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自宅は全焼…助けられなかった命…
ドーンッ!!
全身を震わすほどの、大きな爆撃音がガザのあちらこちらで響き渡りました。
民家にもその火の粉が降りかかります。
ガザ市に暮らすハデルさんの暮らしていた家は、この攻撃で全焼しました。
そのため、妻の実家へ避難。
しかし、今度はそこが地上侵攻され、戦車に取り囲まれてしまいました。
それ以上そこへ留まることは危険と判断し、全焼した実家へ戻り、その焼け跡で妻と両親と身を寄せ合いながら暮らしています。
ハデルさんは、この戦闘中、銃撃によって義兄と姪を亡くしました。
地上侵攻では、助けようと駆け寄る人々にも容赦なく銃口が向けられたそうです。
結果として、ハデルさんは二人を助けることができず、帰らぬ人となってしまいました。
そこから2週間も経ってから、一時休戦となり、ようやく二人を弔うことができました。しかし、今はまた戦闘は激化し、終わりはまったく見えない状況が続いています。
変わっていくガザの人々の「普通の感覚」
ハデルさん(左)と矢加部さん(右)
ハデルさんは、日本の国際NGOである、認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパンの現地職員として働いています。
ピースウィンズ・ジャパンは、日本を含め世界中の災害支援、紛争地域での支援を行う団体です。
ガザには、外国人は容易に立ち入ることはできないため、ハデルさんともう一人の女性職員が現地とのハブとなり、さまざまな支援活動を行ってきていました。
また、ガザから少し離れた東エルサレムにあるピースウィンズ・ジャパンの事務所には、日本人である矢加部さんがパレスチナ駐在員として勤務しています。
矢加部さんとハデルさんたちは、同僚として、また友人として同じ志をもって支援活動を共に行ってきました。
直接ガザに入れない矢加部さんは、この戦争が始まってからは、ただただ二人の安否を祈るしかありません。
2週間以上連絡がつかないこともありました。
「言霊とも言いますから、口には出してはいけないと思いつつも、最悪の状況が頭の片隅にいつもありました。怖くて怖くて仕方なかったです。」
先日、ハデルさんは矢加部さんへの連絡の際にこのようなことを伝えました。
「ガザ市から南部へ避難した人は、20人しか死んでいない。自分も行けるかもしれないから、大丈夫」
矢加部さんはこの言葉を聞いてはじめは何を言っているか意味がわからなかったそうです。
「もう、感覚がバグってる…そう思いました」
毎日、何人も、何十人もの人々が銃撃によって殺されたり、飢餓によって子どもが亡くなったり…そのような場面を見続け、そこで生き抜き暮らしていかなければならない人々が、普通の感覚のままでいられないことは、安全安心な暮らしの中にいる私たちにも想像できるのではないでしょうか。
さらにハデルさんはこうも矢加部さんに言いました。
「もし俺が死んでも落胆しないでくれ。もう僕は充分に生きたから…」
これは、戦争が長引く中で出た言葉ではありません。
戦争がはじまってすぐの段階での発言でした。
ハデルさんは、まだ29歳です。(2024年3月現在)
メディアが伝えられていない、ガザの人々の「本当の姿」
矢加部さんは「彼らのことをかわいそうなだけの弱い人々」として報道されていることに違和感を覚えると言います。
身なりもしっかりし、ホスピタリティにも溢れる人が多いと話します。
「一緒に食事に行くと本当におごりたがるんですよ。今日は俺が会計するから!とかなり強く言わないとダメなんです(笑)」同僚のハデルさんについて、嬉しそうに話す矢加部さん。
もちろん、戦争が激化する前から厳しい暮らしであることは事実で、そのためにピースウィンズ・ジャパンも支援を続けていますが、それでもガザの人々は、尊厳と誇りをもって生きています。
「ただお金や食べ物を配られて、それで良しとするような人たちではない。ちゃんと働いてその対価としてお金をもらって、自分のお金で子どもたちに何かを買ってあげたいと思うような、そんな人間の尊厳を持っている人たちばかりです」と強く矢加部さんは話します。
しかし…
そんな綺麗事も言っていられないフェーズに入っていることも最近感じると言います。
「テントにたまった雨水を“天の恵みだ”と飲んでいたり、入ってきた支援物資に大勢の人が群がる姿を映像を通してみたときに…俺の知っているガザの人たちじゃない…というショックを受けます」
【病気の蔓延】深刻化する衛生状況…69万人の女性が生理用品を使用できていない
※画像はイメージです
2023年10月以降、イスラエルとハマスによる戦闘開始以降ガザでは推計1万人以上もの女性が亡くなっています。
そのうち6,000人は母親で、1.9万人もの子どもが孤児となっています。
戦闘による過酷な環境下では、衛生的な水やトイレを利用できず、病気が蔓延しています。
69万人以上の女性が適切な生理用品を使用できず、布やスポンジを代用しています。(※TBS NEWS DIG)
「何が足りない」じゃなく、「何もかもが足りない」
「月経期間中は清潔に保ちたい」そう思うのは当然のことです。
月経期間中の清潔さは、当人の気持ちの問題だけではありません。
不衛生な状態が続くと、感染症や病気にかかってしまう危険もあるのです。
とは言え、安全な飲み水すら手に入りにくいガザの状況下で、生理用品を求めることは二の次になってしまうことは想像に難くありません。
ガザにある物資はほとんど枯渇しています。
一部、内部に衛生用品や食料もあるにはありますが、普段の20倍以上の価格で取引されています。
当然、一般市民には到底手の出せるものではありません。
これが足りない、ではなく、何もかもが足りていないのです。
現在ガザでは、支援物資を届けることも非常に困難となっています。
認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパンは戦闘が激化する以前から支援をしていましたが、今もできうる限りで支援を続けています。
2023年10月末にはすぐに緊急支援として16日間温かい食事を提供しました。
2024年2月から3月にかけては、2,000世帯分もの食料パッケージを配布。
ピースウィンズ・ジャパンの現地職員であるハデルさんの言葉です。
「ガザの地は子どもたちの血で染まっています。このまま戦争が続けば、子どもや生き物は生き延びることができるのでしょうか?人間らしい暮らし、美しい木々、歴史的建造物、学校・・戦争前の姿を留めているものは何一つありません。私たちは過去も現在も奪われたのです。どうか未来だけは奪わないでください。飢えて命を落とす人も大勢います。どうか、今すぐこの虐殺を止めてください。」
ピースウィンズ・ジャパンは、必要な支援をガザの人々に届け続けると共に、一刻も早い停戦に向け、強い働きかけを外務省に求めるなどの行動も続けていきます。
封鎖に伴う物資不足の影響で、ガザ地区内部で食料や衛生用品を調達するのは極めて困難ですが、農地の野菜は辛うじて手に入る状態です。
それでもピースウィンズ・ジャパンは、今後もスタッフの安全確保に留意しつつ、一人でも多くの命を守るために支援活動を継続し、同時に停戦に向けた働きかけを行っていきます。
ガザの人々の願いは、何よりも「この戦争が、一日も早く終わること」です。
30秒で終わる「ピースウィンズ・ジャパン」の活動に関するアンケートに答えて、無料でできる支援に参加しよう!
紛争が終わったとしても避難民の方の生活が元に戻るまでには、長い年月がかかります。
ピースウィンズジャパンでは、現地の方に寄り添い、元の生活に戻るまで支援を続けます。
このようなピースウィンズ・ジャパンの活動を支えているのは「ピース・サポーター」という継続的な寄付です。
1日約40円~、1か月1,200円~寄付をはじめることができます。
ピースウィンズ・ジャパンは「認定NPO法人」のため、寄付金控除を受けることが可能になっています。(確定申告をすることで、約40%が戻ってきます)
認定NPO法人とは、財政状況などの厳しい検査をクリアし、都道府県からの認可を受けた団体のことです。現在、数多くあるNPO法人の中でも認定を得られている団体は約2%ほどです。
今なら、30秒で終わる3問のアンケートに答えていただくだけで、10円の支援金をピースウィンズ・ジャパンさんに届けることができます。
支援にかかる費用は、サポーター企業であるgooddo(※)が負担するため、あなたには一切費用はかからず個人情報なども必要ありません!
※gooddo株式会社は、株式会社セプテーニ・ホールディングス(東京証券取引所 スタンダード市場)のグループ会社
2024年11月末時点で、なんと2万人を超える方が無料支援に参加してくださり、20万円以上の支援金をピースウィンズ・ジャパンさんにお届けできています!
ガザ地区にいるほとんどの人は、テロリスト集団ではありません。
ガザの中に武力で解決しようとする一部の人々がいたら、大半を占める約220万人の罪のない人々を危険にさらしていいのか。
我々はよく考えなくてはいけません。
“ガザからテロもおこなわれているから、攻撃されても仕方ないね”
そういった理解をしてほしくない。
ガザの中で怯えている人々が日常を取り戻すことができるように、力を貸してください。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
「現場の声を大切にする、ピースウィンズ・ジャパンの活動を応援したい」
「紛争によって厳しい暮らしを強いられる子どもたちに何か届けたい」
このように思われた方は、アンケートに答えて支援に参加してみませんか?
あなたのご支援が、ガザで懸命に生きている人々を支えます。
\かんたん3問!たったの30秒!/