地球温暖化

地球温暖化のメカニズムとは?二酸化炭素はどのように関係している?

地球温暖化とは平均的な気温の上昇のみならず、異常高温や大雨・干ばつの増加など様々な気候の変化を伴う現象を引き起こすことです。

近年は世界的な問題として位置付けられており、私たちの生活においても対策が求められています。

今回はそんな地球温暖化とはどのようなメカニズムで発生しているのか解説します。

地球温暖化のメカニズムや原因、現状は?私たちへの影響やすぐにできる対策も解説

地球温暖化のメカニズムは?


地球は太陽からの熱が海や陸に届くことによって暖められています。
そして暖められた地球からも熱が宇宙に対して放出されているのです。放出される熱の一部を吸収し、地表から熱が逃げ過ぎないようにしているのが「温室効果ガス」です。

温室効果ガスが増えすぎると、宇宙に逃げようとしていた熱が地表にたまりすぎてしまいます。
そのため気温が上昇したり、地球全体の気候が変化したりすることを地球温暖化と呼んでいます。

温室効果ガスの一つに当たる二酸化炭素の排出が急激に増え始めたのは18世紀の産業革命以降でした。それから人間は石炭や石油などの化学燃料を燃やしてたくさんのエネルギーを得てきたのです。

そして、地球温暖化のメカニズムを分かりやすくすると以下の通りになります。

  1. 太陽からのエネルギーで地上が温まる
  2. 地上から放射される熱を温室効果ガスが吸収・再放射して大気が温まる
  3. 温室効果ガスの濃度が上がる
  4. 温室効果がこれまでより強くなり、地上の温度が上昇
  • 放出される熱の一部を吸収し、地表から熱が逃げ過ぎないようにしているのが「温室効果ガス」である
  • 気温が上昇したり、地球全体の気候が変化したりすることを地球温暖化と呼ぶ
  • 二酸化炭素の排出が急激に増え始めたのは18世紀の産業革命以降である
  • (出典:環境省 「COOL CHOICE」地球温暖化の現状)
    (出典:WWFジャパン「地球温暖化とは?温暖化の仕組みを解説)

    地球温暖化と二酸化炭素の関係


    地球温暖化の原因になっているガスには様々なものがあります。

    その中でも二酸化炭素は最も温暖化への影響度が大きいガスと言えるでしょう。

    産業革命以降、化石燃料の使用が増加。その結果、大気中の二酸化炭素の濃度も増加しているのです。

    IPCC第4次評価報告書によれば、温室効果ガス別の地球温暖化への寄与は二酸化炭素76.7%、メタン14.3%、一酸化二窒素7.9%、オゾン層破壊物質でもあるフロン類が1.1%となっています。

    つまり石油や石炭など化石燃料の燃焼などによって排出される二酸化炭素が最大の温暖化の原因と言えるでしょう。

  • 産業革命以降、化石燃料の使用が増加し、大気中の二酸化炭素の濃度も増加
  • 地球温暖化に影響を与える温室効果ガスは二酸化炭素とメタンが9割以上
  • 二酸化炭素が最大の温暖化の原因
  • (出典:全国地球温暖化防止活動推進センター 「地球温暖化の原因と予測」)

    二酸化炭素が増加する原因


    近年、温室効果ガスの一つである二酸化炭素の増加が著しく上昇しています。
    この原因についていくつかの理由を交えて解説します。

    産業の発展

    昔はエネルギー源として人間、馬、牛、ロバ、ラクダ、水、風の力を活用していました。
    しかし、18世紀後半に産業革命が起こり、それ以降、石油や石炭、天然ガスなど化石燃料をエネルギー源として使うようになったのです。

    化石燃料はエネルギー源として大変効率が良いものの、太古の昔から蓄積されていた二酸化炭素が大量に大気中に放出されることとなり、大きな問題となっているのです。

    森林の減少

    その他にも、人間が土地を耕作や放牧に利用するために、木を伐って森林を開発しました。

    光合成によって空気中の二酸化炭素を固定する森林を切り倒してその木を燃料のためにたくさん燃やすともに、森林面積を減少させてしまったことも二酸化炭素が増えた原因の一つです。

    日常生活の充足

    二酸化炭素は家庭部門における充足によって、排出量が増加している点も一つの要因です。

  • 電化製品の種類の増加
  • 世帯数の増加
  • 電化製品の保有台数の増加
  • 電化製品の大型化
  • 多種多様な電化製品が開発されたことで便利になり、日々の生活で利用する電化製品が増えました。電化製品が二酸化炭素を排出するわけではありませんが、電化製品の増加に伴い使用電力が増えることで、発電による二酸化炭素の排出量も増加しました。

  • 化石燃料は太古の昔から蓄積されていた二酸化炭素が大量に大気中に放出される
  • 森林を切り倒して森林面積を減少させてしまったことも二酸化炭素が増えた原因の一つ
  • 電化製品の充足により二酸化炭素も増加傾向にある
  • (出典:全国地球温暖化防止活動推進センター「1-4 二酸化炭素はなぜ増えたのか」)
    (出典:全国地球温暖化防止活動推進センター「家庭部門における二酸化炭素(CO2)排出の動向」)

    二酸化炭素を減らすために私たちができること


    地球温暖化対策の中で一番大きな課題が二酸化炭素の排出量の削減です。

    二酸化炭素の排出量を減らすには化石燃料の消費を減らす必要があります。

    日本の二酸化炭素排出量の約2割は給湯や暖房、調理のためのガス使用、電気製品の使用、それに自家用車の利用などによって排出されているのです。

    このような二酸化炭素の排出を減らすために以下のような方法があります。

  • カーテンによる太陽光の調整
  • 冷房・暖房の温度を控えめに設定
  • シャワーを流しっぱなしにしない
  • 電化製品の主電源をこまめに切る
  • 長時間使わない時はコンセントを抜くなどにより節電する
  • 自家用車を控えて、バスや鉄道を利用する
  • 買い物にはマイバックを持参する
  • このように、普段の私生活でできることはたくさんあります。
    まずは身近なところから、二酸化炭素の排出を減らしていきましょう。

  • 地球温暖化対策の中で一番大きな課題が二酸化炭素の排出量の削減
  • 二酸化炭素の排出量を減らすには化石燃料の消費を減らす必要がある
  • 普段の私生活でできることから二酸化炭素の排出を減らす
  • (出典:国土交通省 気象庁「地球温暖化を緩やかにするために私たちにできること」)

    二酸化炭素を削減し地球温暖化を防ごう


    今回は、地球温暖化が発生するメカニズムと二酸化炭素の関連について解説しました。

    一人ひとりの小さな行動が、二酸化炭素を削減するきっかけになります。
    気候変動問題についてまずは深く知り、小さなことから行動に移していきましょう。

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