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乳児院へ寄付するには?赤ちゃんや子どもを支援できるNPO5選

  • 2021年6月29日
  • 2023年12月5日
  • 寄付

▼寄付先が多くて選べない方には、「認定NPO法人フローレンス」への寄付がおすすめ!

虐待や経済的な理由で親と暮らせない子どもたち。そんな行き場のない子どもたちを救ってくれる場所が、乳児院です。

乳児院は全国に145か所(2020年度)あり、約2,500名の乳幼児が利用しています。6歳までの子どもが暮らしており、その大多数(約85%)は、0-2才の乳児・幼児が占めます。*

また乳児院の運営費は基本的には公費(国または公共団体の費用)のため、使い道が細かく定められています。子どもたちがより手厚いケアを受け、より充実した体験や学びを得るためには、公費では賄えない分、寄付金が必要です。とはいえ、乳児院へ寄付をしたいと思い立ったものの、

・寄付先にはどんな団体があるの?
・寄付の方法は?
・どんなものを寄付できるの?

といった疑問を持つ人は多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、乳児院について以下の内容をご紹介します。

  1. 乳児院へ寄付する2つの方法
  2. お金の寄付とモノの寄付はどちらがいい?
  3. 乳児院や子どもへ寄付できるNPO団体
  4. 乳児院に寄付できるもの

乳児院への寄付を考えている人は、ぜひ最後までご覧ください。また困っている赤ちゃんを支援する手段は、乳児院へのモノの寄付だけでなく、支援団体への金銭的な寄付という方法もあります。

>>食料や服の寄付は支援に役立てにくい?実際のところを専門家が解説!

とはいえ

・どの団体に寄付しようか迷っている
・寄付先が多すぎて選べない

このように迷っている方は「認定NPO法人フローレンス」への寄付がおすすめです。

フローレンスは、虐待やひとり親など、困難な状況に置かれている赤ちゃんや親を支援している、おすすめの団体です。スピード感があり新しいことにチャレンジしながらも、安定的で持続的な活動をしています。

もちろん、寄付の使途も公開しており、認定NPOも取得するなど、情報公開についてもバッチリです。

*出典:社会的養育の推進にむけて(令和4年3月)|厚生労働省

乳児院へ寄付する2つの方法とは?

はじめに、乳児院へ寄付する2つの方法を紹介します。

  1. 乳児院へ直接寄付する
  2. 団体を通じて寄付する

それぞれどんな特徴があるのか、見ていきましょう。

【方法1】乳児院へ直接寄付する

応援したい乳児院へ、直接寄付ができます。寄付先は、全国乳児福祉協議会が発表している乳児院リストから探すことが可能です。
物品を寄付する場合、使用済み・開封済みのものは寄付できないこともあります。寄付の対象となるものを事前に確認しておきましょう。

金銭の寄付の場合、ほとんどの施設が「郵便振替」や「口座振込」に対応しています。後援会の会費として寄付を募っている施設や、「施設での現金手渡し」に限定している施設もあります。一方で、クレジットカード決済による寄付や、クラウドファンディングをおこなっている乳児院は少ないようです。

実際に寄付をする前には、各乳児院のWebサイトや電話などで寄付の受付状況をチェックしましょう。

なお、乳児院への直接の寄付は、求めているモノや受け付けている支援を施設ごとに確認する必要があるなど、難しい側面があるのも事実です。

一方で支援団体への寄付であれば、寄付できるものが分かりやすい、団体によっては寄附金控除を適用できるといったメリットがあります。
支援を受ける側も、お金での継続寄付なら活動に使える幅が広く、安定した支援を長期的に受けることが可能です。

「モノの寄付とお金の寄付でどちらが良いのだろう」と悩んでいる方は、以下のページもご参照ください。

>>乳児院への寄付はモノよりお金の方が良い?理由を解説!

【方法2】団体を通じて寄付する

寄付したい特定の乳児院がないときは、子どもや赤ちゃんのために活動している団体を通じて寄付するのもおすすめです。乳児院へ直接寄付する場合と異なり、クレジットカード決済での寄付に対応している団体も多くあります。クレジットカードで寄付できるか、各団体を確認してみると良いでしょう。

金銭以外に、物品の寄付を受け付けている団体もあります。ただし、使用済み・開封済みのものは寄付できない場合もあるため、寄付の対象品を事前に確認しておくと安心です。

団体への寄付金や物品は、児童養護施設・乳児院・保育園などに分配されたり、親のいない子どもや赤ちゃんのために使われたりします

「困っている赤ちゃんや親を支援したい」と考えている方は、乳児院や赤ちゃん・親を支援している団体への寄付を考えてみませんか。

>>乳児院や子どもへ寄付できるNPO 5選

乳児院への寄付はモノよりお金の方が良い?理由を解説!

乳児院への寄付には、金銭の寄付とモノの寄付があることをお伝えしました。
寄付を考えている人の中には「食料品などのモノを寄付するのとお金を寄付するのでは、どちらがより支援の役に立つのだろう」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、以下のようになります。

・食料品や衣類などの“モノの寄付”は、支援現場の役に立っている。
・ただし支援者の相談に乗ったりサポートをしたりするには人件費など活動資金が必要
・団体の支援活動を支える“定期的なお金の寄付”は非常に重要

モノの寄付ももちろん重要ですが、お金の寄付も非常に重要であり、様々な魅力もあります。

さらに寄付金控除によって、乳児院や子どもを支援しつつ寄付した人も恩恵を受けることが可能です。

食料品や衣類などモノを寄付をしようか、それともお金の寄付をしようかと迷っている方は、ぜひ支援団体へのお金の寄付を検討してみてはいかがでしょうか。

>>乳児院や子どもへ寄付できるNPO 5選

一方で「モノよりお金の寄付がおすすめな理由について、もっと詳しく知りたい」という方は、以下をご一読ください。

>>食料や服の寄付は支援に役立てにくい?実際のところを専門家が解説!

乳児院を支援するなら寄付先はどこが良いのか、選び方を紹介!

「乳児院や子どもを支援している団体への寄付を考えているけれど、どこが良いのか悩んでいる」
「支援している団体って、そもそもどのように選べば良いのだろう?」

このように悩んでいる方もいるかと思います。そこでここでは、さまざまなNPOに詳しい寄付アドバイザーの河合さんへ「寄付先の選び方」をお伺いしました。

支援先を決める判断材料の1つとして、ぜひ参考にしてみてください。

寄付アドバイザー :河合将生(まさお)さん
NPO組織基盤強化コンサルタント office musubime代表/関西チャプター共同代表・准認定ファンドレイザー
寄り添って伴走する第三者として、各団体(NPOなど)の支援に取り組んでいます。

はじめまして。寄付アドバイザーの河合です。
ここから、みなさんの寄付先選びをサポートしていきますね。

はじめにお伝えしたい重要なことは「寄付に失敗はない」ということです。
寄付とは誰かにあなたの想いを託すこと。
それに良いも悪いも、成功も失敗もないのです。

また「何にあなたの想いを託すか」という点が寄付の奥深い魅力的な部分です。
信頼性や活動内容、実績や成果、挑戦、コミュニケーションなど様々な価値観があります。

また、あなたの原体験を軸に考えるのも素晴らしい選び方だと思います。
その上で、これから寄付を始める人のために、3つの選び方を解説します。

おすすめする団体の選び方3つ

  1. 信頼できるところに寄付する
  2. 自分が問題だと思うことに取り組む団体に寄付する
  3. 寄付の使い道がわかりやすいところに寄付する

もちろん、選び方に該当しない団体を否定する訳ではありません。あくまで選び方の一例としてご覧いただければ幸いです。

乳児院や子どもへ寄付できるNPO 5選

ここでは「乳児院や子どもを支援している団体へ寄付したい」と考えている方へ向けて、寄付アドバイザーの河合さんのおすすめコメントとともに支援している5つのNPOを紹介します。

1.認定NPO法人 フローレンス:強固な組織による課題解決集団

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フローレンスはこんな人にオススメ!

  • ・赤ちゃんの虐待死問題をどうにかしたい
  • ・特別養子縁組による赤ちゃん・子ども支援に関心がある
  • ・推進力・発信力のある団体を応援したい

フローレンスは、親子の笑顔をさまたげる社会問題を解決するため、病児保育、小規模保育園、障害児保育・支援、特別養子縁組、子ども宅食、ひとり親支援などの事業に取り組んでいます。

活動を通して、「みんなで子どもたちを抱きしめ、子育てとともに何でも挑戦でき、いろんな家族の笑顔があふれる社会」の実現を目指しています。

特に特別養子縁組の事業では、乳児院の赤ちゃん・子どもに直接的な支援を届けることができるので、乳児院への寄付を考えている方にはおすすめの団体です。

寄付アドバイザー河合さんの注目ポイント3つ!

  1. 新たな価値を創造するイノベーター集団、社会問題解決集団と掲げるように社会問題への「小さな解」を、事業として次々と生み出す
  2. 政治や行政と共に「小さな解」を政策にし、全国に拡散する
  3. 内閣府「子ども・子育て会議」委員を務める代表理事 駒崎弘樹さんの発信力
寄付金控除の対象団体です

ネットの口コミ評判を知りたい方はこちら
>>【実際どう?】フローレンスの気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説

>>フローレンスに関する記事一覧はこちら

2.認定NPO法人 3keys:子どもが頼れる居場所を提供

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3keysはこんな人にオススメ!

  • ・虐待や貧困などで、頼れる大人が周りにいない子どもたちを支援したい
  • ・子どもが安心して頼れる場づくりに興味がある
  • ・女性が代表の団体を応援したい

3keysは、子どもの権利を守るため、子どものセーフティーネットづくり、子どもたちが自身の持っている権利や尊厳を守るための様々なコンテンツづくり、学習支援、調査及び啓発活動を行っています。

虐待で保護された子どもたちへの学習支援活動から始まり、今では頼れる大人が身近にいない子どもたちへの様々な支援活動を行っています。また、専門家を招待し、すべての子ども達が安心して暮らすための研修を開催するなど、子ども達を取り巻く環境の周知・改善に向けた取り組みも実施してきました。

代表の森山誉恵さんは、全国子どもの貧困・教育支援団体協議会幹事も務め、子どもの格差の現状を講演・執筆・メディアなどで積極的に発信されています。

活動を通し「どんな環境で生まれ育っても、十分な教育や愛情が受けられる、すべての子どもの権利が保障される社会」を目指しています。

寄付アドバイザー河合さんの注目ポイント3つ!

  1. 悩みを抱える10代がインターネット上で支援団体の検索・相談ができるポータルサイト「Mex(ミークス)」を運営。2020年度は利用者が180万人、年間約8,500人がMexを通じて支援機関につながっている
  2. 思春期頃の10代の子どもたちが安心・安全に過ごせるユースセンターを運営。オンラインだけでなく、オフラインでも現場を持ち、家や学校などに頼ることが難しい子どもたちの暮らしを保障している
  3. 10年以上、虐待や育児放棄で保護された子どもたちへの支援を行っており、様々な専門家と連携した支援体制を構築できている
寄付金控除の対象団体です

ネットの口コミ評判を知りたい方はこちら
>>【実際どう?】子ども支援NPO「3keys」の気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説

>>3keysに関する記事一覧はこちら

3.NPO法人Babyポケット:小さな命を守り、架け橋となっている

Babyポケットはこんな人にオススメ!

  • ・安全に出産できない実親への支援に関心がある
  • ・特別養子縁組後の手厚い対応・支援に関心がある
  • ・有識者・有資格者(社会福祉士・医師・看護師)の所属する団体を支援したい

NPO法人Babyポケットは、「守れ小さないのち」「つなげ親たちの輪」「生かせ親子の絆」の3つのモットーを掲げ、小さな命を守る活動を行っています。子どもの生命を守り、安心して輝いた人生を実現できるよう支援をしています。

特別養子縁組後の、特別養子縁組確定後も、真実告知のシンポジウム、養親交流会(すずらん会)、養子交流会(たんぽぽ会)などのサポート活動に力を入れているのが特徴です。

寄付アドバイザーが見た注目ポイント!

  1. 望まぬ妊娠・予期せぬ妊娠などでお悩みの方と実子に恵まれないご夫婦が共に幸せになれる為の掛け橋となっている
  2. 有識者・有資格者(社会福祉士・医師・助産師・看護師)を増員して活動を更に幅広く展開しており、今まで510人の赤ちゃんに新しい家族ができるなどの実績がある特別養子縁組を仲介・あっせんする団体
  3. 特別養子縁組確定後も、真実告知のシンポジウム、養親交流会(すずらん会)、養子交流会(たんぽぽ会)などサポートが充実

4.認定NPO法人マミーズ・ネット:新潟県上越市で25年続く子育て支援

こどもの未来応援基金はこんな人にオススメ!

  • ・こどもの貧困問題に関心がある
  • ・古本、切手、ポイントサービスで気軽に支援したい
  • ・官民連携プロジェクトを支援したい

こどもの未来応援基金は、2015年に創設された官民連携のプロジェクトで、子どもの貧困対策を行うNPOの中間支援を行っています。

各地域で行われているさまざまな子どもの貧困対策のための活動を効果的に支援し、つなぐ役割を担っています。

寄付アドバイザーが見た注目ポイント!

  1. 「子育て応援ひろば ふぅ」の自主運営、子育て拠点施設の運営、地域の子育てに関する情報誌の発行や相談窓口を設置するなど新潟県上越市の子育て支援の窓口となっている
  2. 1996年に子育てサークル連絡会の発足から始まる活動の広がり。第2回「よみうり子育て応援団大賞」選考委員特別賞や「あしたのまちくらしづくり活動賞 振興奨励賞」「上越市表彰 社会福祉功績の部 受賞」、2018年には子育て支援分野で県内初の「新潟県知事表彰受賞」など、受賞歴が多数
  3. 上越市からの受託事業(こどもセンター、ファミリーサポートセンター、移動子育てひろばなど)を長年受託するなど、実績と信頼性の高さがうかがえる。また、支援事業の経験を生かし、全国で講演実績も豊富

5.NPO法人子育て支援のNPOまめっこ:25年以上の活動実績

主に未就園児の親子の子育てを応援するために「名古屋市地域子育て支援拠点」「名古屋市子ども・子育て支援センター」の運営をしています。
男女の共同参画社会の実現と地域のネットワーク作りを目指します。

寄付アドバイザーが見た注目ポイント!

  1. 25年以上の活動歴。実績や受賞歴。行政委託、地域・大学との連携、自主事業を組み合わせ、世代継承しながら活動を継続
  2. イベント情報の発信がウェブサイトとSNSで定期的にされ、活動を担うスタッフ紹介も一人ひとりされている
  3. 制度の狭間で置き去りにされた課題の解決のために寄付を募り、寄付の使途報告も各年度一つひとつ挙げて紹介を行っている

乳児院にはどんなものを寄付できるの?おむつなど具体例を紹介!


乳児院に寄付できるものには、以下のような物品があります。

・お金
・服
・タオル
・ミルク
・おもちゃ
・おむつ

服やおもちゃといっても幅広いため、注意点などを含めてもう少し詳しく解説します。

お金

お金の寄付は、寄付先の乳児院や団体によって様々な受け取り方法があります。

【お金を寄付する主な方法】
・口座振り込み
・クレジットカード決済
・現金手渡し など

自分のできる範囲で、寄付しやすい方法を選択しましょう。

服・タオル

衣類については、靴下や下着なども対象になります。乳児院にいる子どもは主に0~3歳のため、年齢に合ったサイズのものを寄付しましょう。

また、乳幼児の肌は繊細なので、衣服やタオルの素材には注意が必要です。綿100%や新品(もしくは新品同様)のものしか受け付けていない場合が多いため、寄付をする前に素材を確認しておきましょう。

食品・ミルク

食品やミルクはたとえ新品・未開封のものでも、製造者と製造日時または消費期限がわかるものでなければなりません。また、乳幼児が口にできる食品かどうかをしっかり確認し、慎重に選びましょう。

おもちゃ類

おもちゃ類は、例として次のようなものを寄付できます。

・ぬいぐるみ
・絵本
・色鉛筆
・クレヨン
・画用紙 など

施設や団体によっては、中古でも寄付を受け付けている場合があります。破損のないもの・子どもの年齢に合ったおもちゃを寄付しましょう。

おむつ

紙おむつは、開封済みでも受け付けている乳児院がほとんどです。ただし開封してから長期間放置していたり、ほこりが被っていたりするおむつは、衛生面を考えやめておきましょう。

乳児院への寄付を考えるときよくある4つの疑問


ここからは、乳児院へ寄付する際によく浮かぶ疑問についてお答えします。

・乳児院へ寄付するメリット
・乳児院への寄付はどのように活用されている?
・寄付すると確定申告が必要?
・乳児院や子どもをボランティアとして支援するには?

それぞれ詳しく見てみましょう。

1.乳児院へ寄付するメリットは?

乳児院へ寄付することで、赤ちゃんや子どもの未来に貢献できるだけでなく、「寄付金控除を受けられる」というメリットがあります。

寄付金控除とは、所得控除のうちの一つです。国・地方公共団体・特定公益増進法人に特定寄付金の支払いをおこなうことで、控除を受けられます。つまり、特定の寄付金は経費として認められるため、支払う所得税を抑えられるのです。

特定寄付金として認められる条件としては、乳児院を運営する法人が一定の要件を満たしている必要があります。寄付金控除についてさらに詳しくは、こちらの記事をご一読ください。

>>寄付金控除の仕組みとは?確定申告の方法も紹介

2.乳児院や支援団体への寄付はどのように活用されている?

寄付の使い道は団体によって様々です。

ここでは、例として認定NPO法人フローレンスの活動内容と寄付金の使い道を紹介します。

フローレンスでは、ひとり親家庭のための病児保育支援や、定期的に食品を届ける活動を展開しています。

具体的には、

  • ・病児保育事業
  • ・小規模保育園の運営
  • ・障害児保育事業
  • ・政策提言活動

などを行っています。

寄付金の使い道としては、事業費比率90%、管理費10%(つまり支援事業に寄付金の約9割が活用されている)となっています。

>>【実際どう?】フローレンスの気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説

3.寄付すると確定申告は必要?

寄付をした場合、確定申告は必ずしも必要ありません。ただし寄付金控除を適用する場合は、確定申告が必要になります。

【寄付金控除の適用条件】

  • ・寄付金控除の対象団体に寄付する
  • ・年間2,001円以上の寄付をする
  • ・確定申告を行う

寄付金控除を適用すると税金が安くなる可能性があり、お得です。詳しい仕組みや確定申告の方法については、以下記事をご一読ください。

>>寄付金控除の仕組みとは?確定申告の方法も紹介

4.乳児院や子どもをボランティアとして支援するには?

乳児院や子どもを支援する団体に、ボランティアとして参加できます。例えば本記事でも紹介した3keysは、公式サイト上でボランティアを募集している団体です。

3keysのようにボランティアを募集している団体は他にも存在しますので、気になる方は各団体の公式サイトをご確認ください。

また、もし「ボランティアとお金の寄付、どちらが良いのだろう?」と迷っている方はお金の寄付がおすすめです。

お金の寄付は、継続寄付を選ぶことで団体の活動を長期的に支援できる、活動を幅広く支援できる、寄付金控除の適用となる可能性があるなどのメリットが得られます。

なお、乳児院や子どもをボランティアとして支援できる3keysは、お金の寄付も受け付けています。詳しく知りたい方は以下をご参照ください。

>>3keysの解説も読む

まとめ:乳児院は寄付できるものも多い。寄付団体に問い合わせがおすすめ!


記事の内容を改めてまとめました。

・乳児院へ寄付するには、施設に直接寄付する、もしくは団体を通じて寄付する
・モノやボランティアなどさまざまな支援の形があるが、ニーズとの一致などの懸念点を踏まえると、信頼できる団体に寄付を託すことがおすすめ
・継続した寄付が不安でも途中でやめることもできるし、自らのタイミングで寄付の再開もできる
・乳児院に寄付するには「フローレンス」「3keys」「Babyポケット」「マミーズ・ネット」「子育て支援のNPOまめっこ」がおすすめ

乳児院に寄付を検討している方は、ぜひ今回ご紹介した情報を参考にしてみてくださいね。また、具体的な寄付方法や寄付できるものは、各乳児院や支援団体によって異なります。疑問点がある場合は、電話やメールで直接問い合わせてみましょう。

▼この記事で紹介した寄付先

団体名 寄付アドバイザーが見た注目ポイント
フローレンス ・新たな価値を創造するイノベーター集団、社会問題解決集団と掲げるように社会問題への「小さな解」を、事業として次々と生み出す
・政治や行政と共に「小さな解」を政策にし、全国に拡散する
・内閣府「子ども・子育て会議」委員を務める代表理事 駒崎弘樹さんの発信力
認定NPO法人 3keys ・10代にとって身近なオンラインを積極的に活用。深刻な悩みを抱えながらも誰にも相談できずにインターネット上で助けを求めた子どもたちが支援団体の検索・相談ができるポータルサイト「Mex(ミークス)」を運営。2020年度は利用者が180万人、年間約8,500人がMexを通じて支援機関につながっている
・セーフティネットづくりの子ども事業では、思春期頃の10代の子どもたちが安心・安全に過ごせるユースセンターを運営。オンラインだけでなく、オフラインでも現場を持ち、家や学校などに頼ることが難しい子どもたちの暮らしを保障している
・10年以上、虐待や育児放棄で保護された子どもたちへの支援を行っており、様々な専門家と連携した支援体制を構築できている
NPO法人Babyポケット ・望まぬ妊娠・予期せぬ妊娠などでお悩みの方と実子に恵まれないご夫婦が共に幸せになれる為の掛け橋となっている
・有識者・有資格者(社会福祉士・医師・助産師・看護師)を増員して活動を更に幅広く展開しており、今まで510人の赤ちゃんに新しい家族ができるなどの実績がある特別養子縁組を仲介
・あっせんする団体・特別養子縁組確定後も、真実告知のシンポジウム、養親交流会(すずらん会)、養子交流会(たんぽぽ会)などサポートが充実

記事の内容は以上です。もし、今あなたが

「どの団体に寄付するか決めかねている・・・」
「寄付先の選び方を知りたい・・・」

とお思いなら、寄付アドバイザーが「あなたに合う寄付先の選び方」を解説する人気記事をおすすめします。
気になる方はぜひ以下のリンクからどうぞ!

寄付先のおすすめNPO団体は?失敗しない選び方を専門家が徹底解説!

また「乳児院に限らず、赤ちゃんを支援・寄付したい」と考えている方は、以下をご一読ください。

日本の子どもに寄付したい!おすすめNPO団体と選び方を専門家が紹介

寄付先の選び方ガイド:河合将生(まさお)さん

NPO組織基盤強化コンサルタント office musubime代表/関西チャプター共同代表・准認定ファンドレイザー

大学卒業後、国際協力分野のNGOにボランティアスタッフとして参加。その後、国際交流・協力分野の中間支援組織へのインターンシップ、職員を経て、office musubime (オフィス ムスビメ)を2011年7月に設立。
寄り添って伴走する第三者として、身近な相談相手や多様な人・団体をつなぐ役割を通し、組織診断・組織基盤強化、ファンドレイジング支援など、各団体の支援に取り組む。
大阪マラソンチャリティ事務局担当や、国際協力や子ども/子育て支援、まちづくり分野、コミュニティ財団などの役員、大学の非常勤講師としてNPO論やボランティア論などの担当も。

この記事を書いた人
gooddoマガジンはソーシャルグッドプラットフォームgooddo(グッドゥ)が運営する社会課題やSDGsに特化した情報メディアです。日本や世界の貧困問題、開発途上国の飢餓問題、寄付や募金の支援できる団体の紹介など分かりやすく発信しています。 なお、掲載されている記事の内容に関する「指摘・問い合わせ」「誤字脱字・表示の誤りの指摘」につきましては、こちらの報告フォームよりご連絡ください。

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