不登校

不登校は甘えではない。子どもへの接し方を解説

  • 2020年10月5日
  • 2022年7月15日
  • 不登校

不登校は甘えだという考えを持つ人がいますが、決して甘えなどではありません。
子どもは様々な理由でストレスを抱えることがあり、それが大きな負担となってやがて不登校に至るのです。

この記事では、不登校の子どもへの接し方について解説します。

不登校とは?原因と解決のための取り組みについて

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不登校とは甘えなのか


不登校は今や珍しいものではなく、どの学校や学年でも起こり得ることです。
不登校は1998年以降使われるようになった言葉ですが、文部科学省によると以下のように定義されています。

何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間30日以上欠席したもののうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの

(引用:文部科学省「不登校の現状に関する知識」)

以前は学校嫌いで欠席することを不登校と同様に取り扱っていましたが、近年ほど人数も多くなかったことから、不登校は「甘え」などと揶揄され、学校に行けない子どもにとっては罪悪感を抱かせるものでした。

しかし近年では調査や研究も進み、不登校は甘えや怠けなどではなく、様々な原因や理由を抱え精神的なストレスを積み重ねていき、限界を迎えてしまった状態とされています。
つまり、不登校はその原因や理由から自身を守るための緊急避難的な行為なのです。

文部科学省の調査によると、不登校の原因・理由は多種多様ですが、大まかに分けると学校に係る状況と家庭に係る状況のいくつかに分類することができました。
学校に係る状況とは、いじめやいじめ以外の友人関係をめぐる問題、教職員との関係を巡る問題といった人間関係、学業の不振や進路に不安、クラブ活動・部活動への不適応など成績に関わるものが挙がります。
また学校の決まりなどを巡る問題や、入学・転編入学・進級時の不適応など環境に関わるものも理由の一つです。

一方で、家庭に係る状況とは両親の別居や離婚、近親者との死別などの家庭環境の劇的な変化や、親子関係の問題、家庭内の不和などが挙がります。
小中学校に通う子どもは多感であり、様々な環境や状況、あるいは人間関係に過敏に反応します。それらが場合によってはストレスとなり、子どもの精神に多大な負荷となるのです。
周りがそれに気付かなければ、1人で抱え込み、耐えようとしてしまう子どももおり、やがて限界が来て学校に行けなくなる、行きたくなくなるという事態を招いてしまいます。

このように、不登校は子どもが自身を守るために行う防衛行動であり、緊急避難的な行為であることを理解しておくことが必要です。

  • 不登校の定義は「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間30日以上欠席したもののうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」とされている
  • 不登校は様々な原因や理由から自身を守るための緊急避難的な行為
  • 不登校の原因や理由は、大まかに学校に係る状況と家庭に係る状況に分けられる
  • (出典:文部科学省「平成30年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」,2019)

    不登校になった際の子どもへの接し方とは


    不登校になりかけている、あるいはなってしまった子どもと、まずコミュニケーションを取るのは保護者です。
    そのためコミュニケーションを取る際の接し方は、今後子どもが復学できるのかどうかに関わることもあります。
    不登校になった場合の接し方は注意が必要ですが、これは保護者だけの責任や負担ではないことは、予め理解しておきましょう。

    近年は不登校になっても、相談できる先や学校や関連機関の協力を得て、解決に向けた支援を受けることができます。
    保護者は子どもが不登校になってしまったとき、子育てを間違えた、自分たちが離婚したためだ、など自分のせいで子どもが不登校になってしまったと批判しないようにしましょう。不登校になる原因や理由は様々であり、それだけが要因ではない可能性もあります。

    そしてそのような負の感情や不安を子どもも感じ、自分が学校へ行かないせいだという感情を抱くことや、保護者のストレスある言動が不登校を助長することにもつながります。
    子どもと接する上で、自分を責めて後悔することは避けてください。
    過去を省みるのではなく、これからどうするか、どうなりたいのか、といった未来に向けた行動をとるようにしていきましょう。

    結果だけを追い求めない

    不登校になると、学校に行けた日と行けなかった日という結果ばかりに目が行きがちです。
    保護者は、子どもに学校に毎日行って欲しい、行けるようになって欲しいと思うあまり、一喜一憂してしまうと、1日1日の行動に大きく振り回されることになります。
    そうなると子どもの変化や、行動を起こす過程、子どもの思考、親への期待のサインを見逃してしまうことになります。

    これらのサインは不登校を解決する上で必要なものであり、気付かけなければ適切な支援やサポートを選ぶことや取り組むこともできません。
    また、行けた、行けなかったという結果に対して、親がストレスを感じ、それが子どもに伝わるといった負の連鎖にもなり兼ねないのです。

    親子で考えを共有する

    親子の考えの隔たりは不登校に陥る原因の一つにもなり、不登校を解決する上で壁となります。
    親としては学校に行って欲しい、勉強して欲しいという思いを抱く人が多いですが、子どもは学校へ行きたくない、勉強したくないというという気持ちを抱きます。
    これらは正反対の考え方ではありますが、実は行き着く先は幸せな生活をさせたい、あるいはしたいというところになります。

    親は、子どもに勉強をしっかりして学校を無事卒業し、望む仕事に就いて幸せに生活して欲しいと願うものです。
    子どもはゲームをしたり動画を見たりなど、自分の思い通りの幸せな生活を送りたいと考えるものです。
    もちろんそうでない親子もいるかもしれませんが、大まかな例としては、親は将来、子どもは今という時間軸の幸せを願っています。

    この違いを親子で共有しておくことは大切なことです。そうでなければ、子どもはなぜここまで学校に行かせようとするのか分からず、余計にストレスを抱えることにもなります。
    子どもの考えや思いを否定せず、親子で時間軸が違うといったことを言葉として伝え、親子でじっくりと話す時間を設けると良いでしょう。

    強引に学校へ行かせようとしない

    子どもと接する上で何よりも重要なのは、学校は強引に行かせるものではなく、自主的に行かせるものであるということです。
    子どもを無理やり学校に行かせることで、その日は登校させることができるかもしれません。
    しかし翌日は登校できなくなるといったことは、不登校支援センターによるとよくあるようです。
    これを繰り返せば、子どもは心を閉ざし、抵抗して学校に行かせることはさらに困難となるでしょう。

    無理やり行かせた結果は、子どもによる親への強い敵対心が生まれ、本来なら頼るべき相手である親でさえ、何も話してくれなくなる可能性が出てきます。
    不登校は子どもの甘えではない以上、無理やりではなく子どもが自主的に行けるように促すことが必要です。
    そのために親が取り組むべきこと、学校や関連機関による支援を生かして、不登校により生じる問題の解決と再発を防ぐことになります。

  • 保護者が子どもにコミュニケーションを取る際の接し方は、今後子どもが復学できるのかどうかに関わることもあるため注意が必要
  • 保護者の負の感情やストレスある言動が不登校を助長することにもつながる
  • 子どもと接する上で重要なのは、学校は強引に行かせるものではなく、自主的に行かせるものであるということ
  • (出典:宮城県教育委員会「充実した中学校生活に向けてー子どもとの関わり方に困ったときのためにー」)
    (出典:ひょうごユースケアネット推進会議「ひきこもりに悩むあなたへー兵庫県ひきこもり調査結果からー」)

    甘えではない不登校を解決するために

    不登校は決して甘えではありません。

    不登校を解決するためには毎日接することになる親とのコミュニケーションは重要なものとなってきますが、それ故に親の焦りや不安は伝わりやすく、また親自身も大きな負担となってしまいがちです。

    近年はそういった子どもと親だけの負担とならないように、不登校の解決に向けた支援体制の確立が行われおり、徐々に子どもを取り巻く環境や状況による避難である認識が高まっています。

    親は子どもとの接し方に注意しなければいけないところはありますが、決して1人で抱え込むのではなく、周りを頼り、不安や焦り、ストレスを子どもに感じさせないようにしましょう。

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    この記事を書いた人
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