【2019年9月関東上陸】台風15号に伴う被災地支援 (ピースウィンズ・ジャパン)

ピースウィンズ・ジャパンの支援活動へご協力をお願いします!

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【千葉県館山市、南房総市、鴨川市などでニーズ調査とヒアリングを実施】
本日、安房地域医療センターでの調整会議参加後、支援チームは二手に分かれて役場ヒアリングと全戸スクリーニング業務の一部を担って、戸別訪問を行い、健康相談チェックを実施しました。またPWJ医師が、肺気腫などの簡易診察を行いました。

また、鋸南町、南房総市、館山市、鴨川市のヒアリングを実施、中長期的な支援のニーズ調査を行いました。今後、医療や物資など、必要な支援へとつないでいきます。

【館山市避難所にダンボールベッドなどを配布】
昨日、敷布とマットレスを届けた菜の花ホールに、本日は、ダンボールベッドを届けることができました!

緊急災害対応SEMAを通じてボランタリー アーキテクト ネットワーク(VAN)さん、日本避難所・避難生活学会(Jパックス)さんから提供頂いたダンボールベッドです。


ホールで段ボールベッドを使っていた80代男性は、「段ボールベッドは実際に自分が使ってみて、柔らかくて寝心地が良かったです。平時にも使用してもいい」と話してくれました。

【自衛隊機による患者搬送支援】
千葉県の停電の長期化により、広域医療搬送のニーズがあることから、本日はPWJ医師と看護師が自衛隊機による患者搬送支援を行いました。

体調を崩される高齢の患者さんが多く、患者搬送のニーズは今後も続きそうです。

【千葉県館山市で敷布とマットレス、ブルーシートを配布】
チームがスクリーニングを行った避難所では、家での生活ができなくなった高齢者が増えており、避難所は床に雑魚寝の状態で、過酷な環境でした。PWJ支援チームは、取り急ぎ購入可能なマットレスを準備して、避難所となっている菜の花ホールに届けました。「これがあれば大分楽です!」マットレスは大変喜ばれました。

14日午前は、緊急災害対応アライアンスSEMAを通じて、三井化学様から提供して頂いたブルーシート100枚を館山市役所、鋸南小学校に届けることが出来ました。ご支援ありがとうございます。

安房医療福祉センターでは、本日も引き続きPWJ医師が救急外科の診療支援を行っています。

【千葉県館山市、南房総市に入り医療支援】
千葉県南部では依然として停電が続き、孤立化が続いている地域もあります。PWJ支援チームは、千葉県南部で医療従事者が不足しているという情報が入り、昨晩から現地に入り調査を開始しました。

チームは2つに分かれ、館山市の安房地域医療センターでは、PWJ坂田医師が診療支援を行なっています。

また、南房総市の和田町の保健所など避難所をスクリーニングしています。同行していた稲葉医師が、体調不良を訴えられた避難者の方を診察しました。

南房総市は停電や断水が続き、復旧に時間がかかっている地域が多くあります。PWJは引き続きニーズ調査を行いながら、必要な支援を行う予定です。

【停電中の病院の入院患者搬送を支援】
9月11日も千葉県内では、台風15号の影響で昨日も電力の復旧が難しく病院の停電が続き、猛暑の中、入院患者の容体悪化が心配されていました。

停電が続いている千葉に向かったヘリ2機と医師2名看護師1名を含むPWJ医療チームは、11日には千葉県のドクターヘリの拠点でありDMAT本部がある千葉北総病院に入りました。

DMAT活動拠点本部に医療情報が集まる中、PWJチームも補助に入りました。

医療支援チームは、電力を使用する医療機器が必要な患者さんの病院への搬送を支援しました。搬送中の付き添いの医師、看護師が不足する中、PWJは消防と協力。医師と看護師が救急車に同乗し、搬送を行うことができました。

送り出し側も受け入れ側も全く人が足りない状況でも、私たちはNGOならではの、そしてそれぞれの組織が繋がって達成できるミッションを今後も続けていきます。

【PWJ医療チームを派遣】
ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)では被災地からの要請を受け、9月10日に医師2名とヘリコプター2機を派遣しました。現場では災害派遣医療チーム(DMAT)と連携しながら、患者搬送とDMAT要員の搬送を行い、必要な治療を医師が行う予定です(9月11日時点)。

2019年9月9日に関東を直撃した台風により、発生から2日以上たった今日でも千葉県を中心に44万戸以上が停電しています(9月11日時点、東京電力)。
停電している地域には病院も多くあり、千葉県内では53病院で停電、26病院で断水している状況です(9月10日時点)。


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PWJ は自然災害や紛争に苦しむ人々を助ける「緊急支援のプロ」です


認定NPO 法人であるピースウィンズ・ジャパンは1996 年に設立され、災害支援や国際協力の分野で活動する団体です。
これまで中東やアフリカ、アジアを中心とする32 の国・地域で人道支援を展開してきました。

また、東日本大震災やネパール地震、西日本豪雨など国内外の大規模な災害にも出動し、人命救助・捜索活動にあたりました。


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PWJ の災害支援3つの特長

いち早く被災地へ駆けつけ必要な支援を届けます


いち早く現場に向かうため、PWJは提携団体と協力し、ヘリコプターや飛行機を活用しています。
民間団体だからこそ持てる機動力を武器に、人命救助や行方不明者の捜索に挑みます。

レスキューや医療など多様なニーズに応えます


災害時にはレスキューチーム・災害救助犬、医師の派遣を行うPWJは様々なニーズが混在する被災現場での活動に迅速に対応しています。

復旧・復興まで長期にわたりサポート


災害発生後の初期の活動のみならず、PWJは被災地の復興を支えています。
コミュニティの強化や地域特有の課題解決に取り組んでいます。

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1996 年の設立以降、国内外の被災地で活動してきました

日本国内での支援実績

熊本地震(2016)


レスキューチーム・災害救助犬の派遣を実施。
緊急避難用の大型テント「バルーンシェルター」やペット同伴可能な避難テント84 張を設置しました。

九州北部豪雨災害(2017)


発生直後にレスキューチームの隊員ら8名と災害救助犬2頭を派遣しました。
また、物資配布、避難所運営支援などを実施しました。

西日本豪雨災害(2018)


災害発生直後に現地入りし、病院から患者搬送、避難所での医療支援、物資配布、ペット一時預かり所の設置や避難所運営支援などを実施しました。

海外での支援実績

ネパール大地震(2015)


災害発生直後にレスキューチーム・災害救助犬を派遣し救助活動を実施。
その後、仮設資材の配布や耐震技術研修の実施、給水復旧支援をおこないました。

ハイチハリケーン(2016)


災害発生後に緊急支援に向けてスタッフ2名を現地に派遣。
現地調査後、ブルーシートや家屋を修理するシェルターキットを配布しました。

インドネシア・スラウェシ島地震


災害発生後にスタッフを現地に派遣。
被災した人々6,000世帯を対象に台所用品を始めとする生活物資や食糧品の配布を実施しました。

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これまで多くの企業・団体・機関に支えられてきました


7つの市町村とも防災協定を締結

その他にも東京都葛飾区、杉並区、世田谷区、静岡県袋井市、愛媛県上島町と防災協定を締結しています。

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お預かりした寄付金は、適切に活用して報告します

定期報告書の発行

災害が発生後、定期的に報告書を発行しています。
報告書にはどのような支援を実施ているのか、被災者の声やご協力いただいた団体名を掲載しています。

明朗な会計報告


監査法人による財務諸表への監査を受けているPWJ は、皆さまからいただいたご寄付がどのように使われたのか会計報告をおこなっています。

領収書の発行

認定NPO法人であるピースウィンズ・ジャパンへのご寄付は寄付控除の対象となります。
ご寄付をいただいた後、速やかに領収書を発行させていただきます。

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現在、PWJの活動にご協力いただける方を募集しています


被災地のなかでも、「治安が悪い」「アクセスが難しい」などの理由で、他の援助機関の支援が届きにくい地域にこそ、支援を必要としている人がいます。
PWJは安全を確保し、確実に支援を届けています。
この1分の間にも、救える命があります。災害現場は、1分1秒が勝負です。

あなたがこうしてパソコンやスマートフォンの前にいる間にも、失われていく命があります。
苦しい環境で衰弱していく、子どもやお年寄りもいます。

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