<PR>
2022年、2,118頭もの犬が殺処分によってその命を奪われました。(※出典:環境省)
日本における殺処分は、『ドリームボックス』と呼ばれる部屋で行われ、炭酸ガスが充満する中窒息によって息絶えるものです。
『ドリームボックス』には、無数の動物たちの爪痕が残っています。
わけもわからず連れてこられた愛護センターで、不安と恐怖の中、狭い部屋に閉じ込められ、人間の勝手な都合によってその命を奪われる…「安楽死」とは到底言うことができないのではないでしょうか。
生まれて間もない子犬が味わった恐怖とは…
ここは、広島県にある動物愛護センター。
暗い、無機質な空間に、いくつかのケージが置いてあります。
飼い主に捨てられたり、野良猫・野犬として通報された犬猫たちが日々運び込まれています。
この日やってきた中に、ひときわ小さな身体の子犬がいました。
まだ生まれてそんなに間もない、3か月ほどの子犬です。
母犬が育児放棄をしてしまったのか、子犬より先に愛護センターなどに連れていかれたのか…子犬はひとりぼっちで震えていました。
雨風にさらされ身体は薄汚れ、満足に食べることもできなかったのかやせ細っています。
野犬として生まれ育ったため人間を見るだけでも怯えた様子です。
「ここはいったいどこなの?いつになったらママに会えるの?僕をつかまえたあの大きい生き物はなんなんだろう…こわいよ…」
まるでそんなことを思っているかのように、近づくとその小さな身体をガタガタと震わせます。
愛護センターの職員は、このような子犬の様子から「人に譲渡するのは非常に難しい」という判断をせざるを得ません。次々と運ばれてくる動物たちの管理もあり、この幼い犬に「殺処分」の判定を下すしかありませんでした。
※ドリームボックス
「一緒に連れてこられた他の犬たちは、別のところに行ったけどかえってこない…」
その日は『ドリームボックス』が満杯で、子犬の順番は次となりました。
他の動物たちの鳴き声で騒がしい中、ひとつの大きな影が子犬の前にやってきました。
ビクッッ!!
子犬は恐怖を感じました。またガタガタと震え出し止まりません。
「ぼ、ぼくのばんなんだ…!」
もしかしたら本能的に殺処分の恐怖を感じたのかもしれません。子犬はケージの中から大きな手で抱きかかえられた瞬間、失禁をしてしまいました。
抱きかかえた大きな影は、優しい声でこう言いました。
「こわかったんだね…もう、大丈夫だよ。君は今日から“夢之丞(ゆめのすけ)”だ」
震えはまだ止まりませんでした。
でも、なんだか包まれている身体が、温かいような気がしました。
救われた命が、奇跡を起こす!?
夢之丞を抱き上げたのは、『ピースワンコ・ジャパン』。
認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパンが運営する、日本全国で殺処分ゼロを目指すために活動するプロジェクトです。
殺処分の対象となるのは、夢之丞のように人に慣れていなかったり、噛み癖があったり、病気やケガを抱えていたり…譲渡が難しいとされる犬たちです。
飼い主に捨てられてしまったから、野犬として生まれたから…どれも「人間の身勝手」でその命を奪われて良い理由は何一つありません。
ピースワンコ・ジャパンは、「ドリームボックスを二度と稼働させない」と、震える夢之丞を抱きかかえながら、そう誓ったのです。
そして同時に、「殺処分の対象だったこの子が、もしかしたら誰かを救うかもしれない…」そんな希望も抱いていました。
まずは、夢之丞を獣医師に見てもらい健康をチェック。
特に大きな問題はなく、スタッフたちも安心しました。
しかし、人と触れ合ったこともなく、またそれまでの不安や恐怖もあり夢之丞はなかなか人に慣れることができません。
それでも、スタッフたちは無理にではなく、少しずつ少しずつ夢之丞に触れて愛情を注ぎました。
予防接種などを済ませ、お散歩デビューができる頃になっても怖がって足が進みません。
そんな時はスタッフが抱きかかえて外のさわやかな風を一緒に浴びました。
犬舎では、夢之丞が喜びそうなおもちゃで一緒に遊びました。
恐る恐る食べていたご飯ですが、いつしかガツガツ食べてくれるようになり、あんなにやせ細っていた身体もふっくらしてきました。
保護した当初は震えて足の間に垂れ下がっていた尻尾も、スタッフの顔を見ると嬉しそうにぶんぶん振ってくれるようになりました。
ゆっくりでしたが、確実に一段ずつスタッフとの間に信頼が積み重なっていったのです。
たくましく育っていく夢之丞の姿に「夢之丞なら、災害救助犬になれるかもしれない」と保護する際に抱いていた希望を見たのです。
夢之丞の挑戦!たくましく育った姿とは…
災害救助犬候補としてトレーニングが始まりました。
災害を想定した訓練は、障害物を上手に乗り越え、指定された匂いをかぎつける…など、トレーナーの指示に対し、明確に素早く行動しなければなりません。
決して簡単なトレーニングではありません。
失敗してはやり直す、何度も何度も同じ訓練を続けます。
ピースワンコ・ジャパンで愛情たっぷりに育った夢之丞は、人を信頼し、何事もあきらめずやりぬく犬に成長していました。
そして2014年8月、広島土砂災害にてついに災害救助犬として初出動…!
この時には、行方不明者を1名発見するなど、その後も国内外問わず被災地に赴いて活動しました。
人によって命を奪われるはずだった子犬は、人の命を救う災害救助犬になったのです。
何もわからず怯え震えていた夢之丞は、もうどこにもいません。
愛情たっぷりの中たくましく育った夢之丞は、現在は災害救助犬を引退し、ピースワンコ・ジャパンのスタッフたちと共に「殺処分ゼロ」を目指す「ワンドリーム・プロジェクト」のアンバサダーとして啓蒙活動をしています。
ピースワンコ・ジャパンの活動内容とは?
ピースワンコ・ジャパンでは、「夢之丞」のような殺処分前の犬を引き取り、獣医師による診断やワクチン接種などの健康管理、ドッグトレーナーによるしつけを行っています。
ピースワンコの活動は動画サイトやSNSなどでも広まり、2025年6月末までに、5,054頭以上の犬を里親さんへ譲渡、または元の飼い主さんへ返還してきました。
殺処分数が全国ワースト1位の広島県で殺処分ゼロを実現!
2016年4月、ピースワンコ・ジャパンは広島県で殺処分対象となった犬の全頭引き取りを始めました。
これは日本中でも前例のないチャレンジで多くの困難にも直面しましたが、懸命な努力の結果、犬猫の殺処分数がワースト1位だった広島県で「殺処分ゼロ」を実現することができたのです!
殺処分機のストップを維持しており、さらに今後、これを全国に広げ、日本の犬猫の殺処分をゼロにするという目標を掲げています。簡単な目標ではありませんが、広島県での経験を元に、同様の成果を上げてくれるでしょう。
【ピースワンコ:活動報告】夢之丞のようなワンコたちを引き取り続けていく
今も月に2回ほど愛護センターから殺処分対象となった犬たちを引き取っているピースワンコ・ジャパン。
引き取りの様子を、ピースワンコ・ジャパンのプロジェクトリーダー安倍誠さんが教えてくれました。
——-
この日も動物愛護センターから11頭の行き場のないワンコを助け出しました。
野犬や咬犬、老犬、大病を患う犬、大怪我を負う犬、障害を持つワンコ達。警戒するワンコ、怯え震えるワンコ、不安な表情のワンコ、心身ともに疲れ果てているようでした。
このあと、もう1ヵ所の動物愛護センターへ向かって、私たちを待っている6頭のワンコ達を助けだします。
神石高原シェルターに連れて帰り、仲間のみんなで、愛情をたくさん与えてお世話をして、ワンコたちの心にぽっかりと空いている穴を埋めていきます。そしていつの日か、家族のぬくもりの中で幸せになってほしいと思います。
警戒心が強く怯えていますが、みんな優しい顔をしています。どんなワンコも笑顔になれるし、噛み犬で行き場もなかったワンコも可愛い甘えん坊になります。
これからも殺処分から助けたワンコを幸せにするために、気合い入れて頑張ります!
30秒で終わる「ピースワンコ・ジャパン」の活動に関するアンケートに答えて、 無料でできる支援に参加しよう!
日常生活で「殺処分」とは、直接関係の無いところで生きている私たちにとって、身近に感じられない問題だと思いますが、現実で起きているのです。
犬や猫は飼い主を選ぶことはできません。生まれたところが違っただけで、生後間もなく「殺処分」により命を落としてしまう犬や猫がいるのです。
そんな犬・猫の「殺処分をゼロにする」ために活動をしているのがピースワンコ・ジャパンです。このような活動を支えるために、現在3万7千人以上の人々が、1日約30円で始められる『ワンだふるサポーター』として支援に参加しています。
★たったの30秒!無料でできる支援に参加しよう!
今なら、30秒で終わる3問のアンケートに答えていただくだけで、10円の支援金をピースワンコ・ジャパンさんに届けることができます。
支援にかかる費用は、サポーター企業であるgooddo(※)が負担するため、あなたには一切費用はかからず個人情報なども必要ありません!
※gooddo株式会社は、株式会社セプテーニ・ホールディングス(東京証券取引所 スタンダード市場)のグループ会社
2025年6月末時点で、なんと310万人を超える方が無料支援に参加してくださり、3,100万円以上の支援金をピースワンコ・ジャパンさんにお届けできています!
ここまで関心を持って読んでいただき、ありがとうございました。
「殺処分される犬を助けたい!」
「1匹でも多くの命を救いたい」
「日本の殺処分を無くしたい」
このように少しでも思った方は、「殺処分をゼロ」を実現するために、アンケートに答えて支援に参加してみませんか?
あなたの約30秒で救われる命があります。
\かんたん3問!たったの30秒!/
★実際に無料支援に参加した人のメッセージ
お金の支援を沢山できることが出来ませんが、10円なら私でもお役に立てられるかなと思いました。
こんな姿は見たくない
でも自分ではなにもしてあげられない
10円でできることがあるならしてみたい
そんな時にこの活動を知りました。自分の行動が少しでも寄付につながるのならばと協力をさせていただきました。
人間じゃないから、人間の都合で殺処分されるなんて、耐えられない。
皆、幸せな一生を送れますように。
何もできないけど、10円のきふできればと、おもって、さんかしました。
ピースワンコ・ジャパンさんの活動がもっと沢山の人に知ってもらえますように。
\かんたん3問!たったの30秒!/