冬の訪れが早めの地域で、高橋さん(仮名)が運営する”こども食堂”では子どもたちの笑い声が響いています。
高橋さんには忘れられない女の子がいます。
ミカちゃん(仮名)は、小学5年生の元気な女の子。
こども食堂のスタッフたちもミカちゃんには手を焼いて、どう対応したらよいのか困ることも少なくありませんでした。
とても口が悪く、気に障ることがあるとすぐに手を出してしまう子だったのです。
高橋さんのこども食堂では「みんなでつくって、みんなで食べる」というスタイルで運営しています。当然、ミカちゃんもみんなと一緒に作ります。
みんなと同じようにエプロンをつけ、料理に参加するものの、最初のころは失敗ばかり。
それでもあきらめずに何度も挑戦するうちに、彼女の包丁さばきはどんどん上達していきました。

やがて、彼女の得意料理は「卵焼き」になりました。
ふんわり焼けた卵焼きを一口食べた子が「おいしい!」と笑顔を見せると、
ミカちゃんの表情も、どこか誇らしげでした。
きっと、ミカちゃんも「誰かに食べてもらう喜び」を感じていたのでしょう。
それからというもの、予定のメニューに卵焼きがなくても、
スタッフは必ず卵を用意しておくようになりました。
とはいえ、乱暴な行動がすぐに消えるわけではありませんでした。
2年が経っても、ミカちゃんがこの場所をどう思っているのか、誰にもわかりませんでした。

そんなある日——。
年に一度の記念行事で、ミカちゃんが高橋さん宛の手紙を渡してくれました。
開いてみると、そこには不器用な文字で「ありがとう」の言葉。
そして最後に、「私はここが好き」と綴られていました。
まさか彼女からそんな言葉が出るとは思わず、高橋さんも他のスタッフたちも熱い思いがこみ上げてきました。
今ではミカちゃんも就職し、元気に頑張っていると聞きます。
この出来事は、彼女を見守ってきた人たちにとって“続けてきてよかった”と思える大切な記憶です。
小さな町の片隅で、子どもたちが安心して笑顔になれる場所があります。
そのぬくもりを、これからも絶やさないように。
広がる支援の輪:認定NPO法人むすびえ と、あなたにできること

こうした素晴らしいこども食堂は、地域の人々の熱意と努力によって支えられています。
そして、その活動を全国規模で力強く後押ししているのが、特定非営利活動法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ(以下、むすびえ)です。
むすびえは、全国各地で奮闘するこども食堂の運営者たちをつなぎ、必要な情報やノウハウを提供し、活動を支える「縁の下の力持ち」のような存在。
一つひとつのこども食堂という灯火が、より明るく、そして長く輝き続けられるように、さまざまな支援を届けています。
この温かい支援の輪は、決して他人事ではありません。
あなたも、この素敵な活動を応援してみませんか?
あなたの「温もり」を、未来への力に

いつでもこども食堂に来てもらうためには、その場があり続ける必要があります。
物価高騰により食費の確保も、かなり負担が大きくなってしまっているこの頃。
こども食堂がこれからも地域を照らし続けるためには、あなたの応援が必要です。
あなたの寄付が、子どもたちの温かい食事や、安心できる居場所の運営費になります。むすびえへの寄付を通じて、全国のこども食堂を応援することができます。
調理や配膳、子どもたちの見守りや学習支援など、あなたの得意なことや時間を提供してみませんか?お近くのこども食堂を探してみましょう。
こども食堂の活動やその大切さを、ご家族や友人、同僚に伝えてみてください。理解と共感が広がることが、大きな支えとなります。
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子どもたちの笑顔と、地域の人々の温かなつながりを育むこども食堂。
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さあ、今日からできることを始めてみましょう。