「ロシナンテス」の活動が何か気になる、という方のために、どんな人がロシナンテスの活動と相性が良いか解説します。
結論を先に紹介すると以下の通りです。
1つでも自分に当てはまる!と思った方は、ロシナンテスへの寄付が向いていると思います。
この記事で理由を詳しく解説しているので参考にしてみてください。
ロシナンテスはこんな人におすすめ!
こんな風に考えている人には、ロシナンテスへの寄付がおすすめです。
理由を解説します。
【おすすめの理由1】元ラガーマン、代表の川原さんはとにかく情熱がある!
ロシナンテスは「情熱をもって取り組む人を応援したい」という方におすすめの寄付先です。
なぜならロシナンテスの代表は、「目の前で苦しむ人を助けたい!」との想いを行動に移し情熱的に活動を続けているからです。
ロシナンテス代表の川原尚行さんは、外務省の医務官としてスーダンに赴任した際に、政治的な事情などにより医療の届かない住民に出会います。
しかし、当時は日本政府が内戦中のスーダンへの援助を停止していた事情から、外務省から医務官として派遣されている川原さんが日本人以外を診察することは、許されませんでした。
多くの子どもたちがマラリアやコレラで亡くなるのを目の当たりにする毎日。
まともな医療を受けられない人たちが目の前にいるのに、何もできない立場のもどかしさに川原さんは官僚としての限界を痛感しました。
そして、一人の医者としてできることを考えた末、「目の前で苦しむ人々を助けたい!」と外務省を辞職し、現地の人々のために活動することを決意。2006年にロシナンテスを設立しました。
川原さんの思いに賛同し集まったのが、出身高校のラグビー部OB。
ラグビーで培われた固い結束力を武器に支援の輪が広がりました。資金を集めやすいよう特定非営利活動法人になることを決めたのも仲間や先輩のアドバイスがきっかけです。
川原さんは、2005年にスーダンでの医療支援をスタートし、時には地域の人と寝食を共にすることで信頼関係を構築しました。
川原さんは「情熱大陸」や「世界ナゼそこに?日本人」でも取り上げられています。さらに2022年度には、中学校公民の資料集の表紙に川原さんの写真が掲載されました。
誰もが健やかに生きることができる世界を目指して精力的な活動を続ける川原さんの姿は、多くの中学生が世界を見つめるきっかけになるかもしれません。
ここで紹介したように、ロシナンテスの代表の川原さんは、「目の前で苦しむ人々を助けたい!」との強い思いから、困難な環境でも常に熱い情熱と強い信念を持ち続け、挑戦し続けています。
ロシナンテスは「情熱をもって取り組む人を応援したい」という方にもおすすめの寄付先です。
【おすすめの理由2】医療を中心としつつも「医」を広範囲で捉え、現地の自立に向けた取り組みを行っている
ロシナンテスは、「やっぱり医療は社会にとって重要だ」と思っている方にもおすすめの寄付先です。
ロシナンテスの活動の中心は「医」を届けること。
無医村を巡回診療し一般診察や予防接種などの医療を届ける活動だけでなく、給水所の整備や学校建設、栄養改善なども含めた包括的な保健事業を整備しています。
スーダンでは、水がない、その地域に学校がなく医師や看護師を育てられない、などの事情があります。
ロシナンテスは、井戸を掘り給水施設を作る、あるいは学校を建てるなども、医療につながると考え、あらゆることを含めて「医」と広範囲に捉えています。
スーダンの国土の大半は砂漠なので、水が十分に手に入らない地域も多くあります。不衛生な水を飲むことで感染症にかかったり、命を落とすこともあります。
しかし、人は水を飲まなければ生きていくことはできません。そこでロシナンテスは給水施設を建設し、安全な水を提供することで病気の予防に努めているのです。
スーダンでは、日本で通常考えられる医療よりも、もっと広範囲に医療を捉えなければならないのです。
「医療」がスムーズに提供されるためには、「医」を広範囲にとらえ、人材育成、啓発活動、衛生設備の普及をすることが大切というロシナンテスの考え。
「やっぱり医療は社会にとって重要だと思う」と考えている方が共感できるおすすめの寄付先です。
【おすすめの理由3】どんな場所で活動をし、どのような成果をあげているのかイメージしやすい方法で報告している
ロシナンテスは、寄付した効果や活動がわかりやすい方が良い、と考える方へおすすめの寄付先です。
なぜならロシナンテスのホームページや活動報告には、一流カメラマンが撮影した写真が使用されていて、現地の変化の様子が分かりやすいからです。
ロシナンテスの活動に心を打たれたプロの写真家が、現地に何度も足を運び撮影をし、無償で写真を提供しています。
遠く離れた海外での活動は、支援者が直接見ることが難しく、またイメージしにくいもの。
しかし一流の写真家によって撮影された写真には、地域の様子、人々の生活や感情がそのまま写し出されたような臨場感があるので、活動の様子がイメージしやすく、支援の成果がより伝わってきます。
「寄付した効果や活動が視覚的にわかりやすい方が良い」と考える方には、おすすめの寄付先です。
ロシナンテス ってどんな活動をしている団体?
ロシナンテスは、必要な保健医療が受けられない地域の人たちに「医」を届ける活動を行っています。主にアフリカのスーダン、ザンビアの人々を支援しています。
病院がない、医者がいない。
途上国には、厳しい現実がまだまだ存在します。
ロシナンテスが活動するアフリカの村落部には、医療を受けることが困難な「無医村」が数多くあります。そのため、下痢や肺炎、マラリアなどで命を落とす人も多いのです。
ロシナンテスは、アフリカの医療施設のない村々での巡回診療や、国や地域と協力しながらの診療所設立、さらには給水所の整備や学校建設、栄養改善などの事業も行っています。
一過性の活動ではなく、地域の人たちだけで医療を継続できる仕組み作りをしています。
具体的には以下4つの事業を主にスーダン、一部ザンビアで行っています。
巡回診療、診療所建設、新型コロナ対策、母子保健
清潔で安全な水を利用できる環境の整備
日本とスーダンの間で、学術交流、文化交流を実施
国内での災害時、巡回医療などの支援
「ロシナンテス」は、小説「ドン・キホーテ」に出てくる痩せ馬の名前が由来。
「一人ひとりは痩せ馬のように無力かもしれないが、集まればきっと世界を笑顔にできる」
と考え、活動しています。
事業の一例:巡回診療
ここでは、保健医療事業の巡回診療を取り上げ紹介します。
社会インフラが十分でないスーダンでは、医療施設のない地域が多く存在します。そのような場所では、たとえ病気になっても適切な診療を受けることができません。
そのため下痢や肺炎、マラリアなど、適切な処置があれば問題ないはずの病気で命を落とす人も多いのです。
ロシナンテスは、このような医者がいない村へ医療をとどけるため、医療サービスチームが車で村々を回る巡回診療を実施。29村の2万人に医療が届く仕組みを整えました。
巡回診療は、9名の医療スタッフが砂漠の村々を車でまわり、一般診察や母子健診、予防接種、栄養指導などを実施しています。
村人にとって月一回の診療はとても貴重で、遠く離れたところからもロバに乗って受診にやってくるほどです。
また、この巡回診療には「医療の大切さを伝える」という役割もあります。
健診や予防接種の必要性を丁寧に説明し、リハビリの方法なども伝えています。
こうした巡回診療の仕組みを整えた後は、現地政府に引き渡し、現在もスーダンの人々の手で運営されています。
村々を移動しながら、約二週間の巡回診療ですが、チーム一丸となって診療を続けています。
さらに、同時に現地スタッフのトレーニングも実施しました。
診療だけでなく啓発や人材育成も行うことで、住民に医療を届ける仕組みがスーダンの人々の手によって長く続いていくようサポートを行っています。
ロシナンテスの寄付の使い道
では、ロシナンテスに寄付した場合、あなたの寄付金はどのように活用されるのでしょうか?
ここでは以下の視点で寄付金の使われ方を紹介します。
ロシナンテスに1,000円寄付すると何ができるのか
ロシナンテスでは、月1,000円からの継続寄付「チーム・ロシナンテス」を募っています。
チーム・ロシナンテスは、水と医療を届ける活動を長期的な視点に立って行い、たくさんの命を守る支援方法です。
この継続寄付を3年間続けるとどのような支援が提供できるか、ご紹介します。
月1,000円・年3,000円から寄付することができます。
そのほかに、今回のみ支援する方法やさまざまな形での支援方法があります。
ロシナンテスの寄付金の使い道の実績
2023年度のロシナンテスの全支出額は、約2億300万円です。
そのうち約55.7%が現地での開発支援に使われています。そのほか、約32%は広報活動と後方支援活動に、約7.5%は事務局運営など、間接的に支援活動に役立てられています。
例えばスーダン事業では寄付金が以下のように使われていることがわかりました。
まとめ:ロシナンテスは、心が動いたらすぐ行動に移す人におすすめ!
ロシナンテスについてこの記事で紹介した内容を、あらためてまとめます。
おすすめの「こんな人」に1つでも自分が当てはまる!と思った方、
ロシナンテスのより詳しい情報をこちらで確認してみてくださいね。
ロシナンテスの団体データ
団体名 | 特定非営利活動法人 ロシナンテス |
所在地 | 福岡県北九州市小倉北区古船場町1番35号 北九州市立商工貿易会館 7F |
代表者 | 理事長 川原 尚行 |
活動内容 | スーダンやザンビアで、診療所の建設、巡回診療、コロナ対策支援、水事業、母子保健事業などを行い医療を届ける。 |