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「ストリートチルドレン」と聞くと、どんな子どもたちを想像しますか?
日本では見かけることはありませんが、世界中には1億人とも、1億5千万人とも存在していると言われています。
彼らは、どのような経緯でストリートチルドレンとなり、どのような路上生活を送っているのでしょうか?
僕は悪い子だから殴られるの?
バングラデシュの首都ダッカ。
人口は2,100万人以上いる、世界でも有数の大きな都市です。
「9歳」と話す少年ショヘル。
しかし、ショヘルは自分の本当の誕生日を知りません。
彼が住むのはダッカの船着場です。
いわゆる「ストリートチルドレン」であるショヘルですが、生まれた時からそうだったのでしょうか?
「小さい頃はここからずっと遠くの川のそばで、お父さんとお母さんと兄弟と一緒に暮らしていたよ」
そこでの暮らしでは、父親からの暴力が日常的でした。
ショヘルが暴力を受けると母親からは「悪い子だから殴られるのよ」と言われていました。
ショヘルは「じゃあ、お母さんも悪い子だから殴られているの…?」と思いました。
ある夜、家から締め出されたショヘルは、泣きながらダッカ行きの船に飛び乗りました。
朝になるとダッカの船着場についていました。
昨日から何も食べていないショヘルはお腹をすかせていました。
すると店で働いていたショヘルと同じ年頃の子がご飯を分けてくれました。
よく見るとダッカの船着場にはショヘルのような子どもたちがたくさんいました。
それぞれが、様々な仕事をしながら暮らしているようです。
ここからショヘルのストリートチルドレンの日々が始まりました。
バングラデシュの貧困格差の問題と子どもたちの現状とは?
バングラデシュは、世界でも貧しい国のひとつと言われています。
日本の国土の4割程度の大きさながら、人口は1億6千万人以上と人口過密の状態です。
またバングラデシュ国土の大部分は低地になっており、洪水などの自然災害により常に甚大な被害を受けることが多くなっています。
近年では、経済成長もあり貧困率は過去と比べると減少傾向にあるものの、都市部と農村部の格差は依然大きいままです。
仕事を求め、都市部へ人口が流れていますが、スラムや不法居住地で生活する貧困層家庭では、子どもたちが家庭を支えるため学業をあきらめ働かざるをえない状況になっています。
しかも、彼らが就職できるのは日雇いなど給料が低かったり雇用契約がない状態だったりと、劣悪な環境での仕事場がほとんどです。
つまり、都市部へ出たところで貧困から抜け出ることは難しく、世代を超えて貧困が繰り返されてしまいます。
ストリートチルドレンも同様に、必要な教育を受ける機会もなく、薄給で劣悪な環境で働かざるを得ず、将来もその延長線上での生活となることがほとんどです。
理由は様々ですがショヘルのようなストリートチルドレンは、首都ダッカに30万人ほどいると言われています。
ショヘルに「一緒においで」と声をかけたのは…?
ショヘルは船に乗る人の荷物を運んでお金をもらっていました。
そのお金でご飯を食べ、夜はそこらへんで眠る…そんな日々を過ごしていました。
他の子どもたちと川に入って遊ぶこともありましたが、船に挟まれて亡くなる子も少なくありませんでした。
泥棒と間違われることも、ボスからは稼ぎが少ないことで叩かれることも、寝ている間にお金をとられることもありました。
「でも、僕はさみしくない。誰にも頼らずひとりで生きていくんだ」
そう自分に言い聞かせていました。
そんなある日、お兄さんから「子どもたちがご飯を食べて遊べる場所があるから一緒においで」と声をかけられました。
数人の子どもたちと一緒に向かったのは、認定NPO法人国境なき子どもたちが運営する「ほほえみドロップインセンター」というところでした。
そこには多くの子どもたちや、子どもたちに授業などを行う先生がいました。
「どうして人のものを盗んじゃいけないのか」という話を先生がしたり、絵の授業があったり。
ショヘルは絵を書くことが好きでした。
「お父さんとお母さんの絵を描いたら、上手だねって褒められちゃった」
みんなでご飯を食べて、お腹がいっぱいになったらいつの間にか眠っていました。
シャワーを浴びたあと、ずっとかゆかった背中に、薬を塗ってもらいました。
ショヘルの背中は皮膚病になっていたのです。
ショヘルは先生にお父さんとお母さんのことを話しました。
「ふたりとも僕が悪い子だから、僕のこと好きじゃないんだ」
すると先生は「ショヘルはとっても良い子だよ。先生も友だちもみんな君のことが大好きだよ」と言って、ショヘルをぎゅっと抱きしめました。
ショヘルはその夜、家を出てから初めて、朝までぐっすり眠ることができました。
「ここでは、お兄さんたちはいい仕事に就くために勉強してる。いつか僕もいい仕事をして、お父さんとお母さんの自慢の息子になりたい。みんなでご飯を食べてたくさん笑って、一緒に眠るんだ」
「国境を越えてすべての子どもに教育と友情を」届ける国境なき子どもたちの活動とは?
ショヘルのようなストリートチルドレンを対象に、食事や日中の睡眠場所の提供、教育クラスの提供などを行うドロップインセンター。
運営しているのは、認定NPO法人国境なき子どもたち(KnK)です。
ダッカでは、2020年は延べ約7,000人以上の子どもたちが「ほほえみドロップインセンター」を利用しています。
年齢も様々で6~16歳の子どもたちが、一日40人以上訪れています。
2011年に開設された「ほほえみドロップインセンター」は2021年9月で10周年を迎えました。
センターでは、食事の提供・教育機会の提供・職業訓練(準備中)・寝床の提供などを行っています。
「国境なき子どもたち」が目指すのは、子どもたちの自立ではありません。
何故なら、すでに子どもたちは自分の力でなんとか生計を立てて、自立しているからです。
家庭の貧困、親または親子間の問題、例えば、親からの虐待、親の再婚、親の死、親とのけんか、親からの仕事の強要がきっかけとなり家を飛び出してきたケース…様々な理由により子どもたちはストリートチルドレンとなっています。
ストリートチルドレンは、自分たちで仕事をしながら路上で生活をしており、一見問題なく生活できているように見えることもあるかもしれません。
しかし、ストリートチルドレンは多くの危険と隣り合わせで生活をしています。
・寝ている間にお金を盗まれる
・警官にぶたれる
・人身売買
・給料未払いや不当な賃金での労働
・交通量の多い路上での労働
また、子どもたちの多くは、裸足で生活しているため、足裏の傷が絶えません。擦り傷、切り傷、打撲。また、栄養不足や不衛生な路上での生活が原因による皮膚病などが上げられます。その他、空腹や傷の痛み、孤独などの気持ちから逃れるため、シンナーやドラッグを使用している例が少なくありません。
「国境なき子どもたち」は、それらの危険から子どもたちを守るため、そして何より子どもたちが「子どもらしく過ごせる場所」を提供しています。
嬉しいことがあったとき、悲しいことがあったとき…何もないけどなんとなく甘えたいとき。
子どもたちには、そんな時にそばに安心できる大人がいるということは、何よりも大切なのではないでしょうか。
ひとりで生きていくのではなく「困ったときは誰かに頼ってもいい」「みんなで支えあって生きていく」ことを子どもたちに伝えているのです。
30秒で終わる「国境なき子どもたち」の活動に関するアンケートに答えて、無料でできる支援に参加しよう!
日本のように比較的安全で守られた暮らしをしている子どもたちが多くいる一方、ショヘルのように世界にはストリートチルドレンとならざるを得なかったり、人身売買の被害にあってしまったり…様々な困難な状況下にいる子どもたちも大勢います。
そして彼らは自分たちの力だけでは、困難な状況から抜け出すことは非常に難しいのです。
ストリートチルドレンは、場合によっては「怖い」と思われてしまうこともあるかもしれませんが、「今日は何して遊ぼう?」と考えたりする、日本にいる子どもたちと変わりません。
バングラデシュだけでなく、日本も含む7ヵ国(地域)で子どもたちのために活動する「国境なき子どもたち」。
国境を越え、ひとりでも多くの子どもたちに安全で安心のできる居場所や必要な教育、就労環境改善など共に成長していくための活動をしています。
今なら、30秒で終わる3問のアンケートに答えていただくだけで、10円の支援金を国境なき子どもたちさんに届けることができます。
支援にかかる費用は、サポーター企業であるgooddo(※)が負担するため、あなたには一切費用はかからず個人情報なども必要ありません!
※gooddo株式会社は、株式会社セプテーニ・ホールディングス(東京証券取引所JASDAQ市場上場)のグループ会社
\かんたん3問!たったの30秒!/

国境なき子どもたちはストリートチルドレンなどの子どもたちを対象に、安定した衣食住と適切な教育や職業訓練を提供することで、彼らが年齢にふさわしい生活と人間の尊厳を取り戻し、将来の真の自立に備えることを促進しています。皆さんのアンケートへの回答が、子どもたちの未来につながります。質問はたったの3問ですべて2択です。
ぜひアンケートにご協力いただき、無料支援に参加していただけると嬉しいです!
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
「国境を越えてすべての子どもに教育と友情を届けたい」
「子ども一人ひとりが尊重され、安心して健やかに成長できる社会を作りたい」
ぜひ、子どもたちの未来のために、あなたのお時間を少し頂けませんか?
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