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「ドリームボックス」の現実をご存じですか?
「ドリームボックス」とは、、犬猫を殺処分するための「ガス室」のことです。
とても楽しそうな雰囲気の呼び名とは裏腹に、窒息死をさせる殺処分機のことです。
ボタンひとつで動く金属製の壁に押され、最後は狭い通路を通ってこの「ドリームボックス」に追いやられ、炭酸ガスによって窒息死させられるのです。
安楽死といわれることもありますが、このドリームボックスには、もがき苦しんだ犬や猫たちが残した爪痕が無数にあります。
身勝手に捨てられた犬の大多数は、全国の動物愛護センターなどに連れて行かれ、ガスによる窒息死で命を奪われています。
残念なことに支援は十分に追いついておらず、2022年度には年間2,434頭もの犬が殺処分を受けているのです。
「殺処分を無くしたい、すべての犬が幸せに暮らしほしい」
ドッグトレーナー大隈さんの想い
そんなドリームボックスに入れられる手前で、「ピースワンコ・ジャパン」に救い出されたマミーは、元狩猟犬として働いていたワンコ。
仕事中に飼い主とはぐれてしまったか、放置されてしまったかで、ひとりぼっちでさまよっているところを保護されました。愛護センターで飼い主を待ったのですが現れず、殺処分寸前のところでピースワンコに来ました。
元狩猟犬とは思えないくらい、おっとりとした性格でとても人懐っこいマミーは、散歩が大好き。大隈さんがリードを持つと、散歩に行くことがわかっているのか、はしゃいで大隈さんの近くに寄ってきます。可愛くて本当に良い子なんだそうです。
元狩猟犬だったり、高齢犬や病気を持っているなど様々な境遇の犬がいますが、どんな過去を持っても、すべての命は平等です。
ピースワンコ・ジャパンでドッグトレーナーとして働いている大隈さんは次のように話します。
「マミーのように、すごい人に優しく本当に良い子なのに、飼い主さんが現れないと言うだけで殺処分対象になってしまう犬がいるんです。殺処分目前で救えた命を大切に、すべての犬が幸せに暮らしてほしいと思います。」
ピースワンコの活動の原点
2010年、広島県動物愛護センターにいた、生後約3か月のその子犬はまさに命を奪われる寸前でした。
ピースワンコ・ジャパンが救い出し、「夢之丞(ゆめのすけ)」と名づけられましたがはじめのうちは怯え切って、人に懐くこともありませんでした。
しかし、周りの人々の「犬を救いたい」という温かい想いに触れ、徐々に心を開くようになり人との間に信頼関係を築くようになりました。
そして訓練を受け、今では災害救助犬として活躍するにまで成長しました。
2014年の広島土砂災害をはじめとし、日本全国だけでなく海外での震災においても災害救助犬として出動・活躍しています。
殺処分寸前だった夢之丞のように、まだ輝ける命を救い続けたい。
「ドリームボックス」をもう二度と稼働させてはいけないと強い信念を持って活動をしています。
ピースワンコの現在
広島県は、かつて犬猫殺処分数がワースト1位でした。
しかしピースワンコ・ジャパンが犬たちの全頭引き取りをはじめた2016年4月以降「殺処分ゼロ」を2020年現在も続けています。
さらに2024年10月末までに、4,636頭以上の犬を里親さんに譲渡もしくは返還しています。
また、約2,600頭の保護犬が広島県の神石シェルターで暮らしています。
その一頭一頭に名前をつけ、カルテをつくり、鑑札番号や犬の特徴などのデータをパソコンで管理しています。
日々の食事、予防接種や感染症を防ぐための衛生管理、散歩や訓練などをはじめとし施設の維持や拡充、譲渡活動などにも多大な費用がかかります。
譲渡センターは全国で8か所あります。
広島県の「殺処分ゼロ」を継続するため、そして全国で「ドリームボックス」の稼働を止めるためにも、その活動の手を緩めるわけにはいかないのです。
殺処分対象の犬たちに、チャンスを。
今、私たちにできることは…
普段、こういった現実と直接関係の無いところで生きている私たちにとっては、「殺処分」は身近に感じられない問題なのかもしれません。
しかし自らの支援に救われ、成長できる命があることを知り、私は定期的な支援の道を選びました。
1日約30円の寄付で、1頭でも多くの犬が救われます。
殺処分をゼロにし、人と犬の助け合いを実現するために、あなたも「ワンだふるサポーター」の一員になってみませんか?