ペットと避難するための災害対策を紹介

動物愛護

ペットと避難するための災害対策を紹介

ペットは飼い主やその家族にとってかけがえのない存在です。
そのため日常の生活はもちろん、災害が起これば一緒に避難することになるでしょう。
そのためには日頃からの準備や、避難所での生活の仕方など、備えをしておく必要があります。

この記事では、ペットと避難するための災害対策について紹介します。

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ペットの災害対策

ペットの災害対策
2011年に東北を中心として大きな被害をもたらした東日本大震災では、多くの尊い命が奪われました。
それは人だけでなく動物も同様です。特にペットは家族の一員であり、深い悲しみに包まれる人もいました。
避難はできたものの、避難所での苦情が相次いだことや、誤った避難の仕方をしたことにより、自治体が対応に苦慮された事例もあります。

2018年の環境省の調査によると、日本全国で飼われている犬猫の数は約1,845万頭です。
ペットは共存するパートナーであるという認識から自治体でもペット同行避難者を受け入れる体制などを整えていますが、実際には多くの問題も発生します。
災害が起きたときに一緒に避難するため、そして避難所でできるだけ問題を起こさず避難生活を送るためには正しい知識や日頃の準備が必要です。

特に地震を含め災害が多い日本では日常的な備えが重要であり、ペットを飼っている家庭であれば、人だけでなくペットの分まで備えや対応策を準備しておく必要があります。

  • 2018年の環境省の調査によると、日本全国で飼われている犬猫の数は約1,845万頭
  • (出典:環境省「人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト」,2018)

    ペットの災害対策に伴う準備とは

    ペットの災害対策に伴う準備とは
    どのような災害対策や準備を行うべきなのか、具体的に紹介します。

    日常生活のなかでのペットの災害対策

    ペットを守るのは飼い主であり、その飼い主が災害で怪我を負う、死亡してしまうという状況になってしまえばペットを守ることはできません。
    そのため身を守るための事前の対策を日常的に行っておく必要があります。

    人間用の防災グッズの準備はもちろんのこと、家具の固定など身の回りの地震対策などもしておかなければいけません。
    またその際にはペットが普段生活している場所の安全にも配慮することが、人だけでなくペットの身を守ることにもつながります。

    もし犬を屋外で飼養しているのであれば、ブロック塀やガラス窓、倒れやすい建物など飼育場所の周辺に破損する恐れがあるものがないか、首輪や鎖が外れたり切れたりして逃げ出す恐れがないか、確認を怠らないようにしましょう。

    ペットのしつけと健康管理

    東日本大震災が起こった際、ペットと避難所に入ったことで苦情となった一つが鳴き声でした。人同様にペットも災害でパニックを起こし、いつもと違う行動を取る可能性があります。
    また不安などから頻繁に鳴くようになることもあります。

    これは日常と違うからこそ起こることのため、備えとしては普段からキャリーバッグなどに入ることを嫌がらないようしつけておくことが大切です。
    加えて「待て」、「おいで」などのしつけも同時に行っておきましょう。
    避難所でのペットの飼育にはケージやキャリーバックに慣らしておく、人や動物を怖がりむやみに吠えないこと、決められた場所で排泄ができるなどが、避難所で共同生活をする人への迷惑防止、同時にペットのストレス軽減になります。

    しつけとは別で、避難所や動物救護施設ではペットの免疫力の低下や、ほかの動物との接触が増えることから、普段からペットの健康管理を行う必要があります。
    予防接種やノミなどの外部寄生虫の駆除など、ペットの健康と衛生状態を確保しましょう。
    不用意に繁殖しないために不妊去勢手術の実施をしておくことで、性的ストレスの軽減や感染症の防止、無駄吠えなどの問題行動の抑制にも効果を発揮します。

    ペットが迷子にならないための災害対策

    災害が発生した際、動物はパニックを起こし逃げ出すことがあります。あるいはやむを得ずペットを残して避難したり、避難中にはぐれることもあります。
    そのようなときに保護された場合、飼い主の元に戻れるように所有者明示をしておくことが大切です。

    実際に東日本大震災でも保健所や動物愛護センターなどに災害で迷子になったペットが保護されています。
    外から見ても誰もが分かるように迷子札や、紛失することが少なく、確実な身分証明となるマイクロチップを装着して、AIPO(※)に登録しておくことも効果的です。

    動物愛護保護法では、事業者による動物へのマイクロチップの装着は義務付けられており、飼い主にも努力義務があります。
    2019年に改正され、マイクロチップの装着の努力義務が発生していますが、災害時の身分証明ができるなどメリットもあるため、災害対策として装着することを検討してみるのも良いでしょう。
    また犬に関しては狂犬病予防法に基づき、鑑札、狂犬病予防注射済票を飼い犬に装着する義務もあるため、身分証明の一つになります。

    ※AIPO:動物ID普及推進会議(Animal ID Promotion Organization)の略称

    ペット用の避難用品や備蓄品の確保

    避難先でペットを飼養する際に必要なものは、基本的に飼い主が用意しておきましょう。
    避難指示が出た場合、人用の防災グッズはもちろんのこと、安全に避難場所まで移動できるようにリードやキャリーバッグなどの避難用品を準備しておく必要があります。
    またライフラインの被害や緊急避難に備え、ペットの避難に必要な物資の備蓄は普段から行い、一緒に持ち出せるようにしておきましょう。

    避難所にペット用の救援物資が届くまでには時間がかかるため、最低でも5日分、可能であれば7日分以上が望ましいとされています。
    特に療法食などの特別食を必要としているペットの場合は、さらに長期間分の用意が必要です。
    保管する備蓄品にも優先順位を付け、優先度の高いものは避難時に人の避難用品とともにすぐに持ち出せるようにしましょう。

    ペットとの避難ルートと避難所の確認

    災害が多い日本では、普段から防災マップやハザードマップなどを確認し、避難ルートや避難所を知っておくことを求められています。
    これはペットがいても同様ですが、避難所によってはペットの受け入れの可否があるため、それらも確認しておく必要があります。

    地域の防災計画や自治体の広報誌、webサイトなどで防災時の避難所の所在地や避難ルートを、できれば複数確認しておきましょう。
    また避難所にペットを連れて行く際の注意事項も、管轄する自治体にあらかじめ確認しておくことが大切です。

    加えて知識として知っておくだけでなく、実際に家族でペットを連れて避難所へ行く訓練を行い、所要時間や危険箇所の確認もしておくことで、安全性を高めることができます。
    もし地域で災害対策や避難訓練を行うことがあれば、ペットを連れて避難する方法を地域住民で話し合っておくと良いでしょう。

    近隣住民は同じ避難所に避難する可能性が高いため、普段から良好な関係を築き、コミュニケーションや飼育マナーに気を配ることも大切です。
    どうしても避難所で飼養できないことも想定したうえで、親戚など一時的に預かってもらえる先を探しておくことが望ましいです。

    災害時には動物愛護センターなどを通して、一時的な預かりをしてもらうこともできますが、ペットのストレスを考えればできるだけ家族と避難生活をするか、慣れた人に預けられるようにしておきましょう。

  • 普段からペットのしつけだけでなく、健康管理を行うことも大切
  • 外から見ても誰もが分かるように迷子札や、紛失することが少なく、確実な身分証明となるマイクロチップを装着して、AIPOに登録しておくことも効果的
  • ペット用の救援物資が届くまでには時間がかかるため、最低でも5日分、可能であれば7日分以上が望ましい
  • (出典:環境省「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」)
    (出典:環境省「改正動物愛護管理法の概要」,2019)

    人とペットのどちらも守るために災害対策を

    人とペットのどちらも守るために災害対策を
    災害は起こってしまえば人に抗うすべはなく、避難をすることでやり過ごすしかありません。特に日本は災害大国であり、地震だけでなく台風や大雨など多くの災害に見舞われます。
    そのため、普段から災害対策の備えをしておかなければいけませんが、それは人の分だけでなく、ペットの分も一緒に行う必要があります。

    備蓄品などは人の備えと異なりますが、大きくは変わりません。備蓄の仕方や準備の方法、避難時にスムーズに避難できるように日頃から意識し、練習なども行っておくことが大切です。
    しかしそれはペットが自主的に行うことはできません。その保護責任を持つ飼い主がしっかりと理解し、準備しておきましょう。

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