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仮設診療所での避難民のリアルな声とは
「家族を殺され、家も破壊されたんです…眠れません」
「普段飲んでいた薬がなくなったが、新しい薬を買うお金がない」
「血圧が高い原因はストレスとわかっていも、落ち着いていられません」
日本から医療支援としてやってきた認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパンが開設した仮設診療所でのウクライナ避難民の方の実際の声です。
これらは、訴えのほんの一部に過ぎません。
ピースウィンズ・ジャパンは、2022年4月7日から、避難所の一角で診療支援を行うチームとして診療をはじめました。
※ピースウィンズ・ジャパンの仮設診療所
避難所の前には物資供給場所があるため、周辺には多くの避難民が訪れます。
開設以来、毎日15~20人程の避難民の方が受診されています。
もともと抱えていた病気に関する相談もあれば、避難途中に交通事故でケガをしてしまった方、慣れない避難所生活やストレスで病気が悪化する人、新たな病気になる人もいます。
国外での診療で感じる困難と、できることが限られた中で決めていること
この仮設診療所で医師として診察にあたっているのは稲葉医師。
診療所では、医師・看護師・薬剤師などが交代で支援しています。
小さな診療所での限られた機器と薬剤。
当然できることは限られています。
しかしそのような中でも稲葉医師は決めていることがありました。
最初から「診られません」と断ることはしない。とにかくまずはお話を聞いて、できないこと、わからないことは正直に「すみません僕にはわかりません。ここではできません。お役に立てなくてごめんなさい。」と謝罪することにしていました。
それでも医師として、できるかぎりのアドバイスを伝えていると言います。
そのあと、多くの避難民の方から「スパシーバ(ありがとう)」と言ってもらえ、少し笑顔になって帰っていかれるそうです。
国外での活動での多くの困難とは
日本での診療と違う、大きな困難と言えるのは「言葉の壁」です。
患者さんから医師までの間にも通訳が入り、細かいニュアンスをやりとりするのは難しく、時間もかかります。
なかなか患者さんの意図を汲めず、歯がゆい思いをすることもあるそうです。
紛争が続く中、大切な家族を母国へ残し安否を心配する方々に対して、医師として、というだけではなく人として「どう言葉をかけたら良いだろうか」と悩むと稲葉医師は話します。
そんな複雑な胸中を抱えながら、とある高齢男性から診療を終えた時に声をかけられました。
「遠く日本から私たちを支援に来て下さりありがとうございます。多くのウクライナ人がその行動に勇気づけられるでしょう。私はウクライナ国民を代表して日本のすべての人々にお礼を申し上げます。」
診察・診療をしてほしいと訪れる方々がもちろんほとんどを占めていると思いますが、避難生活という、非常に不安な日々のなか「話を聞いてくれる」というだけでも心が軽くなることが多いのではないでしょうか。
ピースウィンズ・ジャパンの小さな診療所の医師たちの気持ちは、ウクライナ避難民の方の身体・心の支えとして確実に届いているに違いありません。
徹底した「現場主義」として、現場が必要としているものをすくいあげるために
仮設診療所を運営している認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン。
1996年より、国内外で紛争や災害などの人道支援を行っている団体です。
本当に現場が必要としているものを届けるため徹底して「現場主義」を貫いています。
今回のウクライナ危機においても、代表理事である大西健丞さんは現場であるウクライナへ入国し、現地調査を行いました。
攻撃され通れなくなった道路、街中に大きく積まれた土壌、空を飛ぶ戦闘機…
ウクライナの首都キーウから、人道支援のハブとなるドニプロへ移動する車の中から見えた景色は、紛争の被害をまざまざと見せつけるものでした。
ドニプロ市役所で、役所の方や現地の方たちと支援に関する様々な議論を交わしたり、現地で活動する企業・団体とも情報交換を行いました。
※右から2番目が大西さん
「不可欠な支援を臨機応変に、しかも短いスパンで行うのが重要」と話す大西さん。遠い日本からではわからない、現場からしか得られない情報があるのです。
現場が本当に必要としている支援はどのようなものなのか、ということを特定していくのが自分の仕事だと話します。
自分たちだけでできる活動も限界があります。
現地で活動する団体、企業などとも協力、援助をしながらウクライナ避難民の方々の命を守っています。
また、ピースウィンズ・ジャパンでは人だけではなく、支援が行き届きにくいペットに対しペットフードの提供などを行い、支援を届けています。
食料や生活品などの物資の提供、医療の提供、そしてペット支援と、常に現場が求めている支援が何かをすくいあげながら活動を続けています。
ピースウィンズ・ジャパンの活動を寄付で応援しよう!
紛争が終わったとしても避難民の方の生活が元に戻るまでには、長い年月がかかります。
ピースウィンズジャパンでは、現地の方に寄り添い、元の生活に戻るまで支援を続けます。
このようなピースウィンズ・ジャパンの活動を支えているのは「ピース・サポーター」という継続的な寄付です。
1日約40円~、1か月1,200円~寄付をはじめることができます。
さらに、ピースウィンズ・ジャパンは「認定NPO法人」のため、寄付控除を受けることが可能になっています。(確定申告をすることで、約40%が戻ってくる控除制度)
認定NPO法人とは、財政状況などの厳しい検査をクリアし、都道府県からの認可を受けた団体のことです。現在、数多くあるNPO法人の中でも認定を得られている団体は約2%ほどです。

日本のみなさんから頂いているご支援は、ウクライナで困難を抱えている人たち、動物たちに確実に届いています。
しかし、元の生活に戻るまでの長い期間をこれからも支え続ける必要があります。私たちは本当に困っている人たちを見つけて、必要な支援を届け続けます。
ぜひピース・サポーターとして私たちの活動、そしてウクライナで困難を抱えている方たちを支えて頂けませんか?
ここまで読んで頂きありがとうございました。
「現場の声を大切にする、ピースウィンズ・ジャパンの活動を応援したい」
「長く続く避難生活を送る方々に支援を届けたい」
このように思われた方は、ぜひピースウィンズ・ジャパンの活動を詳しくみて、継続寄付「ピース・サポーター」についてもご検討してはいかがでしょうか?
あなたのご支援が、ウクライナの方が元の生活に戻るための長い道のりを支えます。