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チャイルド・スポンサーシップの実態は?メリットや寄付金の使い道を紹介!

  • 2021年10月29日
  • 2021年11月1日
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ワールド・ビジョン・ジャパンが募っている定額寄付のプログラム「チャイルド・スポンサーシップ」について、どのような活動を行っているのか実態が気になっている方もいるのではないでしょうか。

ワールド・ビジョン・ジャパンは、恵まれない途上国の子どもを支援する活動を実施している団体です。支援活動を実施するため、ワールド・ビジョン・ジャパンでは「チャイルド・スポンサーシップ」という定額寄付のプログラムを実施しており、参加すると以下のようなメリットがあります。

  • ・毎月4,500円(1日あたり150円)から寄付できるため、手軽に支援を継続できる
  • ・支援先の子どもと、手紙やプレゼントなどを通して交流できる
  • ・寄付金控除の対象となり、税金の控除を受けられる可能性がある

また調べたところ、チャイルド・スポンサーシップで寄付されたお金は海外の子どもたちの支援に役立てられており、適正感のある寄付金の使い方や支援活動をしていることが分かりました。

「チャイルド・スポンサーシップに参加しようか考えている」という方は、この機会に以下からチャイルド・スポンサーシップへの参加をしてみませんか。

チャイルド・スポンサーシップの活動実態について紹介!

チャイルド・スポンサーシップとは、毎月4,500円(1日あたり150円)の定額寄付で、恵まれない海外の子どもを支援するプログラムのことです。

チャイルド・スポンサーになっていただいた方には、支援地域に住む子ども”チャイルド”をご紹介します。ご支援金はチャイルドやその家族に直接手渡すものではなく、子どもを取り巻く環境を改善する長期的な支援活動に使います。子どもたちと地域の人々が〝未来を切り拓く力〟をつけられるように支えます。

引用:ワールド・ビジョン・ジャパン|チャイルド・スポンサーシップ

またチャイルド・スポンサーシップに参加すると、支援先の子ども(チャイルド)に手紙やプレゼントを送るなど、交流もできます。とはいえ「本当にチャイルド・スポンサーシップに参加しても大丈夫だろうか」「評判は良いのだろうか」といった事が気になる方もいるのではないでしょうか。

そこでここでは、チャイルド・スポンサーシップの寄付金は適正に使われているのか調べてみました。

チャイルド・スポンサーシップの実態は?寄付金の使われ方に適正感はあるのか紹介!

「チャイルド・スポンサーシップの活動実態について、寄付したお金は本当に適切に使われているのか知りたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。

そこでここでは、ワールド・ビジョン・ジャパンの寄付金の使い方に適正感があるのか、調べた結果をお伝えします。結論をお伝えすると、ワールド・ビジョン・ジャパンは寄付を募るときに示された目的と使途に沿って、適切に使われていることが分かりました。

ワールド・ビジョン・ジャパンを支援するには、目的やプロジェクト別にいくつかの募金方法があります。ワールド・ビジョン・ジャパンの2020年度の経常収益は59億39万円です。

(2020年度年次報告書より)

その中で資金源の半分以上を占めるチャイルド・スポンサーシップで集められた資金の用途は

子どもを取り巻く環境を改善する長期的な支援活動に使います。子どもたちと地域の人々が〝未来を切り拓く力〟をつけられるように支えます。

このプログラムは、チャイルド個人への教育支援、予防接種、病気治療などだけではなく、チャイルドを取り巻く様々な環境の改善を目指すものです。

例えば、職業訓練、農業技術指導、識字教育、保健員・教師の訓練などを通して人々が成長すること、 学校建設、安全な水の確保、保健医療施設の整備、ローン貸付、道路や橋など基本的な社会基盤の充実により地域が成長することを目指します。
皆さまからの支援金はこの長期的成果を目指すプログラム実施のために大切に使わせていただきます。

とされています。

では、これらの資金が実際にどのように使われているか見てみましょう。

※「現地事業活動のため」には地域開発援助事業費、人材派遣費が含まれます。 (2020年度年次報告書より)

2020年度の経常費用は58億1,245万円です。84%が現地事業活動のために、15%が広報活動のために使われていました。

年次報告書にはより詳しい使い道が、地域プロジェクト別、資金の出所別に記載されています。

このように、ワールド・ビジョン・ジャパンでは寄付金が募集時に示された目的と使途に沿って適正に使われていることが分かります。

>>ワールド・ビジョン・ジャパン | 2020年度年次報告書

続いて、本当にワールド・ビジョン・ジャパンに寄付しても大丈夫か、寄付アドバイザーのコメントを紹介します。

ワールド・ビジョン・ジャパンに寄付しても大丈夫?寄付アドバイザーのコメントを紹介!

チャイルド・スポンサーシップの口コミ評判には肯定的な投稿が多いです。しかし一方で

  • ・広告費を支援のために使えないのか
  • ・TVCMの印象が悪い
  • ・宗教団体ではないのか?怪しいのではないのか?

といった趣旨の投稿も確認できました。そこでここでは、以下の3点についてどのように判断したら良いか、寄付アドバイザーである河合さんにお伺いしてきました。

  • ・ワールド・ビジョンの特徴は?
  • ・TVCMなど大規模な広告にお金を使うことは適切なのか?
  • ・キリスト教とはどういう関係なのか?
寄付アドバイザー:河合将生(まさお)さん
非営利団体の運営支援コンサルタント。寄付の講座を開催しその魅力を伝えている。
数々の団体の経営に携わりながら、自らもNPOに寄付を続ける。
※詳細なプロフィールは文末に掲載

ワールド・ビジョンの特徴は?

ワールド・ビジョンの大きな特徴は、

  • ・チャイルド・スポンサーシップという寄付プログラムの存在
  • ・チャイルド・スポンサーシップの支援が可能にする「子どもを取り巻く環境を改善する長期的な支援活動」

だと思います。

100か国以上で、緊急支援から長期支援まで様々な活動をするワールド・ビジョン。
取り組むテーマは大きく、活動範囲も広い団体ながらも、チャイルド・スポンサーという仕組みによって、子どもたちの様子や成長の過程を写真つき成長報告書から知ったり、子どもたちと手紙を通じてやりとり可能です。

このように「顔が見える」支援だからこそ、支援の成果をより感じられるなど、寄付者が支援をしている実感を持ちやすくなっています。また、子どもたちに会いに行ける「支援地訪問ツアー」も定期的に開催しています。

約15年地域を支援するチャイルド・スポンサーシップ。長期に渡り、地域そして子どもたちにしっかり寄り添う支援プロジェクトです。
貧困の連鎖を断ち切るには、子どもを取り巻く環境を変え、地域の人々とともに安定した収入を得られる方法を見つけることが必要です。そのため、長期的な支援活動が必要となります。そのプロセスを、自分の「チャイルド」と交流しながら応援していける。ワールド・ビジョンならではの特徴的な寄付プログラムだと言えます。

TVCMなど大規模な広告にお金を使うことは適切なのか?

大規模な広告は、ワールド・ビジョンの団体としても目的を達成するために、必要な手段の1つだと思います。

「すべての人々に何もかもはできなくとも、誰かに何かはできる」

これは、ワールド・ビジョンの創設者、アメリカ生まれのキリスト教宣教師ボブ・ピアスが団体設立に至ったきっかけとなる考え方です。

ワールド・ビジョンは、限られた人が国際協力活動するのではなく、多くの人が、それぞれの人にとって何かできることを呼び掛ける必要性を大切にしていると思います。

より多くの人に呼びかけるための手段の1つがマスメディアの利用です。無償協力してくれる媒体を活用しつつも、いつもそうした協力が得られるわけではありませんし、それだけではリーチしたい人たち全部をカバーできません。

お金をかけて広告することで、支援の必要性をより多くの人により効果的なタイミングと方法で届けることができます。ワールド・ビジョンは「より多くの人、一人ひとりに呼びかける」姿勢を大切にしていて、一貫した取り組みだと思います。

キリスト教とはどういう関係なのか?

ベースにキリスト教の考え方が反映されていますが、キリスト教の布教を目的としているわけではありません。

先ほども少し触れましたが、ワールド・ビジョンの創設者はキリスト教宣教師ボブ・ピアスです。そのため、活動ビジョンやミッションにはキリスト教の考え方が反映されています。
しかし、

現在では、約100カ国で、宗教、人種、民族、性別にかかわらず、すべての子どもたちが健やかに成長できる世界を目指して活動しています。
引用元:
ワールド・ビジョンとは | 国際協力NGOワールド・ビジョン・ジャパン

とあるように、他の宗教を排除したりキリスト教の思想を押し付けたり、布教を目的としているわけではありません。

実はキリスト教に限らず、仏教など宗教の考え方が理念のよりどころとなり、設立のきっかけとなったり、活動において大切にしている考え方に反映されているケースは、国際協力団体では珍しいことではありません。

NPO法人を設立するための要件の1つとして、「法人の主たる目的として政治活動や宗教活動をしないこと」があります。現在NPO法人として認証されているということは、宗教や特定の政党の支持を目的とした活動ではないのが明らかです。

この団体への寄付が向いている人

ここまでの話をまとめると、gooddo編集部が考える「ワールド・ビジョン・ジャパンへの寄付に向いている人」は

  • ・「チャイルド」との交流を通して、「顔の見える支援」や支援の成果を子どもの成長を通して感じたり自分自身の世界を広げたい人
  • ・困難な状況で生きる子どもたちを長期的に支援する活動を応援したい人
  • ・より多くの人に世界の現状や支援の必要性を知ってもらうための活動に、力を入れている団体を応援したい人

といった感じです。

続いて、そもそもワールド・ビジョン・ジャパンとはどのような団体なのか、チャイルド・スポンサーシップに参加するメリットなど概要をお伝えします。

チャイルド・スポンサーシップに参加するメリットを紹介!

ここでは、チャイルド・スポンサーシップに参加するメリットついて紹介します。

チャイルド・スポンサーシップに参加するメリットは、主に以下の3つです。

  • ・困難な状況に置かれている海外の子どもを、継続的に支援できる
  • ・手紙やプレゼントなどを通じて交流できる
  • ・寄付金控除を適用できる

チャイルド・スポンサーシップは毎月4,500円の寄付を自動で行う仕組みのこと。一度申し込みを行えば自動的に毎月お金が寄付されるので、手軽かつ継続的に海外の子どもを支援できます。

またお金だけでなく、手紙やプレゼントを送ったり、支援先の子どもに現地に直接会いに行くこともできます。
※2021年10月現在、新型コロナウイルスの影響により支援先のチャイルドに会いに行くことはできません。最新の実施状況については、ワールド・ビジョン・ジャパンの公式サイトをご確認ください。

海外の子どもを支援するだけでなく、手紙などを通じて交流してみたい」と考えている方は、チャイルド・スポンサーシップへの参加を考えてみてはいかがでしょうか。

さらにチャイルド・スポンサーシップに寄付したお金は、寄付金控除の対象です。寄付金控除を適用すれば、税金の控除を受けられる可能性があります。寄付金控除についてさらに詳しく知りたい方は、以下をご一読ください。

>>>寄付金控除の仕組みとは?確定申告の方法も紹介

チャイルド・スポンサーシップに関するよくある3つの疑問を解説!

ここからは、チャイルド・スポンサーシップに関するよくある3つの疑問について紹介します。

  • ・チャイルド・スポンサーシップは途中でやめたり金額変更したりできる?
  • ・支援している子どもとは、どのような交流ができる?会いに行ける?
  • ・寄付金控除は適用できる?注意点はある?

1.チャイルド・スポンサーシップは途中でやめたり金額変更したりできる?

チャイルド・スポンサーシップはいつでも解約できます。解約する時は、公式ホームページの「お問い合わせ」から手続きを行えます。

また支援するチャイルドの人数を増減する場合は、Webサイト「マイ ワールド・ビジョン」から手続きを行えます。

なお、チャイルド・スポンサーシップはチャイルド1名につき4,500円の支援を行うため、細かい金額の調整はできません。

2.支援している子どもとは、どのような交流ができる?会いに行ける?

チャイルド・スポンサーシップに参加すれば、以下の方法で支援先のチャイルドと交流できます。

  • ・手紙のやり取り
  • ・プレゼントを送る
  • ・現地に行って会う※

※2021年10月現在、現地の新型コロナウイルス感染拡大のため、チャイルドの訪問は見合わせとなっています。最新の実施状況については事前にワールド・ビジョン・ジャパン公式サイトをご確認ください。

ただお金を寄付するだけでなく、支援先の子どもと手紙の交換など交流もできる点が、チャイルド・スポンサーシップの特徴といえます。

3.ワールド・ビジョン・ジャパンの活動内容は外部に公開されている?

ワールド・ビジョン・ジャパンの活動内容は、公式サイトに掲載されている「年次報告書」から確認できます。

さらに決算報告書や監査報告書、収支予算書なども公式サイトで公開中です。気になる方は、チェックしてみてはいかがでしょうか。

ワールド・ビジョン・ジャパンのチャイルド・スポンサーは活動実態のある、安心感のある寄付先です

ここまで、ワールド・ビジョン・ジャパンのチャイルド・スポンサーシップの実態について紹介しました。ここで、紹介した内容をまとめます。

  • ・チャイルド・スポンサーシップで集めたお金は海外の子どもたちのために使われており、お金の使われ方に適正感がある
  • ・公式サイト上の活動報告や会計報告で活動実態の透明性を確認できる
  • ・チャイルド・スポンサーシップに参加すると、海外の子どもを支援できるだけでなく手紙やプレゼントなどを通して交流できる

チャイルド・スポンサーシップは活動実態があり支援者の評判も良いなど、信頼感のある寄付先といえます。チャイルド・スポンサーシップへの参加を迷っていた方は、この機会に申し込んでみてはいかがでしょうか。

また「ワールド・ビジョン・ジャパン以外に海外の子どもたちを支援している団体を知りたい」と考えている方は、以下をご一読ください。

>>>海外の子どもたちを支援するには?課題別のおすすめNPO団体や寄付の方法を解説

寄付先の選び方ガイド:河合将生(まさお)さん

NPO組織基盤強化コンサルタント office musubime代表/関西チャプター共同代表・准認定ファンドレイザー大学卒業後、国際協力分野のNGOにボランティアスタッフとして参加。その後、国際交流・協力分野の中間支援組織へのインターンシップ、職員を経て、office musubime (オフィス ムスビメ)を2011年7月に設立。
寄り添って伴走する第三者として、身近な相談相手や多様な人・団体をつなぐ役割を通し、組織診断・組織基盤強化、ファンドレイジング支援など、各団体の支援に取り組む。
大阪マラソンチャリティ事務局担当や、国際協力や子ども/子育て支援、まちづくり分野、コミュニティ財団などの役員、大学の非常勤講師としてNPO論やボランティア論などの担当も。
この記事を書いた人
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