「こども食堂」は子どもだけの場所ではない?
全国にあるこども食堂を支える”むすびえ”とは…?

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子どもたちの居場所、そして成長を見守るこども食堂

給食以外食事をしていない、どうにか助けてもらえないだろうか
 
ある日、とあるこども食堂へ、中学校の担任の先生から連絡が入りました。
彼は、当時中学2年生。その後ずっとこども食堂へ通うことになりました。
 
そして高校を卒業し、県外の専門学校生となりました。今では自分で近所のこども食堂を探し、そこのスタッフとして頑張っているそうです。
休みのときには、もともと通っていたこども食堂にも顔を出してくれ、子ども達も 大人たちも大喜び。
 
遊んでもらう側から遊んであげる側になったり、ボランティア活動に参加するようになったりと、こども食堂を通して、成長し繋がっていく子どもたちの姿も多いのです。
 
こども食堂は、このように学校の先生たちや行政との繋がりも大切にし、「地域で子どもを育て、子どもたちの成長を見守る」役目を担っています。
 
あなたは「こども食堂」と聞いて、どのような場所だと想像しますか?
「貧困で食事を食べられない子が行くところ」
「子どもたちだけで集まってご飯を食べる食堂?」
 
いいえ、違います。
では、「こども食堂」とは一体どのようなところなのでしょうか?

こども食堂は増加し、全国に約5,000か所に広がっています

「食べられない子、おいで」では、こども食堂はうまくいきません。

 
そう語るのは、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえの理事長、湯浅誠さんです。

こども食堂は、しばしば「食べられない子が行くところ」と言われますが、誤解です。
仮にそうだとして、運営者はどうすればその子にアプローチできるでしょうか?

 
誰が来てもいい。
おなかいっぱいの子もいるかもしれない。
おなかをすかした子もいるかもしれない。
 
家族で食べられている子もいるかもしれない。
一人で食べている子もいるかもしれない。
「いいよいいよ、みんなおいで。みんなで一緒に食べようよ」と。
 
「核家族化が進んでいる」と言われることも多いのですが、実は平成元年より全世帯構成の核家族の割合はほとんど変わっていません。特に増えているのが単独世帯、つまり「1人暮らし」の割合です。
 
こども食堂は、子どもから高齢者の方まで、誰でも来ていい、多世代との地域交流の場所です。
 
「食事を誰かと囲む」ことは何にも代えがたい安心感なのではないでしょうか。
 
そうしたこども食堂が全国に広がっています。
その数は、実に4,960箇所にまでのぼり、1年で1,000箇所以上も増えました。
(出典:認定NPO法人全国こども食堂支援センター・こども食堂全国箇所数調査-2020-)
 

こども食堂は、誰が行っていい場所なの?


はじめてこども食堂に来た親子。
食事中も俯きがちで会話はほとんどありませんでした。聞こえるのは、麦茶を何度もこぼしてしまう子どもを叱る母親の声…。
 
しかし、何度か来ていると会話が少しずつ増え、母親の顔には笑顔が見られることも多くなりました。それに比例するかのように、あんなに麦茶をこぼしていた回数が減っていきました。
 
家だと好き嫌いが多く残すけど、ここだとうれしいそうに食べてくれる
 
月に一度だけでも息抜きになり、心に余裕が持てるようになった
 
私たち大人の居場所にもなっているんです

こども食堂とは、低額もしくは無料にてご飯を食べることの出来る場所。
条件は、何一つありません。子どもがひとりで来てもいい、ただそれだけです。
 
貧困やDVなどの困難を抱える家庭の子どもがひとりで来ることもあるし、ただ近くに住んでいるからという理由で親子一緒に来ることもあります。もちろん親子だけではなく、ご高齢の1人暮らしの方が来たって構いません。
 
仕事と家庭、そして子育てに奮闘している保護者の中には、忙しさや孤独を抱え息を詰まらせている方も少なくありません。経済的な貧困はもちろんですが、心の豊かさを保つために必要なことは「人と人との繋がり」と「安心できる居場所」であることは、子どもも大人も変わりありません。
 
そういった意味で、子育て支援の一面も持ち合わせているのが、こども食堂です。

経済的な貧困だけが問題ではなく、子どもたちの居場所をつくりたい

月に1〜2度、こども食堂で食べたくらいで、食に事欠く子どもの課題は解決しません。
こども食堂に何度行こうが、お金を配れるわけでもありません。
――その意味では、こども食堂は無力です。経済的な貧困対策としては。
 
そう語る、むすびえの湯浅さん。
貧困はお金だけの問題ではない。
お金がない、つながりがない、結果として自信がない。
――この3つがないことを「貧困」と言います。
 
こども食堂では「お金」の問題は解決できません。
しかし「つながり」は作れます。
 
つながりのなさは、ときにお金よりも深刻に「心の貧困」に結びつきます。
やる気の低下、あきらめの広がり、人間関係への不信……。
地域の多様な人たちとのつながりを作る多世代交流拠点としてのこども食堂は、確実に成果を上げつつあります。
 
こども食堂に来る子どもや大人から、私がもっとも多く聞く言葉は、「ここではたくさんの人と知り合える」です。
それは、立派な貧困対策ではないでしょうか。
 

湯浅さんが始めた「むすびえ」の活動内容は?


認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえは、その名の通り、全国のこども食堂をサポートするために3つの事業に取り組んでいます。

地域ネットワーク支援事業:各地域のこども食堂ネットワーク(中間支援団体)がより活動しやすくなるための後押し
 
企業・団体との協働事業:こども食堂を応援してくれる企業・団体とこども食堂をつなぐ
 
調査・研究事業:こども食堂の意義や実態を伝え、理解を広げる調査・研究

ご支援があれば、より多くの子どもたちに温かい食事や、地域の人々と触れ合うかけがえのない経験を届けることができます。
 

30秒で終わる「むすびえ」の活動に関するアンケートに答えて、無料でできる支援に参加しよう!

人の数だけ、家庭の数だけそれぞれの事情を抱えているものです。
どんな事情を持っていても、持っていなくても、子どもでもお年寄りでも、誰でも来て良いのがこども食堂です。
 
そんな全国のこども食堂が、より活動しやすくなるための後押しを行なっている、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえさん。
 
今なら、30秒で終わる3問のアンケートに答えていただくだけで、10円の支援金がむすびえさんに届けられます。
 
ここまで関心を持って読んでいただき、ありがとうございます。

「子どもたちに温かい食事と、承認される居場所を届けたい!」
「孤独になりがちな子育てを、少しでも支援したい」
「地域の子どもからお年寄りまでの繋がりの場所をなくしたくない」

 
もしあなたがそうお思いなら、アンケートに答えて支援に参加してみませんか?
 

※写真は本文とは関係がありません。
情報提供:認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ