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地震がきたらするべき行動は?防災意識を高めよう

  • 2020年2月13日
  • 2024年5月7日
  • 地震

地震が起こったとき、避難など行動を起こすためには冷静な判断をする必要があります。自分が置かれている状況を把握して正しい判断をすることが重要となります。

地震発生時に慌てなくてもいいように、取るべき行動を予め把握して、防災意識を高めておく必要があります。

この記事では地震が来たときに取るべき行動について解説します。

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地震が起こったときの判断が重要

災害

地震が起こると様々な災害が私たちを襲います。さらに地震の後には、建物の倒壊や火災、土砂崩れ、液状化現象などの災害も深刻な被害が発生する可能性があります。

これだけでも私たちの命は脅かされますが、その他にも私たちが翻弄され避難に支障をきたすようなトラブルも起こります。

例えば電話がつながらなくなり連絡が取れない、道路が渋滞通れなくなる、電車が動かない、電気・ガス・水道が使えなくなるなどのトラブルです。

地震が起こったとき、身の安全も含めどのような行動を取るかの判断が求められます。そしてそれをできる限り的確に行うには、事前にどのような行動を取るべきなのか知っておくことが大切なのです。

(出典:首相官邸 「地震では、どのような災害が起こるのか」)

  • 地震による建物の倒壊や火災、土砂崩れ、液状化現象などの災害も深刻な被害が発生する
  • 公共サービスや交通機関などが止まることもあり、避難に支障を与える
  • 地震発生時には、事前にどのような行動を取るべきなのか知っておくことが大切である

在宅時に地震が起こった場合

災害

地震が起こったとき、揺れている間はまず身の安全の確保をすることが最優先となります。屋内では、家具や落下物から身を守るため、頭を保護しながら家具から離れ、丈夫な机の下などに隠れることが大切です。

このとき、机の中心ではなく左右どちらかに寄ることがより安全となります。これは天井などが落下してきたとき、机の中心はその衝撃に耐えられず割れて頭に当たる可能性があるためです。脚がついている左右どちらかに寄っていれば机が割れても頭を守ることができます。

ここまでの判断は避難訓練や防災訓練などでも行われることが多いですが、揺れが収まった後の判断も重要なのです。

(出典:消防庁 防災マニュアル 「揺れが収まったら」)

身の安全の確保

揺れが収まった後も真っ先に身の安全の確保をする必要があります。慌てて行動すると、転倒した家具や飛び散ったガラスの破片などで怪我をすることにつながります。できればスリッパや靴などを履いて行動しましょう。

そして小さな揺れが収まったら、窓やドアを開けて出口の確保を行います。

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避難の判断

避難の判断は自分の判断だけでなく、確かな情報を得てから判断する必要があります。

災害が発生したときはデマなどが飛び交う可能性が高いです。噂に惑わされず、テレビやラジオ、役場などの情報に注意し正しい情報を得られるようにすることがが大切です。

特に役場からの避難指示または勧告が出たら、それに従って行動します。指示や勧告がなくても、身や周辺に危険が迫っていると判断した場合には、すぐに避難するように行動する必要があります。

消防署や警察署に災害の情報を問い合わせると、救急・救助活動の妨げになる可能性があるので注意してください。

また災害時は電話がつながりにくい状態になります。救助の連絡など本当に必要な連絡さえできなくなる可能性が高いため、情報収集に電話を使用するのも避けましょう。

避難を行う

避難する前に必ず自宅のガスの元栓を閉めブレーカーを落としておく必要があります。これらを行っていないと、ガスや電気の復旧時に火災が起こる可能性があります。

ガス栓とブレーカーの確認した後に避難に移りますが、ガラスや看板が落ちてくることもあるので、頭や身の安全を確認しながら避難します。

もし地震によって自宅で火災が発生した場合、火災報知機の音を聞いたら速やかに行動に移す必要があります。事前に火災が発生した場合の避難ルートの確認をすることが大切です。

煙が部屋や廊下に充満した場合は、ハンカチやタオルで口と鼻を覆い、体勢を低くして煙を吸わないようにしながら避難します。避難時の服装は、動きやすい服装で携帯品は背負える範囲に留めましょう。

避難経路は普段通っている道でも混乱により歩きにくくなっている可能性もあるので注意が必要です。近所に指定されている避難所も危険性があれば、より大きな広域避難場所に避難をすることも考える必要があります。

こういった状況でも的確に判断できるように、避難場所や避難経路は日ごろから複数確認しておくことをおすすめします。

  • 屋内では、家具や落下物から身を守るため、頭を保護しながら家具から離れ、丈夫な机の下などに隠れることが大切である
  • 避難の判断は自分の判断だけでなく、確かな情報を得てから判断する必要がある
  • 緊急時でも的確に判断できるように、避難場所や避難経路は日ごろから複数確認しておく

外出時に地震が起こった場合

災害 地震

外出中に地震にあったとき、場所によって判断や行動は異なります。住宅地やオフィス街、海岸や山、あるいは運転中や電車の中など様々なケースが考えられるため、それぞれ適した行動が重要となります。

(出典: 消防庁 防災マニュアル 「地震にあったら-屋外・乗り物編-」)

住宅街

住宅街の路地にはブロック塀や石塀があり、強い揺れで倒れる危険性があります。また自販機や電柱も同様なので、安全のためすぐに離れるようにしましょう。

さらにエアコンの室外機やガーデニング用のプランター、看板などが落ちてくる可能性もありますので、頭の上にも注意が必要です。

強い揺れの場合は耐震性能が低い建物の倒壊や、瓦礫、窓ガラスが散乱することもあります。揺れを感じたときや揺れが収まった後も二次災害に十分注意して避難をすることが大切です。

オフィス街・繁華街

オフィスビルの窓ガラスが割れて落下する速度は時速40~60kmにもなります。それに加えて広範囲にガラス片やタイルなどが散らばるので、鞄などで頭を守りながらできるだけ建物から離れて避難します。

繁華街では、看板やネオンサインなどが落下および転倒する可能性が高いため、強い揺れに襲われたときには十分な注意が必要です。

海岸・川べり

海岸は地震後の津波の危険性があります。地震が収まったらすぐに高台か、無ければ3階建て以上の建物を目指して避難し、3階より上に上ってください。

津波が襲ってきたとき、第一波が引いても続けて第二波、第三波と高い波が来ることがあります。波が引いたからといって戻っても、返って危険な目にあうことになります。

避難標識がある場合は、それを目安に避難を行うのも一つ方法です。また海水浴中で監視員やライフセーバーがいれば、その人たちの指示に従って避難してください。

川も津波の影響を受けるため、近くにいる場合は川の流れに対して直角方向に素早く避難するようにしましょう。

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山・丘陵地

山や丘陵地で強い揺れが起こると落石の危険があります。地盤が緩んでで崩れやすくなっている可能性もあるため、崖や急傾斜地など危険な場所から離れるようにしてください。

自動車

自動車を運転中に揺れに襲われた場合は、ハンドルをしっかり握り、前後の車に注意しながら徐々に速度を落として、道路の左側に停車してください。事故の元になるので急ブレーキは危険です。

揺れが収まるまではエンジンを切って、カーラジオなどから情報を得てください。揺れが収まり、避難の必要があれば車のキーをつけたままで、ドアをロックせず、窓を閉めて車を降ります。

このとき連絡先を見えるところに書き、車検証などの貴重品を持って徒歩で避難します。そのまま車で避難すると渋滞に巻き込まれ避難が遅れてしまうことにつながります。

バス

強い揺れを感じた場合、危険を回避するために急ブレーキが踏まれることがあります。

座席に座っている人は低い姿勢をとって頭部を鞄などで守ってください。立っている場合は、手すりやつり革などをしっかりと握って転倒を防ぎます。
停車後は乗務員の指示に従ってください。

鉄道・新幹線・地下鉄

鉄道、新幹線、地下鉄とも強い揺れが発生した場合は緊急停止を行います。座席に座っている人は低い姿勢をとって頭部を鞄などで守ってください。立っている場合は、手すりやつり革などをしっかりと握り転倒を防止します。

地下鉄の場合は停電になる可能性がありますが、非常灯が1時間程度は点灯するので慌てず行動することが大切です。
また勝手に線路に飛び降りるのは線路脇にある高圧電線に接触する危険性などがあるため、行わないでください。バスと同様に停車後は乗務員の指示に従いましょう。

  • 外出時に地震あった場合、二次災害に十分注意して行動する
  • オフィス街・繁華街では、ガラスなどの危険物が落ちてくることがあるので、早急に安全な場所へ移動する必要がある
  • 電車やバスなどの利用中に地震にあった場合まずは頭部を守り、停車後には乗務員の指示に従う

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身の安全の確保を最優先に

災害 防災

地震が起こると気が動転してしまい、冷静な判断ができなくなる可能性があります。しかし自分を守れるのは自分だけなので、まず真っ先に身の安全を確保するようにしてください。

揺れは様々な危険を運んできます。避難する場合は、避難所に到着するまで油断はできません。

避難が必要でなくても、屋内の安全を確認し、都度判断を行わなければ二次災害にあう危険性もあります。

冷静な判断を行うためにも、地震が起こったときにどのような行動をしなくてはいけないか、予め把握しておきましょう。

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この記事を書いた人
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