感染症

新型コロナウイルスで問題となる家庭ごみの処理方法とは?

  • 2020年7月31日
  • 2022年7月15日
  • 感染症

2020年1月頃から中国・武漢を中心に発生した新型コロナウイルスは瞬く間に世界に広がりました。2020年7月31時点で、世界での新型コロナウイルスの総感染者数は1,700万人を突破し、新型コロナウイルスが原因で死亡した人数は67万人を超えました。

感染拡大に落ち着きが見られるようになった日本でも、総感染者数は2020年7月31日時点で3万5,000人を超えたことで、私たちのウイルスに対する徹底した取り組みが求められています。

家庭でも様々な感染対策を講じている中、この記事では、新型コロナウイルスで問題となる家庭ごみの処理方法を中心に解説します。

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新型コロナウイルスとは?

新型コロナウイルスは、過去に流行したSARSやMERSと同じウイルスの仲間と言われています。
動物が宿主となり人に感染するウイルスですが、今回のウイルスは今までのウイルスと一致しない新型ウイルスでした。
今まで分かっていたコロナウイルスは6種類あり、その内の4種類は一般的な風邪です。
SARSとMERSについては、重度の肺炎を引き起こす原因として恐れられていました。

新型コロナウイルスも重度の肺炎を引き起こす点と感染力の高さからSARS、MERS以上の世界的パンデミック(世界的大流行)を引き起こしています。

  • 新型コロナウイルスはSARSやMERSと同じウイルスの仲間と言われている
  • 今まで分かっていたコロナウイルスは6種類知られており、その内の4種類は一般的な風邪
  • 新型コロナウイルスは重度の肺炎を引き起こす点と感染力の高さからSARS、MERS以上の世界的パンデミックを引き起こしている
  • (出典:厚生労働省「国内の発生状況など」,2020)

    新型コロナウイルスはどのように感染するのか?


    新型コロナウイルスは、人と動物の間で感染症を引き起こすウイルスですが、基本的には「動物から人」や「動物から別の種類の動物」への感染はほとんどありませんでした。

    しかし、例外としてSARSやMERSが挙げられます。
    SARSはコウモリから人へ感染し、MERSはヒトコブラクダから人への感染からスタートしたと言われています。

    新型コロナウイルスの感染源はセンザンコウやコウモリなどの説がありますが、2020年7月時点はっきりとした感染経路は分かっていません。主な感染経路として以下の2点が考えられます。

    飛沫感染

    新型コロナウイルスに感染した人が咳やくしゃみをした際にウイルスが飛び散り、周囲の人の口や鼻、粘膜などに付着することで感染します。
    主に人が多い電車内のほか、学校、オフィス、飲食店などの人との距離が近いシーンで発生します。

    接触感染

    新型コロナウイルスに感染した人の咳やくしゃみなどの飛沫物が身の回りに付着し、それを健康な人が触った手で目や口、鼻を触ることでウイルスが体内に侵入し感染します。
    不特定多数が触れるドアノブ、手すり、つり革、スイッチなどを触ることで発生します。

  • 新型コロナウイルスは、人と動物の間で感染症を引き起こすウイルス
  • 新型コロナウイルスの感染源はセンザンコウやコウモリなどの説があるが、2020年7月時点では不明
  • 新型コロナウイルスの主な感染経路は、「飛沫感染」「接触感染」が挙げられる
  • (出典:厚生労働省「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)」,2020)

    新型コロナウイルスの感染を防ぐために私たちができる対策


    次に、感染を防ぐために私たちができる対策について解説します。

    3つの密を避ける

    日本で感染が大きく広がっていた時期に、東京都知事である小池百合子氏が「3つの密」という言葉を出したことが話題となりました。

    「3つの密」とは「密閉」「密集」「密接」を指しており、「人と十分な距離を取る」「窓やドアを開けこまめに換気を」「屋外でも密集するような運動を避ける」などを呼びかけています。

    自身の感染と周りへ移さないためにも、この言葉を意識することが大切です。

    行動を制限する

    2020年7月時点でも、日本では感染者数が毎日確認されています。
    主に「カラオケ」「ホストクラブ」「キャバレークラブ」などの人が密集する場所や、空間が密閉される場所での感染が多発しています。

    私たちができることの一つとして、人が多く集まる場所、かつ密閉された環境を避けることが求められます。

    自粛の解除とともに、少しずつ経済活動が再開されていますが、感染しやすい場所へのアクセスを避けることが大切です。

    マスクの着用と適度な消毒

    経済活動の再開とともに、徐々に人の動きが戻り始めています。
    それに伴って接触による感染リスクも高まることから、適度な消毒やマスクの着用が求められます。

  • 「3つの密」とは、「密閉」「密集」「密接」を指す
  • 人が多く集まる場所、かつ密閉された環境を避けることが求められる
  • 外出時には、マスクの着用や適度な消毒が求められる
  • 新型コロナウイルスの蔓延により廃棄物処理を徹底する理由


    一般家庭においては、新型コロナウイルス感染者の呼吸系分泌物(鼻水、痰)が付着したティッシュのほか、使用済みマスク等が一般廃棄物または産業廃棄物として排出されます。
    そのようなゴミの出し方を徹底する理由について解説します。

    感染者を増やさないため

    新型コロナウイルスについては、未だに分かっていない部分も多いため、あらゆる可能性を考慮して感染対策を行わなければいけません。
    感染者を増やさないためにも、普段何気なく出しているごみについても考える必要があります。

    産廃業者での集団感染の可能性を軽減するため

    私たちが捨てた産廃物を、産廃業者が手作業で分別することも珍しくありません。
    新型コロナウイルスに感染した人の唾液や痰などが付いた物を触ったことで、感染が広がった場合、産廃業者で集団感染が生まれる可能性もあります。
    捨てることにも気を使うことで、捨てたゴミを処理する人々の感染を防ぐことになるのです。

    事業を安定して継続させるため

    新型コロナウイルスなどの感染症のパンデミックの怖い点は、誰か一人が感染してしまうと飲食店などの事業継続が一瞬にして困難になることです。

    感染者が出れば、店内の消毒から従業員全員の新型コロナウイルス検査や濃厚接触者となった従業員の自宅待機などにより店舗営業が難しくなってしまいます。

    単に感染者が増えるだけではなく、感染者が増えることで事業運営が難しくなるなども考慮しなくてはいけません。
    私たちもこのような現実を知った上で、正しくウイルス対策を行う必要があります。

  • 新型コロナウイルスについて分かっていないことが多いため、あらゆる可能性を考慮することが必要
  • 新型コロナウイルスに汚染された産廃物を産廃業者が処理することで集団感染の可能性が生まれる
  • 飲食店などでは、一人の感染で事業継続が困難になる
  • 新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために求められる家庭ごみの処理方法


    最後に、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために求められる家庭の廃棄物の処理方法を解説します。

    直接触れない

    大切なことは、廃棄するごみに直接触れないことです。
    ごみ箱などに触れるときは、ゴム手袋などを利用して、直接皮膚に触れないような対策が求められます。

    ゴミ捨て後の感染予防

    ごみを捨てた後には、必ず手洗いやアルコール消毒を行いましょう。
    ウイルスは目に見えないため、慎重にゴミを扱ったとしてもウイルスが付着している可能性があります。

    ゴミ袋を二重にする

    ゴミ袋から廃棄物が漏れることのないように密閉性を高めることも求められます。
    具体的にはゴミ袋を二重にすることで対策が可能です。

    一定時間経過してから廃棄する

    ウイルスはゴミに付着してから思いのほか、長い期間生存しています。
    そのため、ある程度経過してから捨てることもウイルス拡散を抑止する方法です。

  • ごみを廃棄するときには、ゴム手袋をし直接触れず、廃棄後には必ず手洗いやアルコール消毒を行う
  • ゴミ袋の密封性を高めるために、ゴミ袋を二重にする
  • ウイルスは長期間生存しているため、ある程度経過してから廃棄する
  • (出典:環境省「新しいコロナウイルスの病気を広げないための 家のごみの捨て方」)

    新型コロナウイルスの感染防止のために家庭ごみにも注意を払おう!


    私たちが何気なく捨てている家庭のごみにも、ウイルスに汚染されている可能性があります。
    それはごみを捨てる私たちだけでなく、産廃業者の人にも感染の危険が及ぶかもしれません。
    しかし、私たち一人ひとりが意識することで感染の可能性を減らすことはできます。

    「人と接触しない」「こまめな換気」などの基本的な感染対策以外にも、捨てるごみにも気を配り、感染拡大を抑止することが求められます。

    感染力の高い新型コロナウイルスは、一人が感染していたらどんどん周りに感染が拡大します。
    地域によって感染者数の差はありますが、自分は大丈夫と思い込まずに今後も感染防止対策を意識することが重要です。

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