日本では義務教育制度が定められているため、教育は受けることが一般的なものと認識されていますが、途上国をはじめとする世界各地では教育を受けたくても受けられない子どもたちが多くいます。
教育を受けないということは様々な問題を引き起こし、将来的にも大きなリスクを抱えることとなります。
この記事では教育の必要性や教育の機会を平等に与えていくために必要な事柄について紹介します。
世界で深刻な教育問題。各国の制度や男女格差、必要な支援について知ろう
また、教育に関心があるという方は、簡単30秒でできるアンケートに応えて、問題について理解を深めながら支援してみませんか?
約30秒のアンケートに回答いただくと、質の高い教育を届けるために活動する団体に10円の支援金が届きます。記事を読み進める前にぜひお試しください!
\たったの30秒!/
世界の識字率・教育事情
日本ではごく当たり前になっている教育は、義務教育であればほぼ100%の割合で就学できています。
しかし世界に目を向けてみれば、2017年時点で学校に通えていない子どもは多く、6~14歳の子どもの約1億2400万人(うち初等教育では約6100万人)が学校へ通えていません。
これは学校が近くにない、教師がいない、貧困から学校に通う時間やお金がないなど様々な事情があり、就学できない子どもや続けられない子どもが後を絶たないのです。
そして、教育を受ける機会がないまま大人なり、今も文字の読み書きができない人が約7億5000万人(世界の15歳以上の6人に1人)にものぼります。
特にサハラ以南のアフリカでは深刻な状況であり、15歳~24歳の若者の識字率は男性が79%、女性が72%となっています。
世界平均では男性が92%、女性が85%であることから、世界から取り残されていることがわかります。
(出典:日本ユネスコ協会連盟公式サイト)
(出典:ユニセフ「世界子供白書2017」)
教育を受けないとどんな問題がある?
教育が受けられなかったり文字の読み書きができないと、子どものときだけでなく大人になってからも自らの人生や命を危険にさらしてしまうことになります。
教育を受けられないとどのような問題が起こりえるのかまとめました。
文字の読み書きや計算ができず危険な状況に陥る可能性
学校に通えないことで、文字の読み書きや計算など最低限の教育が受けられない子どもが世界には多くいます。
これは命の危険などに陥ることがあり、特に識字については深刻な問題です。
例えば薬と毒の見分けがつかず誤って毒を口にしてしまうといったことや、地雷があり危険と言う警告が読めず、その地域へ足を踏み入れてしまうということも十分に起こりえるのです。
当然本を読むことも手紙を書くこともできませんし、計算ができなければ仕事に就くこともままならないことが多々あります。
さらに、文字の読み書きや計算、教養がないと詐欺などに引っかかってしまう危険性も高く、自らを守ることができないことが大きなリスクとなります。
ハンディキャップのあるクリエーターの商品に特化した通販サイト。お買い物で障がい者福祉や作り手を応援
必要な知識を得られない
字の読み書きができないことにも繋がりますが、例えば必要な予防接種の情報などを得られないなど、生活をしていく上で重要な知識を得ることができなくなります。
これも将来的な仕事にも関わりますが、不利益を被ることも多く、子どもたちの現在、そして将来にとってマイナスとなる問題です。
また医療や衛生面などへの知識がないことから病気になりやすくなったり、健康を保つことも難しくなる可能性もあります。
仕事を選ぶことができない
必要な知識や技術を持てないどころか、識字さえままならないことで仕事に必要な能力を身につけることができず、仕事を選ぶことができない状況に陥ることもあります。
これにより収入が安定した仕事を希望しても就職できず、貧困が子どもたちの世代へ続いてしまうなどの負のスパイラルに陥ることも少なくありません。
社会から取り残される
字の読み書きができず、情報や知識を得られないと言うことから社会に取り残されることも少なくありません。
例えば必要な資料が読めない、選挙に投票にいけない、自分の意見を相手に伝えられないといった問題が起こりえるのです。こうなると公共サービスを受けることもままならなくなってしまい孤立する可能性もあります。
(出典:独立行政法人 国際協力機構JICA公式サイト)
子どもたちが平等に教育を受けるために私たちにできること
教育は世界中のすべての人にとって人生を変える基盤となるため、なくてはならないものです。
SDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」でも言われているとおり、すべての子どもたちが教育の権利を持っています。
そして一人でも多くの子どもたちへ教育を行き届かせるために、国家や国連組織が様々な取り組みを行っていますが、教育を受けられない子どもたちのために多くの団体が支援活動を行っています。
私たちは寄付やボランティアなどにより支援団体を通し、子どもたちが平等に教育を受ける機会を間接的にサポートすることができるのです。
寄付・募金
子どもたちの教育環境を整えるためには、多くの資金を必要とします。
学校の建設や設備・環境の整備、教師の育成・指導、さらに貧困により学校へ通えない子どもたちには文房具や教材の配布なども必要になります。
私たちの寄付は現地の環境や子どもたちの状況に合わせて、支援団体の判断によって最適な形で活用されます。
継続寄付
寄付には様々な方法がありますが、子どもたちへ教育を届けるためには長期的な努力が必要であるため、私たちも長期的な支援を行うことが大切です。
そして、長期的な支援を無理なく実現できるのが継続寄付となります。
継続寄付では、任意の金額を毎月、継続的に団体に寄付します。
継続寄付は基本的に自動で行われるので、一度手続きさえ済ませてしまえば、後は引き落としやクレジットカード払いなどで簡単に寄付ができるようになります。
都度の寄付
寄付の方法は継続寄付だけではありません。継続寄付は継続的に寄付することが前提となりますが、できるときだけ寄付をする都度の寄付という方法もあります。
都合の良い時に、自由な金額を寄付することができる方法です。
定額で毎月寄付することは難しいという人、あるいは、まずはお試しで寄付してみたいという人には都度寄付の方が向いています。
一度寄付をしてみて、その団体の活動報告をみてから、今後寄付を続けるかどうかを考えることもできます。
もちろん、活動に納得がいけば、継続寄付に切り替えたり、さらに寄付をすることも可能です。
書籍やCD・DVDを売って寄付
家にある、もう読まなくなった書籍やCD、DVDを売り、販売したお金を寄付へ回すことができます。
家に眠っている書籍やCD、DVDを送るだけで簡単に寄付することができるので便利で簡単、エコな活動にもつながる方法です。
ボランティア
子どもたちへ教育を届けるために、ボランティアをすることも可能です。
日本では募金の呼びかけボランティアや問題について認知を広げるための活動に参加するなどのボランティア活動ができます。
こうした活動は全国各地で行われています。これらの活動に参加するだけでも、多くの子どもが教育を受けるための活動に貢献できるのです。
現状や支援活動の必要性を周りに伝える
学校に通いたくても通えない子どもたちを救うためには、問題への理解を深め、伝えていくことも重要です。
一人でも多くの子どもに教育を届けるには、現状の課題や解決策、必要な支援などの情報を積極的に提供することによって、問題に対する理解を深めることができます。
そうすることで、問題に対して共感してくれる人が増え、支援の輪が広がっていくのではないでしょうか。
ハンディキャップのあるクリエーターの商品に特化した通販サイト。お買い物で障がい者福祉や作り手を応援
未来を担う子どもたちのためにできることから始めよう!
私たちの少しの行動で、教育を受けられるようになる子どもがいます。
教育を受けられるか否かで人生は大きく変わります。安全に生きていくためにも、貧困から抜け出すためにも重要な教育を、私たちの協力で一人でも多くの子どもへ届けませんか?