ロシアによる侵攻でいまだ混乱が続くウクライナでは、多くの人が国内外で避難生活を送っています。
このように、不安な日々を過ごすウクライナの人々のために寄付したい!と思うものの
・どのような人道支援が必要とされている?
・どのような支援団体が寄付を募っているの
・寄付はどのようにしたらいいの?
と疑問を感じることと思います。
そこでこの記事ではその疑問に答えるべく、混乱の中にあるウクライナの人々を支援する団体について紹介していきます。
具体的には
- ウクライナの人々を支援する団体一覧と概要
- ウクライナで必要とされている支援
の順にご紹介します。
寄付先を迷っている方は知名度も高く実績も豊富な、AAR Japan[難民を助ける会]への寄付がおすすめです。
- 1 ウクライナの人々を支援するために私たちができることとは
- 2 ウクライナの人々の支援活動に寄付できる支援団体を紹介!
- 2.1 【寄付先1】認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン:難民支援や災害救援の分野で20年以上の経験を持つ団体
- 2.2 【寄付先2】認定NPO法人 難民を助ける会:国内外で難民を支援。特に弱い立場に置かれた方をサポート
- 2.3 【寄付先3】公益財団法人 日本ユニセフ協会:知名度の高さが信頼に
- 2.4 【寄付先4】認定NPO法人 ワールド・ビジョン・ジャパン:長期的な支援活動をする国際NGO
- 2.5 【寄付先5】認定NPO法人国連UNHCR協会:難民を守り、難民を支える。
- 2.6 【寄付先6】認定NPO法人ジャパン・プラットフォーム:NGO・経済界・政府と連携
- 2.7 【寄付先7】特定非営利活動法人 ADRA Japan (アドラ・ジャパン):120か国の支部と連携し人々の生活環境を改善
- 2.8 【寄付先8】(寄付金受付終了)公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン:子どもたちを取り巻き環境を、根本から解決を目指す
- 2.9 【寄付先9】認定NPO法人メドゥサン・デュ・モンド ジャポン(世界の医療団):人道医療支援に取り組む国際NGO。世界中へ医療を届ける活動
- 2.10 【寄付先10】公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本:世界の人権のために行動する人たちの国際的なコミュニティを形成
- 2.11 【寄付先11】(寄付金受付終了)公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン:子どもとともに地域開発を進める国際NGO
- 2.12 【寄付先12】NPO法人 WELgee:難民と日本社会との双方向の活動で「自らの境遇にかかわらず、ともに未来を築ける社会」を目指す
- 3 ウクライナで必要とされている支援
- 4 ウクライナへ支援は寄付で簡単にできる
ウクライナの人々を支援するために私たちができることとは
紛争発生時、ウクライナでは
- ・自宅から離れ国内外への避難を余儀なくされる
- ・現金が手に入らない
- ・サプライチェーンが止まり必要な物資が手に入らない
といった混乱が起きていました。
多くの団体が物資提供やシェルターの用意などの支援を開始。支援は継続して行われ、そのための資金が引き続き必要とされています。
日本の住む私たちが今できる支援は、ウクライナの人々のために活動する団体へのお金の寄付です。
お金の寄付であれば、今すぐインターネットを通じてクレジットカードで行うことができます。
また、団体によっては継続寄付を受け付けている団体もあります。
長期化する避難生活を支えるためには、持続的な支援が不可欠です。
ウクライナの人々の支援活動に寄付できる支援団体を紹介!
ここでは、「ウクライナの人々へ寄付したい」と考えている方へ向けて、ウクライナの支援活動をしている団体を紹介します。
ウクライナの人々を支援している寄付できる団体
【寄付先1】認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン:難民支援や災害救援の分野で20年以上の経験を持つ団体
ピースウィンズ・ジャパンはロシアによる侵攻開始直後から、ウクライナの隣国ポーランドとモルドバにスタッフを派遣し支援を行っています。
▼侵攻発生時に行った支援内容の一例
・仮設診療所で避難民への診療を継続
・モルドバの避難所で環境整備と物資支援を実施
・ペット連れの避難民にペットフード等を支援
▼現在継続して行っている支援の一例(2024年10月時点)
ウクライナ国内
・心理社会・保護支援
・病院への医療機器提供
・食料・日用品の配付
モルドバ
・教育支援や食料支援
現地に、皆様のあたたかいご支援をお願いいたします。
【寄付先2】認定NPO法人 難民を助ける会:国内外で難民を支援。特に弱い立場に置かれた方をサポート
AAR Japan[難民を助ける会]は、世界16カ国で紛争・自然災害・貧困・障がいなどにより困難な状況に置かれている人々を支援しています。
ロシアの軍事侵攻が始まった直後は、戦禍から逃れて戦禍を逃れて周辺国に流出した難民・避難民への緊急支援を実施。AAR Japanスタッフが現地入りし、調査・支援活動を行いました。
【これまでの活動例】
・難民・国内避難民への緊急物資の配付(食料、医薬品、衛生用品など)
・子どもたちが避難先で学習するためのパソコンやプロジェクターの設置
・遊び場を開設、人形やおもちゃの提供
【現在行っている活動】※2024年10月時点
・ウクライナ国内に留まる人の支援:自宅での生活を続ける高齢者や障がい者世帯への食料配付や現金給付などの支援
・モルドバで困窮している避難民の支援:食料や衛生用品の配付
・地雷・不発弾対策:ロシアの軍事行動の一環として道路沿いや農作地に埋められた地雷の撤去作業
・障がい者支援:カウンセリングや介護者へのレスパイト・ケアの提供など、国内にとどまる障がい者を支援
ニーズの高い支援活動を継続するとともに、中長期的な活動を見据えて、モルドバに事務所を開設し、障がいのある方々や子どもたちへの支援などに力を入れて活動しています。
AAR Japanは、日本における難民支援の先駆けとして1979年に発足し、国連に公認・登録された国際NGOです。シリア難民支援、アフガニスタン避難民支援など、これまでの緊急支援の経験を活かします。
【寄付先3】公益財団法人 日本ユニセフ協会:知名度の高さが信頼に
8年にわたって続く東部地域の紛争や、昨今の武力行為の激化の影響を受けるウクライナの子どもたちのために、ロシアによる軍事侵攻開始後もユニセフは現地にとどまり、安全、保健、教育、心理社会的支援、保護、水と衛生などの分野で支援活動を継続しています。
水や電気を絶たれたり教育の機会を奪われたり、避難を余儀なくされるなど、紛争による直接的・間接的な影響を受ける子どもたちをはじめ、最も支援を必要としている子どもたちとその家族に支援を届けるため、ユニセフではウクライナ緊急募金へのご協力を呼びかけています。
【寄付先4】認定NPO法人 ワールド・ビジョン・ジャパン:長期的な支援活動をする国際NGO
ワールド・ビジョンは、ロシアによる軍事侵攻開始後、ウクライナからルーマニアに逃れた難民への支援活動を強化し、その他の周辺国でも子どもたちへの心理的応急処置と、難民への基本的な支援物資の提供を行ってきました。
また子どもたちが家族から引き離され、暴力や搾取、虐待の危険性が高まることに懸念を表明し、国際社会が連携して継続的に支援を届ける必要性を訴え続けています。
ウクライナ国内、および隣国のモルドバ、ルーマニア、ジョージアなどで以下の活動を継続中です(2024年10月時点)。
・食料支援
・現金やバウチャーの配付
・メンタルヘルスや心理的ケアの提供
・子どもたちへの教育支援
今後も、変化する難民の生活に柔軟に対応した支援を行っていきます。
現地のNGOと連携協定を結び、難民の受け入れ活動を支援しています。また、ウクライナ国内においても、関係諸団体の活動をサポートしています。
【寄付先5】認定NPO法人国連UNHCR協会:難民を守り、難民を支える。
2024年5月末の時点で1億2,000万人もの人々が紛争や迫害などが原因で家を追われており、UNHCRは、難民の保護や支援に取り組んでいます。
国連UNHCR協会は、UNHCR公式支援団体として日本社会と難民や最前線で援助活動に従事する人々をつなぐことを使命とし、日本国内でのファンドレイジング活動と世界の難民問題に関する知識の普及と啓発活動をしています。
【寄付先6】認定NPO法人ジャパン・プラットフォーム:NGO・経済界・政府と連携
ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、NGO・経済界・政府が対等なパートナーシップのもと連携し、日本の加盟NGOをサポートする中間支援団体です。
2022年2月24日に始まったロシア軍のウクライナ侵攻により、国内で約370万人、国外で約673万人が避難生活を送っています(2024年9月現在)。
JPFは、世界中の市民社会と心を一つに、ウクライナやその周辺国において、人権や保護を最優先に支援を展開しています。
現在も、国内外の避難民への食料、生活物資、教育、給水、衛生、保健・医療、住居、心のケアなどの支援を継続中です。
市民社会の一員である皆さまが、私たちと心を重ねてくださり、不安と恐怖に染まった日々を過ごす方々に支援の手を差し伸べて下さることを心より願っています。
【寄付先7】特定非営利活動法人 ADRA Japan (アドラ・ジャパン):120か国の支部と連携し人々の生活環境を改善
ADRA Japanは、途上国や災害被災地において開発支援や緊急支援活動を行なう国際NGOです。
ウクライナ国内に複数の拠点を持ち、これまで寒い季節を乗り切るための越冬支援や安全な飲料水の提供、住宅や学校、病院などの復旧支援、心に傷を負った方の心理的サポートなど、100万人以上の方に寄り添ってきた支援実績があります。
2022年2月のロシアの軍事侵攻開始直後、ウクライナ政府から複数分野での支援要請を受け、支援に必要な調査や調整に動きました。
侵攻開始直後は、現金を引き出すことができなくなっている状況下において、販売業者などと話し合い、現金と同じように食料や水を購入できるバウチャー券を準備し、支援を必要としている人々に配布。また、ポーランドやハンガリー、スロバキアなどのアドラネットワークとも連携し、難民として国外に逃れた人々の支援も迅速にスタートしました。
現在は以下の活動を行っています(2024年10月時点)。
・現金給付
・食料や衛生用品の支援
・オンラインでの心理ケア支援
【寄付先8】(寄付金受付終了)公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン:子どもたちを取り巻き環境を、根本から解決を目指す
紛争の激化に対応し、セーブ・ザ・チルドレンは、治安が許す限り、直ちに支援活動を行ってきました。
最初の6週間は、家族が最低限必要なものなどを購入できるよう現金やバウチャー支援を優先して実施。
さらに子どもたちをさまざまな暴力から守るための支援(子どもの保護)や、精神保健・心理社会的支援、教育支援など、紛争の影響を受けた子どもたちとそのコミュニティの緊急支援ニーズに対応しました。
その後は以下の活動を行いました。
【ウクライナにて】
・経済的に脆弱な状況にある世帯を対象に現金支援
・移動式学習支援や教員がオンライン授業を行うためのデジタル学習センターの環境整備・運用
【ルーマニアにて】
・ウクライナ難民へ向けた医療サービス支援
・ウクライナ難民の子どもたちが学習を継続できるような教育支援
・紛争や避難といった経験をしてきた子どもと養育者を対象にしたこころのケアの活動
「ウクライナ危機 緊急子ども支援」の募集を締め切りました。ご支援ありがとうございます。
>>セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの「ウクライナ危機 緊急子ども支援」の活動報告を見る
引き続き、ウクライナを含む紛争や自然災害などの影響を受けた世界と日本の子どもたちの命と未来を守る「いのち・みらい貯金箱」を受け付けています。
【寄付先9】認定NPO法人メドゥサン・デュ・モンド ジャポン(世界の医療団):人道医療支援に取り組む国際NGO。世界中へ医療を届ける活動
メドゥサン・デュ・モンド ジャポン(世界の医療団)は、ウクライナ危機に対し活動を行っています。
2014年からウクライナの医療体制が脆弱な地域で活動しており、現在も活動中であるため現地関係者との信頼関係がすでに出来ています。
世界の医療団は「医療支援」に特化し活動しています。医療従事者(医師、助産師、心理士、看護師)だけでなく、コーディネーター、ロジスティクス、通訳、運転手などを含む、約80人の世界の医療団スタッフがウクライナ国内にとどまり、以下のような活動を続けています。
・病院の改修
・病院への医療資材提供
・産科医や心理士による恩来院相談
・医療従事者に向けた、PTSDなどを始めとした心理社会的支援の研修
【寄付先10】公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本:世界の人権のために行動する人たちの国際的なコミュニティを形成
アムネスティ・インターナショナルは、すべての人の人権が守られる世界の実現をめざす国際運動体。世界中で1千万人の人々が参加し、人権侵害をなくすため声を上げ続けています。ご寄付は、以下の活動に大切に使わせていただきます。
● 写真、ビデオ、衛星画像等を検証し、市民への無差別攻撃など戦争犯罪が疑われる重大な人権侵害を糾弾。
● 人権活動家をはじめウクライナ・ロシア両国で特に危険にさらされている人々を対象とした安全な場所への移転および滞在先や生活費の提供。
● ロシア軍による侵略を直ちに終わらせ、ウクライナの一般市民を保護するための調査を行い世界的なアドボカシーとキャンペーンを展開。
【寄付先11】(寄付金受付終了)公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン:子どもとともに地域開発を進める国際NGO
プラン・インターナショナルは、国内およびモルドバ、ポーランド、ルーマニアにおいて以下のような活動を行いました。
・子どもたちへの教育プログラムの提供
・子どもたちに避難国の現地語のを教える教師の養成
・ウクライナ難民とそのホストファミリーに食料支援
・学用品および通学カバンの支援
・ウクライナ人の教師向けに、避難国での教師復職プログラムの提供
・女性を対象にした法的支援、住居探しの支援
・心理社会的ケア、法的支援の提供
「ウクライナ避難民緊急支援」の募集を締め切りました。ご支援ありがとうございます。
【寄付先12】NPO法人 WELgee:難民と日本社会との双方向の活動で「自らの境遇にかかわらず、ともに未来を築ける社会」を目指す
WELgeeは6年間、40カ国200人の難民への就労伴走の経験を踏まえて、日本に逃れたウクライナ避難民への育成機会の提供や、キャリアカウンセリング、就職への伴走を行なっています。
支援内容の詳細:
・当事者団体や支援団体、保証人と連携して、ウクライナ避難民への就労のニーズ調査
・就労を希望するウクライナ避難民への日本語教育やキャリア教育、IT技術研修などの育成機会の提供
・当事者の人生設計を考慮した個別のキャリアへの伴走
ウクライナで必要とされている支援
ウクライナでは
・ロシアの軍事侵攻を逃れて周辺国に流出したウクライナ難民
・ウクライナ国内に留まり避難生活を送る人々
への支援が必要とされています。
主に必要だと考えられている支援は以下の通りです。
- ・支援ニーズの調査
- ・衛生用品などの物資支援
- ・医療物資や医療サービスなどの医療支援
- ・避難場所の提供
- ・学校に行けなくなってしまった子どもたちへの教育支援
- ・子どもや弱者への心理社会的ケア
詳しく紹介します。
1. 支援ニーズの調査
ウクライナの状況は日々変わっています。
それに伴い人々のニーズも日々変化しています。
必要な支援を必要とされる場所に届けるため、正確なニーズの把握が不可欠です。
2. 衛生用品などの物資支援
軍事侵攻開始当初は、生活を維持するための食料、飲料水に加え、寒い季節を乗り切るための毛布や燃料が必要とされていました。
引き続き、防寒用品、寝袋やマットレスなどの寝具、衛生用品などが必要とされています。
3. 医療物資や医療サービスなどの医療支援
多くの病院が攻撃を受けたため、医療機器や医薬品が不足しています。
ピースウィンズ・ジャパンは、2022年5月より、深刻な人道危機状態に置かれているウクライナの北部および東部の 7 州 の医療施設に対して基礎的医薬品を提供。医療施設が患者の治療、診察を維持・継続できるようにする「ウクライナの人道危機状態に置かれた地域への医療支援事業」を行っています。
>> ピースウィンズ・ジャパンが行う支援活動の紹介へ移動する
4. 避難場所の提供
2024年9月時点で、国外難民は672万人。また、360万人の人が国内避難を強いられています*。
多くの人が安心して暮らせる場所を必要としています。
UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)では、国内及び国外避難民に、緊急シェルターの提供を行っています。
>>UNHCRが行う支援活動の紹介へ移動する
*出典:UNHCR Ukraine Situation Flash Update #73
5. 学校に行けなくなってしまった子どもたちへの教育支援
学校が攻撃を受けたり閉鎖になったりして、授業を受けられない子どもたちがいます。
また、避難を余儀なくされ、学校に通えない子どもたちもいます。
子どもたちの学びを止めないためにも、教育支援が必要とされています。
6. 子どもや弱者への心理社会的ケア・保護
成人男性(18~60歳)の出国禁止により、避難民の多くは女性、子ども、高齢者となっており、紛争時にはより脆弱な立場に陥る人々への保護、配慮が不可欠です。
また、市街地での戦闘や避難により、多くの子どもたちが深刻な精神的苦痛を受けており、心理的ケアが必要です。
7. 現金
ロシアによる軍事信号が始まった当初、必要最低限の荷物で避難した人には、食料、洋服など日用品が足りていませんでした。
また、銀行預金を引き出そうにもATMが止まり現金を手に入れられない状況にありました。
また、2024年に入ってからも、高騰する暖房用の燃料、また個人の様々なニーズを満たすために現金が必要とされています。
ユニセフは2022年3月より、ウクライナ社会政策省と共に、子どもを持ち、戦闘の影響に最もさらされている家庭のニーズに応えるため、人道的現金給付プログラムを行っています。
2022年11月30日までに、ウクライナにいる計19万6,435世帯が総額1億9,100万米ドルが届けられています。
>> 日本ユニセフ協会が行う支援活動の紹介へ移動する
ウクライナへ支援は寄付で簡単にできる
ここまで、ウクライナの人々の支援活動をする団体の概要やよくある疑問にお答えしてきました。記事の内容をまとめます。
- ウクライナの人々を支援する団体に寄付をする効果的な手段は、お金の寄付。さらに、継続寄付なら長期的な支援が可能
- クレジットカード決済や振込みで、今すぐに支援を届けられる
- 医療・保健物資支援、心のケア、難民支援などが必要とされている
「ウクライナの人々のために今すぐ自分にできることをしたい」と考えている方は、ぜひ紹介した団体のホームページを確認してみてください。
世界では他にも各地で紛争が続いています。また、紛争や内戦によって国内外への避難を余儀なくされている人たちはウクライナ以外にもいます。
以下2つの記事ではそれぞれ、現在も解決していない紛争の原因や解決策や世界の難民問題について解説しています。ぜひご一読ください。
>>2020年現在も紛争が解決していない国や地域は?原因を知り解決策や支援について考えよう
>>世界の難民問題の原因や解決策とは?受け入れ国での生活や日本の対応、支援協会の活動は?
▼ウクライナの人々に寄付できる団体
団体名 | ウクライナの人々を支援する活動内容 |
---|---|
ピースウィンズ・ジャパン | 隣国ポーランドとモルドバにスタッフを派遣し支援中。 今後、1.仮設診療所で避難民への診療を継続、2.モルドバの避難所で環境整備と物資支援を実施、3.ペット連れの避難民にペットフード等を支援をしています。 |
日本ユニセフ協会 | 現地にとどまり、子どもたちのために、安全、保健、教育、心理社会的支援、保護、水と衛生などの分野で緊急支援を行っています。 最も支援を必要としている子どもたちとその家族に支援を届けるため、ウクライナ緊急募金への協力を呼びかけています。 |
AAR Japan[難民を助ける会] | 周辺国に流出したウクライナ難民を支援するため、東欧地域を中心に情報収集を進めています。現地協力団体と連携するなどし、人道支援活動を開始します。 |
国連UNHCR協会 | 1994年からウクライナでの支援活動を開始。 今回の危機でも、ウクライナや近隣諸国の当局、その他パートナー団体と協力して支援を拡大し、極寒の東欧で避難を強いられている人々が必要とする支援を届けていきます。 |
ジャパン・プラットフォーム | ウクライナ危機に関する緊急初動調査を開始。 国連機関や現地団体等と調整しながら、ポーランドへ逃れた難民、そして、ウクライナ国内で被災した避難民の支援ニーズを調査していきます。 |
ADRA Japan | ウクライナ国内に複数の拠点を持ち、100万人以上の方に寄り添ってきた支援実績あり。 ウクライナ政府から複数分野での支援要請を受け、すでに支援に必要な調査や調整に動いています。 支援物資の配布や国外逃避した難民の支援の準備を進めています。 |
ワールド・ビジョン・ジャパン | 長期的な支援活動をする国際NGO。 ウクライナからルーマニアに逃れた難民への支援活動を強化しており、その他の周辺国でも子どもたちへの心理的応急処置と、難民への基本的な支援物資の提供を計画しています。 |
セーブ・ザ・チルドレン(寄付金受付終了) | 紛争の激化に対応し、治安が許す限り、直ちに支援活動を行っていきます。 紛争の影響を受けた子どもたちとそのコミュニティの緊急支援ニーズに対応していきます。 |
認定NPO法人メドゥサン・デュ・モンド ジャポン(世界の医療団) | 医療従事者(医師、助産師、心理士、看護師)だけでなく、コーディネーター、ロジスティクス、通訳、運転手などを含む、約80人の世界の医療団スタッフがウクライナ国内にとどまり、活動 |
アムネスティ・インターナショナル日本 | ● 写真、ビデオ、衛星画像等を検証し、市民への無差別攻撃など戦争犯罪が疑われる重大な人権侵害を糾弾。 ● 人権活動家をはじめウクライナ・ロシア両国で特に危険にさらされている人々を対象とした安全な場所への移転および滞在先や生活費の提供。 ● ロシア軍による侵略を直ちに終わらせ、ウクライナの一般市民を保護するための調査を行い世界的なアドボカシーとキャンペーンを展開。 |
プラン・インターナショナル(寄付金受付終了) | 近隣諸国に避難したウクライナの人々へ「子どもや若者、特に女の子や女性たちを保護する環境の整備」「避難民の子どもや若者、保護者たちに対する心のケア」「子どもや若者、女の子や女性たちの心のケアにあたる専門家の能力強化」を中心に支援活動を実施。 |
WELgee | 6年間、40カ国200人の難民への就労伴走の経験を踏まえて、日本に逃れたウクライナ避難民への育成機会の提供や、キャリアカウンセリング、就職への伴走。 |