難民

南スーダン難民の問題が深刻化、受け入れ国や必要な緊急支援は?

南スーダンは今、非常に困難な状況に陥っています。人々は住むところを追われ、国内外の難民キャンプに身を置くしかない状態です。

住む場所を失っただけでなく、生きていく上で必要なあらゆるものが不足しており、今日生きることも危うい状況なのです。

なぜこのようなことが起こってしまっているのでしょうか。そして南スーダンの現状はどうなっているのでしょうか。

この記事では、南スーダン難民の問題やその受入国、必要な緊急支援などを紹介します。

世界の難民問題の原因や解決策とは?受け入れ国での生活や日本の対応、支援協会の活動は?

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南スーダン難民が大量に生まれた紛争とその背景とは

ウガンダにはアフリカ最大とも言われる難民キャンプがあり、そこが南スーダンの難民居住地となっています。

このような難民キャンプが生まれた背景には、2016年南スーダンの首都ジュバの戦闘後に起こった紛争地域の拡大が影響しています。

南スーダンからウガンダに避難してきた難民は1年という短い期間で100万人にものぼります。
そのうち最も多く難民を受け入れているのがウガンダのビディビディ難民居住地であり、2017年時点で28万人が避難生活を余儀なくされているといいます。

この中で71%は子どもという統計も出ており、紛争による財産消失によって生活が困窮している人がほとんどです。

(出典:ワールド・ビジョン・ジャパン「【ウガンダ】アフリカ最大の南スーダン難民居住地で、教育支援事業をスタート!」,2018)

南スーダンの現状とは

南スーダンは東アフリカに位置する国家であり、北にスーダン、東にエチオピア、南東にケニアやウガンダ、南西にコンゴ民主共和国、西に中央アフリカと接する内陸国です。

2011年まではスーダン領でありながら南部スーダン自治政府の統治下にありました。

しかしこの年の分離独立の是非を問う住民投票によって圧倒的多数の分離独立票を得て、南スーダン共和国として独立

しかし間もなくして南北スーダン国境紛争が勃発し、2012年にはスーダンとの国境紛争が激化しました。

2015年には政府間開発機構による調停を行い、紛争解決に関する合意文書への署名が行われましたが、内戦により疲弊しきった経済のハイパーインフレーションや、2016年の首都シュバでの銃撃戦の継続により、内戦危機が高まり多くの難民を生む結果となったのです。

その後、国内の混乱は収まらなかったため、政府間開発機構が再び諸勢力を集め2017年12月に敵対行為停止、2018年6月には恒久的停戦の合意を経て、3年を期限とする移行政府が樹立されました。

  • ウガンダにはアフリカ最大とも言われる難民キャンプがあり、そこが南スーダンの難民居住地となっている
  • 最も多く難民を受け入れているのがウガンダのビディビディ難民居住地
  • 南スーダンは2011年に「南スーダン共和国」として独立した

(出典:外務省「南スーダン共和国 基礎データ」,2019)
(出典:外務省「外務大臣談話 南スーダン共和国の独立について」,2010)

南スーダン難民が急増し支援が追いつかず


ここでは、南スーダン難民暮らしの現状や、難民キャンプでの暮らしにどのような問題があるかを説明します。

子どもたちの命が危険にさらされている

南スーダンでは、食料を十分に食べられないどころか、安全な水さえ得られない状態が続き、栄養失調に陥る子どもが多くいます。

またトイレなど衛生面に考慮した施設もほとんどないため、不衛生な状態で生活しなければいけないことから、病気にかかる子どもも少なくありません。

これにより最も深刻なのは下痢であり、下痢から重度の脱水症状を起こしてしまって命を落とすことさえあるのです。

それだけではなく、生活が困窮することで、子どもに対する搾取や虐待を行うケースが発生し、問題となっています。

紛争によって教育を受ける機会を奪われるどころか、安全に過ごせる環境すら危うくなってしまっているのです。

らたに、2019年の7月依頼、南スーダンでは豪雨が続き、32郡の約90万8,000人が影響を受けたとの発表もあります。

豪雨による洪水が発生し、水源が汚染されたことから7万世帯の住まいが浸水被害にあっています。そして洪水による、マラリアへの高い感染率、水のアクセス不足や不衛生な環境を原因として、子どもの急性栄養不良のリスクが高まるおそれがあると発表されています。

(出典:ユニセフ「南スーダン 大洪水で49万人の子どもたちが被災、マラリアと下痢急増、命の危険」)
(出典:独立行政法人国際協力機構JICA「隣国の兄弟と支え合うウガンダ」,2017)

南スーダン難民の受入国は主にウガンダとエチオピア

アフリカ最大の難民キャンプがウガンダにあると先述したとおり、南スーダン難民の受入国となっているのが主にウガンダやエチオピアです。

特にウガンダでは国境で難民としての地位を得ると、受け入れ地域のコミュニティ内にある村で小さな土地を与えられ、働く権利や事業を始める権利、国内の自由移動といった様々な権利と自由が与えられます

それでも避難民のほとんどの生活はひっ迫しており、十分な食事や安全な水を得られず、不衛生な環境で教育や医療さえ満足に受けられない状態が続いています。

その他の隣国でも多くが受け入れている

南スーダン難民は、ウガンダとエチオピアだけに流入しているわけではありません。隣国のスーダンにも難民は受け入れられ、その実績は3番目となっています。
スーダン国内の東ダルフールや南ダルフール、白ナイル州への流入があります。

また多くはないものの、隣接するケニアやコンゴ民主共和国、中央アフリカ共和国に流れた人々もいます。

南スーダンから近隣の国々に避難した人々は、難民として辛い日々を送っている人が多いのです。

  • 南スーダンでは、食料を十分に食べられないどころか、安全な水さえ得られない状態が続き、栄養失調に陥る子どもが多くいる
  • 2019年の7月依頼、南スーダンでは豪雨が続き洪水により多くの人が危機に瀕している
  • 南スーダン難民の受入国となっているのが主にウガンダやエチオピア

(出典:国連難民高等弁務官事務所UNHCR「南スーダンを逃れる難民が150万人に」,2019)

南スーダン難民に必要な支援は?

南スーダン難民はあまりにも多く、広範囲に存在することからその支援は今も追いついていません。
南スーダン全土への紛争の拡大により、人々は住む家を追われ、人道危機が深刻な状態です。

また避難地域にはテントが果てしなく広がり、衛生状態は劣悪で、食糧も圧倒的に不足しています。
とにかく様々な物資が不足しており、それらが届きにくい現状となっているのです。

物資の供給・支援

このような状況から不足している物資の供給は現在最優先で行われるべき支援となっています。

南スーダンからの難民を支援する団体ではシェルターや水、マットレス、毛布、調理器具など生活する上で必要な物資の供給から、食糧配給、現金支給を中心とした食糧支援を行っています。

子どもや妊産婦へのケア

そして病気のリスクが高くデリケートな子どもや妊産婦へのケアも注力されています。
具体的には子どもや妊産婦への栄養失調の調査・検査、医薬品の常備、検査や出産に対応できるクリニックの開設と運営などです。

またストレスフルな生活環境から引き起こされる性的暴力の被害者への心身ケア、さらに保護者と離ればなれになってしまった子どもの保護や再会支援なども行われています。

衛生面の支援

多くの人が密集する居住地区で病気が蔓延しないように、野外排泄などをせずに済む公共や世帯別のトイレの設置など、衛生面での支援も必要です。

日々これらの活動も進められていますが、ただ設置するだけでなく、清掃の徹底や石鹸を使っての衛生への意識向上も行うなど、衛生面での支援も行われています。

子どもたちの教育環境の整備

生活面、衛生面の支援が行き届いているところでは、子どもたちへの教育支援が行われている場所もあります。
校舎の建設や教員研修など学習環境の整備を行い、子どもたちが教育を受けられる機会を取り戻せるような支援が進められています。

  • 南スーダン全土への紛争の拡大により、人々は住む家を追われ、人道危機が深刻な状態
  • 南スーダン難民はあまりにも多く、広範囲に存在することからその支援は今も追いついていない
  • 子どもや妊産婦へのケアや衛生面の支援、子どもたちの教育環境の支援などが行われている

日本にいる私たちができること

南スーダンの難民支援には様々な団体が政府や企業、NPO・NGOと協力し、今も支援を行っていますが、それでも支援の手は足りていません。
それでは日本にいる私たちにできることはないのでしょうか。

日本にいながらできる支援の一つとして、寄付により支援活動をサポートすることができます。

寄付による支援

寄付による支援は身近で実施しやすい支援方法です。
毎月寄付をする方法とその都度寄付をする方法があり、自分に合ったものを選ぶことができます。

寄付の申込みはネットから簡単に行うことができ、決済方法はクレジットカードや口座振替、コンビニ支払、ペイジー、郵便局・ゆうちょ銀行払込用紙などから選べます。

一人ひとりの寄付が、多くの人の生きる希望となるのです。

南スーダン難民を救うために、私たちができること

南スーダン難民の問題は世界でも類を見ないほど深刻です。

南スーダンへの寄付や募金などは私たちができる支援の一つです。
一人ひとりが少しずつでも支援を行えば、多くの南スーダンの人々を助けられます。

まずは問題について理解し、できることから始めてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人
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