ガザ地区の水の生産量は、昨年10月に戦闘行為が激化する前の4分の1以下に減少しました。
 
生存のためだけであれば、ひとりあたり最低1日3リットルの量が必要であると推定されています。しかしユニセフの推計によると、ガザ地区南部の避難民となった子どもたちは毎日わずか1.5～2リットルの水しか利用できません。安全な水が手に入らず、汚水があふれ、インフラが損傷し、衛生用品が欠乏している状況が続いています。
 
子どもたちは脱水症状、下痢症、疾患、栄養不良に陥りやすく、これらすべてが複合的に子どもたちの生存を脅かしています。
 
© UNICEF/UNI488857/El Baba ラファで、空のペットボトルを車椅子に乗せ、水を汲める場所を探しにいくサミさん。(ガザ地区、2023年12月6日撮影)
 
支援のカタチはさまざまですが、たとえば… 月々1,000円のご協力が1年間で、安全な水を確保するための浄水剤2家族(1年)分に変わります。（ご寄付の金額は任意です。）
 
ユニセフは、2023年10月～2024年4月の半年間で、井戸や海水淡水化プラントを稼働させるために24万5,035リットル以上の燃料を提供し、ガザの160万人以上に安全な水を供給しました。
 
ユニセフは、このような紛争地をはじめ、世界各地で子どもの安全を確保し、心身の健康を支え、清潔な水や栄養を届けるために絶え間なく活動を続けています。
 
ユニセフの世界の子どもたちの命と未来を守るための活動には、継続的なご支援が必要です。
ぜひ、ユニセフ・マンスリーサポート・プログラムへのご参加もご検討ください。