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【実際どう?】認定NPO法人REALs(リアルズ)の口コミ評判は?信頼できるかを解説!

  • 2022年10月17日
  • 2023年3月7日
  • 寄付
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「REALsへの寄付を考えている」
「でも怪しくない?本当に寄付して大丈夫?」

そのように思う方のために、gooddo編集部が認定NPO法人REALs(リアルズ)(Reach Alternatives)について調べました。ホームページでの活動内容チェックやSNSでの口コミリサーチ、寄付の専門家にインタビューした内容を紹介します。

結論から申し上げると、REALsは寄付先として信頼できる団体です。

その理由は、

・寄付者や支援者からの口コミ評判は良いものが多い
・様々なNPOを知る専門家からの評判も高い
・編集部で寄付の使い道や活動実績をリサーチしても十分な信頼が得られた

という点です。

REALsへの寄付を考えている方は、前向きに検討して大丈夫です!

寄付金控除の対象団体です
目次

REALs(リアルズ)の良い口コミ評判まとめ


REALsの口コミ評判を紹介していきます。

戦争なんて遠い話。典型的な島国思想だった私に一石を投じてくれたのが瀬谷ルミ子@seyarumiさん。人が2人いれば紛争は起きる。争いを予防できる世界をめざす彼女が指揮をとるREALs@NPO_REALs、心から応援しています。(Twitterより)

REALs通してアフガニスタン向け寄付をしたことあったんだけど、今日活動報告がメルマガできて、今まで助けたのと約倍くらいの人数がまだ避難や保護の支援待ってるって見て追加寄付した!支援受けた人からの声も載ってて、実際に死刑宣告を受けた人も助けられててよかった(Twitterより)

REALsが行なうアフガニスタン難民支援のクラファンに寄付。子供にアフガニスタンの話をしながら寄付について説明。 「自分のお金から10円寄付したい」と言った我が子に感心(親バカ)(Twitterより)

初めてのクラウドファンディング(REALsとThe First←ハマってます)の感想
メッセージを書けるし 応援してる人数がわかるから ただ寄付をするよりも ただ買うよりも 想いが届く気がしました。(Instagramより)

リサーチした結果、
「戦争や紛争について考えるきっかけになった」
「活動報告を聞いて、さらに寄付しようと思った」
といった投稿が確認でき、おおむねREALsへの口コミ評判は良いものと確認できました。

専門家から見たREALsの評価は?インタビューで徹底取材

REALsに寄付するとなった場合に、編集部が気になる点は2つ。

  1. REALsの強みや特徴は?
  2. 日本の団体がアフリカなどの紛争解決に取り組む意義は?

これらの点について、NPOに詳しい松浦さんにお話を伺いました。

metaLink代表:松浦史典さん
metaLink代表/NPO法人名古屋NGOセンター 理事/認定NPO法人ホープ・インターナショナル 開発オフィサー
アフリカや東南アジアの支援現場をいくつか経験し、活動への寄付集めの仕事を9年間行っている。昨年の2021年度は、新規寄付者を150名近く獲得。また、東海地方の42団体が加盟する名古屋NGOセンターの理事を2015年から兼務し、様々な団体の運営や活動に関わってきた。
※詳細なプロフィールは文末に掲載

インタビュー結果まとめ: REALsは「人」の力を信じ、人を大事にしながら紛争予防に取り組む団体!

松浦さんへのインタビュー結果を先に紹介します。
問)REALsの強みや特徴は?
・予防という観点での紛争解決へのアプローチ
・当事者の選択を大事にする解決策
・様々な立場で紛争問題に取り組んだ経験のある代表者

問)日本の団体がアフリカなどの紛争解決に取り組む意義は?
利害関係がない点。以下のメリットがある。
・活動地の人たちと中立な立場で動ける
・世論を形成する信頼できる情報を発信できる

問)どんな人がREALsの寄付に向いている?
「人は変われる」と信じ、当事者自らの力で争いがない世界を実現できると考える方に向いている

詳しく紹介していきます。

>>REALsについて詳しく見る

インタビュー詳細1:REALsの強みや特徴は?

私、松浦が考えるREALsの強みや特徴は以下の3つです。

  • ・予防という観点での紛争解決へのアプローチ
  • ・当事者の選択を大事にする解決策
  • ・様々な立場で紛争問題に取り組んだ経験のある代表者

詳しく説明します。

予防という観点での紛争解決へのアプローチ

「紛争が起こらないようにするには」という観点で解決へのアプローチを行っている点が、REALsの特徴の1つだと思います。

起きてしまったことに対するアプローチというのは、必要とされるものを比較的簡単に想像できます(もちろん被害の調査やニーズを満たす支援が簡単だという訳ではありません)。ウクライナ危機や自然災害発生後の緊急支援をイメージすると分かりやすいと思います。

REALsの「紛争予防」の活動は、まだ紛争が起こってないところ、つまり起こる可能性があるところへのアプローチです。これは問題の構造を理解していないとできないことです。
REALsは紛争が起こる背景の構造が分かっているからこそ、「予防」の活動を様々な地域で行えるのです。予防のために、絶えず予兆調査や分析活動を行っています。

具体例の1つとして、ケニアのとあるスラムでの取り組みがあります。
そのスラムでは、対立や暴力、女性に対する性犯罪が多発していましたが、警察への不信感により市民が通報せず治安が悪化するばかりだったそうです。

そこでREALsは地元の若者や女性を集め「若者や女性の視点」で犯罪の起こりやすい場所の調査を実施。その結果を住民参加型で共有する仕組みを整備しました。また警察や行政との関係も構築し、早期警戒・対応の仕組みも作っています。

また、危険な地域に街灯を新設するよう行政に働きかけた結果、被害が減少。74%の女性市民が「治安が改善した」と回答しました。

地域の住民たち当事者を巻き込みながら、行政や警察、学校などのコミュニティとも関係を構築し、争いの予防に務めています。

紛争や戦争など、起こってしまったことに対して支援をすることは大事なこと。それに加えREALsは「失われた命は戻らない」と予防に力を入れています。
私個人としても「起こったことに対してのみ動いていると終わりがない」と考えるので、予防に注力する姿勢はとても共感でき、応援したくなります。

当事者の選択を大事にする解決策

REALsは、当事者の視点に立って紛争の要因を探り、当事者の選択を大事にした解決策を重視していると思います。
それはREALsの3つ重点課題に表れていてどれも「人」に焦点を当てています。

  1. 子どもを、被害者にも加害者にもしない社会へ。
  2. ⼥性を被害者でなく、平和の担い手に。
  3. 違いを否定や分断にしない「共存力」を。

紛争の原因は複雑で、人、仕組み、社会、それぞれに原因が考えられます。本人たちが、考え方を変えたり、問題解決の仕組みを作ったり、そうした考えや仕組みを活かせる社会のネットワークを整えたりしてそれを乗り越え、共存していかなければなりません。

REALsから解決策を提示するのではなく、当事者たちにワークショップを開催し、自発的に選択肢が生まれるようにアプローチするのがREALsのやり方です。そこで自発的に動き気づいた人たちが中心になり、より広い範囲の人たちを変えていくという波及効果を生んでいます。

先ほど紹介したケニアのスラムでの事例も同様です。
REALsが常に先頭に立って引っ張るのではなく、当事者が自ら動ける環境を作り出し、彼らが当事者意識を持って課題に取り組めるようにサポートしています。

様々な立場で紛争問題に取り組んだ経験のある代表者

理事長の瀬谷 ルミ子さんが、様々な立場で紛争問題に取り組んできているという点がREALsの強みだと思います。

紛争というのは様々な要因が混ざりあって起きています。人それぞれ、立場によって紛争の見方が変わってきます。1つの視点からしか見れず偏った見方をしてしまう場合もあると思います。

瀬谷さんは、国連という世界規模の立場、日本人の外交官としての立場、NGOという民間組織の立場といった様々な視点で紛争解決に取り組んできた方です。こういった瀬谷さんの経験が今のREALsの活動方針に反映されていると思います。
様々な立場や異なる規模の組織での活動を通し、効果的なアプローチのしかたの解を見つけてきたのでしょう。

また、瀬谷さんは企業(JCCP M株式会社)の取締役も務めていらっしゃるので企業の視点も持っています。NGO業界以外でも活動の経験があるので物の見方も考え方も違うと思います。

瀬谷さんの活動は、日本国内だけでなく、The New York Times「世界に影響を与えた10人の女性」(2022年)に選出されるなど世界でも高く評価されています。瀬谷さんという人物自体が世界の人々に尊敬されています。

ただ、REALsは代表者の力だけに頼っているわけではありません。瀬谷さんの経験に基づくノウハウを、日本および活動地の現地スタッフに技術移転し、再現しています。それによりより広範囲にインパクトを与えられています。

REALs理事長の瀬谷ルミ子さんについては後ほど紹介します。先に読みたい方はこちら。
>>REALs代表の瀬谷 ルミ子さんってどんな人?

インタビュー詳細2:日本の団体がアフリカなどの紛争解決に取り組む意義は?

日本から遠く離れた地域で起こる紛争解決に、日本の民間団体が取り組む意義は「利害関係がない」点にあると思います。

利害関係がないことによるメリットは主に2つあります。

1つは、活動地の人たちと中立な立場で動ける点です。
政府が動くと外交的な視点が入り、どうしても利害が発生してしまいます。

2つ目は、世論を形成する信頼できる情報を発信できる点です。
特に紛争の影響下の社会途上国においては、現地からの情報は全てが事実ばかりではありません。情報を得て流す人の意図、感情や立場、思い込みなどが混ざっていることがあります。

そんな中、中立な立場で活動するREALsは、より色々な立場の人たちから情報を集めることができ、偏った情報ではなく事実に基づいた支援活動ができているのではないでしょうか。これは大きな強みであると思います。

また、中立な立場であるからこそ発信する情報が信頼され、現地の実情を踏まえた世論を形成することにつながります。

インタビュー詳細3:どんな人がREALsの寄付に向いている?

戦争や紛争などの争いが世界からなくなって欲しい、と考えている方に向いている寄付先だと思います。特に「人は変われる」と人間の可能性を信じている人にはぴったりです。

もちろんほとんどの人が世界平和を願っていると思います。
REALsは、世界から争いを防げるように根本から本質的解決を目指しています。自分の考えを押し付けず、相手の意見を尊重しながら物事を進め、自主性を促して共存を目指しています。
このアプローチには「人は変われる」と信じることが大切です。

「人は変われる」と信じ、当事者自らの力で争いを防げる世界を実現できると考える方に向いている寄付先だと思います。

REALs(リアルズ)は怪しい?信頼できるかを調べてみた


gooddo編集部も独自に団体公式ホームページをリサーチし、REALsの信頼性を確かめました。

以下の3点を調査しました。

  1. 寄付の目的と使途が整合しているか?
  2. 情報開示を行っているか?
  3. 認定NPOを取っているか?

1.寄付の目的と使途が整合しているか

REALsは、「紛争・テロ・社会的な暴力」を防ぎ、乗り越え、共存できる社会をめざして活動しています。

寄付の募集ページを見ると、寄付金は争いが起きている地域で、心のケアを担う人材の育成や、育成された人材が争いやテロを防ぐ活動を続けるためなどに使われていると書かれています。

年次報告書や団体ホームページの報告から、寄付金により争いの予防に必要な人材育成やしくみづくりが行われていることがうかがえ、集まった寄付は適正に使われていることがわかります。

2.情報開示を行っているか

REALsは、直近14年度分の会計報告書と年次報告書を、ホームページ上で公開しています。

2021年度の年次報告書はこちらから、過去14年分の会計報告書と年次報告書はこちらから確認できます。

REALsは、FacebookやTwitterで、イベントやキャンペーンの告知などを定期的に情報発信しています。
また、マンスリーサポーターに向けて、月1回のメールマガジンと、夏・冬に発行されるニュースレターで活動の様子や、支援により現地の人々や社会にどのような変化が生まれたかが紹介されています。

このように、REALsはホームページ上やSNSなどを通じて情報開示をしっかりと行っていることが分かります。

3.認定NPOを取っているか

REALsは2010年7月に認定NPO法人を取得しています。

【認定NPOを取得するための要件】

  • 運営組織及び経理が適切であること
  • 事業活動の内容が適切であること
  • 情報公開を適切に行っていること
  • 事業報告書等を所轄庁に提出していること
  • 法令違反、不正の行為、公益に反する事実がないこと

NPOが認定を取得するには、認定基準を満たした運営と体制が必要であり、公益性や信頼性などが前提となっています。

つまり認定NPO法人を取得しているREALsは公益性があり信頼性が高いといえます。

REALs(リアルズ)理事長の瀬谷 ルミ子さんってどんな人?

瀬谷ルミ子さんは、REALsの理事長です。

瀬谷さんが紛争問題に興味を持つようになったきっかけは、高校3年生のときに新聞で見たルワンダ内戦の写真。人生を自由に選ぶ権利を持たない人々が世界にたくさんいることを知り、何かできることはないかと考えました。

語学と紛争問題について学ぶため中央大学に進学。在学中に「自分の目で現地を見てみたい」とルワンダに渡ります。そこで虐殺の記憶を語る現地の人の話に相槌しか打てない自分に無力感を感じます。

このルワンダでの経験を通して、瀬谷さんは人の役に立てるようなスキルを身に着けようと決意します。帰国後、世界の様々な課題について勉強を続ける中、少年兵を社会復帰させるための「武装解除」の方法が議論されているのを目にします。

この時「大きなニーズがあるのに担い手がいない」武装解除の分野で課題解決手法を身に着ければ、自分も人の役に立てるのではないかと考え始めました。

大学卒業後は英ブラッドフォード大学で紛争解決学修士号を取得。続いて国連PKO、外務省、NGO職員として、ルワンダ、シエラレオネ、アフガニスタン、コートジボワール等で武装解除の専門家として活動してきました。

転機は、アフガニスタンへ日本の外交官として赴任した際。
当時、どうにも解決しきれない問題がたくさんあったそうです。武装解除自体が進んでも、結果としてもたらされる状況が本当にアフガニスタンの平和につながるのか、疑問に感じることもありました。

そこで、一度休職し、再び国連で活動するか、あるいは専門コンサルタントとして独立するか、自分で新たに団体を設立するか考えていたそうです。

そんなときに、日本紛争予防センター(現REALs)*の事務局長のポジションを打診されました。

当時の日本紛争予防センターは運営がうまくいかず、閉鎖も検討されていたほど。「武装解除」と「争い予防」という日本紛争予防センターの活動は、まさに「ニーズがあるのに担い手がいない」状況でした。
普段「壊れた平和を立て直す」と言っている自分が、壊れかけた組織すら立て直せないのはおかしい、やるしかないと引き受ける決断をしたのです。

就任後、海外での事業のあり方を一新。現地の担い手が徐々に育って増えてきたアジア地域から、「ニーズがあるのに担い手がいない」地域へ力を振り向けるべきだと考え、ケニアやソマリア、南スーダンでの事業を新たに展開していき、今にいたります。

これらの活動が評価された瀬谷さんは、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で取り上げられました。また、2011年 ニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本人25人」、2012年 日経ビジネス「未来を創る100人」、2012年日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー、2022年the New York Times「世界に影響を与えた10人の女性」にも選出されています。

*2020年3月25日に組織名称を日本紛争予防センターからReach Alternatives (REALs)に変更

REALs(リアルズ)を支援する方法は?


REALsを支援する方法は大きくわけて以下の3つあります。

  • ・寄付をする
  • ・インターンになる

それぞれ解説していきます。

寄付をする

REALsへ寄付することで、「紛争・テロ・社会的な暴力」などの争いを防ぐ活動に貢献できます。

寄付方法は、マンスリーサポーター(継続寄付)と今回のみの寄付の2種類あります。
詳しくは、REALsへの寄付の方法をご覧ください。

インターンになる

REALsは、インターンの募集をしています。

20年を超える活動実績のあるREALsにインターンとして関わることで、紛争予防におけるNPOの役割だけでなく、対立する集団間の共存促進や女性人材の育成など、REALsのつよみを生かした現地での持続的な問題解決のしくみづくりを学べます。

募集要項など、詳しくは団体ホームページをご確認ください。

REALs(リアルズ)への寄付・募金の方法


REALsは「紛争・テロ・社会的な暴力」などの争いを防ぎ、乗り越え、人と人が共存できる社会をめざして活動しています。REALsへ寄付をすることで、これらの問題解決に貢献できます。

大きく分けて寄付の方法は2種類あります。

  • ・マンスリーサポーター(継続寄付) 
  • ・今回のみの寄付

マンスリーサポーター(継続寄付)

マンスリーサポーターは、毎月定額を寄付する、継続寄付のしくみです。

1,000円、3,000円、5,000円、10,000円などの金額から寄付したい額を選ぶと、クレジットカードで毎月自動的に引き落とされます
月1回のメールマガジンや、年2回のニュースレターで現地の人々や社会に生まれた変化を知ることができます

REALsのマンスリーサポーターについて、詳しくは下記から確認できます。継続寄付が気になった方は、ぜひチェックしてください。

>>マンスリーサポーターについて詳しくみる

今回のみの寄付

自分が寄付したいと思ったタイミングで、単発の寄付ができます。
支払い方法はクレジットカード払いと銀行振込、郵便振替の3つです。1,000円以上の自分の好きな金額を設定できます。

認定NPO法人REALs(旧:日本紛争予防センター)とは?

REALsは、争いを予防するために活動している団体です。
「紛争・テロ・社会的な暴力」を防ぎ、乗り越え、共存できる社会をめざして活動しています。

REALsでの「争い」の定義は、戦争や紛争だけではありません。テロや民族対立、性暴力、そして暴力を伴わないものを含めて「争い」だとしています。

争いが起きてしまうと、失われた命が戻ってこないのはもちろん、傷つけられた相手への負の感情は連鎖し、取り除くのには時間がかかります。また経済的損失も起こります。

だからこそ、争いが起きる前に、それぞれの原因・予兆を見つけ、未然に防ぐことが大切だとREALsは考えています。

REALs(リアルズ)とは、Reach Alternatives(リーチオルタナティブズ)の略称です。
今までになかった道を切り拓き、できる限り多くの人々がその選択肢にリーチできるように、という意志が込められています。

実現のために、最適な人材・スキル・物資・情報・資金を見極め、現実的で実行可能な選択肢をつくりだしていることが特徴です。

REALs(リアルズ)の活動内容とは

ここからは、REALsの活動内容を紹介します。

REALsはケニア、ソマリア、南スーダン、トルコ、シリア、アフガニスタンの6つの地域で活動を行っています。また日本でも啓発活動を行っています。

  • ・争い予防
  • ・共存
  • ・ジェンダー
  • ・心のケア
  • ・緊急支援
  • ・日本国内での講演会などの啓発活動

一時的な変化ではなく、社会全体に持続する変化を残していくために
1.人材育成によって平和の担い手を育て
2.問題解決のしくみをつくり
3.争いを予防できる社会に変えていく

という流れで活動をしています。

具体的にどのような活動を行っているのか、詳しく見てみましょう。

争いの予防

各地で起きている紛争やテロといった争いの予防のために活動しています。

例えば、活動地の1つである南スーダンでは、紛争や災害により多くの人が避難生活を送るなかで、下記のような問題がありました。
・⺠族や出身地の違いを理由にした対立や緊張関係
・世代間の分断

そこでREALsは、まず南スーダンの国内避難民キャンプで多く起こっている争いや、その原因、争いが起こりやすい状況を調査し、結果を反映した研修カリキュラムを作成しました。そして、コミュニティをよくしていきたいという意思を持った現地の人たちに、争い予防研修を実施。

育成された人たちは、キャンプの人たちが安心して暮らしていけるように、争いや暴力の予兆に気を付け、発見した場合は適切に対応することで、争いを防いだり、大きくなる前に解決したりしています。

共存

民族、宗教、価値観などの違いが争いや暴力を生まないよう、当事者自らが共存する方法を選び実践できるよう支援しています。

たとえば、トルコは2011年のシリア内戦勃発から、360万人を超えるシリア難民を受け入れています。トルコ国内の経済不安も続くなかで、トルコ人とシリア難民の共存が社会の安定にとって重要になっています。

REALsはトルコで、トルコ人とシリア人両方の若者を、地域での共存を促すリーダーとして育成しました。5都市で実施した共存促進のアクティビティに、育成された若者たちが合計500人以上が参加。そのうち、96%からは「国籍に関係なく助け合う大切さを学んだ」というアンケート回答を得ました。

ジェンダー

紛争というと“被害者”としてイメージされがちな女性。実際に女性であることで弱い立場に置かれ危険にさらされるケースもあります。

REALsは女性や子どもを性やジェンダーに根差した暴力から守り、女性も平和の担い手として力を発揮できるように、支援を行っています。

具体的には以下の通りです。

  • ・コミュニティワーカーを育成し、性やジェンダーを理由にした暴力について相談できる場所を整備
  • ・女性のコミュニティリーダーや紛争予防などの人材育成
  • ・現地で活動を行う女性支援団体の、ジェンダーに根差した暴力予防についての能力の強化
  • ・警察、軍、行政、指導者、コミュニティの男女に対するジェンダー研修と施策導入支援などに繋げる活動

例えば2021年度には、シリアとトルコで活動する10団体384人にジェンダーに根差した暴力予防の能力強化研修を実施しました。現地に密着して活動を行う団体にジェンダーに根差した暴力を防ぐ方法を広めていくことで、女性や子どもが暴力に脅かされずに、自分の力を発揮できる社会を実現していきます。

心のケア

紛争やテロなどの影響で心に傷を負った人たちに、心理社会的サポートを行っています。

例えばケニアでは、若者の暴力的過激化を防ぐために、地域コミュニティでの心のケアのしくみづくりを行いました。

  • ・地域の若者を心理社会的サポートの担い手として育成
  • ・現地の若者が直面する課題である、暴力的過激化やキャリアについてセミナーを開催
  • ・学校や行政、警察など地域の関係者との情報共有や協働体制のネットワークづくり

緊急支援

REALsは持続的な問題解決を活動方針としていますが、以下の2つの条件においては、緊急支援も実施しています。
・REALsがすでに活動している地域で災害や人道危機などが発生した場合
・緊急支援の後もその地域でREALsが貢献できる争い予防のニーズがある場合

REALsは、アフリカ、中東地域、アジアにおいて、生活物資の支援や食料支援など、数多くの緊急支援を届けてきました。

2022年8月現在は、アフガニスタンの緊急支援を継続しています。
2021年8月に政府が陥落したのを受け、REALsではクラウドファンディングを実施。同年11月には1756人に支援され、2,552万3,000円を実現しました。

いまもアフガニスタンでは深刻な政情不安、人権侵害や経済危機が続いています。今年(2022年)も9月21日から11月18日までクラウドファンディングを実施中です。

アフガニスタンでの活動においては、現在までに246人の国外退避を実現し、476人に保護支援を届けています。(2022年8月末時点)

日本国内での講演会などの啓発活動

REALsは、紛争・テロによる課題や具体的な解決の取り組みについて、一人でも多くの人に知ってもらうため、講演活動やメディア取材、寄稿などを通じた広報活動を積極的に行っています。

理事長の瀬谷ルミ子さんや職員による講演・取材も受け付けています。
・10代で志した「紛争地で働く」未来の切り開き方
・紛争を予防し、平和を築くためにできること

といったテーマの講演などをしています。

2021年度は教育機関、企業、政府機関、自治体などを中心に13回の講演を行い、約3,500人
の方に紛争地の現状やREALsの争い予防の取り組みについて紹介
しました。

まとめ:REALs(リアルズ)への寄付が向いている人はこんな人!


ここでは、REALsの評判や活動内容の紹介、専門家へのインタビューなどを行いました。記事で紹介した内容をまとめます。

  • ・REALsは「紛争・テロ・社会的な暴力」の根本的な問題解決に取り組んでいる
  • ・「ニーズがあるのに担い手がいない」分野での支援に積極的に関わっている
  • ・継続的な寄付で活動を支えるマンスリーサポーターは活動に関わっている実感ができると評判

REALsは、アフリカ、中東などの地域で根本的な紛争解決に取り組んでいる団体です。
「人を傷つけるような争いが起きない社会になってほしい!」こんな風に思われる方におすすめの寄付先です。

寄付金控除の対象団体です

参考:REALs(リアルズ)の基礎情報

団体名 特定非営利活動法人 Reach Alternatives(REALs)(リーチオルタナティブズ/リアルズ)(旧:日本紛争予防センター(JCCP))
※2020年3月25日 組織名称をReach Alternatives (REALs)に変更
所在地 東京都 新宿区 改代町26-1 三田村ビル203
代表者 理事長 瀬谷 ルミ子
活動内容 「紛争・テロ・社会的な暴力」を防ぎ、乗り越え、共存できる社会を目指し以下の分野・観点で活動を行っている。
・争いの予防
・共存を実践する支援
・ジェンダーの視点を取り入れた課題解決
・心のケア
・緊急支援
ファンドレイジングアドバイザー/ 社会課題ファシリテーター:松浦史典さん

metaLink代表
国際協力分野のNGOから水と衛生事業のプロジェクトマネージャーとしてエチオピア駐在を経験。2013年9月より現在に至るまで、チャリティーディナーなどのイベント企画、企業連携、クラウドファンディングなど様々なファンドレイジングを実践しノウハウを積んできた。
クラウドファンディングは初めての挑戦で達成率175%で成功。また、2016年より中間支援団体である名古屋NGOセンターの理事として、中部地方の企業とNGOとの連携事業を促進してきた。
「メタファシリテーション」という課題解決手法の認定講師としてNPOや企業向けの研修を経験。本手法はコンサルティングの場で効果的に活用され、大学の非常勤講師として講義も行っている。
この記事を書いた人
gooddoマガジンはソーシャルグッドプラットフォームgooddo(グッドゥ)が運営する社会課題やSDGsに特化した情報メディアです。日本や世界の貧困問題、開発途上国の飢餓問題、寄付や募金の支援できる団体の紹介など分かりやすく発信しています。 なお、掲載されている記事の内容に関する「指摘・問い合わせ」「誤字脱字・表示の誤りの指摘」につきましては、こちらの報告フォームよりご連絡ください。

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