「声を発せずに悩んでいる当事者」のために、何かできることはないかと模索した先に…

<PR>

「声を発せずに悩んでいる」のは…?

内閣府の調査では、日本には2014年現在、約70万人ほどのひきこもりと呼ばれる若者(15歳以上39歳以下)がいると推測されています。
また、ひきこもり状態になってから7年以上経過している方が約半数となっており、ひきこもりが長期に及んでいる傾向があります。

「日本の若者は、諸外国と比べると自己肯定感が低い傾向にある」
これは内閣府が行った若者(13歳~満29歳までの男女)の意識調査の結果です。
諸外国と比較することの是非は別として、「自分は役に立たないと強く感じる」という質問に「そう思う」又は「どちらかといえばそう思う」回答した者の割合は約半数でした。

また、「自分の考えをはっきり相手に伝えることができる」には「そう思う」又は「どちらかといえばそう思う」は46%で、同様に、なかなか自分の考えを相手に伝えることができない若者が多くいることが分かります。
※出典:子供・若者白書/内閣府

これらは他人ごとではなく、いじめや病気、失職などさまざまなことをきっかけにひきこもり状態になってしまうことは、誰の身にも起こり得ることです。
その時に、「自ら声を発する」のはとてもハードルが高いことだと想像に難くありません。

一方で、飼い主に捨てられるなどして行政に持ち込まれる犬猫は年間8万5千頭、そのうち殺処分されるのは年間3万2千頭。(令和元年/環境省)
遺棄数・殺処分数ともに過去と比較すると年々減ってきてはいますが、まだまだ多くの動物たちが飼い主に手放され、保護・譲渡されずにその命を奪われています。

当然、動物たちは人間に伝えるべき言葉を発することは出来ません

「声なき声の代弁者でありたい」強い思いのもと立ち上げた活動とは?


「人間も動物も声を発せず」にいることに、何かできることはないかと模索し、活動をはじめた団体があります。
それが、認定NPO法人キドックス

代表理事である上山琴美さんは、小学生の頃にいじめにあったこと・中学時代の親友が非行に走ってしまったこと・愛犬の死・動物の殺処分や動物実験を知ったことなどをきっかけに、「声を発せずに悩んでいる当事者」に強く共感をするようになったと言います。

本来は、日本の将来を担い未来を創っていく若者たちと、私達の生活に安らぎと潤いを与えてくれる犬や猫たち、それぞれあるべき姿とかけ離れてしまっている現状…。
この2つの問題をどうにかできないか…と考える日々でした。

そんなある日、上山さんはテレビでアメリカの「少年院の受刑者が捨て犬を救う更生プログラム」を知りました。

これは、矯正施設の受刑者たちが飼い主に放棄された犬を救い、新しい家族に譲渡できるようになるまでトレーニングをするという更生プログラムです。
このプログラムを知った上山さんは「これを日本でも実現できれば、悩みを抱える若者と、保護犬の両方を助けることができる!」と思ったそうです。

そして、その夢を叶えるべく2011年にキドックスを立ち上げました。

2013年には様々なつながりを経て、プログラム創設者を紹介してもらえることになり、実際にプログラムを実施しているアメリカの施設を視察。
実際のプログラムの様子を学ぶだけでなく、活動の指針となる考え方などのアドバイスも受けることができました。

キドックスの「ドッグプログラム」で大切にしていることとは?

キドックスでは、悩みを抱えた青少年が通いで訪れ、保護犬のお世話、トレーニングを行っています。
このドッグプログラムで大切にしていることは世話をする若者と犬とのマッチング

ドッグプログラムの1日のスケジュール

若者たちは、朝礼でその日のスケジュールを確認。
犬たちのコンディションを見てから午前の散歩へでかけます。
その後、犬舎の掃除を丁寧に行ってから、犬たち待望のゴハンの時間になります。

午後のプログラムは曜日によって異なりますが、主に、犬の身体拭きや耳掃除などのお手入れや家庭犬になるためのトレーニングを行います。
週に一度はプロのドッグトレーナーによる講座があり、若者たちは、各犬の状態に合わせてどのようにトレーニングを進めていくことが望ましいかをトレーナーと相談しながら方向性を決めていきます。

ドッグトレーナーが各犬の特性や気質を見極めながらトレーニングプランを考え、社会福祉士等の対人支援の専門家が若者の支援方針を本人達と一緒に相談しながら、人側と犬側の専門家の双方によって若者と保護犬のペアのマッチングを行っていきます

キドックスに通う若者たちは皆、真剣な眼差しで、心からの愛情をもって犬と向き合っています。

基本的なトレーニングを行う際も、大きな声を出すこともなく、ささやくようなやさしい声で指示を出しています。

「ここに来る若者の多くは、物静かな性格で自己主張をするのが苦手な傾向にあります。中には心に傷を負った怖がりな犬もいるので、大声で指示したり叱ったりと一方的に何かを押し付けてくることなく、まずは受け入れてくれる若者たちのやさしい声に安心するのだと思います」と上山さん。

ドッグプログラムに参加した女性の変化とは?

職場での人間関係のストレスから自宅に引きこもってしまった女性が、プログラムに参加したときのこと。

その女性は、何事にも受け身で自分の意志を人に伝えるのが苦手だったそう。

彼女が保護犬との関りを通じて自己主張の仕方を学べるように、担当の犬はとにかく怖がりで内に籠り勝ちな仔にすることで、受け入れるだけだと変化が見えず人側がリードしていく必要のある機会をあえて作ることにしたとのこと。

毎日、繰り返し、彼女が担当犬に根気強く働きかけ続けていくと、目に見えて担当犬も自信をつけていき、表情や態度にも変化がみられるように。
そのうち、彼女とその犬の今後のトレーニング方針などを相談しているときに、はっきりと自分の考えを主張してきてくれたそうです。

このように、若者と保護犬の両者のの特性や抱えている課題を、活動や対話の中で見極め、人と犬が互いに支え合い成長していけるように、常にマッチングの大切さを念頭に活動をしています。

保護犬と里親との出会いの場「キドックスカフェ」とは


さらには、2018年にキドックスファームから車で10分ほどの場所に「キドックスカフェ」を設立。

トレーニングが完了した譲渡対象の犬たちと、優しい里親とのマッチングの場です。

遠方から犬たちに会いに訪れてくれる人も多く、カフェ設立によって犬の譲渡率が上がったそうです。
また、長年培ってきたドッグトレーニングのスキルを活かし、他団体では扱いが難しい犬の受け入れ等を行うこともあるそうです。

保護犬とのふれあいを通じて犬との正しいかかわり方、飼い方、保護犬を飼うという選択について等の教育啓発も行っています。

さらにこのカフェのスタッフは自立支援を受けている若者たちの就労訓練の場にもなり、まさに人と動物双方にとってより価値のある場所になっています。

30秒で終わる「キドックス」の活動に関するアンケートに答えて、無料でできる支援に参加しよう!


人間も動物も、どちらも「自分らしく生きられる社会」であるためにキドックスさんはドッグプログラムや、キドックスカフェなどを通し活動を続けています。

団体設立10年を迎え、キドックスは新たなチャレンジに向け準備をしています。

「若者たちがより実践的な就労訓練ができ、保護犬たちにとっても過ごしやすいよう、カフェやシェルターの他にもトリミングサロンや動物病院などを併設した総合施設を設立し、地域に密着したサービスを提供したい」という大きな夢の実現のために、より多くの支援を必要としています。

 
今なら、30秒で終わる3問のアンケートに答えていただくだけで、10円の支援金をキドックスさんに届けることができます。

支援にかかる費用は、サポーター企業であるgooddo()が負担するため、あなたには一切費用はかからず個人情報なども必要ありません! ※gooddo株式会社は、株式会社セプテーニ・ホールディングス(東京証券取引所JASDAQ市場上場)のグループ会社
 

▼「キドックス」代表理事 上山 琴美さんから頂いたメッセージ

アンケートの内容は、私たち「キドックス」の活動内容に関する簡単なもので、たったの3問ですべて2択です。私たちの活動をもっと知っていただけませんか?

ぜひアンケートにご協力いただき、無料支援に参加いただけると嬉しいです!

ここまで関心を持って読んでいただき、ありがとうございます。

「がんばっている若者たちを応援したい」
「保護犬たちが優しい家族に出会えるための後押しをしたい」
「人も動物も、生きやすい社会を作りたい!」

もしあなたがそうお思いなら、アンケートに答えて支援に参加してみませんか?

最後に、保護犬の里親になってくださった方、プログラムを受けている若者の声をご紹介します。

里親N様
キドックスさんの仕組みは非常に調和がとれていて、とてもあたたかい印象です。つらい経験をした保護犬が少なくないなかで、カフェで出会う時にはどの子も人間と同じ空間を共有できるようになっています。それは、カフェにデビューするまでの間にたくさんの愛情を注いでもらい、お互いにとって適切なコミュニケーションの方法を根気強く教えてもらったためだろうと思います。
若者Aさん
活動していく中で、作業やトレーニングについて自ら人に話しかけ協力をお願いしたり、説明を行ったり、苦手なコミュニ ケーションも昔と比べてだいぶ積極的にできるようになってきたと実感しています。

※画像はイメージです

情報提供:認定NPO法人キドックス