「寄付について考えたい」
「寄付するきっかけがほしい」
と思っている方にぴったりなのが「寄付月間」です。
寄付月間は、毎年12月に行われ、様々なイベントを通して寄付について考えることができるイベントです。
寄付月間について詳しく知りたいと思ったものの、あまり良くわからないという方に向けて、この記事では、以下の内容をご紹介します。
- 寄付月間の解説
- 寄付月間で私達ができること
- 寄付月間に対するよくある質問
寄付月間とは?参加する方法は?
寄付月間とは、毎年12月に行われる、寄付に関する啓発キャンペーンです。
12月1日から31日の1か月間を通して、寄付に係る関係者が幅広く集い、寄付文化の醸成を活動の趣旨としています
・実際に寄付を体験する
・寄付の受け手側が寄付者に感謝し、寄付の報告を行う
・多くの人が寄付の大切さと役割について考える
・寄付に関心を寄せ、行動をするきっかけを提供する
このような目的をもって、「欲しい未来へ、寄付を贈ろう」を合言葉に、企業・NPO・大学・行政などが協力し、様々なイベントを行いながら寄付について考える機会を提供します。
イベントの開催場所はイベントによって異なりますが、オンラインで開催されているイベントもありますので、気になる方はこちらのページからチェックしてみてください。
>>寄付月間イベント一覧(公式サイトへ)
寄付月間は2015年より始まり、2024年で10年目を迎えるイベントです。また寄付月間に参加する方法として、以下の5つがあります。
2.賛同パートナーになる
3.賛同企画を実施する(法人でも個人でも)
4.各種イベントやキャンペーンに参加する
5.寄付について話をする、発信する
寄付月間2021公式ホームページ:https://giving12.jp/
寄付月間の運営団体
寄付月間は、基本的に様々なNPO団体や、企業から組織される「寄付月間推進委員会」と共同事務局で運営されています。
運営がツイッターを更新しており、イベント情報などがリアルタイムで発信されています。寄付月間に少しでも興味が出てきた方は、まずはフォローしてみるのはいかがでしょうか。
また、寄付月間には、「リードパートナー」と「賛同パートナー」と呼ばれる方たちが存在します。
リードパートナーはその名の通り、寄付月間をリードしていく存在のこと。また賛同パートナーは寄付月間の趣旨に賛同し、一緒にイベントを盛り上げていく存在です。
どちらも個人・法人に関係なく申し込むことが可能。公式ホームページから応募できます。
2024年の寄付月間はどんな内容?
10年目となる「寄付月間2024」に向けて、賛同者や賛同企画が募集されています。
2023年は1000を超えるNPOや企業がパートナーとなり、170件以上の賛同企画が全国各地およびオンラインで開催されました。
寄付月間企画大賞は「シングルマザーズシスターフッドのキフカッション」が受賞。NPO法人シングルマザーズシスターフッドが主催し、寄付月間にシングルマザーが執筆したエッセイを発表して寄付を募集するキャンペーン企画です。
寄付月間2024への参加についての詳細は以下をご確認下さい。
【寄付月間2024】賛同パートナー、リードパートナー、賛同企画の募集を開始します!(寄付月間2024 Giving December)
寄付月間で私達ができる2つのこと!
寄付月間で私たち個人ができることとしては、下記の2つがあります。
- イベントに参加する
- 寄付する
1.イベントに参加する
寄付月間中には、寄付に関する様々なイベントが毎日のように開催されます。
寄付について学べるイベントや、参加するだけで寄付になるイベントなどもあります。
イベントに参加したい方は、下記ページからイベント情報をご覧ください。
寄付月間イベントページ:https://giving12.jp/action/event/
2.寄付する
寄付月間に興味を持っている方は、この機会に実際に支援団体などへの寄付を考えてみてはいかがでしょうか。
寄付月間では、寄付ができるイベントもたくさん開催されているため、気軽に寄付できます。
下記ページには、寄付できるイベントがまとめられています。
寄付イベント一覧:https://giving12.jp/action/donate/
- ・アクションで寄付
- ・もので寄付
- ・お金で寄付
寄付には上記3タイプがあります。少しでも興味を持った方は、まずはどんなイベントがあるのか確認し、自分にできそうなものから始めてみることをおすすめします。
もし、今あなたが「寄付に少しでも興味があるものの、どこに寄付していいかわからない」という場合、こちらの記事をご一読ください。
【関連記事】寄付先のおすすめNPO団体は?失敗しない選び方を専門家が一覧から徹底解説!
寄付月間に関するよくある3つの疑問
ここからは、寄付月間についての疑問についてお答えします。
・寄付に適正な金額はある??
・寄付すると確定申告が必要になる?
それぞれ詳しく見てみましょう。
1.日本における寄付市場の現状は?
日本ファンドレイジング協会「寄付白書20121」によると、2020年の日本の個人寄付総額は1兆2,126億円です。
諸外国に目を向けてみると、イギリス1兆4,878億円、アメリカは34兆5,948億円。アメリカでは日本の約28倍の規模の個人寄付が集まっています。
また、名目GDPに占める寄付の割合を見ても、イギリス0.47%、アメリカ1.55%に対して、日本は0.23%と諸外国に比べると割合が低いのが現状です。しかし2016年の日本の名目GDP比が0.14%だったことを考えると、日本の人々の寄付への意識が変化したことが見て取れます。
2.寄付に適正な金額はある??
寄付はどれくらいしなければならない、という規定はありません。
寄付月間のサイトには、日本トップリーグ連携機構 代表理事会長 川淵 三郎さんのお話が掲載されています。
僕は個人的にボランティア活動はやらなくちゃと思いながらも、三日坊主で長続きしないほうです。
ある時「お金の寄付もボランティアと同じですよ」とさわやか福祉財団の堀田理事長に教えて頂いて、とても気が楽になりました。そこで「どれくらい出すのがいいですか」と聞いたら、「ちょっと痛いなと思うくらいの金額がいい」と言われました。
なるほど「ちょっと痛い」というところで、人のためになっているという認識ができます。以来それを誕生日ごとに26年間続けています。「寄付させてもらって有難い」という気持ちはずっと変わりません。
どのくらい寄付をすればいいのか迷っている方は、ぜひこちらのコメントを参考にすることをおすすめします。
3.寄付すると確定申告は必要になる?
寄付をした場合、確定申告は必ずしも必要ありません。ただし寄付金控除を適用する場合は、確定申告が必要になります。
寄付金控除を適用すると税金の控除を受けられる可能性があり、お得です。
【寄付金控除の適用条件】
- ・寄付金控除の対象団体に寄付する
- ・年間2,001円以上の寄付をする
- ・確定申告を行う
詳しい仕組みや確定申告の方法については、以下記事をご一読ください。
寄付月間の解説と私達にできること | まとめ
この記事では、以下の内容を紹介しました。
- ・寄付月間は、12月1日から1か月間を通して、寄付に係る関係者が幅広く集い、寄付文化の醸成を活動の趣旨としたイベント
- ・開催場所はイベントによって異なるが、オンラインで開催されているイベントもある
- ・寄付月間で私達ができることは、イベントに参加することや実際に寄付すること
すこしでも興味を持った方は、ぜひ寄付月間に参加してみましょう。
記事の内容は以上です。もし、今あなたが
「どの団体に寄付するか決めかねている・・・」
「寄付先の選び方を知りたい・・・」
とお思いなら、寄付アドバイザーが「あなたに合う寄付先の選び方」を解説する人気記事をおすすめします。
気になる方はぜひ以下のリンクからどうぞ!