大きな被害を出した熊本地震では現在も復興に向けて取り組みが行われています。
震災復興計画もその一部として進行されています。
ここでは復興に向けて行われている取り組みについて紹介していきたいと思います。
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熊本地震の概要
熊本県を始め九州各地に大きな被害を与えた熊本地震の概要は以下の通りです。
発生日時 | 2016年4月14日21時26分 |
震源地 | 熊本県熊本地方 |
最大震度 | 震度7 |
マグニチュード | 6.5 |
震源の深さ | 11km |
死者数 | 270人 |
建物全壊 | 8,642棟 |
※データは2019年7月時点
(出典:熊本県公式サイト「 熊本地震に係る被害状況等について」)
規模の大きな地震であり、避難者数が熊本県内で最大18万人、大分県内で最大1万人にものぼり、活用予定であった避難所が不足したことから一般のホテルや旅館なども避難所として利用されるほどでした。
また、避難所に人が多すぎてプライぺートスペースがない、余震が頻繁に起こるという理由から車中泊を行う人も多く、エコノミークラス症候群を起こして死亡するという事例も起きており、災害関連死とされています。
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南阿蘇村で甚大な土砂災害が発生
熊本地震では地震による「揺れ」だけでなく土砂崩れが多く発生しました。
被災地は地盤が阿蘇山の火山灰によるもので、脆い地盤であったことが関係しています。
この熊本地震では土石流や地すべり、がけ崩れなど合わせて158ヶ所以上で発生したとされています。
南阿蘇村では尾根が700mにもわたって崩壊し、50万㎥もの過去最大規模の土砂崩れが発生しました。
これによって建物、家屋だけでなく阿蘇大橋も流されたことで交通ライフラインに大きなダメージを与えました。
この時に南阿蘇村では死者27名、負傷者149名が出たほか、家屋全壊687件、半壊886件、一部損壊1157件もの被害が出ています。
(出典:国土交通省「平成28年熊本地震による土砂災害の概要」)
(出典:内閣府防災情報のページ)
熊本市の震災復興計画とは
熊本市では、熊本地震からの復旧・復興のために平成28年10月14日に「熊本市震災復興計画」を策定しました。
熊本市震災復興計画は「基本方針」、5つの「復興重点プロジェクト」、5つの「目標別施策」によって構成されています。
詳しい内容について解説します。
基本方針
基本方針は「復興重点プロジェクト」や「目標別施策」を貫く最も基本的な考え方であり、震災からの復興を行っていくに当たっての方向性を示すもので以下の3つが挙げられています。
- 避難から復旧、そして、74万市民が総力をあげ明日見据えた復興へ
- 「安全・安心」と「元気・活力」、そして「地域経済」の回復に向けた効果的かつ迅速な市政展開
- 市民・地域と行政が協働で支える安全・安心で「上質な生活都市」の創造
復興重点プロジェクト
復興計画の中でも特に緊急かつ重要なものであり、熊本市の復興をけん引する重点的な施策がこのプロジェクトです。
5つのプロジェクトは以下の通りです。
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目標別施策
目標別施策は基本方針を踏まえて、設定した5つの目標に関する施策や具体的な取り組みをわかりやすくまとめたものです。
詳しくは以下の通りです。
1.被災者の生活再建に向けたトータルケアの推進 | (1)被災者の暮らしの安心や生活再建を支える取組の推進 (2)恒久的な住まいの確保支援 |
2.「おたがいさま」で支え合う協働によるまちづくり | (1)互いに支え合う自主自立のまちづくりの推進 (2)復興を支える担い手の育成 (3)市民・地域と行政のパートナーシップの推進 |
3.防災・減災のまちづくり | (1)災害に強い都市基盤の形成 (2)市民・地域・行政の災害対応力の強化 (3)避難環境の見直し・強化 |
4.「くまもとの元気・活力」を創り出す | (1)地域産業への多様な支援と復興需要による地域経済の再生と活性化 (2)農水産業関連施設の早期復旧と営農再開に向けた支援による農水産業の復興 (3)震災からの再生をアピールし集客を図る国内外へのシティセールスと観光戦略の展開 |
5.都市圏全体の復興をけん引する取組の推進 | (1)連携強化と近隣自治体への支援 (2)都市圏全体の復興実現 |
(出典:熊本市公式サイト)
熊本県の復興状況とは
例えば復興重点プロジェクトに含まれている「熊本城復旧」に関して見ていくと、2019年4月末には大天守2階~6階までの外観が復旧および石垣の積みなおしが完了。
2019年10月には大天守の外観復旧が完了、10月5日から原則として日曜祝日限定で天守閣エリア特別公開というように順次復旧が進められています。
しかし熊本城全体が完全に復旧するには約20年かかると言われており、まだまだ長い期間を必要としています。
このように大きな被害を出した熊本地震では現在も多くの復興作業が進められています。
熊本城や道路などだけでなく、被災者に対しても、安定した生活を再建していくために仮設住宅団地内のコミュニティ形成支援や区画整備事業などへの支援も行われています。
さらにボランティアの人々は被災地に赴き、被災家屋からの家財道具や農機具の搬出、瓦の片付け、土嚢設置などの活動も行っています。
熊本地震からの復興のために、私たちにできることをしよう
被災地に直接行ってボランティア活動をするという方法もありますが、その他にも熊本を支援する方法はいくつかあります。
寄付
復興には多額のお金が必要となるため、被災地にとって寄付は大きな助けとなります。
寄付には様々な方法がありますが、無理のない範囲で継続的に行える方法を探してみてはいかがでしょうか。
少額でできる寄付は、支援活動を行う団体に対して毎月継続して寄付する方法や好きなタイミングで任意の金額が選べる都度の寄付などもあります。
そのほかの方法について紹介します。
ふるさと納税
ふるさと納税とは、自分の故郷や応援したい自治体に寄付できる制度です。
多くの自治体では地域の名産品などがお礼品として送っているというメリットもあり、利用する人が増えています。
義援金
義援金とは被災した地域の人々に御悔やみの気持ちや復興を応援する気持ちで行われる寄付です。
義援金は復興事業や緊急支援などには使用されず、被災地の人々に公平・平等に分配されます。
義援金を受け付けている自治体は公式サイトに振込先口座や詳しい情報を掲載していることが多いのでチェックしてみましょう。
ボランティア活動
自分で被災地へ行き、ボランティア活動を行うこともできます。
地震直後のときは支援物資の仕分け、避難所での炊き出し、被災者宅での家屋内外の後片付けといった直接的な支援が中心でしたが、現在では生活復旧支援活動は次第に減少傾向にあります。
今後必要とされているボランティア活動は被災者の生活環境の変化によるひきこもりや、孤立防止のために地元の方々を中心とした交流・見守り・買い物等の日常生活支援などと考えられています。
旅行する・買う
熊本に旅行し、現地の物やサービスにお金を使うことも熊本を支援することになります。
現地に行くことで地震の爪痕や復興状況も見ることができます。
熊本の食材・名産品・伝統工芸品などはネットで購入することもできるため、気軽にできる支援方法と言えるでしょう。
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熊本の復興・復旧支援のために私たちにもできることがある
2016年に起きた熊本地震は、熊本を始め九州地方に大きな被害を与えました。
今もなお熊本の復興・復旧作業は続いており、地震の影響に苦しみ不便な思いをしながら生活している人もいます。
熊本地震の被災地や被災者の方が、完全な復興を果たすために求められている支援はたくさんがありますが、活動資金や人材がまだまだ足りていないのが現状です。
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