2020年4月に日本では新型コロナウイルス感染拡大によって緊急事態宣言が発令されました。
日本での感染者は2020年8月2日時点で3万8,000人以上となり、流行に歯止めが掛からない状態が続いていました。
世界では病院の病床数が大幅に減少し、公共施設を新型コロナウイルス療養施設にするなどの対策が行われていた中、日本でもホテルを一棟貸しして、軽傷者をホテル療養にする対策が取られました。
この記事では、新型コロナウイルスの性質から、感染予防対策の他、宿泊療養施設における廃棄物処理方法などに焦点を当てて解説します。
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新型コロナウイルス感染症とは?
2020年7月時点で、世界での感染者数は1,000万人を突破しました。
およそ100年前に発生した「スペインかぜ」に次ぐ感染者を記録している世界的パンデミックは、私たちの生活を確実に脅かしています。
新型コロナウイルスは、過去に発生したSARSやMARSとは形が違う新型のウイルスです。
主に、呼吸器系障害を引き起こす点においては近いですが、新型コロナウイルスの怖い点は圧倒的な感染力になります。
中国・武漢から発生した集団感染は、ヨーロッパやアメリカでも広がっており、2020年7月時点でも収束の目処は立っていません。
また、「高齢者と基礎疾患を持っている人は重症化しやすい」「感染しても無症状の場合がある」などと言われています。しかし未だに実態が分かっていないため、あらゆる可能性を考慮した対策が求められています。
新型コロナウイルスの感染経路とは?
新型コロナウイルスの感染経路には、主に次の2つの経路があります。
飛沫感染
新型コロナウイルス感染者が話したときに発せられる唾液やくしゃみをしたときの飛沫を吸い込んだり、粘膜などに付着することで感染が拡大します。
満員電車など「人が密集する場所」で起こりやすく、日本では「外出時のマスク」「レジカウンターにビニールカーテンを設置」などの対策で飛沫感染を防いでいます。
接触感染
感染者が咳をした際に拡散する飛沫が、私たちが良く触る「エレベーターのボタン」「電車のつり革」「階段の手すり」などに付着し、付着したものを触った後に顔などを触れることでウイルスが体内に侵入します。
ウイルスが物体に付着して感染力がなくなるまでの時間は、付着する物質によって様々であり、スマートフォンなどの画面に付着すると1週間以上はウイルス生存するとも言われています。
公共利用施設や、会社内などでは新型コロナウイルスに効果があるとされている「次亜塩素酸ナトリウム」や「アルコール」を噴射するなどで対策を行っています。
新型コロナウイルスの治療方法
新型コロナウイルスの治療方法は2020年7月時点では確立されていません。
現在は、既存薬品の中で「新型コロナウイルスに一定効果が見られる」薬を転用して利用する対症療法がメインとなっています。
利用される薬には抗インフルエンザウイルス剤である「アビガン」や、エボラ出血熱感染症の治療薬として開発された「レムデジビル」が代表的に利用されています。
開発が待たれている新型コロナウイルスワクチンは、現在、大阪大学と企業が共同開発しているワクチンの治験を開始しています。しかし実用化までには1年程度の期間を要することから、「ウイルスに感染しない」ことが現時点では求められています。
(出典:厚生労働省「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)」,2020)
(出典:厚生労働省「新型コロナウイルスに関連した患者等の発生について(8月2日各自治体公表資料集計分)」,2020)
新型コロナウイルスの感染予防策
次に、新型コロナウイルスの感染を防ぐための具体的な対策について解説します。
「3つの密」を避ける
「3つの密」は、新型コロナウイルス流行期に行っていた東京都会見において知事である小池百合子氏が発表したことで話題となりました。
「3つの密」とは、密閉・密集・密接という新型コロナウイルス感染拡大の要因に警鐘を鳴らすために作られた言葉です。
密閉は、窓がなかったり換気ができない場所です。
カラオケボックスや映画館などが該当し、できる限り換気を行うように呼びかけています。
密集は、人が沢山集まることです。
電車、学校、喫煙所、ライブハウスなどが該当し、できる限り距離をとって行う方法を模索してほしいというメッセージが込められています。
密接は、手が届く距離での会話です。
仕事などで人と話す場合に、どうしても密接になってしまいがちですが、意識的に距離をとって話すことの重要性を伝えています。
2020年7月時点で、多くの店舗が営業を再開しましたが、この「3つの密」を満たせるような取り組みをそれぞれの店舗で試行錯誤しながら行っています。
手洗いやうがい
手洗いとうがいは感染症対策における基本的な対策です。
特に家族で住んでいる場合は、家族間感染を防ぐために重要です。
帰宅後には手洗いうがいを行うことを心がけましょう。
消毒用アルコールの使用
消毒用アルコールは飲食店やスーパーなど店舗の入口などに設置されています。
お店には多くの人の出入りがあるため、消毒用アルコールを利用することも大切です。
また咳の飛沫は、私たちの衣類にも付着します。
それらにウイルスが含まれていた場合は、無効化するためにも消毒用アルコールの使用が有効です。
行動を制限する
人から人に感染することから、不特定多数の人との接触機会が少ないほど感染リスクは減少します。
自身がウイルスを持っていた場合は、行動を制限することで感染拡大を防ぐことができます。
自身がウイルスを持っていなかったとしても、感染する確率を減らすことが可能です。
このような観点から、できる限り自宅で過ごすのも感染しない、広げないために有効と言えます。
宿泊療養施設で行う感染防止の留意点
次に宿泊施設で行う感染防止の留意点を紹介します。
リネン類
感染者が使ったリネンは、手袋とサージカルマスクを付けることが求められます。
体液がない場合は、家庭用洗剤等で洗濯し、完全に乾かします。
体液が付着している場合は、手袋、サージカルマスクの他に長袖ガウンを付けます。
宿泊療養施設では消毒せず、指定洗濯物が扱えるクリーニング所に委託が必要です。
利用中の共用部分の清掃・消毒
通常の清掃に加えて、皮膚に触れないように長袖を着用します。
手袋、サージカルマスク、目の防護具などがあると感染回避に有効です。
またドアノブ・トイレなどの直接触れることが多い部分は、消毒を定期的行うことが大切です。
(出典:厚生労働省「宿泊療養マニュアルの送付について」,2020)
宿泊療養施設で発生する廃棄物の処理方法とは?
宿泊療養施設は医師が医業を行う場所ではないため、法律に定められた感染性廃棄物の処理を行う義務はありません。
しかし、「ごみに直接触れない」「ごみ袋をしっかり縛って封をする」「ゴミ捨て後は石鹸を使って手を洗う」などの感染対策に努めましょう。
また、ごみが外に漏れないように、「ごみ袋を2重にする」などの対策で密閉性を高めることも感染防止対策として留意する必要があります。このような処理は産廃業者の業務が滞らないように配慮する意味も込められています。
(出典:厚生労働省「宿泊療養マニュアルの送付について」,2020)
正しい廃棄処理を行い新型コロナウイルス感染拡大の対策をしよう!
新型コロナウイルスは、未だ治療法が確立しておらず感染拡大の対策が必要です。
宿泊療養施設では、リネン類の取り扱いから清掃・消毒の際にも対策を行うことが重要になります。
また、廃棄物の処理では「ごみに直接触れない」「ごみ袋をしっかり縛って封をする」「ゴミ捨て後は石鹸を使って手を洗う」など心がけましょう。
集団感染を防ぐためにも、普段の感染対策が大切です。廃棄物処理に対して一人ひとりが意識を高める事も感染拡大防止につながります。
まずはできることから行動してみてはいかがでしょうか。
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