世界では今日も様々なエネルギーが生産され、私たちの生活を支えてくれています。
そんな中で今注目されているのが、持続可能なエネルギーです。
私たちのこれからの生活や自然環境なども考えると、持続可能なエネルギーの存在が必要不可欠です。
持続可能なエネルギーを知るためにも、現在のエネルギー資源の種類や動向とともに紹介します。
持続可能な開発目標・SDGsの目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」のターゲットや現状は?
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持続可能なエネルギーとは
持続可能といわれると馴染みはないかもしれませんが、再生可能エネルギーと言われれば聞き馴染がある人もいるかもしれません。
再生可能エネルギーは温室効果ガスを排出せず、低炭素で国内生産できるエネルギーです。
太陽光、風力、地熱、中小水力、バイオマスなどが挙げられ、どれも環境に優しく、またエネルギー安全保障にも寄与できるエネルギー源です。
現在利用している火力発電や原子力発電は温室効果ガスの発生も然ることながら、その原料である石油や石炭の枯渇も問題視されています。
これら化石燃料は使い続ければやがて算出されなくなり、発電問題を深刻にするといわれています。
そのような問題を解決し、持続可能な自然のエネルギーとして注目されたのが、再生可能エネルギーなのです。
太陽光や風力、地熱は、水力は環境が整っていれば永遠に得られる動力であり、バイオマスも様々な研究により実用段階にまで発展してきています。
このような発電エネルギーが次世代の持続可能エネルギーとして着目され、今現在もどんどん利用され始めています。
エネルギーにはどんな種類がある?
そもそもエネルギーにはどのような種類があるのでしょうか。エネルギーはいくつかのグループ分けを行うことができます。
先ほど挙げた再生可能エネルギーをさらに細かく分けることも可能であり以下のような分け方になります。
再生可能エネルギー | 持続可能な自然エネルギー | 太陽 |
風力 | ||
地熱 | ||
中小水力 | ||
バイオマス | ||
波力 | ||
潮力 | ||
自然エネルギー | 大型水力 | |
再生不可能なエネルギー (一次エネルギー) |
石炭 | |
石油 | ||
天然ガス | ||
原子力 | ||
再生不可能なエネルギー | ゴミ発電 |
世界では主にこのような種類のエネルギーが生産されています。主要なエネルギーは後述しますが、再生可能エネルギーの種類が多いことがわかります。
その中で自然エネルギーは2種類に分類されています。ここで再生可能エネルギーと自然エネルギーの違いを明確にしておきましょう。
再生可能エネルギーは定期的な補充が期待でき、消費してもまた再利用できる資源を使った発電エネルギーとなります。
それに対して自然エネルギーは、再生可能エネルギーの中でも自然現象から得られるものを含みます。例えば太陽光や風力は自然に生まれたエネルギーを利用していることがわかります。
(出典:環境省「再生可能エネルギーの大量導入に向けた課題と対応方策」)
一次エネルギーと二次エネルギー
エネルギーの分類には他に一次エネルギーと二次エネルギーという分類もあります。
簡単に説明すると一次エネルギーは石油、石炭、天然ガス、水力など自然に存在する状態そのままを利用するエネルギーのことを言います。
火力発電や水力発電、原子力発電はこの一次エネルギーを利用した発電となります。
それに対して二次エネルギーは石油から作られるガソリン、天然ガスから作られる都市ガスなど、私たちが利用する上でより使いやすい状態に加工したものを活用したエネルギーのことを言います。
(出典:環境省公式サイト)
主要国で利用されている一次エネルギーは?
持続可能なエネルギーが着目されてはいるものの、現在も主要国の発電は一次エネルギーによるところが大きいです。
例えば日本であれば、石油を利用したエネルギーに依存しており、次いで石炭、天然ガスを利用した火力発電が主体となっています。
原子力は1割程度に留まり、他水力や再生可能エネルギーを利用しているのが現状です。
日本同様に石油のエネルギーを主として使用している国としてはアメリカやカナダ、ドイツ、ブラジル、韓国が挙がります。
イギリスやイタリアも石油は多く使っていますが、同程度の天然ガスも使用しているため両方が主のエネルギーと見ることができます。
またロシアでは天然ガスが全体の半数以上を占めており、主エネルギーとして使われていることがわかります。
他にも中国では6割、インドでは5割以上が石炭、フランスでは原子力を主のエネルギーとして利用しています。
(出典:経済産業省資源エネルギー庁公式サイト)
複数のエネルギー源をミックスし3つのEを目指す
上記のように、現在は主となる発電が偏っている傾向も見られます。
そのため、主となる電力の資源が失われたとき、エネルギーの確保が深刻な問題となることは否めません。
しかし、すべてを再生可能エネルギーにシフトするには課題も多く、発電量も今のエネルギーを賄えるほどにはなっていません。
そこで出てきたのがエネルギーミックスという考え方です。例えば現在実用的な再生可能エネルギーとして注目されるのが太陽光エネルギーです。
しかし、この発電には欠点があり、太陽が出ている時間しかエネルギーを得られないということです。つまり天候が悪いときや太陽が出ていない夜はエネルギーを得ることができません。
とはいえ太陽光が得られないときでもエネルギーは随時消費されるため、発電ができないと消費する一方になってしまい、不足する可能性があります。
そんな時に火力発電によるエネルギーを供給すれば需要にあわせたエネルギーを供給できることになります。
さらに火力は下支えとして利用するため、石油や石炭などの使用量を抑えることも可能です。このような得意不得意を補い合うことでエネルギーを安定して供給する考え方がエネルギーミックスです。
これはあくまで一例であり、組み合わせ方は様々です。
このような取り組みを行う上で、「安全確保(Safety)」を大前提として以下の3つのEを合わせた「3E+S」の方針がとられています。
このように、エネルギーミックスによって再生可能エネルギーを主としながら安定供給をすることも可能です。
またエネルギーの供給について、消費者にとっては価格も重要であり、できるだけ安価で利用できる状況が好まれます。
そして環境保全にも配慮した発電でなければいけません。そうなると再生可能エネルギーを最大限利用することで3つのEを確保することも可能なのです。
これらの概念を元に、徹底的な省エネを目指し、再生可能エネルギーの導入による温室効果ガスの削減と安定したエネルギー供給を実現することが今後の方針となっているのです。
(出典:経済産業省資源エネルギー庁公式サイト)
身近なところから取り組もう!
再生可能エネルギーは既に私たちの身近なところでも設置されています。その中でもわかりやすいのは太陽光です。
広大な土地にソーラーパネルが設置されている光景も目にすることは少なくないでしょう。
あるいは家庭用に設置できるソーラーパネルもどんどん普及してきています。
家庭で使う電力を太陽光で補えるのであれば、一次エネルギーで得なければいけないエネルギーはより抑えられるようになります。
それだけでなく余剰エネルギーは契約している発電会社に売れるといったメリットもあります。
もちろん太陽光は身近に取り組める1つでしかありませんが、そのような再生可能エネルギーの利用は私たちにもできる環境にも配慮した活動になります。
エネルギー問題や環境問題のためにも私たちができることから取り組んでいくことが大切となります。
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