子どもたちが、いち早く、安心して頼れる大人や支援団体とつながるよう、10代の子ども向けに支援団体の検索・相談ができるポータルサイト「Mex(ミークス)」を運営

3.NPO法人Babyポケット

「守れ小さないのち」「つなげ親たちの輪」「生かせ親子の絆」の3つのモットーを掲げ、小さな命を守る活動を行っています。子どもの生命を守り、安心して輝いた人生を実現できるよう支援をしています。

寄付アドバイザーが見た注目ポイント!

  1. 望まぬ妊娠・予期せぬ妊娠などでお悩みの方と実子に恵まれないご夫婦が共に幸せになれる為の掛け橋となっている
  2. 有識者・有資格者(社会福祉士・医師・助産師・看護師)を増員して活動を更に幅広く展開しており、今まで510人の赤ちゃんに新しい家族ができるなどの実績がある特別養子縁組を仲介・あっせんする団体
  3. 特別養子縁組確定後も、真実告知のシンポジウム、養親交流会(すずらん会)、養子交流会(たんぽぽ会)などサポートが充実

4.認定NPO法人マミーズ・ネット

「子育て支援」「子育て情報の発信」「男女共同参画社会の推進」という3つの柱をもとに、子育て中の人や子どもたちへの支援活動を行っています。子どもの幸せを願うすべての人々が、地域で支えあって子育てしていける社会、および、すべての人が性別にとらわれずに生きやすい社会を目指す団体です。

寄付アドバイザーが見た注目ポイント!

  1. 「子育て応援ひろば ふぅ」の自主運営、子育て拠点施設の運営、地域の子育てに関する情報誌の発行や相談窓口を設置するなど新潟県上越市の子育て支援の窓口となっている
  2. 1996年に子育てサークル連絡会の発足から始まる活動の広がり。第2回「よみうり子育て応援団大賞」選考委員特別賞や「あしたのまちくらしづくり活動賞 振興奨励賞」「上越市表彰 社会福祉功績の部 受賞」、2018年には子育て支援分野で県内初の「新潟県知事表彰受賞」など、受賞歴が多数
  3. 上越市からの受託事業(こどもセンター、ファミリーサポートセンター、移動子育てひろばなど)を長年受託するなど、実績と信頼性の高さがうかがえる。また、支援事業の経験を生かし、全国で講演実績も豊富

5.NPO法人子育て支援のNPOまめっこ

主に未就園児の親子の子育てを応援するために「名古屋市地域子育て支援拠点」「名古屋市子ども・子育て支援センター」の運営をしています。男女の共同参画社会の実現と地域のネットワーク作りを目指している団体です。

寄付アドバイザーが見た注目ポイント!

  1. 25年以上の活動歴。実績や受賞歴。行政委託、地域・大学との連携、自主事業を組み合わせ、世代継承しながら活動を継続
  2. イベント情報の発信がウェブサイトとSNSで定期的にされ、活動を担うスタッフ紹介も一人ひとりされている
  3. 制度の狭間で置き去りにされた課題の解決のために寄付を募り、寄付の使途報告も各年度一つひとつ挙げて紹介を行っている

乳児院への寄付を考えるときよくある2つの疑問


ここからは、乳児院へ寄付する際によく浮かぶ疑問についてお答えします。

・乳児院へ寄付するメリット
・乳児院以外におすすめの寄付先

それぞれ詳しく見てみましょう。

1.乳児院へ寄付するメリットは?

乳児院へ寄付することで、「寄付金控除を受けられる」というメリットがあります。

寄付金控除とは、所得控除のうちの一つです。国・地方公共団体・特定公益増進法人に特定寄付金の支払いをおこなうことで、控除を受けられます。つまり、特定の寄付金は経費として認められるため、支払う所得税を抑えられるのです。

特定寄付金として認められる条件としては、乳児院を運営する法人が一定の要件を満たしている必要があります。寄付金控除についてさらに詳しくは、こちらの記事をご一読ください。

>>寄付金控除の仕組みとは?確定申告の方法も紹介

2.他におすすめの寄付先はある?

親のいない、もしくは一緒に暮らせない子どもや赤ちゃんへの寄付先は、乳児院以外にもあります。たとえば、次のような寄付で子どもたちのサポートが可能です。

・児童養護施設や自立援助ホームへの寄付
・子どもを持つ貧困家庭への寄付
・子どもの教育サポート団体への寄付
・子ども食堂への寄付

子どもたちが乳児院で暮らす理由には、虐待や貧困、ネグレクトなどさまざまな問題が背景にあります。そんな子どもたちを救うためには、根本の問題を解決したり、苦しんでいる子どもたちに手を差し伸べたりすることが必要です。

そのため、乳児院への寄付以外にも、子どもの支援団体や養護施設への寄付も検討してみましょう。

>>寄付先のおすすめNPO団体は?失敗しない選び方を専門家が徹底解説!

まとめ:乳児院は寄付できるものも多い。寄付団体に問い合わせがおすすめ!


記事の内容を改めてまとめました。

・乳児院へ寄付するには、施設に直接寄付する、もしくは団体を通じて寄付する
・お金以外にも、服やタオル、食品などの物品も寄付できる
・困難な状況下にいる子どもたちを救う方法には、乳児院以外にもさまざまな寄付先がある

乳児院に寄付を検討している方は、ぜひ今回ご紹介した情報を参考にしてみてくださいね。また、具体的な寄付方法や寄付できるものは、各乳児院や支援団体によって異なります。疑問点がある場合は、電話やメールで直接問い合わせてみましょう。

▼この記事で紹介した寄付先

団体名寄付アドバイザーが見た注目ポイント
フローレンス・新たな価値を創造するイノベーター集団、社会問題解決集団と掲げるように社会問題への「小さな解」を、事業として次々と生み出す
・政治や行政と共に「小さな解」を政策にし、全国に拡散する
・内閣府「子ども・子育て会議」委員を務める代表理事 駒崎弘樹さんの発信力
認定NPO法人 3keys・3kyesの名称は「すべての子どもたちに「きっかけ・きづき・きぼう」の3つの鍵を届けたいという思いから
・頼れる大人がいない子どもたちをサポートすることにおける難しさを踏まえ大切にしていること5点を掲げる
・深刻な悩みを抱えながらも誰にも相談できずにインターネット上で助けを求めた子どもたちが、いち早く、安心して頼れる大人や支援団体とつながるよう、10代の子ども向けに支援団体の検索・相談ができるポータルサイト「Mex(ミークス)」を運営
NPO法人Babyポケット・望まぬ妊娠・予期せぬ妊娠などでお悩みの方と実子に恵まれないご夫婦が共に幸せになれる為の掛け橋となっている
・有識者・有資格者(社会福祉士・医師・助産師・看護師)を増員して活動を更に幅広く展開しており、今まで510人の赤ちゃんに新しい家族ができるなどの実績がある特別養子縁組を仲介・あっせんする団体
・特別養子縁組確定後も、真実告知のシンポジウム、養親交流会(すずらん会)、養子交流会(たんぽぽ会)などサポートが充実

記事の内容は以上です。もし、今あなたが

「どの団体に寄付するか決めかねている・・・」
「寄付先の選び方を知りたい・・・」

とお思いなら、寄付アドバイザーが「あなたに合う寄付先の選び方」を解説する人気記事をおすすめします。
気になる方はぜひ以下のリンクからどうぞ!

>>あなたにピッタリの寄付先が選べる解説記事はこちら

寄付先の選び方ガイド:河合将生(まさお)さん

NPO組織基盤強化コンサルタント office musubime代表/関西チャプター共同代表・准認定ファンドレイザー

大学卒業後、国際協力分野のNGOにボランティアスタッフとして参加。その後、国際交流・協力分野の中間支援組織へのインターンシップ、職員を経て、office musubime (オフィス ムスビメ)を2011年7月に設立。
寄り添って伴走する第三者として、身近な相談相手や多様な人・団体をつなぐ役割を通し、組織診断・組織基盤強化、ファンドレイジング支援など、各団体の支援に取り組む。
大阪マラソンチャリティ事務局担当や、国際協力や子ども/子育て支援、まちづくり分野、コミュニティ財団などの役員、大学の非常勤講師としてNPO論やボランティア論などの担当も。

この記事を書いた人
gooddoマガジンはソーシャルグッドプラットフォームgooddo(グッドゥ)が運営する社会課題やSDGsに特化した情報メディアです。日本や世界の貧困問題、開発途上国の飢餓問題、寄付や募金の支援できる団体の紹介など分かりやすく発信しています。

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