難民

シリア難民の現状や生活は?内戦による被害や私たちができる支援を考えよう

シリア危機などの内戦による被害で、多くのシリア人が難民となっています。
この記事ではシリア難民の現状や暮らし、私たちにできる支援などについて紹介します。

世界の難民問題の原因や解決策とは?受け入れ国での生活や日本の対応、支援協会の活動は?

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増え続けるシリア難民の現状とは

シリア危機の勃発以降、2018年には670万人のシリア人が難民となりました。

多くのシリア難民を受け入れている国、ヨルダンでは公立学校で朝と昼の2部にわけて少しでも多くの難民の子どもたちを受け入れ、教育の機会を与えられるように対応しています。

しかしこのような状況にもかかわらず、学校に通えているシリア難民の子どもたちは30%程度です。学校へ行けないということは、強制労働をさせられたり金銭目的の早婚などの被害を受ける可能性が多くなってしまいます。

そこで私たちができることはどのようなことなのかを、今一度考える必要があるのです。

(出典:ユニセフ「シリア緊急募金 第165報」,2015)
(出典:外務省「紛争、脆弱国、難民:教育支援のためにNGOが果たすべき役割(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン)」,2017)

一番の受け入れ国はトルコ

シリア難民の多くは、安全面を求め近隣のレバノンやヨルダン、トルコ、エジプトなどに避難しています。その中でも最も多くのシリア難民が住んでいるのがトルコです。

トルコは一時保護体制をとっており、2019年には360万人を超えるシリア難民を受け入れています。 これはEUとトルコとの間で、「EU・トルコ共同行動計画」として大量の難民に対する対処を行っていたのです。

また2013年には外国人及び国際保護法を設定することにより難民に対する一時的な保護の制度を設立していたのです。

またトルコとシリアの国境地帯、に移民政策委員会を設置し難民の受け入れを行う姿勢もあるなど、難民に対し様々な行動をとっているためシリア難民を多く受け入れていることにつながります。

  • シリア危機の勃発以降、2018年には670万人のシリア人が難民となっている
  • ヨルダンでは公立学校で朝と昼の2部にわけて少しでも多くの難民の子どもたちを受け入れ、教育の機会を与えられるように対応している
  • トルコは最も多くのシリア難民を受け入れている国

(出典:国連難民高等弁務官事務所UNHCR「2016年上半期:難民の多く、低中所得国が受け入れ」,2017)
(出典:独立行政法人国際協力機構JICA「トルコにおけるシリア難民受入」,2019)
(出典:駐日欧州連合代表部公式ウェブマガジンEU MAG「EU・トルコの難民対策合意―その背景と進捗状況」)

シリアでは今何が起こっている?内戦の原因と難民が生まれた背景

シリア難民の原因と言われる内戦はどのようなことから起こったのでしょうか。また内戦と難民が生まれた背景にはどんなことがあるのでしょうか。

現在のシリアでの状況を含めてご紹介します。

シリアの内戦

シリアの内戦は、 21世紀最大の人道危機と言われています。

シリアはもともとフランスの植民地であり、独立した後宗教に基づくことがない近代西洋的な国家を作り上げてしました。 しかしアサド一家による独裁政治が長く続き、市民の不満は軍や警察によって押さえ込まれていたのです。

そして2011年3月、チュニジアとエジプトで政権交代が行われたことにより、シリアでもこれまで押さえつけられていたアサド政権に対する市民の怒りがついに爆発。

市民が政治改革を要求するようになり、これに対してアサド政権は軍を使うことで市民を激しく弾圧したのです。一方、市民も武器を持つ者が増え革命闘争が始まりました。

しかし多くの市民は武器を持っているわけではなく、戦闘の訓練も受けていません。そのため危険を感じて国内外に避難するようになったのです。 このようなことからシリア内戦は始まりました。

通常であれば圧倒的な軍事力を持つアサド政権が勝つように思われていましたが、アサド政権をよく思っていなかったアメリカやトルコ、サウジアラビアなどがシリアの反体制諸派を支持するようになりました。
さらに反体制派はシリア国内だけではなく、シリア国外で活動していた団体もいたのです。

多くの国が反対側を支持する中、サウジアラビアと競合しているイランや欧米諸国の影響力を嫌がる中国などが、アサド政権に力を貸し、紛争が収まるどころかさらに大きくなっていきました。

シリアの現状と難民

2011年に始まった紛争は未だ収まっておらず、人口の半数以上が国内外への避難を余儀なくされる状態となっています。アサド政権側と反体制諸派だけでなく、イスラム国(IS)の出現により三つ巴状態になり解決がさらに遠のいたのです。 今でも多くの難民が国内や国外で避難しており、貧困状態で暮らしているのが現状です。

(出典:法務省「国別情報及びガイダンス シリア:シリア内戦」,2016)
(出典:ワールド・ビジョン・ジャパン「シリア危機から7年 ~がれきと化した街で子どもの目に映るもの~」,2018)

シリア難民に行われている緊急支援

シリア難民に対して世界中の国やNPO・NGOが緊急支援を行っています。
最も生活に必要な食糧支援から、子どもたちの将来を心配し学校や教育環境をつくる支援などが含まれています。

世界各国でもシリア難民に対して事態を重く受け取っているのです。

食糧支援

特に反政府勢力が支配する地域など、定期的な配給が難しい状況でありも航空輸送や空中投下などをするなどして食料の支援を続けています

また、これらの地域の住む人々は自身の安全を確保するため、レバノン、ヨルダン、トルコ、エジプトなどの近隣国に避難することも多い一方で、難民となることでさらに貧困に陥ってしまいます

そこで周辺の国に逃れた人々を救うために、農産物や肉などを周りの店舗で購入をできるように食料交換券(クーポン)を難民たちに配布しているのです。

自立支援

シリア国内ではなかなか職につけない人々が多くいます。

就職支援の一例として、パンの製造所を作ることにより仕事場を確保しさらに国民への食料の配布を展開しています。他にも職業訓練による支援や、倉庫などによる雇用機会を作るなどシリア国民が自立できるような支援が行われています。

栄養支援

シリアの多くの難民は栄養が十分ではなく、極端に身長が低く細い子どもたちが多くいます

それらの子どもたちを救うために、シリア難民への栄養支援を行っています。世界各国からの食糧物資を調達することにより、難民たちのもとへと食糧が送られています。

学校給食支援

子どもたちが成長に必要な栄養を取るために、学校給食の支援も行っています。

貧困のあまり自宅ではなかなか十分な栄養が取れない子どもでも、学校の給食で十分な栄養を取ることができるようにしているのです。

子どもたちが学校に通うことにより、十分な教養や成長に必要な体作りを学校で提供することが大きな目的です。

子どもたちが将来的に自立することが現状の問題を解決することにもつながります。
貧困は心の貧しさを生み、さらなる悲劇につながることもあるのです。

シリア内戦による難民に対し、多角的な面から様々な支援が行われている。支援の一例は以下の通り

  • 食糧支援
  • 自立支援
  • 栄養支援
  • 学校給食支援

(出典:国連世界食糧計画(WFP)「シリア緊急支援」)
(出典:在エジプト日本国大使館 「平成25年度補正予算によるエジプト向け緊急支援」,2014)

私たちができるシリア難民への支援

先述したとおり、シリア内戦による難民に対し、様々な支援が行われています。
日本に暮らす私たちにも、そうした活動をサポートすることで、間接的に支援に関わることが可能です。

寄付金による支援

2017年以降、シリアでは食糧危機がさらに悪化しています。
内戦から逃げて生き延びた人々も極度の貧困に悩み、明日の食料もないという状況が多くなっています。
そのために寄付金を集め、食料の支援も行っています。2019年現在でも世界中で9人に1人がいまだに十分な食料を得ていない状況なのです。

食糧だけでなく、様々な分野において命の危機に瀕している難民に対し、支援を行っているNPO・NGOを寄付で支えることが可能です。

私たちが寄付により支援金を送ることで、現地で状況に応じて最も適した形で活用されます。

(出典:国連世界食糧計画(WFP)「シリア緊急支援」)

日本国内のシリア難民のサポート

シリア難民は世界各国に逃げており、その中には日本も含まれています。
しかし日本で難民と認定されたのはわずか十数名という数字です。

認定されない理由の多くは「反政府デモに参加した」などの理由であり、「難民」として認定する「証拠が不十分」というものです。そして、多くの難民申請者はシリアへ送還されました。

そうしたことから、日本に逃げてきたシリア難民が安心して暮らせるように支援活動をしている団体もあります。
シリア難民が日本で暮らすことができるようになれば、大きなシリア難民への支援となるのです。

(出典:法務省「難民と認定しなかった事例」)

  • 日本に暮らす私たちにも、そうした活動をサポートすることで、間接的に支援に関わることが可能
  • 寄付は現地に行うNPO・NGOへ寄付することで状況に応じて適した形で活用される
  • 日本に来た難民をサポートする支援方法もある

シリア難民の問題は世界の問題でもある

私たちもシリア難民に対して支援できます。シリアの内戦はシリア国内だけではなく、世界中の問題となっています。

シリア難民を少しでも助けたいと活動している団体は必然的に資金が必要となります。
一人ひとりの小さな支援も、大勢の支援が集まればシリア難民を救う大きな力へと変わるのです。

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この記事を書いた人
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