「アクセプト・インターナショナルへの寄付を考えている」
「でも怪しくない?本当に寄付して大丈夫?」
そのように思う方のために、gooddo編集部がアクセプト・インターナショナルについて調べました。ホームページでの活動内容チェックやSNSでの口コミリサーチ、寄付の専門家にインタビューした内容を紹介します。
結論から申し上げると、アクセプト・インターナショナルは寄付先として信頼できる団体です。
その理由は、
・寄付者や支援者からの口コミ評判は良いものが多い
・悪い口コミもあったが、専門家に聞いてみると事実ではなかった
・様々なNPOを知る専門家からの評判も高い
・編集部で寄付の使い道や活動実績をリサーチしても十分な信頼が得られた
という点です。
アクセプト・インターナショナルへの寄付を考えている方は、前向きに検討して大丈夫です!
アクセプト・インターナショナルの良い口コミ評判

アクセプト・インターナショナルの良い口コミ評判を紹介します。
選挙行かなきゃいけなかったから何となく録画してったんだけど、永井さんが代表を務めるアクセプト・インターナショナルの活動、ここ最近で1番衝撃を受けた。
テロやギャングに参加してる若者に直接接触して次の未来を拓かせる活動。
月額だけじゃなく単発寄付も出来たよ。ぜひ興味を持ってほしい。
(Twitterより)
私がアクセプト・インターナショナルを応援している理由は、相手が過去にどんな選択をしていようと、そこを見るのではなく、同じ人間として対等な立場で夢を語り合う、そういう彼らの姿勢、スピリットなんです。
(Twitterより)
NPO法人アクセプト・インターナショナル PV https://youtu.be/PUGKQRHVqdA
@YouTube
より
自分には全く関係ない地球のどこか遠い所のことだと思っていた事を、同じ今を生きる地球上で起こっている事と捉え何かをする、そんな日本人、しかもこんな若い人達がいたなんて尊敬でしかない
(Twitterより)
今日お会いしたアクセプトインターナショナルの永井さん。テロと紛争のない世界を創るために、自分たちにできることを行っている。無理、難しい、出来ないと言われても、だからこそ誰かがやる必要がある。困難に挑戦し続けている永井さんは本当にかっこいい。
(Twitterより)
テロリストの社会復帰の支援に寄付しました。寄付することでより問題に関心も持てて、一石二鳥✌️(少額&単発からでも寄付できるよ)
(Twitterより)
NPO法人アクセプト・インターナショナルのオンライン説明会に参加しました。テロ被害者の支援団体は数多くあるものの、加害者の社会復帰を目指している団体はそう多くはないでしょう。より多くの人にこの活動を知っていただきたいです。
(Twitterより)
リサーチした結果
「代表・永井さんの志や団体の活動を尊敬、応援している」
「加害者の社会復帰を目指している団体はあまり多くない」
という趣旨の投稿も多く確認でき、おおむねアクセプト・インターナショナルへの口コミ評判は良いものと確認できました。
専門家から見たアクセプト・インターナショナルは?寄付しても安心?

事業内容や口コミに目を通し、編集部がアクセプト・インターナショナルへ寄付するとなった場合に気になる点は3つ。
- ・テロ組織と対話することは、相当な覚悟がないと難しいのか?
- ・テロ・紛争の問題解決に向けて「日本人」が取り組む意義は?
- ・結局、アクセプト・インターナショナルは何がすごいのか?
この3点についてどのように判断したら良いか、寄付アドバイザーである石井さんにお伺いしてきました。
非営利団体の資金調達問題を解決する「ファンドレイジングのレシピ」代表。非営利団体・市民活動グループに参加するライフスタイルが当たり前になっている社会を目指して、幅広く活動中。※詳細なプロフィールは文末に掲載
インタビュー結果まとめ: アクセプト・インターナショナルは、覚悟をもって活動に取り組むプロ集団!
石井さんへのインタビュー結果を先に紹介します。
問)テロ組織と対話することは、相当な覚悟がないと難しいのか?
相当な覚悟がないとできない。知識や経験、プロとしての自覚が必要な仕事
問)テロ・紛争の問題解決に向けて「日本人」が取り組む意義は?
外部の人間としての役割があると思う。第三者に期待されていることがある。
問)アクセプト・インターナショナルは何がすごいのか?
危険を伴う活動に、プロとしてかつ市民の立場で覚悟をもって取り組んでいる。
インタビュー詳細1:テロ組織と対話することは、相当な覚悟がないと難しいのか?
相当な覚悟がないとできないと思います。
テロ組織との対話は、危険を伴うものです。豊富な知識と経験が必要であり、プロとしての活動を求められます。それにNGOとして取り組むことは、覚悟が必要だと思います。
たとえばですが、いきなり「今からテロ組織の武装解除を行ってみましょう」と言われても、たぶんできないと思います。また武装解除・動員解除・社会復帰まで長期的な活動が求められます。社会復帰のためには基本的な読み書きなど教育的な支援が必要になることもあります。
そういった意味でも、相当な覚悟がないとテロ組織との対話は難しく、知識や経験、プロとしての自覚が必要になると思います。
インタビュー詳細2:テロ・紛争の問題解決に向けて「日本人」が取り組む意義は?
日本人というよりは、外部の人間としての役割はあるのかもしれません。
紛争は、誰かと誰かが揉めているものです。当事者間で解決できないことに対して第三者が入ることで、対話が行われたり平和的手法で解決したりすることが期待されているのではないでしょうか。
インタビュー詳細3:アクセプト・インターナショナルは何がすごいのか?
先ほどお伝えしたように、アクセプト・インターナショナルの活動内容は危険を伴うもの。相当の覚悟と知識・経験が必要で、プロとして活動をしなければなりません。
さらにアクセプト・インターナショナルでは、テロや紛争がなぜ起きるのかという構造的な原因を把握し、その原因に対して働きかけしている、それをNPOとして市民の立場でやっている、このあたりに魅力があるのではないでしょうか。
ちなみに代表理事の永井さんは『共感という病』という本を出されていますが、本の中での肩書きが「テロ・紛争解決スペシャリスト」になっています。これについて「胡散臭い」という意見も一部では見られますが、ご本人の意向ではなく周囲がそのように名付けたとメディアで発言されています。これまで社会に前例がなかった仕事だからこそ、このような苦悩はあるようです。
アクセプト・インターナショナルは怪しい?信頼できる団体か?

次に気になるのは、アクセプト・インターナショナルは信頼できる団体かどうか?という点だと思います。
アクセプト・インターナショナルについての信頼性を確かめるために、以下の2点について調査しました。
- ・寄付の目的と使途が整合しているか?
- ・情報開示を行っているか?
寄付の目的と使途が整合しているか
アクセプト・インターナショナルが公式ホームページ上で公開している「2024年度 活動報告書」を確認すると、寄付金が収益の約38%を占めていることが分かります。
この寄付金は、パレスチナやソマリア、イエメンといった紛争の最前線での活動に活用されています。なぜならこうした地域での活動は、そのリスクの高さ故、政府からの助成金がつきにくいという現実があるからです。
そしてこの寄付金の多くは主に個人によって支えられています。これにより、政府や国連などの手が届きにくい最前線での取り組みを行うことができるとされています。


またアクセプト・インターナショナルでは、寄付を募るページで以下のようにコメントしています。
テロと紛争のない世界の実現は、小さな一歩であったとしても実直に積み重ねることによって達成できるものだと信じています。
テロと紛争のない世界を実現するために、若者がテロリストではない未来を描くために、あなたの力が必要です。
あなたの一歩が未来を創ります。
どうか、お力添えください。
引用:アクセプト・インターナショナル 団体概要>活動報告書・事業会計報告書
2024年度活動報告書の33ページに、活動計算書が載っています。
経常費用は約3億2400万円。その内、約96%にあたる約3億1000万円が事業費に使われています。その他は管理費に使われています。
一般的にNPOの管理費は10-20%が適正だと言われているので妥当な割合だと言えます。
活動報告書を見ると、2021年度には以下のような活動が行われていました。
【2024年度の主な活動内容の一例】
- ・ ソマリアにて、いわゆるテロ組織アル・シャバーブから525名の投降を実現(2021年からの累計)
- ・イエメンにて武装組織フーシ派の捕虜850名に対し脱過激化・社会復支援プロジェクトを実施(2023年からの累計)
- ・パレスチナ・ガザ地区にて8340名への給水支援を実施
- ・国際規範制定に向け、世界15ヵ国で元戦闘員計450名から証言を収集
このように、集まった寄付は適正に使われていることがわかります。
情報開示を行っているか?
アクセプト・インターナショナルは、2017年度以降の事業会計報告書・活動報告書を作成し、ホームページ上で公開しています。
>>アクセプト・インターナショナル 団体概要>活動報告書・事業会計報告書
また、各種SNSやホームページでもこまめに情報発信や活動報告を行っており、情報公開を積極的に行おうとしている姿勢が感じられます。さらに、月に6〜8回ほどはオンラインを中心に活動説明会や上映会などのイベントも実施し、参加者からの質疑応答の時間もしっかりと設けられています。
アクセプト・インターナショナルへの寄付募金の方法

アクセプト・インターナショナルへ寄付募金する方法は、以下の通りです。
- ・継続寄付(アクセプト・アンバサダー)
- ・都度寄付
- ・その他の寄付方法
どのような支援方法なのか、詳しく見てみましょう。
継続寄付(アクセプト・アンバサダー)
アクセプト・インターナショナルの毎月の継続寄付者は「アクセプト・アンバサダー」と呼ばれています。
1,500円、2,000円、3,000円、5,000円、10,000円、20,000円、50,000円、その他(本人の希望)から金額を選び、支払い方法はクレジットカードもしくは口座振替のどちらかを選択できます。
都度寄付
自分の好きな金額を、自分の好きなタイミングで単発で寄付できます。
支払い方法は、クレジットカード払い・口座振替、銀行振込の3種類。
寄付の使途は、以下の2つから選べます。
- ・アクセプト・インターナショナルの活動全般への寄付
- ・アクセプト・インターナショナルの各事業、各国への寄付
その他の寄付方法
継続寄付、都度寄付以外にも、アクセプト・インターナショナルに寄付する方法があります。
- ・電力料金を通じた寄付
- ・家に眠る不用品や古本、古着など不要になったもので寄付
- ・着なくなったブランド服で寄付
アクセプト・インターナショナルとは?
アクセプト・インターナショナルは、テロや紛争の構造的な要因を把握し、その要因に対して働きかけようとするNPO法人です。
テロや紛争は、年間約20万人の命を奪うだけでなく、難民問題や飢餓、子どもや女性の人権侵害などの問題も引き起こしています。
テロ・紛争解決の分野は、問題の深刻さにかかわらず、さまざまな制約を受けることから取り組みの少ない分野です。
さまざまな制約とは、たとえば
- ・テロ組織が当事者として関与する紛争では、彼らとの対話が非常に難しい
- ・そもそもテロ・紛争地域での支援活動はかなりの危険が伴う
- ・相当な知識と経験が必要で、プロとしての活動を求められる
- ・リスクの高さから政府からの助成金がおりない
といったことが挙げられます。
そんな中、アクセプト・インターナショナルは同じ人間として一人ひとりと向き合い、対話を通じて彼らのマインドと行動を変えるための活動をしています。
アクセプト・インターナショナルの永井 陽右さんってどんな人?

(公式ホームページより)
永井陽右氏は、学生時代からテロ・紛争の問題に向き合い続ける「テロ・紛争解決スペシャリスト」です。
1991年に神奈川県で生まれ、早稲田大学教育学部複合文化学科卒業後、2016年にはロンドン大学にて紛争研究修士課程を修了します。2022年には活動をする傍、博士課程も修了されています。
2011年の早稲田大学在籍時には、ソマリア人学生2名とともに「日本ソマリア青年機構」を設立。
学生時代からテロ・紛争の問題解決に向けて精力的に取り組み、「第28回人間力大賞(青年版国民栄誉賞)」での人間力大賞、外務大臣奨励賞、「大学生 OF THE YEAR 2014」での総合グランプリなどを受賞。
2017年にNPO法人アクセプト・インターナショナルを設立します。
その後は、ソマリア政府やイエメン政府との協働事業に取り組んだり、パレスチナ和平に向けた対話や交渉を展開。また近年は、テロや武力紛争に関わる若者に関する国際規範の制定に向けて研究活動や提言活動にも取り組んだりと、テロ・紛争解決スペシャリストとしての活動を継続しています。
このようなアクセプト・インターナショナルとしての活動は、バーレーン国王と国連開発計画からの平和賞、文部科学大臣賞、中曽根康賞など、国内外で高く評価されています。
アクセプト・インターナショナルの活動内容は?

(公式ホームページより)
ここからはアクセプト・インターナショナルの具体的な活動内容について紹介します。
テロや紛争の解決に向けて、以下3つに力を入れて活動を行っています。
- ・武器をとって戦っていた若者への取り組み
貧困や脅迫など、様々な事情から武装組織に加入してしまった子どもや若者が組織を離脱し、社会復帰できるまでの支援を一気通貫で行っています。 - ・紛争の被害を受けた地域社会への取り組み
武装組織に加入してしまった子どもや若者が真に社会に戻っていくには、地域社会が彼らを受け入れることが不可欠です。だからこそ、地域社会との和解セッションや、元紛争当事者も巻き込んだ水・食糧・薬などの緊急支援を地域の被害者に肩に向けて実施しています。 - ・国際社会への取り組み
テロ組織や武装勢力に所属した経験のある若者の声を集め、世界中で今まさに紛争に加担している人々が武器をおき、彼らの教育や社会復帰を促進するための新たな国際規範の制定を目指しています。
現在主なプロジェクトを実施している地域は、海外における現在の活動地域は、以下の6つの国や地域です。
- ソマリア
- ケニア
- インドネシア
- イエメン
- コロンビア
- パレスチナ
上記は、上記は、テロと紛争の問題が深刻にも関わらず国際的な取り組みが少なかったり、その国の中でも支援の担い手が少なくアクセスも難しいような刑務所や捕虜収容所などです。
これらの地域に加え、近年では米国ニューヨークやスイスのジュネーブ、英国オックスフォードやカナダのオタワなどを拠点に、さまざまな理由から武器を持たざるを得なかった若者が平和の担い手となるための国際規範の制定に向けたアドボカシー活動や交渉、研究活動なども行っています。
また、上記以外の20カ国でも、かつて武装組織にいた若者や紛争の被害者、関連分野の専門家や実務者たちと密に協力・連携しています。
このような活動の積み重ねが実を結び、2021年に国連経済社会理事会から諮問資格を取得し「国連NGO」となりました。
国連NGOとは一般に、国連機関との公式な関係を持つNGOを指します。その中でもアクセプト・インターナショナルは「特殊諮問資格」(特定の活動分野に特別な能力を有するNGOに与えられる資格)を付与されました。
国連機関が開催する会議や、政府間機関が招集する国際会議といった会議への参加が可能、さらに書面または口頭にて意見を述べることもできるようになりました。
次に、アクセプト・インターナショナルの活動の具体的な例をご紹介します。
武器をとって戦っていた若者への取り組み

(公式ホームページより)
貧困や脅迫など、さまざまな事情から武装組織に加入してしまった子どもや若者が組織を離脱し、社会復帰できるまでの支援を一気通貫で行っています。
具体的には、武装組織に関わっていた若者たちに対し、
- ・離脱支援
- ・ケアカウンセリング
- ・職業訓練や収入創出
- ・宗教再教育
- ・長期的なフォローアップ
といった社会復帰支援をしています。
例えば、ケアカウンセリングでは、当事者の抱えている想いを受け止め、平和的な手段を用いてそれを解決するために彼らが何をすべきか共に考えることで、新たな目標・アイデンティティを打ち立てることをサポートしています。
(例)家族を失った「憎しみ」によりテロ組織に加入する若者に対しては、その思いを「家族への愛」と捉え直し、残された家族を支えるための具体的な手段を共に探していく
また、紛争地では、貧困を理由に武装勢力に加入したり、武装勢力から強制的に過激な思想を教え込まれ、洗脳されるケースが少なくありません。
そこで、アクセプト・インターナショナルでは、職業訓練や宗教再教育を通して、出所後に彼らが自ら収入を得て社会で自立し、武装組織に加入せずに生きていくための支援を行っています。
紛争の被害を受けた地域社会への取り組み

(公式ホームページより)
武装組織に加入してしまった子どもや若者が真に社会に戻っていくには、地域社会が彼らを受け入れることが不可欠です。そこでアクセプト・インターナショナルでは紛争の影響を受けた地域社会に対し、
・地域社会との和解セッション
・水・食糧・薬などの緊急支援
といった取り組みを展開しています。
和解セッションでは、武装組織に関わらざるを得なかった背景や刑務所での生活について当事者に話してもらうとともに、地域の一員として社会の人々とともに問題を議論することで、地域社会と元戦闘員との相互理解を促進し、和解のための土壌を創っています。
また、紛争やそれに伴う災害など被害を受けた地域コミュニティに対して、ニーズに応じて水や食糧、薬などの緊急支援を行い、適切にケアをしていきます。
さらに、紛争の当事者だった若者もこの支援活動に参加することで、地域社会との和解にも繋げています。
国際社会にむけた取り組み

(公式ホームページより)
いわゆるテロ組織などの武装勢力の構成員の多くは18歳~35歳の若者で、彼らが武器を置き平和の担い手として社会に戻っていくことが、平和を構築する上で大変重要となります。
しかし、18歳未満の子ども兵と異なり、国際的に彼らを保護するための枠組みは存在しません。このことが、彼らが憎しみの連鎖から離脱することを困難にしています。
そうした問題意識をもとに、アクセプト・インターナショナルは、彼らが直面する複雑な問題を見つめ直す必要性や、彼らを平和の担い手として捉え直すことの重要性などを国際社会に訴えかけています。
現場で拾い上げたリアルな課題や声を世界へ発信し、2031年までに彼らの教育や保護を実現する国際規範を制定することで、すべての若者が暴力から解き放たれる道を創ることを目指しています。
パレスチナでの取り組み

(公式ホームページより)
上記の取り組みに加えて、2023年10月以降の情勢悪化を受け、アクセプト・インターナショナルは紛争解決・平和構築を専門とするNGOとしてパレスチナでの取り組みも開始しました。
アクセプト・インターナショナルでは、パレスチナにおいて
・新たな和平に向けた対話会合
・ガザ地区における緊急人道支援
を実施しています。
平和的イメージがあり直接の利害関係がない日本で生まれたNGOが、善き第三者として、過去の和平交渉で排除されてきた女性や若者による対話の場を創出し、新たな和平プロセスの構築に取り組んでいます。何よりも、アクセプト・インターナショナルがこれまでの活動で培ってきた知見や経験があるからこそ、現地の諸勢力からも信頼を得ることができます。
また、上記のような和平に向けた取り組みと並行して、国連や他のNGO、若手リーダーたちと調整・連携しつつ、ガザ地区の避難民キャンプにて衛生改善、食料・給水支援など今まさに脅かされる命を守るための緊急人道支援も行っています。
アクセプト・インターナショナルと日本ソマリア青年機構の関係は?

日本ソマリア青年機構は、アクセプト・インターナショナルの代表理事である永井陽右氏が「紛争地ソマリアの問題を解決する団体」として2011年に設立した学生NGOです。
当時のソマリアは、緊急支援を行うNGOですら撤退せざるを得ないような凄まじい場所でした。
その後は、ソマリアやケニアでスポーツ用品の寄付をしたりソマリア人ギャングの脱過激化・社会復帰支援事業に取り組んだりと、現在につながる活動を展開しています。
2017年には、日本ソマリア青年機構を「NPO法人アクセプト・インターナショナル」として法人化しました。
この団体への寄付が向いている人

ここまでの話をまとめると、gooddo編集部が考える「アクセプト・インターナショナルへの寄付に向いている人」は
- ・テロや紛争の問題を解決したい人の中でも、原因を構造的に把握した上で、原因に対して働きかけをする団体を応援したい人
- ・危険を伴う活動に対して覚悟を持って挑む団体を応援したい人
- ・様々な理由から武器を取らざるを得なかった子どもや若者の社会復帰を支援したい人
といった感じです。
いかがでしたか。アクセプト・インターナショナルは専門家の視点から見てもその必要性・意義があり、gooddo編集部としては、寄付先として信頼感のある団体のひとつではないかと思います。
この機会に寄付を検討している方は、団体のホームページで詳細を確認してみてください。
まとめ:アクセプト・インターナショナルへの寄付はおすすめ!

(公式ホームページより)
この記事の内容をまとめます。
- ・テロや紛争の構造的な要因を把握し、その要因に対して働きかけようとしている団体。危険の伴う活動に対して、覚悟を持って活動している
- ・事業会計報告書や活動報告書を作成し、事業報告や決算報告の様子も外部に公表している。着実な事業運営、組織運営・事業運営の透明性、団体内外との丁寧なコミュニケーションが行われている信頼できる団体
- ・現地での活動にとどまらず、現場で得た知見を新たな国際規範として社会へ還元し、活動地域の枠を超えて、世界規模での紛争解決と平和構築を目指している団体
いかがでしたか。アクセプト・インターナショナルは専門家の視点から見てもその必要性・意義があり、寄付先としてもおすすめの団体のひとつです。「テロと紛争の解決に繋がる良い連鎖を創り上げたい」と思っている方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
この機会に寄付を検討している人は、以下から団体のホームページもチェックしてくださいね。
参考:アクセプトインターナショナルの基礎情報
| 団体名 | NPO法人アクセプト・インターナショナル |
| 所在地(本部) | 東京都中央区日本橋堀留町1丁目5-7 YOUビル6A |
| 代表者 | 代表理事 永井 陽右 |
| 活動内容 | 1.武装組織に加入した若者が武器を置き、平和の担い手になることを支える取り組み 2.地域社会との和解や和平に向けた対話の場づくり 3.世界中で武装組織に関わっている・いた若者の権利や自立支援に関する新たな国際規範の制定に向けた国際アドボカシー活動・研究活動及びプログラム開発 |
ファンドレイジングのレシピ代表ファンドレイジング・コーディネーター/フィランソロピー・コーディネーター
1978年2月神奈川県足柄上郡生まれ。通信機器メーカー(営業・マーケティング)や制作会社(営業・編集)を経て、国際協力NGOなどNPOに通算9年在籍。広報・渉外、バングラデシュ駐在員などを経験。2016年からNPOの資金調達や広報の“困った”の解決に伴走するウェブメディア「ファンドレイジングのレシピ」運営や伴走型コンサルティングに取り組む。趣味は、旅、読書、スポーツ観戦など。立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科修了(MBA in Social Design Studies)。