砂漠化

世界で起こる砂漠化の現状は?私たちにできることとは

  • 2020年2月14日
  • 2022年7月15日
  • 砂漠化

砂漠化は世界各地で起こる深刻な問題となっており、多くの途上国や先進国でも砂漠化の影響を受けている国はあります。
砂漠化は現在どこまで進んでいるのでいるのか、そしてどのような問題が起こっているのかをこの記事で紹介します。

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砂漠化の要因と問題の深刻化

太陽 砂漠 乾燥 

1977年に国連環境計画(UNEP)が世界の砂漠化の状況を報告して以降、この砂漠化は深刻な問題として取り上げられ、国連を中心として世界各国で対策が講じられてきました。

国連砂漠化防止会議でのこの報告を元に砂漠化防止行動計画が採択され、1994年には砂漠化対処条約が締結されています。

砂漠化が起こる要因はこれまでの調査や研究で、気候的要因と人為的要因の2種類に分けられるとされています。
気候的要因は地球温暖化や気候変動による気温の上昇や干ばつ、乾燥化などが挙げられており、これらの要因により乾燥地域が広がり、土地の劣化が進行します。

さらに人為的要因が絡み合うことで、砂漠化と土地の劣化は進行することになります。
人為的な要因とは過剰な農耕や開墾、放牧などの農業生産、そして過度の森林伐採などです。
人間の生産活動を行う上では必要なことですが、過度になると許容限度を超えてしまい、乾燥化することで脆弱となった生態系に追い打ちをかけ、肥沃だった土地も見る影を失うほど劣化してしまいます。
こういった要因によって砂漠化は起こっています。

砂漠化問題はなぜ深刻化したのか

砂漠化は乾燥帯などの地域を中心に、アフリカ諸国など途上国で多く起こっています。
この地域の人々にとっては生活圏を脅かされ、食料や水の確保も満足に行えないようになるなど、深刻な問題であることは確かでしょう。

しかし事態は砂漠化が進行している地域だけの問題ではなく、世界規模で影響のある深刻な問題とされています。

砂漠化はその土地の自然や生物多様性に多大な影響を与え、その土地の人々の暮らしと密接につながっていることも事実です。
先に紹介した気候的あるいは人為的要因によって砂漠化が進行すれば、土地の生物多様性は喪失し、生産能力は深刻なレベルで失われます。

そうなると食料価格は高騰します。砂漠化の大半は途上国で起こっており、途上国の人々は農業に従事する小作農家が多くいます。
食料価格の高騰、そして農業が満足に行えない環境となると、生活基盤を丸ごと失うことになります。

2017年時点で、世界では10億人以上が極度の貧困に苦しんでいると言われています。そのうち3分の2は農村部に住んでいますが、ここに気候変動、そして砂漠化が進行すれば命に関わる問題になります。

砂漠化により農業が営めなくなって生活基盤を失った人は、砂漠化が及んでいない都市部へ移動するか、政府などの援助さえ受けられない人は難民となって住む土地を離れなければなりません。

1950年以降農地の約65%の土壌が劣化したアフリカでは人口増加が続いており、2050年には現在の人口の2倍にまで達すると予測されています。

しかし砂漠化によって農業や自然資源に頼れないのであれば、多くの人が移住を余儀なくされ、砂漠化した地域から北アフリカやヨーロッパへ移動する可能性があります。

難民問題は既に世界各地で起こり、ニュースとしても取り上げられていますが、移住してくる人が民族規模でさらに増加する可能性があるということです。

人口の大移動は社会的混乱や紛争の要因となる危険性があります。食料やエネルギー、水などの資源が不足する恐れがあり、競争は激化して生活の糧がない人は争いや紛争の標的となります。

砂漠化が紛争に直結しているわけではありませんが、これまで起こった紛争の中には水や土地などを含む自然資源をめぐった争いがありました。

つまり、砂漠化に伴い生産的な土地が失われるということは、自然災害や食料問題、貧困問題だけでなく、世界全体の社会が成り立つために必要なものすら奪われる可能性があることから、事態は深刻化しています。

(出典:環境省「人々の暮らしと砂漠化対処」)
(出典:国連広報センター「砂漠化について考える。日常を非日常にしないために。」,2017)

  • 砂漠化が起こる要因はこれまでの調査や研究で、気候的要因と人為的要因の2種類に分けられる
  • 気候的要因は地球温暖化や気候変動による気温の上昇や干ばつ、乾燥化など
  • 人為的な要因とは過剰な農耕や開墾、放牧などの農業生産、そして過度の森林伐採など

砂漠化の現状、今後起こりえる事態

チャレンジ 挑戦 問題

気候的要因や人為的要因によって乾燥地域の拡大と砂漠化が進行しています。特に乾燥地域の分布は地表面積の43.1%にまで達しています。

乾燥地域に住む人口は34.7%で世界人口から考えると実に約20億人が住んでいるとされ、大半が開発途上国に存在しています。

さらに乾燥地域では世界の家畜の約半分が飼育されており、栽培植物の30%が乾燥地特有の植物種で、世界の耕地のうち44%がこの乾燥地域にあります。

これらのデータは1977年、そして1991年に国連環境計画がまとめた報告よりも、さらに増加しており、砂漠化の進行が進んでいることが分かります。

特にサハラ以南のアフリカの砂漠化は深刻なものとなっています。過去にはモロッコやブルキナファソ、エチオピアでは降雨などによって土壌が流され劣化につながる水食も起こり、砂漠化が大きく進行してしまう環境にあります。

また日本の近隣国である中国でも砂漠化が深刻化している地域があります。2014年のデータでは中国の国土面積の27%に相当する面積が砂漠化しています。
とくに中国北西部の乾燥地の大部分が砂漠化の影響を受けており、首都北京もその中に含まれています。

中国で起こる砂漠化は風によって土壌が分散、運搬される風食や水食、塩類蓄積などが挙がりますが、その中でも深刻なのが風食による砂漠化です。
このように砂漠化は世界的な問題となっているため各国が協力し進行を防ぐ必要があります。

砂漠化が進行することで起こる危険性

砂漠化が世界にとって深刻な問題であることは先述しましたが、このまま砂漠化が進行すれば日本も他人事ではありません。

砂漠化が進行すれば移民問題や紛争の勃発、社会情勢への影響が考えられます。
そうなったとき、日本の経済にも影響を与える可能性が十分にあります。

例えば、原油を輸入しているサウジアラビアなどの中東地域でも砂漠化は進行しています。中東地域での砂漠化がさらに悪化し、多くの難民が生まれれば国内の情勢は不安定なものになりかねません。

そうなれば原油の輸入が止まる可能性もあり、日本国内でも燃料価格の高騰や生産活動への影響も懸念されます。

また日本に飛来する黄砂は中国のゴビ砂漠やタクラマカン砂漠から強風によって吹き上げられ、運ばれて来ます。
現在も多くの黄砂が日本に降り注ぎますが、中国の砂漠化が進行すればより多くの黄砂が飛来することも考えられるのです。

黄砂は呼吸器系への影響やアレルギー症状を起こす原因として報告されています。気管支喘息への関連性やアレルギー症状の悪化など健康への影響は現在も続けられていますが、今後多くの影響が起こる可能性も考えられています。
このように砂漠化の影響は危険であり、私たちの生活にも重大な問題を引き起こす可能性を持っています。

(出典:環境省「気候変動と土地:気候変動、砂漠化、土地の劣化、持続可能な土地管理、食料安全保障及び陸域生態系における温室効果ガスフラックスに関する IPCC特別報告書」,2015)
(出典:環境省「人々の暮らしと砂漠化対処」)
(出典:環境省「深刻なアフリカの砂漠化」)
(出典:J-STAGE「中国における乾燥地緑化の現状と課題」,2015)
(出典:気象庁「黄砂に関する基礎知識」)
(出典:環境省「黄砂の健康影響の解明に向けた環境省関連の研究成果」)

  • 過去にはモロッコやブルキナファソ、エチオピアでは降雨などによって土壌が流され劣化につながる水食が起こっている
  • 2014年のデータでは中国の国土面積の27%に相当する面積が砂漠化している
  • 現在も多くの黄砂が日本に降り注ぎますが、中国の砂漠化が進行すればより多くの黄砂が飛来することも考えられている

砂漠化防止に向けて私たちにもできること

木 砂漠 緑

現在世界では、砂漠化が深刻な問題として取り上げられています。

砂漠化が進行すれば、移民問題や紛争の勃発、社会情勢の変動、さらには日本の経済にも影響を与える可能性が十分に考えられます。

砂漠化の進行を防ぐため、国際機関や日本政府に加え、様々な方々や団体が取り組みを行っています。
しかし、活動を継続して行うための資金や人材がまだまだ足りていません。

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