生きるために、毎日漁に出るセニャンちゃん10歳。学校へ行ったことはありません…


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干ばつの影響で、さらに過酷な毎日。10歳のセニャンちゃんの生活とは?

カンボジア北部の村に暮らすセニャンちゃんは、わずか10歳なのに学校にも行かずに毎日仕事をしています。
十分に食べることもできない貧しい生活環境のため、10歳には思えないほどの小さく痩せた体で、毎日漁に出ているのです。

お母さんと一緒に毎日小さな手漕ぎの舟に乗って魚を獲り、漁に出られない日は網を繕うのもセニャンちゃんに与えられた大切な仕事です。

獲った魚は家族4人で食べるその日の食事になるとともに、食べる量より多く獲れた日は魚を売ってお金を稼いでいます。
もっとも、たくさん獲れる日は極たまにしかなく、家族の分さえ獲れないときも少なくありません。

最近では干ばつで川の水位が下がってしまい、漁場までが遠くなって労力がかかるうえ、獲れる魚は10分の1まで減りました。
セニャンちゃんが大好きなお母さんと一緒にどんなに頑張っても、生活は苦しくなるばかりです。

危険と隣り合わせの漁。それでもセニャンちゃんが漁に行くのは?

学校で学んだこともない、わずか10歳の小さな痩せた体で毎日漁に出るセニャンちゃんは、これまで何度もケガをしています。

安定感のない小さな舟から弾き飛ばされて、肋骨を折ったこともあるのです。

危険と隣り合わせの仕事なのに、それでもセニャンちゃんが弱音も吐かずに漁に出るのはなぜなのでしょうか?

それは家族のためです。

セニャンちゃんにはお父さんはいません。
セニャンちゃんがわずか2歳のとき、マラリアで亡くなってしまいました。

貧しいゆえに病院に行くお金すらありませんでした。
セニャンちゃんは大好きなお母さんとまだ幼い可愛い妹と弟の4人で暮らしており、今や一家を支える担い手です。

貧しい生活を支え、家族を食べさせるために毎日漁に出るのです。

学校には行ったことがない、そんなセニャンちゃんの夢とは?

セニャンちゃんの夢は3つあります。

1つは学校に行くこと、そして2つ目は本を読むこと、そして3つ目は早く大きくなって、もっと強くなって、お母さんを支えることです。

もっとも、学校に行きたいなんてお母さんには言っていません。

お母さんが子どもたちのために精一杯働いても生活が成り立たない厳しい現実を、彼女は理解しているからです。
学校に行きたいなんて言ったらお母さんを悲しませてしまう、セニャンちゃんは幼心にそう思っていたのかもしれません。

ですが、お母さんもちゃんと考えていました。
本当はあの子を学校に通わせてあげたい、いい暮らしなんかしなくていいから教育を受けさせて、私みたいにならずに明るい将来を生きさせてあげたいと考えているのです。

それでも、幼い妹と弟のため、そしてセニャンちゃんとお母さんが命を繋ぐためにも魚を獲らなくてはなりません。
セニャンちゃんとお母さんが、毎日2人で休みなく働いても、生きていくのがやっとの生活だからです。

紛争や災害…一番の被害者は?

セニャンちゃんだけでなく、世界には厳しい環境で生きる子どもたちがたくさんいます。

5歳まで生きられずに命を落とす子どもは560万人(※Unicef,2016)、小学校に通えない子どもは6,100万人(※Unicef,2017)、セニャンちゃんのように児童労働を強いられている子どもはなんと1億5,200万人(※ILO,2016)にも及び、日本の人口よりも多いのです。

紛争や災害、貧困で一番の被害者は、未来を奪われる子どもたちではないでしょうか。

子どもたちを救うために「生きる力」をつけるサポートとは?

セニャンちゃんのような子どもたちが仕事を辞めることができ、学校に通って教育を受け、未来を明るく切り開く夢を持つためには、どのような支援が必要なのでしょうか?

「児童労働」の問題は、今日食べるものを送るだけの支援では、解決できません。

子どもたちが働かなくても、両親が十分な収入を得られる仕事に就くことができ、そのための技術が得られる環境を整えることが不可欠です。

そしてその地域の人々が、自分たちの力で、生活を改善していく「生きる力」を身につけることが必要なのです。
そのために必要な支援は、各地域が抱える問題、例えば水衛生、食糧不足、教育、生計向上などに合わせて、段階的かつ長期的に行う必要があるのです。

支援の形が目に見える「チャイルド・スポンサーシップ」

「生きる力」をつけるために、世界23か国で支援活動を行っているプログラムが、「ワールド・ビジョン・ジャパン」が運営している「チャイルド・スポンサーシップ」です。

このプログラムの何よりの特徴は、支援する地域や子ども(チャイルド)を、自分で選ぶことができることでしょう。

チャイルドからは、年に一度写真付きの成長記録が届きますし、手紙のやり取りをすることもできるので、「遠く離れた海外に、新しい家族が増えたよう」と心のつながりを感じながら支援を続けることができるのです。

このようなプログラムが生まれたのは、ワールド・ビジョン創設期まで遡ります。

「ワールド・ビジョン」は、1950年にアメリカで立ち上げられた国際NGOです。
創設者であるボブ・ピアスは、第二次世界大戦後に混乱をきわめた中国にわたり、「すべての人々に何もかもはできなくとも、誰かに何かはできる」と考えるようになり、中国で出会った1人の女の子の支援を始めました。

その後、支援の輪を広げるために、アメリカに戻り「ワールド・ビジョン」を設立。彼が始めた、子どもの顔が見える支援「チャイルド・スポンサーシップ」に、今では日本にも6万人を超える人々が参加しています。

「ワールド・ビジョン」の活動に関するアンケート(3問)に答えて、10円の支援金を届けよう!

セニャンちゃんのような子どもたちのために、私たちも無料でできる支援があります。 方法はたった3問のアンケートに答えるだけ、支払いの必要は一切ありません

15秒程度で終わるたった3問のアンケートに答えるだけで、NPO支援サイトである「gooddo」からワールド・ビジョン・ジャパンに10円の支援金が届けられます。

私たちの小さな積み重ねが確かに子どもの笑顔に、子どもたちの未来につながります。 あなたのほんの数秒を、貧困に苦しむ世界の子どもたちのために使ってみませんか?

(※情報提供:ワールド・ビジョン・ジャパン)