健康福祉

感染症や病気で亡くなる子どもたちに必要な支援や対策は?

世界では、5歳未満の子どもが年間560万人も亡くなっており、その約半数が生後28日以内の新生児です。
5歳未満の子どもが亡くなっている地域は、サハラ以南のアフリカと南インドに集中しています。

これらの地域は経済的にも貧しく、十分な医療サービスを受けられないのが現状です。その結果、治療を受ければ治る病気によって子どもたちは命を落としているのです。

治療可能な感染症や病気で命を落としてしまう子どもたちを救うためには、どのような支援や対策が必要でしょうか。
この記事では、子どもたちを救うために必要な支援や対策について紹介していきます。

SDGs「すべての人に健康と福祉を」の達成のために、感染症になる子どもたちに必要な対策や支援とは

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医療サービスを受けられない子どもたちの現状とは


2017年に国連が発表した報告書によると、2016年に5歳未満で死亡した子どもの数は560万人とされています。
これは、毎日約1万5,000人の子どもが5歳の誕生日を迎える前に亡くなっていることを意味します。

5歳未満で死亡した子どもの数は2,000年の約990万人から大きく減少していますが、そのうち新生児が占める割合については、41%から46%に増加するなど、まだまだ問題は続いています。

現在の傾向が続けば、2017年から2030年の間に5歳未満児6,000万人が亡くなることになり、その半数が新生児となるのです。

新生児が死亡するほとんどは南アジア地域(39%)とサハラ以南アフリカ地域(38%)で起こっています。
サハラ以南のアフリカでは、生後1ヶ月以内に死亡する子どもの割合は、36人に1人であるのに対して、世界の高所得国ではその割合は333人に1人と、大幅な格差があることがわかります。

さらに、世界の5歳未満児の命を奪う感染症を代表する肺炎と下痢は、それぞれ死亡要因の16%と8%を占め、早産による合併症や分娩中や出産後の合併症による死亡は、2016年の新生児の死亡要因の30%を占めています。

5歳未満児の死亡が560万件に加えて、毎年発生している260万件の死産の半数以上は予防・治療ができる病気です。

現在の前進をより改善しなければ、持続可能な開発目標(SDGs)が定めている2030年までに、60カ国以上において新生児の予防可能な死亡を根絶するという目標が達成できず、その半数の国が2050年になってもなお新生児死亡率を少なくとも出生1,000件中12件以下まで減らすというターゲットを達成することはできないとされています。

新生児の死亡を減らすためには、さらなる取り組みが必要です。

(出典:「Levels and Trends in Child Mortality 2017(2017年度版 子どもの死亡における地域(開発レベル)別の傾向)」)
(出典:日本ユニセフ 公式サイト)

サハラ以南のアフリカや南アジアで多くの子どもたちが亡くなってしまう理由は?


サハラ以南のアフリカや南アジアにおいて、多くの子どもたちが亡くなっている理由は、十分な医療サービスを受けることができないためと言われています。

多くの子どもたちは、肺炎や下痢によって死亡しています。
また、早産や合併症、分娩中や出産後の合併症による死亡は、2016年の新生児の死亡要因の30%にものぼります。

こうした病気のほとんどは、予防したり治療したりすることができるものであり、先進国において、こうした病気で子どもが亡くなるケースはほとんどありません。

つまり、予防したり、治療したりすることができずに、亡くなっていっているのです。

サハラ以南のアフリカ諸国では、病気になっても適切な治療を受けられない子どもが過半数を占めています
医療へアクセスできないことが、子どもたちが亡くなるほとんどの原因です。

ではなぜ子どもたちが医療へアクセスすることができないのでしょうか。
その原因は、地域に医師や医療従事者がほとんどいないからです。

医師や医療従事者がいないために、適切な治療を行なうことができません。

たとえその地域に薬や医療設備などがあったとしても、それを扱う人がいなければ適切な治療ができないのです。
したがって、今後は子どもたちの命を救うためのさらなる取り組みが必要となります。

(出典:日本ユニセフ 公式サイト)

子どもたちの命を救うために必要な支援・対策は?


子どもたちの命を救うためには、様々な支援や対策が必要です。

すでに支援団体や国連機関が子どもたちの命を救うための活動を行っていますが、それでもすべての子どもたちには支援が行き届いていない状況です。

以下では、子どもたちの命を救うために必要な支援と対策について説明します。

水・衛生環境の改善

子どもたちの命を救うためには、水や衛生環境から改善して行く必要があります。

適切な医療を行うためには、清潔な水と衛生的な環境が必要です。
また、子どもたちの多くの命を奪っている下痢という病気は、不衛生な水を摂取したことが原因で発症することがほとんどです。

トイレも不衛生な状態であるため、感染症が伝染しやすくなるなどの問題が生じます。

そのため、清潔な水が提供できるようになり、子どもたちが暮らす衛生環境を改善しなければなりません。外部から現地に水を提供するだけではなく、現地で清潔な水を確保するための施設が必要です。

環境を改善する支援は大切ですが、将来的に自立して経済活動ができるようにしなければなりません。
そのには、衛生環境の重要性や水道・トイレのメンテナンスなど、現地の人々へ伝えていく必要があります。

医師不足の解消・医療従事者の増員

途上国においては、医師・医療従事者の不足が深刻な問題です。

先述したとおり、途上国の多くの子どもたちは、治療すれば治る病気となって命を落としています。
そのため、医師不足を解消し、医療従事者を増員することが大切ですが、多くの支援が必要となります。

地域の外部から医師を派遣したり、医療従事者を増やすための啓発活動を続けていく必要があるほか、その地域出身の地域保健員を育てることも重要です。

地元出身の地域保健員は、地元のことをよく知っており、外部から来る医療従事者よりも地元の人々から信頼される傾向があります。
緊急時に助けを求めることができる地域保健員は、地元の母子にとってのライフラインの役割を担うのです。

しかし、アフリカだけでも、地域保健員は、今後約10年間で420万人不足すると予測されています。
今後、医師不足・医療従事者を増員するとともに、地域保健員をきちんと育てていかなければなりません。

教育支援

子どもたちを救うためには教育支援も必要です。その地域が貧しいままでは、子どもたちは満足に学校に通うこともできません

子どもたちは学校へ行く時間を割いて家の手伝いや兄弟の世話に充てています。
その結果、いつまでも貧困状態から抜け出すことができなくなってしまいます。

これを改善するためには、子どもたちが自立して勉強できる環境を整える必要があります。教育を受けられるようになれば、子どもたちが健康や衛生に関する知識を増やすことができ、治療しなければならない病気になる可能性が下がることも期待できます。

(出典:日本ユニセフ 公式サイト)

私たちの寄付が子どもの命を救う大きな助けに


子どもたちを救うためにはまだまだ多額の資金が必要です。
私たちも途上国で満足な医療を受けられない子どもたちを救うためのアクションを起こす必要があるのではないでしょうか。

私たちが身近にできる支援の方法として寄付があります。
寄付には様々な種類があり、継続的に定額を寄付する定額寄付や、その都度寄付を行う都度の寄付があります。

少額であっても多くの人が寄付をすることで、多くの子どもたちを救うことができるのです。

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この記事を書いた人
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