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2024年6月現在ウクライナ国外へ避難を余儀なくされた人々は655万人、国内で避難を続けているのは推定354万人と言われています。 ※UNHCR参照
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は2年以上が経過…。しかし、今なお停戦の目処は立っていません。そのような中で、自分の国で安心して暮らすことができない、命を守るために国外へ避難をしなければならない人が大勢います。
生まれ育った町で「いつ死ぬか分からない…」と恐怖を感じる日々とは
※画像はイメージです
ウクライナ東部マリウポリで生まれ育った20代のアリサさん(仮名)は夫とふたり暮らし。学校の教師として、子どもたちに歴史を教えていました。
2022年2月に激化したロシアからの軍事侵攻による紛争ですが、ウクライナ東部では2014年頃から10年以上も軍事侵攻は続いています。
紛争が激化する以前から度々空爆があり、近隣の町もロシアに占領されていました。
そして2022年2月下旬、ついにマリウポリがロシアに占拠されました。
何年も紛争の近くで暮らしていたアリサさんははじめは「すぐにおさまるだろう」と思っていましたが、日に日に状況が悪化していきました。
空爆が頻繁に起きるようになり、様々な施設が破壊されインフラが途絶え始めました。すぐにマリウポリに暮らす50万人の市民は、水や電気、物資も何もない状況に陥りました。
爆撃の音があまりに大きく、恐怖のあまりに眠れぬ夜が続きました。
物流が途絶えた状況だった為、アリサさんは水を確保しなければと外へ出かけました。
何とか水は手に入れましたが、その他の物資はどこの店も破壊されている状態で手に入れることはできませんでした。
家に戻ると近隣の人たちがシェルターへ逃れていることを知りました。
アリサさんははじめ、何が起きているか理解できませんでしたが、爆撃の音が少しずつ近づいていることに気づきました。
「今すぐ逃げないと!」
アリサさんはドアを開けるなり、家の中にいる夫に叫びました。
ふたりが2階から1階へ駆け下りたその瞬間、「バンッ!!」と大きな音がし、ついさっきまで暮らしていた家が破壊されました。
アリサさん夫婦はそのまま走って逃げ出しました。
町中が炎で燃えていました。あらゆる家や店など、建物が破壊されていました。
爆撃によってたくさんの人が命を奪われている光景を目にしながら、必死に逃げ続けました。
「私もいつ死ぬか分からない」
そんな恐怖の中、生まれ育ったマリウポリを後にしたのが2022年3月6日でした。
「命を繋げることができる場所」を探し続けて決めた行先は、日本だった
アリサさんたちはマリウポリを離れてから3日をかけてウクライナ西部へ逃げました。
学校にあったシェルターに一時避難をしたのち、隣国ポーランドに暮らす友人を頼り2か月ほど滞在することができました。
ウクライナ近隣のヨーロッパではどこもウクライナ避難民が溢れていました。
いつまでも友人を頼り続けるわけにはいきません。
アリサさんたちは「どこに行けば命を繋げることができるのか、どこに行けば受け入れてもらうのか?」と必死に自分たちを受け入れてくれる避難先を探し続けました。
ある時、ポーランドの日本大使館経由で「日本がウクライナ避難民を受け入れている」という話を聞きました。
アリサさんはもともと日本に興味があり、日本映画・音楽、日本文化・歴史にも触れたことがありました。
とは言え、日本を訪れたこともなければ、日本語を話せるわけでも、日本に知り合いがいるわけでもありません。
故郷が無残にも破壊された光景が忘れられず悲しみの中にいたアリサさんは、出来るだけ母国から離れたところで新しい生活をはじめたいという想いもありました。
「日本に行くことは、ひとつの夢でした」そう話すアリサさんは、覚悟を決め夫婦ふたりで日本へ避難民として逃れることを決意しました。
母国と何もかもが違う日本で感じた「働く先を見つける」難しさ
初めて訪れた日本は、ウクライナとは環境も習慣も、見るものすべてが異なっていました。
それでも交通網が整っており、便利なものも多く、またアリサさんは日本人の温かさに触れる度にホッとしていました。
アリサさんのように難民の多くは母国でも仕事をもっており、状況が落ち着きさえすれば「生きていくため、暮らしていくため働きたい」と感じています。
逃れてきた背景は様々ですが、生活のために、そして豊かな人生を歩むために働くということは日本に暮らす私たちとは何ら変わりがありません。
アリサさんは、政府が支援をしてくれてはいるものの、日本語もすぐに上達するものではなく、そのような中で自分たちがどのように仕事を見つけていけるのか、不安を抱えていました。
仕事が見つからなければ、先行きの見通しが立たなくなってしまいます。
日本はまだまだ英語を話せる人も多くはありません。
交通標識などの案内は英語や中国語など併記してあることが増えましたが、求人情報は日本語のみの案内がほとんどです。
そもそも求人情報へアクセスすること自体が、アリサさんたち避難民にとって厳しいことでした。
来日してから1カ月ほどが経った頃、難民支援をする団体が中心となって複数のIT企業が提供する様々なデジタルスキルに触れることのできるワークショップにアリサさんは参加しました。
「日本からウクライナに暮らす人々を支えたい」夢が叶った瞬間
アリサさんが参加したワークショップを開催した難民支援をしている団体は「WELgee(ウェルジー)」。
WELgeeでは、日本へ逃れてきた難民を、日本社会に新しくやってきた人材として、企業との架け橋となり就労のサポートを行っています。
アリサさんはこのワークショップをきっかけにWELgeeに就労のサポートをしてもらえることになりました。
ウクライナにいた頃、教師以外にもジャーナリストとしても活動経験のあったアリサさん。故郷の様子やインタビューなどニュースサイトの記事を執筆していました。
日本へやって来てから、ウクライナに残っている人々を日本から支えることができないだろうかと考えていました。
そのため、ウクライナに関係するような仕事を探していました。
ただ、前述の通り日本語はまだ習得中のアリサさんにとっては、日本での職探しは難航。
WELgeeは、このようなアリサさんの状況、そして彼女の希望する働き方を丁寧にヒアリングしてくれました。
さらにアリサさんの就職活動に必要なあらゆる面においてサポートをし続けました。
そして2022年12月よりアリサさんは国際NGOの日本法人で職員として働けることになりました。
この国際NGOは、貧困や差別のない社会を実現するために世界75カ国以上で活動しており、ウクライナの避難民の方々への支援も行っています。アリサさんは、現地に関する情報の収集・分析からプロジェクトの企画立案・実施・報告補助まで幅広く担当する予定です。
「国際NGOへ就職できるなんて、奇跡だと、夢のようだと思いました。本当に多くのサポートをしてくれてありがとうございました。他の国からきた難民が、その国に適応し、現地の人たちとコミュニケーションをとりながら、就職の機会を見つけることはとても難しいことです。そんな難民にその機会を与えてくれたことに本当に感謝しています。」
アリサさんはこれまでの教育の現場の経験を活かし、日本に暮らすウクライナの子どもたちへの教育プロジェクトなども行いたいと話しています。
そして、母国への思いも伺いました。
「いつか、平和になったウクライナの土地をもう一度踏みたい…そして、私たちの町マリウポリを再建したいと願っています。
今は、私のスキルをより磨き、母国や多くの人たちに貢献したいと思っています。」
今はまだアリサさんも母国での終わりの見えない紛争や生まれ育った町が破壊されてしまったことに、心を痛めたままです。
紛争の恐怖から日本へ逃れてきて、なんとか前を向き、周りの支えに感謝しながら暮らすアリサさん、「ウクライナの人たちをサポートしたい」という思いによって自身も支えられています。
これから仕事を通じ、同じようにたくさんの心を痛め、不安を抱えているウクライナの方々をサポートしていくことでしょう。
WELgeeの活動や実績とは?
提供:NPO法人WELgee
WELgeeでは、「本人たちが仕事を通じて法的、社会的、経済的に自立をし、社会に貢献することが、彼らの課題の本質的な解決策になる」と考え、サポートを行っています。
WELgeeが行う具体的な活動内容は以下の通りです。
・育成事業
∟キャリア育成プログラムの提供、本人の自己分析を行い特性や強みなどを活かせる業態職種の調査、足りないスキル(日本語習得等)などの開発・習得
・就労伴走事業
∟育成、採用、定着の3つの伴走を実施。企業とのマッチングを行う
・共創事業
∟難民人材が企業研修やイベント登壇、発信を通じて価値創造を行なう
2018年からの活動で、400名以上の難民の方と出会い、WELgeeのプログラムをうけた37名の方が専門性を活かした仕事へ就職してきました。
ただ仲介をするだけではなく、就職したあとも定着して働けるよう寄り添ったサポートを行っています。
これはコンゴ民主共和国出身の難民の方の言葉です。
「自らの命を守るために母国を去る決心をしたとき、文字通り、全てが終わったと思いました。
しかし、自分を信じ、人生のゴールを再定義することのできる、強さとモチベーションを、自分自身が持っていることを、WELgeeは再び気づかせてくれました。」
30秒で終わる「WELgee」の活動に関するアンケートに答えて、無料でできる支援に参加しよう!
日本にやってきた難民の方は「自分の能力を活かしたい」「日本社会に貢献したい」と感じています。
日本へやってきた彼らが第二の人生を歩み、またその能力をもって活躍することは日本の社会、未来にとってもとても有意義なことなのではないでしょうか。
アリサさんは無事に自身の希望する就職先にめぐりあうことができましたが、まだまだたくさんの難民の方が日本での未来への不安を抱えています。
そんな彼らと共に、能力に見合った就職を目指し、また安定した生活を送れるよう伴走するNPO法人WELgee。
このような活動を応援することが、あなたにもすぐにできます。
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支援にかかる費用は、サポーター企業であるgooddo(※)が負担するため、あなたには一切費用はかからず個人情報なども必要ありません! ※gooddo株式会社は、株式会社セプテーニ・ホールディングス(東京証券取引所 スタンダード市場)のグループ会社
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日本に逃れた難民の人生は、受け入れ側の日本社会でどんな人たちと出会えるかに大きく左右されます。悲惨なニュース、膨大なまでの難民等の数に、無力ささえ感じます。
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ここまで読んで頂きありがとうございました。
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※情報提供:NPO法人WELgee