「こども食堂の支援ができる団体『むすびえ』が気になるけど、どんな団体なの?」
「『むすびえ』が行っている事業や、実績などが詳しく知りたい!」
と思うことはありませんか?
子どもが一人でも行ける無料または低額の食堂「こども食堂」。貧困家庭の子どもへの食事支援や、孤食の解消、地域交流の場づくりといった様々な役割を果たしています。
こども食堂は増加の一途をたどっており、その数は全国10,866ヶ所以上にのぼっています(2024年12月時点)*。
しかし、ボランティアベースで行われているこども食堂は、運営を継続していくためにも様々な支援が求められていることも事実です。
この記事では、こども食堂の支援活動を行うNPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ(以下、むすびえ)の活動内容やむすびえへの寄付方法についてご紹介します。
*出典:「こども食堂全国箇所数調査」について2024年度速報値 むすびえ
なお、事前にむすびえの評判が気になる方は、以下も合わせてご一読ください。
>>【実際どう?】むすびえの気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説
こども食堂への寄付を通じて
誰も取りこぼさない社会をつくろう!
こども食堂は主に地域のボランティアによって運営されています。
NPO法人『むすびえ』はこども食堂の活動を様々な面から支援しています。
子どもの時代は、あっという間に終わってしまいます。だからこそ、「いつか」ではなく今、あなたも一緒に支援に参加しませんか?
NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえとは?
NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえは、「こども食堂の支援を通じて、誰も取りこぼさない社会をつくる」をビジョンに掲げています。
子どもの貧困問題を解決することを、行政とこども食堂の運営だけに任せている現状を問題として取り上げ、各地域のこども食堂ネットワークの支援と、社会に貢献したいと考えている企業・団体とつながり、こども食堂へ支援を届ける活動を行っています。
その他にも、独自に調査・研究を行い、講演会などでの啓発活動もむすびえの担う役目です。
子どもたちは走り回り、ボランティアの高校生や大学生にしがみつき、
お母さんたちは、楽しくおしゃべり。
地域の高齢者が調理ボランティアを買って出て、
子どもや親たちを笑顔で見守っている。
タテにもヨコにも割らない(子どもや大人、高齢者といった年齢で制限しない、家庭の所得で制限しない)、ごちゃまぜの場所です。
同時に、スタッフは気にかけています。
子どもの様子や親の様子、本人たちが語らないその「背景」を気にかけています。
そして気付いたときには、さりげなく手を差し伸べる。
さしでがましくなく、おしつけがましくならないように気を配りながら、
「私が勝手に持たせたんだ」「余っちゃってるから、もらってくれるとうれしい」と。
そして長い目で見守ります。
どうしたこうしたとは聞かない。
どうだろうな?と思いつつ、その状態でキープ。
言ってくれればいつでも一緒に考えますよ、という態度で、待ちます。
もともとは利用者だったというボランティアの女性が言っていました。
「ここは、自分のできる範囲で、できることをやればいいから、続くんですよね」と。
そこがPTAとの違いだそうです。
――こども食堂とは、そんな場です。
そんなこども食堂が、全国で増え続けています。
全国のこども食堂の数は現在(2024年12月時点)10,866ヶ所。全国の公立中学校と義務教育学校の数を合わせた9,296ヶ所*とほぼ並ぶ、ということが私たち「NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ(以下、NPO法人むすびえ)が、全国各地のこども食堂の地域ネットワークと合同で行った調査で分かりました。
「むすびえ」は、こうしたこども食堂がさらに増え、地域に根ざしていくために、
ひいてはすべての子どもや大人たちが安心して暮らせる地域をつくるために、
こども食堂と、こども食堂を応援しようとしてくれる企業・団体・個人をつなぐ「結び目」になることを目指している団体です。
NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえの3つの事業
NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえは、主にこども食堂に関連する3つの事業を軸に活動しています。
地域ネットワーク支援事業
それぞれの地域で、こども食堂を支えているネットワーク団体(中間支援団体)の活動をサポートしています。
主に「こども食堂の立ち上げ支援」や、「運営者同士のネットワークづくり」「行政や関係団体との連携」「寄付物品の仲介」などを行っています。
具体的事例として2024年1月の能登半島地震の支援があります。能登で活動する団体と協力し、能登島地区コミュニティセンターで出張こども食堂を開催。地域の交流が生まれるだけでなく、まだまだ遊び場の少ない被災地の子どもたちに思い切り遊べる場所を提供しています。
また、こども食堂に興味を持っている地域の方に向け立ち上げ相談会も実施し、助成金の案内などをするとともに、こども食堂立ち上げ希望者のネットワークを築いています。
\こども食堂への支援ができる!/
企業・団体との協働事業
全国にあるこども食堂の地域ネットワークを通じて企業や団体からの寄付、プログラムなどを個々のこども食堂に繋いでいます。
具体的には、「寄付の仲介」「寄付付き商品の販売を原資とした運営費の寄付」「昔遊び体験」などのプログラム提供を仲介しています。
例えば、ファミリーマートとの連携では、以下を実施しています。
- ・コンビニ店頭を利用したフードドライブ
- ・既存こども食堂への助成金支援
- ・新たに立ち上がるこども食堂への費用助成、及び、ノウハウを学ぶ場の提供
地域の交流の場の、継続的な運営を支える役割を果たしています。
他にも、高齢者向け施設を運営する会社との連携により、地域交流の場所や、子どもに向けた就業体験の機会の提供を行っています。施設利用者の活力向上だけでなく、地域交流の機会の提供、介護職の魅力発信にもつながっています。
こども食堂と「企業」を結び付ける活動を、むすびえは今後も続けていきます。
調査・研究事業
ここ数年で、こども食堂の数は急激に増えました。
しかし、実際の活動実態・効果・課題についての調査は、不十分な点が多いのが現実です。
むすびえは、こども食堂の正しい現状を独自調査によって伝える活動をしています。
具体的事例としては、むすびえでは「全国箇所数調査2024年度版」という調査を公式サイト上で公開し、都道府県別のこども食堂の施設数と、こども食堂の数を小学校数で割った「充足率」を算出しています。
全国の各都道府県で、「こども食堂がどれだけ不足しているのか」を明確にし、このデータを多くの企業に「支援が足りていない」ことを知ってもらう啓発活動などに役立てています。
さらに、2024年12月に発表された最新データでは全国のこども食堂が10,866箇所となり、2023年の9,132箇所から1,734箇所以上も増えていることが分かりました。この調査もむすびえが行ったものです。
NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえの実績は?
NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえは、新設の団体です。
しかし、携わっているメンバーは、それぞれの非営利活動の世界で、実績を積み重ねているメンバーが集まってます。
理事長である湯浅誠氏は、1990年代から日本の貧困問題に携わってきた経験と実績を持ち、内閣府参与も経験。
また、2016年〜2018年にかけて「広がれ、こども食堂の輪!」全国ツアー実行委員のほか、2018年には「こども食堂安心・安全プロジェクト」において、こども食堂の保険加入状況を改善しました。
団体としては、まだ新しく不安に思う方も多くいるかもしれません。
しかし、必要な経験とノウハウを蓄積したメンバーが多数在籍していることは強みと言えるでしょう。
NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえに寄付する方法は?
こども食堂への寄付は、全国で増加している施設数に比例して必要になります。
地域に根差して個々に運営していると、個人や企業などの援助したい側と個々のこども食堂がうまく繋がらないことがあります。また、こども食堂への直接寄付だと、開催地によって必要としているモノが異なり、それぞれの希望に沿うのが難しい場合もあります。
しかしむすびえへの寄付なら、むすびえの地域ネットワーク支援活動を通じて、こども食堂全般の支援ができます。
月1,000円から継続して寄付をする
クレジットカードまたはApple Payを使い、月1,000円から継続して支援が可能です。
「まずはお試しで支援をしたい」という人から、「毎月継続して支援したい」方まで幅広く対応したおすすめの支援方法になります。
継続的に活動を行うためには、ひとりでも多くの継続支援が大きな力になるのです。
\こども食堂への支援ができる!/
寄付したいだけできる都度寄付
「まずは1回だけ寄付したい」という方は、クレジットカードやApple Pay、銀行振込を選択できます。
銀行振込の場合、むすびえのホームページよりメールを送ることで希望金額を寄付できます。
Vポイントで寄付をする
こども食堂の支援は、買い物などで貯まった「Tポイント」でも可能です。ネット募金のこども食堂支援ページでは「Tポイント」での支援を選ぶことができます。
「Vポイントを貯めているけど、使い道がない」という方にはおすすめです。
読み終わった本やDVDで寄付する
むすびえでは、お金の寄付以外にも、読み終わった本やDVDの寄付も受け付けています。
本やDVDを業者に回収依頼し、寄付先にむすびえを指定すると、買い取り額がむすびえに寄付される仕組みです。
NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえは全国のこども食堂を支援する団体
今回は、NPO法人むずびえの概要と活動内容について説明しました。最後に、ここまでの内容をまとめます。
- ・むすびえは、こども食堂へ支援を届ける活動を行っている団体のこと
- ・むすびえが行っている事業は、次の3つ
- 1.地域ネットワーク支援事業
- 2.企業・団体との協働事業
- 3.調査・研究事業
- ・むすびえは、次のような実績がある
- 2016年〜2018年:「広がれ、こども食堂の輪!」全国ツアー実行委員
- 2018年:「こども食堂安心・安全プロジェクト」で「こども食堂の保険加入状況」を改善
- ・むすびえに寄付する方法は、次の4つ
- 1.月1,000円から継続して寄付をする
- 2.寄付したいだけできる都度寄付
- 3.Vポイントで寄付をする
- 4.読み終わった本やDVDで寄付する
子どもの貧困を少しでも改善するために、企業などを巻き込んで支援をするむすびえの活動は、こども食堂全体を助ける大きな意味を持っています。
とはいえ、こども食堂を運営していくには、
- ・場所
- ・スタッフ
- ・食材
などの確保が必要となり、お金がかかります。そして、運営資金がたりなくなってしまうと運営者の自己資金から出す形となってしまい、そのうち閉鎖してしまう可能性も。
子どもの時代は、あっという間に終わってしまいます。だからこそ、「いつか」ではなく今、あなたも一緒に支援に参加しませんか?
\こども食堂への支援ができる!/