寄付

ユニセフに衣類の寄付はなぜできない?古着を支援に役立てる方法を紹介

  • 2021年10月25日
  • 2021年11月3日
  • 寄付

困難な状況に置かれている子ども達を支援するために、世界各国で活動しているユニセフ。

ユニセフでは支援活動のためにお金の寄付を受け付けていますが、衣類やモノによる寄付は受け付けていません「なぜユニセフでは衣類の寄付を受け付けていないんだろう」と気になる人もいるでしょう。

そこで今回は、ユニセフへの物資の寄付について以下の内容をお伝えします。

  • ・ユニセフが衣類やモノの寄付を受け付けていない理由
  • ・不要な衣類やモノをユニセフの寄付に役立てる方法
  • ・ユニセフに寄付する3つの方法

いらなくなった衣類を寄付に役立てる方法や、ユニセフを支援する方法が知りたい人はぜひ最後までご覧ください。

ユニセフでは衣類の寄付を受け付けていない!その理由は?

ユニセフが衣類やモノによる寄付を受け付けていないのは、2つの理由があります。

  • ・保管や輸送に多額の費用がかかるため
  • ・現地のニーズに応じた物資調達が難しいため

衣類やモノは、お金よりも扱いが難しいです。住んでいる国や文化が違えば、衣類や物資に対するニーズも異なるという問題があります。せっかく衣類や物資が寄付されたとしても、活用できる機会は限られてしまうのです。

また、ユニセフでは物資を現地調達する方が、その国の経済発展にもつながると考えています。このように費用面や支援の効率性を考慮し、ユニセフでは衣類やモノの寄付を受け付けていません

ユニセフに衣類やモノを直接寄付することはできませんが、一方でモノを換金してからユニセフに寄付する、といった支援の方法もあります。

必要のない衣類やモノを、ユニセフの寄付に役立てるには?

不要になった衣類やモノは、以下のようにユニセフの寄付に役立てられます。

  • ・フリーマーケットなどで古着を売って、ユニセフに寄付する
  • ・フリマアプリ「メルカリ」なら、売上金をユニセフに寄付できる
  • ・衣類以外のモノを、ユニセフの寄付に活かす方法

具体的な方法について見ていきましょう。

1.フリーマーケットなどで古着を売って、ユニセフに寄付する

衣類をそのまま寄付できませんが、ユニセフへのお金の寄付は可能です。そのため、不要な衣類やモノはフリーマーケットでお金に換えて寄付する、という方法があります。

また学校や地域のイベントとして、チャリティーバザーを開催するといった方法も。チャリティバザーやフリーマーケットの売上金をユニセフに寄付すれば、不要な衣類が寄付金に変わります

2.フリマアプリ「メルカリ」なら、売上金をユニセフに寄付できる

フリマアプリ「メルカリ」では、慈善団体などに寄付できる「メルカリ寄付」プログラムを実施しています。日本ユニセフ協会もメルカリ寄付の対象団体のため、メルカリの売上金をユニセフに寄付が可能です。

メルカリでは、売上金が決済サービスの「メルペイ」にチャージされます。メルペイにチャージされているポイントは、普段のお買い物で使えるほか、寄付金としても使えます。

メルカリ寄付のやり方は、メルペイアプリで手続きするだけ。スマホがあれば寄付できるため、非常に簡単です。

3.衣類以外のモノを、ユニセフの寄付に活かす方法

不要になった書き損じはがきや、リサイクルごみもユニセフの寄付に役立ちます。

ユニセフのパートナー企業である株式会社インプレスは例年、年末年始が近くになると「書き損じ・使い残しはがきチャリティ」を開催しています。このチャリティは、集めた書き損じハガキを専門業者で換金し、換金した全額をユニセフに募金する活動です。

また、リサイクルごみで募金に協力するという手もあります。地域で空き缶やダンボールといったリサイクルごみを集め、リサイクル業者でお金に換えてユニセフに募金する方法が考えられます。

このように、不要な衣類やモノはお金に換えることで、ユニセフの支援ができるのです。続いては、衣類・モノ以外でユニセフに寄付する方法をご紹介します。

衣類以外でもユニセフを支援できる!寄付の方法を3つ紹介

ユニセフに寄付する方法として、ここでは3つのやり方をお伝えします。

  • ・継続寄付(マンスリーサポート・プログラム)
  • ・単発寄付(1回限りの寄付)
  • ・遺産・相続財産の寄付

寄付の方法はさまざまなので、自分にあった方法でユニセフを支援してみましょう。

【方法1】継続寄付(マンスリーサポート・プログラム)

ユニセフへの継続寄付は、毎月口座から自動的に寄付をする方法です。継続的に寄付する仕組みを、ユニセフでは「マンスリーサポート・プログラム」と呼んでいます。

一度申し込めばその後は自動で寄付できるため、寄付者にとって手間のかからない方法です。寄付する金額は自分で決められるため、負担にならない額を設定することも可能。

近くにユニセフの募金箱がない場合や、継続的にユニセフを支援したいと考えている場合は継続寄付を考えてみませんか。

以下の記事では、実際に継続寄付をしている方の体験談を掲載しています。こちらもあわせてご覧ください。

>>「ユニセフに寄付をした理由は活動への信頼感」寄付の体験談と感想を徹底インタビュー

【方法2】単発寄付(1回限りの寄付)

継続寄付は手間も少なくおすすめですが、とはいえ「いきなり毎月寄付するのは不安」という人もいるでしょう。そのような場合は、まず1回限りの単発寄付をしてみるのはいかがでしょうか。

ユニセフに単発寄付する方法としては、募金箱への寄付や、インターネットを通じての募金申込みがあります。

インターネットからユニセフへ単発寄付する場合、支援目的別に募金先を選ぶことも可能です。緊急復興支援や分野・地域別の支援など、使途から募金先を選べます。

また、インターネットの単発寄付は支払方法が豊富です。クレジットカードやコンビニ送金、郵便局から送金(手数料無料)といった支払方法があります。

【方法3】遺産・相続財産の寄付

今すぐ寄付するのではなく、将来的に遺産や相続財産を寄付するといった選択肢もあります

遺産を寄付することは「遺贈」といい、遺言書の作成や所定の手続きが必要です。遺贈による寄付を考えている場合、ユニセフで相談や説明を受けることもできます。なお、遺産や相続財産のうちユニセフに寄付した分は、相続税の課税対象にはなりません。

遺産や相続財産であれば、まとまった額を寄付することもできるでしょう。多くの寄付が集まることは、世界中の子供達にとって大きな支援につながります。

継続的にユニセフを支援するなら、マンスリーサポーターへの参加がおすすめ

「ユニセフを通じて子どもたちを継続的に支援したい」と考えているなら、マンスリーサポート・プログラムへの参加がおすすめです。

寄付で集まった資金はユニセフの大切な活動資金となり、継続的な支援が行われることで活動の幅は広がります。一時的な支援でも助けになるのはもちろんですが、中長期的に子どもたちを支援するには、より多くの継続的支援が重要です。

ユニセフのマンスリーサポート・プログラムに参加すると、支援のたびにコンビニや郵便局で支払い手続きをする必要がありません。毎月自動で口座振替が行われるため、寄付者にとっても手間がかからず簡単です。

また、マンスリーサポーターにはユニセフの活動を伝える広報紙が年4回届きます。ユニセフの活動に対する理解が深まり、世界中の子ども達の支援に役立てられていると実感できるでしょう。

以下の記事では、実際にマンスリーサポーターになっている寄付者の方へインタビューをしています。継続寄付が気になる場合は、以下の記事もあわせてご覧ください。

>>「ユニセフに寄付をした理由は活動への信頼感」寄付の体験談と感想を徹底インタビュー

ユニセフを支援する方法は衣類の寄付以外にもある!

今回は、不要になった衣類やモノをユニセフの寄付に役立てる方法をお伝えしました。記事の内容を改めて以下にまとめます。

  • ・ユニセフではコスト面や効率性の観点から、衣類やモノの寄付を受け付けていない
  • ・衣類やモノを寄付に役立てるには、チャリティーバザーの開催やフリマアプリ等を通じた寄付がある
  • ・ユニセフに寄付する方法として、継続寄付や単発寄付、遺贈による寄付などがある

ユニセフへの継続寄付は、子ども達へ安定した支援活動をする助けとなります。寄付者の支払いにかかる手間も減るため、この機会に継続寄付(マンスリーサポート・プログラム)を検討してみるのはいかがでしょうか。

>>「ユニセフに寄付をした理由は活動への信頼感」寄付の体験談と感想を徹底インタビュー

また、ユニセフに限らず、海外の子どもの支援をしている団体は数多くあります。海外の子どもへの寄付に興味がある場合は、以下の記事で支援団体などを紹介していますので、ご一読ください。

>>海外の子どもたちを支援するには?課題別のおすすめNPO団体や寄付の方法を解説

この記事を書いた人
gooddoマガジンはソーシャルグッドプラットフォームgooddo(グッドゥ)が運営する社会課題やSDGsに特化した情報メディアです。日本や世界の貧困問題、開発途上国の飢餓問題、寄付や募金の支援できる団体の紹介など分かりやすく発信しています。 なお、掲載されている記事の内容に関する「指摘・問い合わせ」「誤字脱字・表示の誤りの指摘」につきましては、こちらの報告フォームよりご連絡ください。

- gooddoマガジン編集部 の最近の投稿