ボランティア活動は小学生や中学生からでも参加できます。年齢が低いほどできることは少ないですが、年を重ねていけば徐々にできることも増えていきます。
高校生になれば、かなりの範囲で参加できるものも増えますが、実際にはどの程度のことができるのでしょうか。
この記事では、高校生が参加できるボランティアについて、実際に行われている例も踏まえながら紹介します。
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高校生がボランティア活動に参加するには?
ボランティア活動は探し始めると様々な活動の募集が目に留まります。
そのなかで高校生ができるものを探すとなると意外とたくさんありますが、ここで注意が必要です。
ボランティアは大人が参加する場合も、自己責任を持ち、自費による参加が求められることがほとんどです。
医療関係など有資格での募集を除けば、高校生以上を対象とする募集のボランティアであればどのようなものでも参加が可能となります。
しかし必要な交通費や宿泊費などが発生する場合は、保護者に援助をお願いすることになる可能性もあるため、よく考えたうえで話し合って決めるようにしましょう。
その条件をクリアしている、あるいは自分のできる範囲でボランティアに参加するのであれば、高校生でもできるボランティア活動はいくつか挙げられます。
高校生にできるボランティア活動
高校生でも参加することができるボランティア活動をいくつか紹介します。
募金や収集のボランティア活動
短期間で気軽に参加できるボランティア活動は、募金や収集を目的としたボランティア活動です。
募金であれば街頭や駅前などで活動を行います。NPOやNGOなどの団体による募集でなくても、学校でボランティアを募っていることもあるため、より参加しやすいのが特徴です。
しかし学校から参加する場合は、制服での参加となる可能性が高いことも覚えておきましょう。
収集活動は書き損じはがきや使用済み切手、ベルマークなどを集めるボランティアになります。これも団体だけでなく、学校から募集が行われることもあるため、身近なところからボランティアに参加したい場合にはおすすめの活動です。
清掃のボランティア活動
地域の清掃活動も高校生のボランティア活動が行われる場となっています。
清掃活動は学校での授業の一環として行われるところもありますが、多くはボランティアを募っての活動です。募集人数も多く、また期間も短いことから参加しやすい活動となっています。
地域によっては海岸などの清掃活動もボランティアにより行われることがあります。
特に海岸は海から流れ着くプラスチックごみなどが多く、範囲も広いことからより多くのボランティアが求められるのです。
スポーツ大会やイベントの運営ボランティア
基本的には大人がボランティアとして参加することが多い催しですが、高校生でも参加ができるものもあります。
例えば自分の住んでいる都道府県で国体が行われる場合、多くの選手や観客が訪れ、大会としても大規模なものになることから、裏方などでの人手を募集します。
そこでは高校生の参加を求めることもあるため、このような活動に興味がある場合には参加してみると良いでしょう。
これらもボランティアセンターやNPOやNGOなどの団体だけでなく、学校を通じて大規模な募集がかけられることもあります。
また大規模なものではなくても、マラソン大会や小学生のためのスポーツイベント、高齢者施設や福祉施設で行われるイベントなどの手伝いとして募集が行われることがあります。
子育てや介護のボランティア
ボランティアではただ社会貢献を行うだけでなく、高校生に今後の生き方を学んでもらう要素も含まれています。
例えば子育て支援のボランティアでは、次代の親となる高校生を対象として乳幼児やその保護者と交流することで命の大切さを学ぶ機会を設けています。
乳幼児のお世話をする手伝いや、保育士や医療従事者を目指す高校生の学び、将来子育てをするうえで大切なことを学んでもらえる機会となるのです。
また高齢者や障がい者など介護が必要な人々の手伝いも、高校生のボランティアを募って行われています。
メインは資格を持っている専門の人が行いますが、周囲の手伝いなどを行うことで、介護の必要性や重要性を学ぶ機会も生み出しています。
いきなりボランティアに参加するのはハードルが高い活動でもあることから、ボランティア体験学習なども行われており、必要な知識や技能を身に付けることも可能です。
主には介護体験や車椅子体験、救命救急法などの救助活動などが行われています。
復興支援のボランティア
災害が起こったときの復興支援でも高校生によるボランティアがあります。
ただしできることは限定的です。危険が伴う場所での作業は高校生に任せることはできないため、主には救援物資の搬入や搬出を行います。
また市民団体の主催で開催される無料バザーの手伝いなどにも参加することがあります。
どちらも東日本大震災で実際に行われた高校生によるボランティアではありますが、裏方での活躍があるからこそ、多くの物資が届いてもスムーズに届けることができるという結果が生まれます。
国際交流や国際協力のボランティア
国際ボランティアは資金もかかるため少々敷居は高いですが、実際に行っている高校生もいます。これは留学とボランティアを同時に行っているものであり、短期での語学留学とボランティアなどの研修を兼ねて現地へ赴きます。
主には南米やアフリカでの活動が行われており、現地の子どもたちを対象としたチャイルドケアを中心としたボランティア活動を行っています。
なかには医療ボランティアに参加したという高校生もおり、語学や知識、技術はもちろんのこと、海外でボランティアに参加するという勇気も必要となりますが、得られるものはとても大きいようです。
地域特有のものや独特なボランティアもある
ボランティアのなかにはその場所特有のものや、地域で独自の募集を行っているものもあります。
例えば雪が多い地域では、中学生や高校生を対象とした除雪ボランティアを募集しています。雪の多い地域での除雪作業を行うとともに、除雪作業時に伴う危険性や正しい除雪方法を学ぶという狙いもあります。
また高齢者による除雪は危険であることから、ボランティアによって高齢者宅の除雪作業を行い交流の場を生み出しているという側面もあるのです。
ある地域では高校生ボランティアによる年末年始特別警戒や地域安全運動を行っているところもあります。
この地域では警察署で高校生ボランティアを募集しており、非行防止や被害防止の気運を醸成することを目的とした取り組みを2016年から続けています。
ほかにも消防士プログラムを実施し、高校生ファイヤーボランティアというものを募集して、育成講習を行っている地域もあるのです。
放水体験やAEDを使用した心肺蘇生法などを学び、人の命の大切さを知ってもらうものです。本来のボランティアとは少々異なるものではありますが、高校生が参加できるボランティアにはこのような特殊なものもあります。
(出典:能代市「命の大切さ事業 高校生ボランティアを募集しています」)
(出典:茨城県「地域に生きるヤングボランティア推進事業」)
(出典:八戸市「救援物資 高校生ボランティア」)
(出典:文部科学省「国際ボランティア」)
(出典:山形県「除雪ボランティア(中学生・高校生等)」,2018)
(出典:倉吉警察署「高校生ボランティアのあゆみ」)
(出典:松原市「高校生ファイアーボランティア消防士プログラムを実施」,2020)
高校生が参加できるボランティアは将来の学びにもなる
高校生は大人と同様にすべてのボランティアができるわけではありません。それは安全や資格など様々な条件に当てはまらないためです。
高校生はボランティアに参加しても意味はない、ということはありません。
募金や清掃のように手軽に始められるものであれば大人と同じように活躍ができることがあります。そして何より今はできないことでも、裏方を行いつつその近くで学び、経験したという実績が今後にも大きくつながるはずです。
私たちはこの社会において助け合って生きています。高校生からでもできるボランティアに参加することで、今後の行き方に活かされる可能性は大いにあります。
少しでも興味があるのであれば、今からできるボランティア活動に積極的に参加してみてはいかがでしょうか。
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