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救急車のなかで女性に付き添った稲葉医師が「お名前は?」と聞くと、女性はしっかりと答えたそうです。
病院で患者を別の医師に引き継ぎ、病院のなかへと搬送される患者を見ながら、稲葉医師は「本当に心から嬉しい気持ちであふれた」と振り返りました。
「いろいろな災害現場を見てきたけれど、ここまで救助と医療の連携がうまくいって救出できたのははじめて。ほかでもあまり聞いたことがない。警察、消防、医療が連携して、いろいろな奇跡が重なった結果で、あとは本当に無事に元気になってくれることを祈るだけです」
この出来事によって、「まだ救える命がある」という思いがあらためてこみ上げてきたといいます。
「これからやっと復興に進める…」そう思った矢先の豪雨
令和6年9月21日に能登半島を襲った集中豪雨…。
市内では、道路が冠水し、仮設住宅も含めた多くの家が浸水被害に遭い、一部エリアでは停電と断水が発生。各地で土砂災害も報告され、土石や倒木が道路を寸断し、孤立集落もあります。
大地震から8カ月が経ち、ようやく復興への道のりを歩み始めたそんな時でした。
認定NPO法人ピースウィンズが運営する空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”は、1月から現在も珠洲市内に活動拠点を設け、災害関連死を防ぐために避難所、仮設住宅の支援のほか、戸別訪問なども行いながら一人ひとりに寄り添った支援を続けてきました。
8月、9月に入ってようやく避難所から仮設住宅に入居した方も多く、まさに「これから、少しずつ」復興に向けて一歩を踏み出していこうとする矢先の今回の豪雨被害。
現地スタッフは今年1月からこれまで続けてきた支援活動で築いてきたネットワークも最大限に活用しながら、各避難所、仮設住宅や、戸別訪問した方々の安否確認に奔走。
翌22日には、広島県神石高原町の本部より応援部隊が出動。現地と綿密に連絡を取りながら必要な物資を調達して昼頃珠洲市に到着すると、すぐに支援活動を開始しました。
現在、急務とされているのが、断水しているエリアへの飲料と非常用トイレの支援。また、急遽開設された避難所は、一時的な避難所のため、段ボールベッドや簡易テントなどが求められました。断水がふたたび発生したことから、現段階ではまだ復旧の目途が立たず、避難生活の長期化も予想されます。
こうした状況に対し、現在、ARROWSが各所から物資を調達・調整しながら必要な場所へ必要な支援を届けています。
また、23日には、珠洲市からの協力要請を受け、広島県神石高原町の本部よりヘリコプターを出動。道路が寸断され、孤立した仁江地区に取り残された4名の救助に向かいました。60~70代の女性1名、男性3名を、孤立集落近くの道の駅から珠洲市の中心部近くまで無事搬送。4名とも特にケガなどはないとのことです。
市、県と連携したこうした迅速な支援活動は、1月の震災の経験が生かされたカタチとなりました。
ARROWSは、「一秒でも早く、ひとりでも多く」助けるために迅速な活動をしています。
今回はすでに現地にスタッフがいたこともありますが、現場へいち早く入り情報を集め、本当に必要な支援を届けています。
災害から3日経った現在(23日現在)、全容もつかめていないと現地スタッフは話します。
とにかく水や非常用トイレなど不足する物資を必要なところに届けながら、今後はどのように精神的に被災地を支えていくかが大きな課題になります。
「一秒でも早く、一人でも多く」被災者へ手を差し伸べ続けるARROWSの活動とは
ピースウィンズ・ジャパンの空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”は、現在も各地で様々な支援を届け続けています。
災害現場のプロとしての経験だけではなく、現地で本当に必要としているものを調査・把握した上で支援を届けています。
今回の緊急支援では「陸」「海」「空」全方向からの支援が行われました。
<陸>
発災翌日から未治療死を防ぐために、珠洲市総合病院と連携し、周囲の電気もトイレもない避難所にて診療にあたりました。
災害救助犬ロジャーによる捜索救助活動の様子(2024年1月3日 石川県珠洲市)
医療支援と並行して、捜索活動も進められました。
現場に入った災害救助犬「ロジャー」はハンドラーとともに倒壊した家屋で捜索活動を行いました。
ロジャーは人の気配に反応し、レスキュー隊が懸命の救助にあたりました。
残念ながら、発見されたはじめの1名は既に息を引き取られていた状態でした。その後も捜索を続け、女性1名を無事に発見・保護し、病院に搬送することができました。
<海>
大きな被害のあった珠洲市内には、いまだ大型トラックによる陸路でのアクセスが難しい状況です。
そこで、空飛ぶ捜索医療団の船舶「豊島丸」は、家屋の倒壊や土砂災害が激しい沿岸部のエリアを中心に、水や食料をはじめ、生活用品を届けました。
支援物資を積んだ船が飯田港に到着(2024年1月5日 石川県珠洲市)
冷たい雨と雪が降り続き、寒さが一段と厳しくなっている現地でニーズの高い、灯油やカイロなども運びました。
「豊島丸」は、ピースウィンズが所有する前、阪神淡路大震災の被災地支援の救援航海や西日本豪雨災害支援活動などを行った実績がある船です。
<空>
ヘリコプターで孤立集落に向かう稲葉医師(2024年1月6日 石川県珠洲市)
ヘリコプターを駆使して救急患者の搬送、被害状況が激しい北部沿岸を中心に調査を進め、孤立集落への医療支援も行いました。
地震、津波の影響で道が寸断され、車両が入れない孤立集落、馬緤町(まつなぎ町)へ訪れた時には、高齢者が多く、体調不良や、常備薬の不足といった健康に関する不安を持つ方が多くいらっしゃいました。
そこで、その場で急きょ、段ボールを積み上げて臨時診療所を開設し健康相談にあたることにしました。
診療所を訪れた80代の女性は、「常備薬も少なくなってきて、本当は今日病院に行く予定でしたが行けなくて、どうなるのだろうと心配していました。そこに先生が来ていただけて……本当にほっとしています。ありがとうございます」と笑顔で話してくれました。
30秒で終わる「ARROWS」の活動に関するアンケートに答えて、無料でできる支援に参加しよう!
能登半島地震の発生から半年が経とうとしています。
珠洲市内では信号機も傾いたまま動いている状態…
変わり果てた街並みは変化することなく、がれきの山はいまだに至るところに存在しています。
ピースウィンズ・ジャパンが運営する空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”の緊急支援チームは、ヘリコプター、船舶などもフルに稼働させ、医療と物資の両面から必要な人々に必要な支援を続けています。
このような活動を支えているのは継続的な寄付です。
1日約33円~、1か月1,000円~寄付をはじめることができます。
ピースウィンズ・ジャパンは「認定NPO法人」のため、寄付金控除を受けることが可能になっています。(確定申告をすることで、約40%が戻ってきます)
認定NPO法人とは、財政状況などの厳しい検査をクリアし、都道府県からの認可を受けた団体のことです。現在、数多くあるNPO法人の中でも認定を得られている団体は約2%ほどです。
そして今なら、30秒で終わる3問のアンケートに答えていただくだけで、10円の支援金を“ARROWS”へ届けることができます。
支援にかかる費用は、サポーター企業であるgooddo(※)が負担するため、あなたには一切費用はかからず個人情報なども必要ありません!
※gooddo株式会社は、株式会社セプテーニ・ホールディングス(東京証券取引所 スタンダード市場)のグループ会社
私たちは目の前の命と向き合い、寄り添いたいと想い活動をしています。
診察後のホッとした顔を見ると、こちらがかえって癒されることもあります。
被災地の復興には長い期間を要します。必要な支援も、その時々で変わっていきます。私たちは決してあきらめず、あらゆる可能性を探り、できる支援を続けていきます。
ぜひアンケートにご協力いただき、無料支援に参加していただけると嬉しいです。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
「自分も何かしたいけれど、どう支援したらいいかわからなかった」
「本当に被災者のために寄り添ってくれる人を応援したい」
このように思われた方は、ぜひアンケートに回答して頂けないでしょうか?
あなたのご支援が、被災地の命に、そして笑顔につながります。
\かんたん3問!たったの30秒!/
※情報提供:認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン