エチオピア、13歳のアイシャ 彼女が水汲みのために、毎日費やす時間とは?


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炎天下の砂漠を、一日中歩いて、茶色い水を汲みに行く

日本にいると、安全な水が飲めるのは当たり前のこととしてとらえられています。
しかし、水を安定して供給できている国は世界でも少なく、いまだに21億人(※)が安全な水を飲むことができない環境で暮らしているのです。
(※出典元:Unicef)

エチオピアでは水を汲むために多くの人がラクダに乗って旅をしなければなりません。
しかも、その水汲み係は少女であるケースも多いのです。

今回紹介する13歳の少女、アイシャもその一人です。

彼女は朝早くに起きてラクダに乗り、水汲み場に向かいます。
朝6時半に出発し、炎天下の砂漠を旅しながら喉をカラカラにして、10時半ごろにようやく目的地に着くのです。

そうして休憩もそこそこに、家に向かって再び出発します。
家に着くのは16時頃。
歩いた時間は往復あわせて8時間ほどかかっています。

しかし、苦労の末手に入れた水は、決して綺麗なものではありません。
茶色く濁り、動物のふん尿が混ざっていることもある泥水です。

※写真と本文とは関係ありません。

それでも、その泥水をアイシャや彼女の家族たちはたいせつに飲むのです。

世界中の女性が、水汲みに費やす1日当たりの時間とは?

水道網が整っていない国では、こうした生活を営んでいる人が少なくありません。

アフリカのように砂漠が多く、周辺に川などがない地域に住んでいる人々は、いつも他所から水を調達しています。

男性は労働をして賃金を稼ぎにでるため、生活にまつわることを引き受けているのはほとんどが女性や子どもたちです。

サハラ以南のアフリカ諸国だけでも、330万人を超える子どもが、毎日水汲みの仕事をしていると言います。

すべての人がアイシャのように8時間を水汲みのために費やしているとしたら、総計では2億時間分が奪われてしまっているのです。

子どもたちの命を奪う、危険な水

毎日苦労して汲みにいっている水が、安全で清潔な水だったならば、どんなにいいでしょうか。

アイシャたちが汲んでくる水は、泥や細菌、動物のふん尿などが混ざった水です。

このような水を日常的に飲んでいれば、人体に影響が出るのは当然と言えるでしょう。
ましてや乳幼児にとってこうした水を飲むのは極めて危険です。

下痢性疾患や感染症を患い命を落とす子どもも大勢います。
汚れた水や不衛生な環境が原因で亡くなる乳幼児は年間で数十万人にも上るとされています。

きれいな水があれば、変えられる子どもたちの運命

生まれた地域が違うだけできれいな水を飲むことができず、健康的な生活を送ることができない子どもたちがいる・・・。

世界ではこうした状況を改善するため、子どもたちやその家族がきれいな水を使うことができるようにする取り組みが続けられています。

そのような活動に取り組んでいる組織の一つが、世界的に有名なユニセフです。
ユニセフは世界中の子どもたちがきれいな水を飲めるように、給水所を設置する活動を行なっています。

学校や保健所、村の集会所などに給水所を置けば子どもたちがいつでも水が飲めるようになるのです。
たとえば井戸を設置するためには地下水をくみあげる必要がありますが、かつてはこうした水源を掘り当てるのは非常に苦労する作業でした。

これまではそうした水源を一つひとつ手作業で掘り下げていたのですが、最近では人工衛星を使った水源発掘も進んでいて、ほぼ100%の確率で地下水を掘り当てられるようになったそう。

安全な水を利用できるようにすることによって子どもの命を救い、多くの人々が健康的な生活を送れるよう支援する動きが盛んになっているのです。

ユニセフの支援で、世界は変わったのか?

ユニセフは、2030年までに「世界中のすべての子どもが、身近な場所できれいな水を使えるようになること」を目指して活動しています。

井戸から汲み上げられた水を見たとき、子どもたちは驚きと喜びで大興奮するそう。
その水は透明で、とても綺麗なものです。

彼らが今まで見てきた、泥交じりで黒く濁った水とは全く違うのです。
彼らは地下水を見て笑顔になり、歓喜の声を上げる言います。

まだまだこうした給水所を設置すべき場所はたくさん残っているのですが、安全な水が手に入れられない人の数は着々と減っています 。
ユニセフでは2018年1月から10月までの10か月で、3,530万人の人々に安全な水を供給できたと報告しています。

こうした給水所を設置することによって生じるメリットとして、子どもたちの労働時間が短縮されるということも挙げられます。

近くに給水所があれば、アイシャのような子どもたちが遠くまで水を汲みに長い時間をかける必要はありません。

そうなれば時間に余裕ができ、空いた時間で子どもたちが教育を受けられるようになるのです。

30秒で終わる「ユニセフ」の活動に関するアンケートに答えて、無料でできる支援に参加しよう!

紹介したアイシャのように、家族のために往復8時間かけて水を汲みにいくという日常が世界にはあり、 水汲みという仕事のため、学校にいくこともできない子どもたちが大勢いる。

それが、2020年の現在でも続いている世界の現状なのです。

そんな子どもたちを支援しているのが、ユニセフです。

今なら、30秒で終わる3問のアンケートに答えていただくだけで、10円の支援金がユニセフさんに届けられます。
支援にかかる費用は、サポーター企業が負担するため、あなたに費用はかかりません!

「子どもたちをのために何かしたい!」

もしあなたがそうお思いなら、アンケートに答えて支援に参加してみませんか?

アンケートに答えて支援する
(※情報提供:公益財団法人日本ユニセフ協会)