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地球温暖化によってどんな影響が生じる?私たちができる対策とは

この記事を要約すると

地球温暖化問題とは平均的な気温の上昇のみならず、異常高温(熱波)や大雨・干ばつの増加など様々な気候の変化を伴った問題です。

世界各国が取り組むべき社会目標として制定された「SDGs」の中にも、気候変動問題が取り上げられているほど世界的な社会問題となっています。

今回は「地球温暖化」によってどんな影響が発生するのかを様々な観点で解説するとともに私たちができる対策についても解説します。

地球温暖化のメカニズムや原因、現状は?私たちへの影響やすぐにできる対策も解説


(出典: 国連開発計画(UNDP) 駐日代表事務所「13 気候変動に具体的な対策を」)

地球温暖化の現状は?


世界的な気温変化を見ると、平均気温は上昇傾向にあります。IPCC第5次評価報告書では気温が132年間に0.85℃の上昇が示されました。また、2000年〜2012年には気温上昇の停滞が発生したものの、2014年から再度上昇し、2016年は、観測史上最も暑い年となったのです。

日本においても年平均気温は長期的に見ると100年あたり約1.19℃の割合で上昇しています。これは世界の平均気温が、132年で0.85℃上昇しているというIPCC第5次評価報告書で示された観測結果と比較しても高い上昇率と言えるでしょう。

現在も地球温暖化の進行は進んでいることから私たち一人ひとりの意識向上が求められます。

  • 世界的な気温変化を見ると、平均気温は上昇傾向にある
  • 過去気温が132年間に0.85℃の上昇していることがわかっている
  • 日本も100年あたり約1.19℃の割合で上昇

(出典:環境省 「STOP THE 温暖化 2017」)

地球温暖化の影響によって起こっている変化


世界的な気温上昇によって、私たちの身近な生活にも大きな変化が起こっています。
実際にどのような変化が起きているのかを解説します。

気温の上昇

前述した通り日本においても100年あたり約1.19℃の割合で気温が上昇しています。

猛暑日が増えている

1日の最高気温が35℃以上の「猛暑日」は、統計期間1931年〜2015年で増加傾向が明瞭に現れており、10年あたり0.2日増加しています。

日本近海の海面水温が上昇

日本近海の各海域の海面水温は上昇しており、統計的に有意な長期変化傾向が見られます。また、2015年までの日本近海の海域平均海面水温の上昇率は、100年間で1.07℃上昇しているのです。

この上昇率は、世界全体で平均した海面水温の上昇率(+0.52℃/100年)よりも大きく、日本の気温の上昇率(+1.19℃/100年)と同程度の値となります。

大雨になる日が増えている

日本の年降水量については長期的な変化傾向はみられません。一方で日降水量100mmの年間日数は、1901〜2015年の115年間で増加しています。この傾向は、降水量200mm以上でも同様です。また、日降水量1.0mm以上の日数は減少し、大雨の頻度が増える反面弱い降水も含めた降水日数は減少する傾向を示しています。

  • 世界的な気温上昇により、私たちの生活にも様々な影響が出ている
  • 1日の最高気温が35℃以上の「猛暑日」は1931年〜2015年で増加
  • 2015年までの日本近海の海域平均海面水温の上昇率は、100年間で1.07℃上昇

(出典:環境省 「STOP THE 温暖化 2017」)

(出典: 環境省「気候変動の観測・予測及び影響評価統合レポート2018 ~日本の気候変動とその影響~ 」)

地球温暖化により将来はどうなる?


地球温暖化の影響により日本でも様々な場面で変化が起きています。

このような変化が続くことによって将来どのようなことが想定されるのかを解説します。

気温がさらに上昇する

21世紀末の年平均気温は全国的に高くなると予測されています。現在のように温室効果ガスを排出し続けた場合、21世紀末には地域によって現在よりも3.3〜4.9℃高くなると予測されています。

また、低緯度よりも高緯度の地域の方が気温上昇が大きくなるのです。

強い雨の回数が増える

21世紀末において滝のように降る雨の発生回数は全国的に増加すると予測されています。現在のように温室効果ガスを排出し続けた場合は全国平均の2倍以上の回数になると推測されているのです。

ほとんどの海域で海水温度が上昇する

日本近海の海面水温は、現在のように温室効果ガスを排出し続けた場合、将来ほとんどの海域で、現在よりも上昇すると予測されています。オホーツク海の海面水温上昇は、夏・秋は全域でほぼ一様であるのに対して、春・冬はユーラシア大陸沿岸付近で相対的に小さくなっています。

海域による上昇量の違いには、オホーツク海を覆う海氷の量が関係している可能性があります。つまり、海水の少ない夏・秋は気温の上昇等を背景として他の海域と同じように昇温しますが、春・冬においては海氷の多い海域で昇温が抑えられると推察されます。

  • 地球温暖化が進めば、低緯度よりも高緯度の地域の方が気温上昇が大きくなる
  • 温室効果ガスを排出し続けた場合は全国平均の2倍以上の回数になると推測されている
  • 日本近海の海面水温も、ほとんどの海域で現在より上昇すると予測されている

(出典:環境省 「STOP THE 温暖化 2017」)

私たちが地球温暖化を防ぐためにできる対策は?


地球で生活をしている私たちが地球温暖化を防ぐためにできる対策は温室効果ガスの一つである二酸化炭素を減らすことです。

家庭から排出される二酸化炭素のほとんどは、電気・ガス・ガソリンから来ています。
そのため電気の使用量や自動車の利用料を減らすことで、家庭から排出される二酸化炭素の量を大きく減らすことができるのです。

二酸化炭素を減らすための対策の一例として以下があります。

  • 公共交通機関を利用しよう
  • ヒートポンプや家庭用コージェネレーションを入れよう
  • 使っていないコンセントを抜こう
  • 買い替え時は省エネ製品を選ぼう
  • 冷暖房は冷やしすぎ、温めすぎ、つけっ放しをさけよう
  • 電力会社を再生可能エネルギー重視の会社に切り替えよう/グリーン電力を買おう
  • 太陽光発電などの導入を検討してみよう

この中でも特に、電気の消費を減らすことが有効です。

家庭の消費電力は、主に冷蔵庫・照明器具・テレビ・エアコンの使用によって占められておりそこから多くの二酸化炭素が排出されています。

日頃の生活の中で意識することで実践可能な方法ばかりのため誰でも取り組みやすい対策と言えるでしょう。

  • 温室効果ガスの一つである二酸化炭素を減らすことが地球温暖化の対策になる
  • 電気の使用量や自動車の利用料を減らすことが二酸化炭素の量を減らすことに繋がる
  • 家庭の消費電力は、主に冷蔵庫・照明器具・テレビ・エアコンが占めている

(出典: WWFジャパン「地球温暖化の防止に向けて:一人一人にできる対策」)

私たちの生活に影響する地球温暖化に向けた対策をしよう


今回の記事では、地球温暖化によって発生する私たちの生活の影響や、将来予測について説明しました。

年々進行していく地球温暖化の進行を遅らせるために、「省エネ」の意識を持って、生活していくことが求められるのです。

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