団体と現地の人との対等な関係性って大事!国際協力団体『JEN』が目指す未来とは

JENはこんな応援者におススメ!

  • 費用は最小限にとどめ、寄付は現地の人の為にほとんど使って欲しい!
  • 支援する側もされる側も同じ目線でおこなっている活動を応援したい!
  • 内戦が続くアフガニスタンの子どもがハッピーになる活動を応援したい!

おススメの理由をすぐ見る

gooddo magazineきっかけに、累計約6.5万人の方が継続支援をはじめています。そのgooddoがこの団体をおススメする理由を以下に解説していきますね!

JENってどんな活動をしている団体?

JENは2018年10月時点でアフガニスタン、パキスタン、日本(東北・熊本)で、紛争や自然災害により厳しい状況にある人びとを支援。彼らが自ら貧困などの課題に向き合う意欲を取り戻し、自立して生活を取り戻すための支援活動を行っています。

JENはスタッフが支援対象の方々に何かを指示して動いてもらうのではなく、彼ら/彼女らの自主性を重視。JENは必要最低限のサポートをし現地の活動を支えることで、効率的な支援金の活用が可能になります。

また、1994年設立より一貫して「緊急期から自立支援」を実施しています。災害時の場合、災害が起きた直後の支援から始まり、復興に向けた自立支援をサポートしています。

現在はアフガニスタン、パキスタン、東北で活動をしており、アフガニスタンでは一番の課題である水・衛生環境の改善にも取り組んでいます。

衛生キットを受け渡しの様子

JENは、20年にわたりアフガニスタンで活動をしています。近年、避難先からアフガニスタンに帰還した人々が多く住む地域で、生活基盤を整えるための支援をおこなっています。

特に、この地域では水と衛生環境が整っておらず、住民の約半数が安全な水を得ることができていません。

JENは2020~2021年にその状況を改善すべく、360世帯2500の人々が自宅から徒歩2分程で水を入手できるような給水システムを建設しました。

また、2020年は新型コロナウイルスの流行に伴い、衛生キットを配布し衛生教育を広める活動も強化して行っています。

パキスタンのカシミール地方ミルプール県では「石鹸を使用して手洗いをする」という衛生教育で伝えたことが多くの家庭で習慣化されました。

女性を対象とした衛生教育の様子

JENは、今後特に女性のエンパワメント(社会にでるための支援等)に力を入れます。
JENの活動地であるアフガニスタンやパキスタンでは女性教育の必要性の理解度が低く、水汲みや家事におわれ学校に通う時間がなく教育の機会に恵まれていないなど、女性の社会的地位が低いのが現状です。

女性が自立し社会進出できるよう、JENは女性教育に対する理解の醸成を含めた、教育環境の整備を行うなどのサポートをしています。

その土地の習慣や考えを変えていくには時間がかかるものの、現地スタッフとともに文化的・宗教的な背景に十分に配慮し、女性が自立するための第一歩を踏み出すために力をいれています。

JENはこんな応援者におすすめ!

  • 費用は最小限にとどめ、寄付は現地の人の為にほとんど使って欲しい!
  • 支援する側もされる側も同じ目線でおこなっている活動を応援したい!
  • 内戦が続くアフガニスタンの子どもがハッピーになる活動を応援したい!

おすすめの理由1:現地の人材を登用することで、効果を上げる!

寄付金の多くは現地の人の為に使って欲しい! 
支援者であれば思う事ではないでしょうか。
その思いに答える為、JENは最小限の費用で事業を実行できるように工夫しています。

支援の効率化そして現地経済への貢献の方策として、人材の現地採用を積極的に展開。2021年3月時点で海外の事業所には33名の現地スタッフが働いています。
日本国内にいる9名のスタッフは資金調達とマネジメントに徹することができるという利点も生まれてくるのです。

また、事業実施の拠点として現地に事務所を置いています。結果、必要物資・資材を現地で安価に調達ができ、輸送費も抑えられます。

預かった寄付金を大切に考え、知恵を絞って実行している姿、素晴らしいですね!

おすすめの理由2:現地の人たちとフラットな関係を築き活動をしている!

現地Webミーティングの様子

支援活動において、現地の人との関係性を築くことは、事業実施に重要なことです。

支援する側が、事業実施から全て行ってしまうと、時に相手の自尊心を下げたり考える力を疎外することになるからです。

「人間にはひとりひとりに、かけがえのないいのちがあり等しく固有の価値がある」

とのJENの信念から、他者を尊重し、苦悩しながらも事業に参加する人びと自らが課題に取り組むようにしています。

これは、「あなたにも課題を解決する力があるんだよ」というメッセージにもなり、事業後に問題が起きた時に現地の人たちのみで解決できるように自立した力を得る事にもつながります。

2003年以降の内戦により破壊された学校を修復・建設する事業では、行政・住民・教師で委員会を設立し、修復・建設の優先事項、事業中に発生する問題対処、事業終了後の維持・管理方法についての話し合い、事業を実施しています。

JENは、紛争や災害により厳しい生活を余儀なくされている人びとと良好な関係を築き、自らの力と地域の力を最大限に発揮できるように寄り添い、サポートしています。

活動の裏には現地スタッフの努力がある、そういった団体は応援したくなりますよね!

おすすめの理由3:アフガニスタンの子どもの笑顔が広がる「ゆめポッケ」

JENの事業方針の1つに「社会から取り残された人や地域に寄り添う」があり、事業に参加する現地の人たちは経済的に厳しい状況下におかれている事が多くあります。

その為、親が失業中であるなどの理由で、子どもに学校で学ぶために最低限必要な鉛筆やノートを購入することすらできない事があるそうです。

JENでは1994年以降、紛争や貧困で傷ついた子どもたちに笑顔を広げることを目的に、文房具やおもちゃを詰めた「ゆめポッケ」を配布しています。アフガニスタンでも毎年パルワン県内の低学年の子どもたちを対象に配布しています。

2020年は新型コロナ感染症予防の観点から、ゆめポッケ配布と合わせて、手の洗い方や重要性を伝える衛生教育も実施されたそうです。

ゆめポッケを受け取った子どもは

「将来は数学の先生になって、この国のためになりたい!」

「たくさん勉強してお医者さんになりたい!」

と話しており、ゆめポッケによって子どもたちの夢が膨らんでいる様子をみると嬉しい気持ちになりますよね。

子どもたちを支援したいと思う人はJENのアフガニスタンでの事業に寄付することで、子どもたちの笑顔を応援することができるのでおすすめです!

まとめ:JENは現地の人々との関係性を大事にしている団体を応援したい人におすすめ!

JENについてここまで紹介してきた内容をあらためてまとめておきます。

  • 紛争や自然災害により生活に困っているアフガニスタン、パキスタン、日本(東北)の人たちが、自らの力で復興にむけて解決できるようサポートしている団体
  • 2020年の新型コロナウイルス感染症の際には、衛生キットを配布すると共に、石鹸での手洗いを指導。その結果、多くの家庭で石鹸での手洗いが習慣化された。
  • 人材も含めた地域のリソースをフル活用し、無駄を省き大事な寄付を最大限事業に生かせるようにしている。地域の住民とも尊重し合いフラットな関係を築いている。

ぜひ、JENへ寄付を検討している人は以下のリンクから団体の公式サイトを見てみてくださいね。

>>団体公式サイトへ

特定非営利活動法人ジェン(JEN)の団体データ

団体名特定非営利活動法人ジェン
所在地東京都港区赤坂7-5-27-305
代表者名川北 秀人
スタッフ数職員:42名(日本9名、海外33名)
インターン:1名
常勤ボランティア:2名
(2021年2月時点)
活動内容国際協力(難民や災害被災者への支援等)