災害ボランティアとして、被災地や被災者を支援したいと考えているものの、実際に参加するために必要なことについてはわからない方も多いのではないでしょうか。
この記事では災害ボランティアをする際の注意点や必要なことをご紹介します。
災害が多い日本、地震や豪雨など近年の災害について学び直し、支援や対策をしよう
なお、大規模災害の被災地支援に関心があるという方は、まずは気軽に支援に参加してみませんか?
約30秒のアンケートに回答いただくと、救助・救命活動を行う、医療を軸とした災害緊急支援プロジェクトに10円の支援金が届きます。記事を読み進める前にぜひお試しください!
\たったの30秒!/
被災地のボランティア活動の内容
ボランティアの活動は震災や水害など、被災地の状態によって活動の内容が異なります。
活動内容は自治体などの関係者、災害活動センターで常に情報を発信しているため、被災地へボランティアに行く前に、状況を把握しておくことが大切です。
【簡単3分スタート】毎日使う電力を節約しながら自動的に社会のために活動する団体に寄付
震災後のボランティア活動
震災の場合は特に長期間のボランティア活動を行なわなければならない場合が多いです。
東日本大震災では8年が経つ今でもボランティア活動が行われています。
そして震災直後と、復興が進んだ後はボランティア内容が異なります。
自治体にてセンターが設置され、ボランティア参加者の受け付けから誘導まで現地のスタッフの指示に従うことによりスムーズに活動を行うことができます。
震災後はがれきの移動や各地から送られてくる物資の仕分け作業のような力仕事から、トイレの掃除の作業、被災者に対する食事の準備など様々なボランティア活動内容があります。
また場合によっては、集合場所やセンターから離れていることも多く自家用車で動くことができるボランティアスタッフが優先されることもあります。
他には、今現在被災者が必要としているものを知らせる活動もあります。現在の状況を伝えることにより、被災地へ送って欲しいものや現在の状況などを詳しく知ってもらい、必要な物資を入手することができます。
被災者は避難所などに集まっている場合と、それぞれの家に住んでいる場合があります。それぞれの家に住んでいる場合でも現在の状況を把握するために家を訪れ、被災者のヒアリングをする仕事があります。
このように様々な状況において人手が必要となります。
水害後のボランティア活動
水害の被災地へボランティアに行く場合は、まずはしっかりとした装備が必要です。
長靴、長袖、長ズボン、防塵マスク、ヘルメット、ゴーグルなどが必要となります。また泥を出す作業をする場合は、真っ暗で見えない場合があるため、ヘッドライトも持っていくと良いでしょう。
(出典:政府広報オンライン「暮らしに役立つ情報」),2019)
震災後、被災地のボランティアに参加する前に知っておくべきこと
被災地へボランティアに行きたいという気持ちは大切ですが、知っておかないと却って被災者を困らせてしまうこともあります。
特に前もって知っておくべきことを挙げます。
被災地の状況を知り正しい情報を確かめる
被災地の状況は時間の経過によって変化します。例えば、被害が大きくなることもあれば、必要な物資も変わってきます。
また状況によって、ボランティア活動の内容も変化していくため被災地の最新の状況を正しく知る必要があります。
被災直後は物資が最も必要な状況であったとしても、さらに二次災害などで物資よりも必要なことがでてくることもあるのです。
また災害発生直後よりも、時間が経ってからの方が人の手が必要なケースも多くあります。ボランティアへ行くためには、何よりもまず被災地の現状を知る事が大切です。
災害ボランティアセンターが開設しているか確認
各被災地には、災害ボランティアセンターが設置されていることが多いです。
ボランティアセンターでは現在の被災地の状況を確認でき、それぞれ必要な場所にボランティアを配置してくれます。
また他にもボランティアをする際の必要な情報などを聞くことができます。
ボランティアは、活動報告が大切になるため必ず災害ボランティアセンターが開設しているかどうかの確認をするようにしてください。
(出典:政府広報オンライン「暮らしに役立つ情報」),2019)
被災地のボランティア活動で必要な準備とは
被災地によってボランティア活動に必要な物や準備は異なりますが、事前に必ず準備をしなければなりません。
準備不足の状態で被災地へ行くと、かえって足手まといになってしまう可能性もあります。
安全管理のための装備、服装を揃える
被災地へボランティアとして活動する場合、自分の安全管理は自分で守る必要があります。
そのため、装備や服装に関しても前もって考える必要があります。
気候や作業内容に適した服装や装備を選びましょう。
マスク
ほこりなどを防ぐためにマスクは必要です。
長袖、長ズボン
被災地には様々なものが落ちており、中には危険なものも少なくありません。
怪我を防ぐためにも肌の露出は極力少なくし、長袖や長ズボンの着用は必須です。
【簡単3分スタート】毎日使う電力を節約しながら自動的に社会のために活動する団体に寄付
宿泊場所と移動手段の確保
被災地でのボランティア活動は、自分で宿泊場所を確保する必要があります。
自宅から通える場所なら良いですが、そうでない場合はボランティア活動の場所まで通える範囲のホテルや民宿、知人の家など、宿泊場所を抑えておきましょう。
また集合場所から現地までが遠い場合や交通手段が動いていないことも多いため、自家用車を持ち込みの可否についても確認しておきましょう。
ボランティア活動保険に加入
ボランティア活動をする場合は、ボランティア活動保険とよばれる保険があります。
ボランティア活動保険に加入できるのは、社会福祉協議会に登録されたグループであることです。
被災地のボランティア活動の場合はほとんどの場合社会福祉協議会に登録されているため、保険に加入することができます。
保険期間は1年間で、死亡保険金や後遺障害保険金、入院保険金などが補償されます。
またボランティア中の怪我や事故、他にもボランティア活動をする場所と自宅などの往復時にも事故にも適応されるほか、感染症などにかかってしまっても補償されます。
被災地は今後どのような状況になるか予測できない場所も多いため、ボランティア活動をする際はボランティア保険に加入すると良いでしょう。
(出典:政府広報オンライン「暮らしに役立つ情報」),2019)
ボランティア以外でもできる被災地への支援
現地でのボランティア活動以外でも、物資の寄付や募金などで被災地への支援ができます。それぞれの内容や方法をご紹介します。
支援金の寄付
被災者の救助や生活支援、被災地の復旧作業には多くの資金が必要です。
そのため、支援金の寄付は被災地の人々を支援をすることになります。寄付の方法は、銀行などの金融機関、クレジットカード、コンビニエンスストアなど多彩な支払い方法から選ぶことができます。
また東日本大震災義援金など、確定申告をすることにより寄付金控除となる場合もあります。
そして募金には義援金と支援金の2種類があります。様々な自治体が行っているのは義援金が多く、生活再建資金として利用され、そのまま被災者へと渡されます。
自治体以外には、民間企業などの基金があります。支援金は主にNPO・NGOが活動をするために支援するものです。
がれきや泥を運んだり、被災者の心のケアや生活サポートなどを行っている団体を支援することで、活動をよりスムーズに進めてもらえます。
災害状況によっては、素人では手伝うことができない場合もあり、このような団体に支援をすることは被災者が一刻も早く普段通りの生活をするための支援となるのです。
被災者の方々を救うためには、私たち一人ひとりが力を合わせることも重要です。
物資支援
被災地では食料や毛布など、物資が不足しがちです。そこで物資を支援することでも被災者の支援をすることになります。
しかし、物資を送るための道路が使えない状況や、物を仕分けするだけでも人手が必要となるため、各被災地の状況を必ず確認しましょう。
人手や金銭面による支援の方がありがたいこともあったり、被災直後は不足していたものでも数日後には十分足りていることもあります。
場合によっては、不良在庫が残ると税金を使って処理しなくてはいけないケースもあります。詳しくは災害ボランティアセンターや自治体のホームページなどで確認をするとよいでしょう。
【簡単3分スタート】毎日使う電力を節約しながら自動的に社会のために活動する団体に寄付
災害支援ボランティアに行く前にまずはしっかりと情報収集を
被災地は、常に状況が変わります。被災してから長時間経過しても復旧に目処が立たないこともあります。
そのため災害支援ボランティアをする前に、必ず現地の情報収集をしましょう。
日本は地震の多い国でありこれからの震災が予測されます。また海に囲まれ、川も多く水害対策も必要です。
被災地は人手が必要であり、少しでも多くの助けを求めていますが、現地で活動ができない場合でも寄付や募金といった形で支援をすることもできます。
少しでも早く被災者が元の生活に戻ることができるように、支援活動をしたいものです。
そしてボランティア活動においては、被災者の気持ちを第一に考え行動するようにしましょう。