診療所が閉鎖され、救急病院まで1時間半以上かかる地域も
限界集落と呼ばれるような日本の山間部では、高齢者の孤立が重大な問題となっています。
加えて医療従事者の人材も圧倒的に不足しているため、診療所も次々に閉鎖に追い込まれています。
全国では適切な医療が届かない「無医地区」の数が637地区、「無医地区」の人口は12万4,122人にも及びます(2014年の厚生労働省の調査)。
仮に高齢者が倒れてしまっても、救命救急を行えるような病院の搬送まで、1時間半以上かかってしまうこともあります。
「心臓発作で倒れてしまったら、まず助からない」
そんな不安の声も相次いで寄せらせています。
きちんと国民に認識されていない問題ではあるものの、”医療過疎”は日本の田舎にとって、非常に深刻な課題です。
一件一件ご自宅を訪問して、診察を行うピースウィンズ・ジャパン
認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパンは、こうした医療の届きにくい地域に人材を派遣し、地域の方々と濃い信頼関係を構築できるよう活動しています。
たとえば2019年2月にピースウィンズ・ジャパンのスタッフとして加わった坂田大三医師は、広島県神石高原町の鈴木クリニックへ、毎週応援診療に出向いています。
それにより、従来はできなかった腹部や心臓の超音波検査を、地域の患者さんに提供できるようになりました。

神石高原町は人口9,000人弱の町で、高齢化率は46.6%(全国平均26.6%)と非常に高い地域です。
このような無医地区で医療に従事することは、本来非常にやりがいがあるはずですが、なかなか医師を招聘できません。
なぜならば、「一度入ると抜け出せない」からです。
へき地の診療を一人で担えば365日の拘束となり、休暇、学会などの自己研鑽、災害時の支援などを含めて外部での活動が非常に制限されてしまいます。
こうした過疎地の医師不足を解消するため、ピースウィンズ・ジャパンが新しいプロジェクトを立ち上げようとしています。
地域医療と災害医療における医師不足を同時に解決する「ARROWS」プロジェクト
過疎地での医療と、災害発生時の医療。
一見すると全く異なる性質のものに思えますが、並列して捉えることで双方でより効果的な医療支援が可能になります。
この2つのテーマを融合したプロジェクトが「ARROWS(Airborne Rescue and Relief Operations With Search)」です。
ヘリコプターなど、主に航空機を用いることで、迅速に医療を届けることができます。

ヘリコプターなどの移動手段は、災害医療と過疎地医療のどちらにも共通して必要です。
また、常日頃から地域の医療機関との連携を深めておくことで、緊急時には応援の医療スタッフを派遣してもらうことも可能になります。
被災地でも過疎地でも、もしものときに頼られる存在になること。
それがこのプロジェクトの目標です。
8つの自治体と支援協定を締結
もちろんARROWSの対象となる地域は、神石高原町に留まりません。
首都直下型地震や南海トラフ地震などで大きな被害が予想されている自治体や病院を中心に、団体との支援協定の締結を行なっています。

現在までに、下記の自治体・病院と締結を終え、今後も順次拡大していきます。
▼自治体
- 静岡県袋井市
- 東京都葛飾区/世田谷区/杉並区
- 広島県神石高原町
- 岡山県笠岡市/美咲町
- 愛媛県上島町
▼病院・医療団体
- 岡山済生会病院(岡山)
- 災害人道医療支援会(HuMA)
- 米盛病院(鹿児島県)
- 田野病院(高知県)
2021年には、医療スタッフの増員も予定しており、ますます支援を届けられる地域が広がっていくことでしょう。
しかしそのためにはどうしても、3,000万円の資金が必要となることがわかっています。
ふるさと納税で、過疎地に医療を届けよう
今ならふるさと納税で、この「ARROWS」プロジェクトを支援することができます。
ふるさと納税での寄付は所得税や住民税の控除が受けられるので、あなたが負担する金額は実質2,000円分ととてもお得です。
(※ふるさと納税の上限金額は、年収や世帯構成によって異なります)
返礼品にはワインやお米など、神石高原町の魅力的な特産品が数多く取り揃えられています。
医療過疎を支援しながら、これらの地域産業も応援できるのは正に一石二鳥ですよね。
”1人でも多く、1秒でも早く、命を救う”
「ARROWS」をふるさと納税で支援しませんか?