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【実際どう?】ジョイセフの気になる評判は?寄付先として信頼できるかを徹底解説

  • 2021年9月24日
  • 2024年10月18日
  • 寄付
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「ジョイセフへの寄付を考えている」
「でも怪しくない?本当に寄付して大丈夫?」

そのように思う方のために、gooddo編集部がジョイセフについて調べました。ホームページでの活動内容チェックやSNSでの口コミリサーチ、寄付の専門家にインタビューした内容を紹介します。

結論から申し上げると、ジョイセフは寄付先として信頼できる団体です。

その理由は、

・寄付者や支援者からの口コミ評判は良いものが多い
・様々なNPOを知る専門家からの評判も高い
・編集部で寄付の使い道や活動実績をリサーチしても十分な信頼が得られた

という点です。

ジョイセフへの寄付を考えていた方は、前向きに検討して大丈夫です!

ジョイセフの口コミ・評判まとめ

ジョイセフの口コミ評判を紹介していきます。

11月11日は何の日? ポッキーの日?
それもそうですが、今日は #ジョイセフフレンズ 10周年♡おめでとうございます。毎回届く現地の様子にほっこりしたり、考えさせられたり。
世界で起きてること、日本で起きてること、そして我が子含めて未来のことに視野を広げて(Twitterより)

#ジョイセフ の #チャリティーピンキーリング 届いた〜〜!
寄付になるのに可愛いってすごい(Twitterより)

相互さんのツイから知ったチャリティーピンキーリング届いた!
パープル×シルバーラメが魔王様みを感じるしラメがすごく綺麗キラキラ
完全に推しの色で買ってるけど、それが海の向こうの誰かの助けになるのがまた善きかなと!
Twitterより)

ホワイトリボンランのバーチャルラン参加中。
1投稿につき100円がスポンサー企業からジョイセフに寄付されます。
走るだけでもチャリティ参加
Twitterより)

ランドセルを寄贈してよかったこと
必要とする人に届けてくれるところに送ることができた
世界にはまだまだ物資や教育が行き届かないところがあることを、少し知ることができた(個人ブログより)

リサーチした結果、「毎月現地の報告が知れてよい」などの投稿が確認でき、おおむねジョイセフへの口コミ評判は良いものと確認できました。

>>ジョイセフについて詳しく見る

専門家から見たジョイセフの評価は?インタビューで徹底取材

ジョイセフに寄付するとなった場合に、編集部が気になる点は2つ。

  1. 似たような活動をする多くの団体がNPO法人として登記する中、公益財団法人であるジョイセフ。公益財団法人とはどのような法人?どのように信頼性を判断したらよい?
  2. ジョイセフだから寄付したい!と思えるような強みや特徴は?

これらの点について、NPOに詳しい寄付アドバイザーの河合さんにお話を伺いました。

寄付アドバイザー:河合将生(まさお)さん

非営利団体の運営支援コンサルタント。寄付の講座を開催しその魅力を伝えている。
数々の団体の経営に携わりながら、自らもNPOに寄付を続ける。
※詳細なプロフィールは文末に掲載

インタビュー結果まとめ:ジョイセフは実績もあり信頼出来る!

寄付アドバイザー河合さんへのインタビュー結果を先に紹介します。
問)公益財団法人とは?信頼性の確認方法は?
公益財団法人の取得条件や運営の尊寿事項は、認定NPO法人よりも厳しい。認定NPO法人と同様に信頼ができる。

問)ジョイセフの強味や特徴は?
国内外の公的機関との太いパイプと、市民にとっての身近な取り組みが特徴。

詳しく紹介していきます。

>>ジョイセフについて詳しく見る

インタビュー詳細1:公益財団法人とは?信頼性の確認方法は?

簡単にいうと、公益財団法人を取得するのは認定NPO法人を取得するよりも条件が厳しく、運営を行う上での遵守事項も厳しいため、認定NPO法人と同様に信頼ができると考えていいと思います。

公益財団法人は、一般財団法人から申請・認定を受けて公益財団法人に移行されます。
一般財団法人は剰余金の分配を目的としない財団であり、登記によって法人格を取得できる一般的な法人で、事業の公益性は求められていません。
一方で公益財団法人は、

  • 活動費全体の50%以上を公益目的事業が占めるか
  • 収支相償(公益目的事業にかかる収入が、実施に要する適正費用を超えないこと)が見込まれるか
  • といったことが、公益認定を受ける上で必要な要件となっています。
    上記含め様々な条件を満たす団体が、民間有識者からなる第三者委員会による公益性の審査を経て、行政庁(内閣府または都道府県)から公益認定を受けます。

    団体にとっては厳しい条件を順守して運営をすることが求められますが、寄付する側にとっては、自分の寄付がちゃんと事業に使われるという安心感を得られるでしょう。

    1998年に特定非営利活動促進法(NPO法)が成立するまでは、国際協力団体を含め、市民活動を行う団体が取得できる法人格は限られており、取得の条件も高く、なかなか簡単に取得ができるものではありませんでした。
    そうした限られた選択肢の中で、公益財団法人や公益社団法人を取得して活動をしている国際協力団体があります。それらの団体は歴史も活動の蓄積も長く、その分野を代表するような団体も多いです。

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    公益社団・財団法人ってどんな法人?設立方法や運営方法とは

    インタビュー詳細2:ジョイセフの強みや特徴は?

    ジョイセフの強みは国内外の公的機関との太いパイプと、市民にとっての身近な取り組み、これらを両輪とした活動ではないでしょうか。

    公益法人の説明でも少し触れたように、ジョイセフはNPO法成立以前、1968年から法人として活動している歴史の長い団体です。
    日本の国際保健、家族計画、母子保健に関する活動の歴史とともにあるような、老舗中の老舗といってもいいでしょう。「日本の戦後の経験を途上国の支援に活かす」ことを期待され、いち国際協力団体の枠を超えて、国際機関や政府などとともに長い歴史を歩んできています。
    このような国際的なネットワークや国内の中央省庁や地方自治体、JICAなどの国際援助機関をはじめ、企業、労働組合、学校、市民グループなどとのネットワークも特徴です。こうしたネットワークを活かした国際機関や政府へのアドボカシー(政策提言活動)が重点事業の一つであり、強みでもあります。
    会長や理事長などの歴代役員に著名な顔ぶれが並ぶことからも、長い歴史とともに、日本の中での存在の大きさがうかがえます。

    その一方で、

  • 思い出のランドセルギフト
  • ジョイセフフレンズ
  • トップモデルのアンバサダー
  • チャリティピンキーリング
  • ホワイトリボン
  • などの連携型プロジェクトに象徴される、市民がいろんな方法でジョイセフの活動を応援したり、女性の健康や母子保健などについて関心を高めたりと、色々な人、様々な世代が参加しやすいような取り組みも実施中です。

    このように、国際的なネットワークや公的機関等とのつながりと長い歴史、専門性を活かした政策提言に力を入れながらも、市民にとって身近で参加しやすく素敵で印象に残る特徴的な取り組みで世間にも訴えかけています。

    ジョイセフは怪しい?信頼できるかを調べてみた

    ここからはジョイセフの信頼性を確かめるために、gooddo編集部が独自に団体公式ホームページをリサーチ。
    以下の2点を調査しました。

    1. 寄付の目的と使途が整合しているか?
    2. 情報開示を行っているか?

    1.寄付の目的と使途が整合しているか

    決算書を見ると、物品頒布事業費を含む事業費としての支出の明細と、団体の活動や維持のために使われる管理費の明細が記載されています。

    >>ジョイセフ 事業報告書

    またジョイセフでは、毎月の定額寄付を以下のように使うとしています。

    皆さまからのご支援が、
    世界の女性を取り巻く環境を変えていきます

    (毎月定額寄付|国際NGOジョイセフ)

    一方で都度寄付(1回限りの寄付)では、使途を選んで寄付できます。

  • 世界の女性の支援
  • ジョイセフの活動や団体の維持
  • ランドセルや学用品の輸送経費
  • さらにジョイセフは、寄付者へ具体的な活動の報告も行っています。

    たとえば2023年度の年次報告書では

    • ・アフガニスタンの栄養不良の母子に栄養フードパックの配布、クリニックでの食事の無料提供
    • ・ウガンダでは1276名に子宮頸がんの検査を実施。病変陽性がわかった105名に治療を提供
    • ・ガーナでは母子保健の質とアクセスを改善すべく滞在できるマタニティハウスを建設

    などを行ったことが報告されています。

    2.情報開示を行っているか

    ジョイセフは、過去10年以上分の事業報告書、事業計画書、財務情報をホームページ上に公開しています。
    また、ホームページで各種SNSでこまめに情報発信を行っています。

    >>報告書・財務諸表 | 国際NGOジョイセフ

    3.認定NPOを取っているか

    公益性のある活動をする団体の多くが取得しているのがNPO法人で、さらに、一定の要件を満たし(例えば、広く市民からの支援を受けているかの基準に適合し、組織運営及び経理が適切であること、事業活動の内容が適切であること、情報公開を適切に行っていることなど)寄付の控除を受けることができるのが認定NPO法人です。

    そのため公益性のある活動をする団体への寄付を検討する際「認定NPOを取っているか」が信頼性を判断する基準の1つになりますが、あくまで1つの判断材料であり、信頼できる団体は認定NPOだけではありません。

    ジョイセフの法人格は「公益財団法人」。後ほど専門家のコメントで詳しくご紹介しますが、公益財団法人を取得するのは認定NPO法人を取得するよりも条件が厳しいため、認定NPO法人と同様に信頼ができると考えていいと思います。

    >>ジョイセフについて詳しく見る

    ジョイセフへの寄付募金の方法

    ジョイセフへ寄付募金する方法は、以下の通りです。

  • 継続寄付(ジョイセフフレンズ)
  • 都度寄付
  • ランドセルギフトなど、その他の寄付方法
  • どのような支援方法なのか、詳しく見てみましょう。

    継続寄付(ジョイセフフレンズ)

    ジョイセフの毎月の継続寄付者は「ジョイセフフレンズ」と呼ばれています。
    世界の女性たち「フレンズ」を、毎月2,000円から継続的に支援するマンスリーサポーターです。

    2023年報告書を確認すると、ジョイセフフレンズは 388人 ほど(2024年3月末時点)。

    2,000円以上の自分の好きな金額を設定し、毎月クレジットカードで支払います。

    例えば毎月2,000円(1日約70円)の寄付を1年間続けると、アフガニスタンの女性36人に、クリニックでの保健医療サービスを提供できます。

    具体的には

  • 男性医師に肌を見せられない保守的な地域の女性のために、女性の医師とスタッフが対応する診療体制を用意できる
  • 病気や妊娠の際に、女性が安心して受診・相談できる保健サービスにより、女性や赤ちゃんの命を守れる
  • 12,13歳といった低年齢で結婚を強要され、毎年のように出産を余儀なくされている少女たちが、家族計画に関する知識を得たり、ピルやコンドームを手に入れられる
  • ジョイセフフレンズになると

  • 年3回、ジョイセフの活動をお伝えする定期刊行物と、年1回のジョイセフ年次報告書が届く
  • 毎月1回、フレンズの日(11日)にジョイセフの最新活動報告やイベント情報をなどが盛り込まれた「フレンズメール」が届く
  • チャリティーピンキーリングが贈られる
  • ジョイセフスポット*でフレンズ特典を受けられる
  • イベント・キャンペーンの優待や、オンラインショップで販売中のチャリティアイテムの特別割引を受けられる
  • などの特典があります。
    *ジョイセフスポットとはジョイセフの活動と共通のコンセプト「女性のための」のサービスを行う女性に優しい店舗(飲食店やクリニックなど)のこと。ジョイセフフレンズとスタッフによる推薦で認定されています。

    ジョイセフへの毎月の継続的な寄付に興味のある方は、ジョイセフのマンスリーサポーター制度のご案内をご覧ください。
    >>毎月定額寄付(ジョイセフフレンズ)| 国際NGOジョイセフ 

    都度寄付

    1,000円以上の自分の好きな金額を、自分の好きなタイミングで、単発で寄付できます。

    寄付の使途は、

  • 世界の女性を支援する募金
  • ジョイセフの活動・団体を応援する募金
  • ランドセル募金(ランドセルの輸送経費*)
  • 学用品の輸送経費募金
  • から選べます

    *ランドセルの寄付については後ほどその他の寄付の部分で紹介しています

    また支払い方法は

  • クレジットカード払い
  • コンビニ払い
  • 銀行振込
  • 郵便振替
  • から選択できます。

    ジョイセフへの寄付金は、寄付金控除を受けられます。詳しくは下記をご確認ください。

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    寄付や税制上の優遇措置についてもっと詳しく知りたい方はこちらもご覧ください
    寄付の方法や節税メリットなど、寄付・募金のよくある疑問に答えます

    その他の寄付方法

    お金を寄付する以外にも、ジョイセフに寄付する方法があります。

    主な方法は

  • ランドセルを寄付する
  • 物を贈る(携帯電話、古本、コイン、商品券など)
  • 買い物をする
  • チャリティランに参加する
  • です。

    ランドセルギフト

    ジョイセフでは「思い出のランドセルギフト」というプロジェクトを行っています。

    このプロジェクトでは

  • ランドセルの寄付
  • ランドセルを送るための経費の寄付
  • を募っています。

    日本で役目を終えたランドセルをアフガニスタンに寄贈し、子どもたち、特に教育の機会に恵まれない女の子の就学に役立てる国際支援活動です。ランドセルを受け取ることで、学校で教育を受ける機会が生まれ、日本のランドセルは、アフガニスタンの子どもたちの人生に大きなチャンスを与えてきました。
    2004年に開始して以来、およそ28万個のランドセルが現地に届けられ、女の子が学校に行くきっかけづくりに役立てられています。

    (ジョイセフ公式ホームページより)

    2023年度はアフガニスタンに贈るためのランドセルが約1万2,000個集まりました。

    ランドセルの寄贈のしかたは下記の3ステップ

    1. 贈るランドセルの準備
      破損品、豚革製品(宗教上の理由)は寄付できません
    2. 海外輸送費の振込
      ランドセルを現地に届けるためには1800円/個が必要なため、経費も一緒に寄付します
    3. 発送
      指定倉庫にランドセルを送ります。

    この時に、鉛筆や消しゴムなど新品の学用品をランドセルに詰めて送ることもできます。

    ランドセルの寄贈のしかたの詳細は下記をご確認ください。ランドセルの寄付なしで新品学用品の寄付をする方法も記載があります。
    >>思い出のランドセルギフト | 国際NGOジョイセフ

    物を送る

    不要になったものを送ることで、寄付金に替えられます。
    2024年10月現在、対象となるのは下記の物です。

  • 書き損じはがき
  • コイン・紙幣・貴金属類
  • 商品券
  • 送付方法などは、寄付する物の種類によって異なります。詳しくは下記をご確認ください。
    >>物を贈って支援 | 国際NGOジョイセフ

    買い物をする

    コラボレーション商品を購入することで、売上の一部または全額が、ジョイセフへの寄付となります。

  • ホワイトリボンブートニエール*
  • レギンス
  • アクセサリー
  • コーヒー
  • などのアイテムが販売されています。

    *ホワイトリボンは世界中の女性がより健康に、自分らしく生きることを支援する運動のシンボル、ブートニエールは「ボタンホールに挿す飾り花」です。

    商品の詳細はこちらをご覧ください。
    >>お買い物で支援 | 国際NGOジョイセフ

    チャリティランに参加する

    「走ろう。自分のために。誰かのために。」というスローガンを掲げ、毎年3月8日の国際女性デーに向けて、世界の女性のためにみんなで走るイベントです。
    同じ大会公式Tシャツを着走り、バーチャル(インターネット)でつながり、世界中にホワイトリボンのムーブメントを起こす、いわば女性による、女性のため、世界のためのチャリティーアクションです。

    ホワイトリボンランの目的は2つ

  • 日本での参加者自身が健康であること。自分自身の健康促進、体力・レジリエンス力のUPために走ること
  • 参加したエントリー費の一部を海の向こうの開発途上国の女性支援活動に寄付すること
  • エントリー費の一部が、家族計画や保健サービスが充分に提供されていない国で、女性の命と健康を守る活動に充てられます。

    チャリティランの詳細はこちらをご覧ください。
    チャリティランに参加する | 国際NGOジョイセフ

    ジョイセフとは?

    ここからは参考までにジョイセフの活動内容を改めて紹介します。

    ジョイセフは、女性のいのちと健康を守るために活動している日本生まれの国際協力NGOです。

    みなさんは、SRHRという言葉を聞いたことがありますか?
    SRHRとは「Sexual and Reproductive Health and Rights」の頭文字で、日本語では「性と生殖に関する健康と権利」と訳されています。SRHRはすべての人の「性」と「生き方」に関わる重要なことです。

    ジョイセフはSRHRを「人が生まれながらに持つべき権利(人権)」だと考えています。「すべての人びとが、SRHRをはじめ自らの健康を享受し、尊厳と平等のもとに自己実現できる世界」を目指し、アジアやアフリカ11か国で活動を行っています。

    では、2020年度のジョイセフの活動資金の収益と費用を見ていきましょう。

    2023年度事業報告書の19ページに、正味財産増減計算書が載っています。
    支出は約5億3000万円。その内、約83%にあたる4億4000万円が事業費として使われています。
    また、2023年度の収益は約5億6200万円。その内、寄付金は1億8500万円となっています。

    >>ジョイセフについて詳しく見る

    ジョイセフの活動内容

    ジョイセフの活動の詳細を以下の開発途上国における事業の主な活動分野と、その他の事業別にご紹介します。

  • 開発途上国における開発事業
  • 提言活動
  • 研修事業
  • 調査研究事業
  • 開発途上国における開発事業

    ジョイセフはミャンマー、ザンビア、ケニアなど11か国で、SRHRを誰もが享受できるように活動中。母子保健を中心に、地域の住民が主体的に健康を守る活動を行えるようなプロジェクトを実施しています。

    ここでは、主な活動分野を2つご紹介します。

    母子保健の向上

    1年間に推定28万7000人の女性が妊娠や出産、または中絶に関連する原因で死亡しています(2020年統計*)。1日あたりに計算すると約800人です。
    *WHOほか“Trends in maternal mortality 2000 to 2020”

    特に開発途上国では、女性の命と健康が「格差」によって脅かされており、サハラ以南のアフリカと南アジアが全世界の妊産婦死亡の70%を占めています。

    その背景には

  • 貧困
  • 農村部では母子保健を含む保健サービスへのアクセスが困難
  • 施設での出産の割合が低く、緊急事態に搬送が間に合わない
  • 出産時に、医療資格のない地域の伝統的助産師を頼る家庭がまだいる
  • 妊娠や出産、家族計画、性感染症などに関する適切な知識・情報の不足
  • 保健知識の不足や医療施設への不信感などから保健サービスを利用しない
  • などがあります。

    ジョイセフでは

  • 保健局スタッフや保健医療従事者への指導者研修
  • スクリーニングやモニタリングの実施
  • 施設分娩の推進
  • 医療関連施設の建設
  • 医療資材の提供
  • 地域保健活動計画の作成支援
  • 緊急搬送システムの導入
  • などの活動を行っています。

    家族計画(避妊)

    1990年以降、避妊薬へのアクセスが拡大するにつれて、意図しない妊娠の割合は世界中で低下しています。
    しかし、地域や国による格差はきわめて大きく、特に低中所得国では、性と生殖に関する医療へのアクセスが確保されていません。
    そのため、低中所得国では毎年、7400万人の女性が意図しない妊娠をしています(2019年現在)。さらに、これにより毎年2500万件の安全でない中絶が発生しています*。

    その背景には

  • 保健医療従事者から怒られることや周囲に知られることを恐れ、性感染症の治療や避妊のサービスを利用できない
  • 若者が正しい保健知識を得る機会が限られている
  • 避妊に対する迷信や男性の理解の低さにより家族計画が浸透していない
  • などがあります。

    ジョイセフでは

  • 妊娠や出産、をはじめとするSRHRについての情報提供や啓発教育活動
  • 住民の行動変容を目指したコミュニケーション戦略を作り、適切なメッセージを様々なツールで効果的に発信
  • 避妊に関する社会・文化的バリアを克服するために現状調査と教材の開発・制作
  • などを行っています。

    *出典:意図しない妊娠が4分の1、家族計画との乖離 : WHOの研究

    提言活動

    ジョイセフは

  • SRHR、ジェンダー平等、女性のエンパワーメント、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の実現
  • 政府開発援助(ODA)において、SRHR、人口開発分野の事業に対する日本政府の支援が維持・拡大されること
  • を目指し、国内外で提言活動を行っています。

    国際会議において課題や議論の提案、国内の若者に向けたセミナーや勉強会の開催、外務省など政府や国会議員に対する働きかけを行っています。

    研修事業

    ジョイセフでは、設立当初より開発途上国の指導者を対象に、日本国内での実地視察を含む研修を行っています。

    また日本国内の教育機関や市民グループなどを対象に、世界の女性を取り巻く状況やSHRHを推進する取り組みなどをテーマに、講演活動を行っています。

    調査研究事業

    ジョイセフでは国際保健に関する情報収集、調査・研究を行い、結果を開発プロジェクトの実施や技術支援、国内外における政策提言等に活用しています。
    ジョイセフは、国連経済社会理事会(UN・ECOSOC: United Nations Economic and SocialCouncil)登録の特殊諮問資格を有する国際協力NGOです。JICA(国際協力機構)の登録コンサルタントとして、国際保健に関する専門性を提供しています。

    まとめ:ジョイセフへの寄付が向いている人はこんな人!


    ここでは、ジョイセフの評判や活動内容の紹介、専門家へのインタビューなどを行いました。記事で紹介した内容をまとめます。

    1. ジョイセフは女性のいのちと健康を守るために活動している日本生まれの国際協力NGO。「すべての人びとが、SRHRをはじめ自らの健康を享受し、尊厳と平等のもとに自己実現できる世界」を目指し活動している
    2. 運営を行う上での遵守事項が厳しい公益財団法人として50年以上活動し、安定的で持続的な運営を行う信頼できる団体
    3. 国内外の公的機関との太いパイプと、市民にとっての身近な取り組みを両輪とした活動が強み

    1968年に法人化したジョイセフは、日本の国際保健、家族計画、母子保健に関する活動の歴史とともにあるような、老舗中の老舗。

    多くの実績と専門性を活かし世界の女性のために活動する団体を、応援したいと考える人に向いている寄付先だと思います。

    また、老舗ながらも時代の流れに合わせ、多くの人に参加してもらえるような取り組みを行っています。

    「身近に感じられる取り組みをする団体を応援したい」
    「自分自身も楽しみながら世界の女性に役に立ちたい」

    と考えている方はぜひこの団体の公式サイト、覗いてみてくださいね。

    参考:ジョイセフの基礎情報

    団体名 公益財団法人 ジョイセフ
    所在地 〒162-0843 東京都新宿区市谷田町1-10 保健会館新館
    代表者名 会長 明石 康
    活動内容 日本及び海外において
    1.人口・保健分野の技術協力・人材養成事業
    2.人口・保健分野の社会貢献活動の普及、支援者拡大及び寄贈品支援事業
    3.人口・保健分野の広報啓発・提言事業
    4.人口・保健分野の調査研究事業
    5.人口・保健分野の緊急復興支援事業
    6.人口・保健分野の国連機関・国際機関、各国の政府・NGO等との連携・協力事業
    7.その他、本財団の目的を達成するために必要な事業
    を行っている

    寄付先の選び方ガイド:河合将生(まさお)さん

    NPO組織基盤強化コンサルタント office musubime代表/関西チャプター共同代表・准認定ファンドレイザー

    大学卒業後、国際協力分野のNGOにボランティアスタッフとして参加。その後、国際交流・協力分野の中間支援組織へのインターンシップ、職員を経て、office musubime (オフィス ムスビメ)を2011年7月に設立。
    寄り添って伴走する第三者として、身近な相談相手や多様な人・団体をつなぐ役割を通し、組織診断・組織基盤強化、ファンドレイジング支援など、各団体の支援に取り組む。
    大阪マラソンチャリティ事務局担当や、国際協力や子ども/子育て支援、まちづくり分野、コミュニティ財団などの役員、大学の非常勤講師としてNPO論やボランティア論などの担当も。

    この記事を書いた人
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