豊かと言われる日本。
その子供たちの状況が必ずしも、豊かなものでないと知った。
そこで「寄付をしてみよう」と思い立ったものの
・どういった子供の支援団体があるのか
・それぞれどういった活動をしているのか
・寄付先が信頼できるか不安
と思うことはありませんか?
そこでこの記事では、さまざまなNPO団体に詳しい認定ファンドレイザー河合氏の監修のもと「日本の子供に寄付したい人」のために寄付先の選び方おススメの寄付先団体をガイドしていきます。
※寄付アドバイザー河合さんのプロフィールは文末に掲載しております。
>>今すぐにおススメの寄付先団体を知りたい方はこちらをクリック
寄付先のNPO団体の選び方
はじめまして。寄付アドバイザーの河合です。
みなさんの寄付先選びをサポートしていきますね。
以下はこれから寄付をはじめる人のために、おススメしたい3つの選び方とそれぞれの見るべきポイント(一例)です。
選び方1:信頼できるところに寄付したい場合、見るべきポイント(一例)
- 法人格があり3年以上運営している
- 活動の規模が1000万円を超えている
- 個人の寄付を募っていたり、企業と連携している
選び方2:自分が問題だと思うことに取り組む団体に寄付したい場合、見るべきポイント(一例)
- 活動内容に特徴があり、誰も気づいていなかった問題に挑戦している
- 活動を通して、実績と成果を上げている
選び方3:寄付の使い道がわかりやすいところに寄付したい場合、見るべきポイント(一例)
- 活動の詳細や使途がホームページ等に公開されている
- SNSやメルマガ、ブログなどを活用して情報発信している
こうした選び方と見るべきポイントを参考に、あなたが応援してみたいと思える団体を探してみてくださいね。
寄付で子どもを支援できるおすすめ寄付先NPO
ここからは上記で紹介した3つの選び方の視点で、おすすめの寄付先を紹介していきます。
以下に一覧としてジャンル別に取り組みを紹介するので、気になるところがあればタップしてみてください。
寄付アドバイザーの河合さんのおすすめポイントも紹介します!
温かい食事を提供するこども食堂
地域住民やNPOなどが、無料または低価格帯で子どもたちに食事を提供する場をこども食堂といいます。
最近ではフードバンク活動との協働も進んでいます。
認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ:全国約5,000箇所の「こども食堂」と協働
こども食堂を応援してくれる企業・団体と「こども食堂」をつなぐ活動などを行っています。
活動を通してこども食堂が全国のどこにでもあり、みんなが安心して行ける場所となるよう環境を整えています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 全国約5,000箇所のこども食堂を、協力関係にある全国の地域ネットワーク、企業や団体との連携協働を通して応援
- 公平・中立な支援
- 「こども食堂全国箇所数調査」など調査研究が充実
ひとり親や母子家庭(シングルマザー)の子どもを支援する活動
死別や離婚などにより、子どもをひとりで支える親御さんや、子ども本人を守る活動を紹介します。
認定NPO法人 フローレンス:強固な組織による課題解決集団
ひとり親家庭のための病児保育や、定期的に食品を届ける活動を展開しています。
どんな境遇の子どもも未来に希望を抱き、笑顔で暮せる社会を目指しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 新たな価値を創造するイノベーター集団、社会問題解決集団と掲げるように社会問題への「小さな解」を、事業として次々と生み出す
- 政治や行政と共に「小さな解」を政策にし、全国に拡散する
- 内閣府「子ども・子育て会議」委員を務める代表理事 駒崎弘樹さんの発信力
認定NPO法人 カタリバ:ナナメの関係で支援者と伴走
自身ではどうすることもできない家庭環境などの課題を抱える子どもたちを対象に、居場所・学習・食事を地域と連携しながら届ける活動などを行っています。
活動を通じて「すべての10代が意欲と創造性を育める未来」の実現を目指しています。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 「ナナメの関係という共成長モデル」「10代に伴走」「個人の成長を支える強い組織文化」が強み
- 魅力的なプログラム開発、活動を全国8か所で展開
- 活動に関わった10代の声の紹介、カタリバの仲間紹介、支援者/企業紹介など、いろんな人や支援者の関わりの特徴が伝わってくる
児童養護施設を応援する活動
児童養護施設とは、保護者のいない子どもや虐待を受けた子どもを保護する施設です。
子どもの健全な成長と、卒業後のキャリア支援に課題があります。
認定NPO法人 3keys:子どもが頼れる居場所を提供
虐待で保護された子どもたちへの学習支援活動から始まり、今では頼れる大人が身近にいない子どもたちへの様々な支援活動を行っています。
「どんな環境で生まれ育っても、十分な教育や愛情が受けられる、すべての子どもの権利が保障される社会」を目指している団体です。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 10代にとって身近なオンラインを積極的に活用。深刻な悩みを抱えながらも誰にも相談できずにインターネット上で助けを求めた子どもたちが支援団体の検索・相談ができるポータルサイト「Mex(ミークス)」を運営。2020年度は利用者が180万人、年間約8,500人がMexを通じて支援機関につながっている
- セーフティネットづくりの子ども事業では、思春期頃の10代の子どもたちが安心・安全に過ごせるユースセンターを運営。オンラインだけでなく、オフラインでも現場を持ち、家や学校などに頼ることが難しい子どもたちの暮らしを保障している
- 10年以上、虐待や育児放棄で保護された子どもたちへの支援を行っており、様々な専門家と連携した支援体制を構築できている
子どもを虐待から守る活動
子どもの虐待には、身体的虐待、性的虐待、心理的虐待、ネグレクトがあり、これらから子どもたちを守る活動を紹介します。
認定NPO法人 フローレンス:強固な組織による課題解決集団
日本初の「訪問型病児保育」や「障害児保育」「赤ちゃん縁組」「こども宅食」などの様々な事業を展開。
事業と政策提言活動の両輪で、親子の笑顔を妨げる社会問題の解決に取り組んでいます。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 新たな価値を創造するイノベーター集団、社会問題解決集団と掲げるように社会問題への「小さな解」を、事業として次々と生み出す
- 政治や行政と共に「小さな解」を政策にし、全国に拡散する
- 内閣府「子ども・子育て会議」委員を務める代表理事 駒崎弘樹さんの発信力
認定NPO法人 3keys:子どもが頼れる居場所を提供
虐待で保護された子どもたちへの学習支援活動から始まり、今では頼れる大人が身近にいない子どもたちへの様々な支援活動を行っています。
「どんな環境で生まれ育っても、十分な教育や愛情が受けられる、すべての子どもの権利が保障される社会」を目指している団体です。
寄付アドバイザーが見た注目ポイント!
- 10代にとって身近なオンラインを積極的に活用。深刻な悩みを抱えながらも誰にも相談できずにインターネット上で助けを求めた子どもたちが支援団体の検索・相談ができるポータルサイト「Mex(ミークス)」を運営。2020年度は利用者が180万人、年間約8,500人がMexを通じて支援機関につながっている
- セーフティネットづくりの子ども事業では、思春期頃の10代の子どもたちが安心・安全に過ごせるユースセンターを運営。オンラインだけでなく、オフラインでも現場を持ち、家や学校などに頼ることが難しい子どもたちの暮らしを保障している
- 10年以上、虐待や育児放棄で保護された子どもたちへの支援を行っており、様々な専門家と連携した支援体制を構築できている
このように考えている方は、この機会に遺贈寄付を考えてみませんか?
生前に手続きを済ませるだけで、自分の遺産を支援団体に寄付(遺贈寄付)できます。
遺贈寄付先の選び方をチェックする
寄付についてのよくある疑問
Q1:寄付は少額でもいいの?
はい。500円からなど、少額からでも受け付けているところがほとんどです。
団体によって最低寄付金額に違いがあるので、必ず公式サイトをご確認ください。
Q2:定額での寄付は、いつでもやめられるの?
毎月定額募金(マンスリーサポート)などを行う場合、ほとんどがやめたくなったらすぐに解約の手続きをすることが可能です。
ただし、決済方法やクレジットカードならその種類によって「解約の申請から、実際に引き落としが止まるまで」には時間がかかります。
時期によっては2ヶ月かかる場合もあるので、その点ご注意ください。
Q3:認定NPO法人に寄付をすると、節税につながると聞いた。
個人が認定NPO法人に寄付をする場合、確定申告時に「寄附金特別控除」を受けることが可能です。
(寄附金の合計額-2,000円)×40%を税額から控除することができるので、本来税金として徴収されるはずだった金額の一部を、好きな団体に寄付することができます。
詳細については、最寄りの税務署にお問い合わせください。
まとめ:日本の子どもに寄付をしたいなら、自分の希望と団体の特徴を知ることから
▼この記事で紹介したおすすめ団体
団体名 | 寄付アドバイザーが見た注目ポイント |
---|---|
フローレンス | ・新たな価値を創造するイノベーター集団、社会問題解決集団と掲げるように社会問題への「小さな解」を、事業として次々と生み出す・政治や行政と共に「小さな解」を政策にし、全国に拡散する・内閣府「子ども・子育て会議」委員を務める代表理事 駒崎弘樹さんの発信力 |
全国こども食堂支援センター・むすびえ | ・全国約5,000箇所のこども食堂を、協力関係にある全国の地域ネットワーク、企業や団体との連携協働を通して応援 ・公平・中立な支援 ・「こども食堂全国箇所数調査」など調査研究が充実 |
カタリバ | ・「ナナメの関係という共成長モデル」「10代に伴走」「個人の成長を支える強い組織文化」が強み ・魅力的なプログラム開発、活動を全国8か所で展開 ・活動に関わった10代の声の紹介、カタリバの仲間紹介、支援者/企業紹介など、いろんな人や支援者の関わりの特徴が伝わってくる |
Learning for All | “・困難を抱えた子どもたちへの「学習支援」と「居場所支援」を軸にした包括的支援が特徴・寄付金でできることのわかりやすさ(月1,000円で一人の子どもに1時間分の勉強、月3,000円で1日分、月10,000円で高校進学)・企業、自治体など子どもの貧困を本質的に解決するためのパートナーや学生ボランティアの存在” |
寄付先の選び方ガイド:河合将生(まさお)さん
NPO組織基盤強化コンサルタント office musubime代表/関西チャプター共同代表・准認定ファンドレイザー
大学卒業後、国際協力分野のNGOにボランティアスタッフとして参加。その後、国際交流・協力分野の中間支援組織へのインターンシップ、職員を経て、office musubime (オフィス ムスビメ)を2011年7月に設立。
寄り添って伴走する第三者として、身近な相談相手や多様な人・団体をつなぐ役割を通し、組織診断・組織基盤強化、ファンドレイジング支援など、各団体の支援に取り組む。
大阪マラソンチャリティ事務局担当や、国際協力や子ども/子育て支援、まちづくり分野、コミュニティ財団などの役員、大学の非常勤講師としてNPO論やボランティア論などの担当も。