自分の将来に、希望を持てない子どもたち…。
勉強する機会を奪われた子どもたちの現実とは?

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3人きょうだいの末っ子。
お母さんと暮らす、良太くん(仮名)の生活

3人きょうだいの末っ子に生まれた良太くん。
物心ついた頃には、家に父親の存在はありませんでした。

年の離れた2人のお姉さんは、既に家を出ており、小学生の頃からお母さんと2人で暮らしています。

良太くんのお母さんは、介護施設で働いています。
離婚後、介護の仕事をしながら3人の子どもを育ててきました。

2日に1度は夜勤があります。
夜勤のあとも少しだけ仮眠をとったあと、また昼から仕事する毎日…。

夜勤がない日も、残業がとにかく多く、夜、家にいられることがほとんどないそうです。
それでも、厳しい家計を支えていくために、仕事を減らすことはできません。

良太くんは、小学生の頃から、ご飯も1人、夜寝る時も1人でした。
ほぼ毎日コンビニのお弁当か、スーパーでお惣菜を買います。

学校から帰ると、自宅に灯りはなく、1人で鍵を開けます。
電気代節約のために、コンビニで温めてもらうお弁当は、冬場は家に着く頃には冷たくなっていることも。
夕食時は、薄暗い部屋でテレビだけが良太くんの相手でした。
洗濯物や荷物が散らかる4畳の部屋で、ひとりお弁当を食べていました。

「どうして、僕だけ、寂しい思いをしなきゃならないんだ・・・」

そう思う日々は、中学生になっても変わりませんでした。

コンビニのお弁当を食べる毎日と、言葉に出来ない孤独感。
栄養の偏りによって体調を崩し、体を壊してしまうことも。
学校での欠席や遅刻も増えてしまい、成績も学年の最低レベルまで落ちていきました。

「このままじゃ、高校に行けなくなるぞ」
ある日、学校の先生から激を飛ばされました。

お母さんのためにも頑張りたいと思うものの、体がついていきません。
生活のリズムも取り戻せず、焦りをつのらせる日々が続いてしまったそう。

良太くんが出会った放課後学校

そんな中、良太くんが中学3年生のころ、ある案内を見つけました。
それはNPO法人が運営する、無料で通える『放課後学校』の案内でした。

そこでは、夕食が無料で食べられるということに加え、それぞれに合わせたレベルで勉強を教えてくれるという場所でした。

「コンビニ弁当以外のご飯が食べられる」ということもありましたが、勉強や将来の面でも現状を抜け出せるきっかけがあるかもしれないと思い、行ってみようと思ったそうです。

放課後学校に行ってみると、みんなでテーブルを囲んで出来立ての温かい夕食を食べていました。

親身になって話を聞いてくれる、NPOスタッフやボランティアのお兄さん、お姉さんや、自分と似た環境で育ち、同じような悩みを持つ中学生もいました。
「僕の気持ちを、聞いてくれる人がいるんだ」

良太くんは気が付くと、熱心に放課後学校に通うようになっていました。
元々、少しだけ得意だった国語を中心に頑張り、見事、高校に合格することもできました!

「このままでは高校に行けない」と言われた頃のことを考えると、信じられないことでした。

自分にも自信がつき、放課後学校では、年下の子たちの面倒をよく見て、率先して夕食の手伝いをするようにもなったそう。

これまで、「頑張っても環境は変えられない」と思っていたという良太くん。
一生懸命に勉強を続けたことで、高校に入学することができました。

今では、将来電気系の技術者の仕事に就いて、これまで頑張ってくれたお母さんを少しでも楽にさせること。それが良太くんの心に秘めた思いのようです。

安らぎと明日への力を得る『第3の場所』

良太くんが通っている、放課後学校。
週6日、平日の夕方と、休日の日中の時間帯に子どもたちを迎えています。
運営しているのは、認定NPO法人カタリバというNPO団体です。

この放課後学校の1つで施設長を務めているのが、カタリバ職員の小川元樹さん(仮名)。

実は小川さん自身も、母子家庭で育ったそうです。

だからこそ放課後学校へやってくる生徒たちが抱えている状況や悩みを、 自分のことのように理解することができる、と小川さんは語ります。

そんな小川さんの経歴ですが、飲食業界を経て、デザイン、インテリア関連のクリエイティブ業界など異色業種から 2009年にNPOカタリバへ転職されています。
様々なことを意欲的に学び、自らスキルを身に付け、今の仕事に至りました。

「自分が今、どうして充実した生活を送れているのか。」

それは、お母様の賢明な支えによるところはもちろんのこと、親戚、近所の人など”様々な生き方をする大人との関わり”があり、 そこから得たものがとても多かったからだそうです。
ただ、それらは自分で意識的に求めていったものではなく、幸運なことに「そこにあった」環境でした。 「自分は本当にラッキーだった」小川さんは、そう思っています。

子どもたちの中には、家庭内の信頼関係さえ危うい子もいます。

だからこそ家庭以外の周囲が目を配り、子どもたちをみんなでサポートしていくことが大切だと、 小川さんは確信して日々活動を続けているのです。

30秒で終わる「カタリバ」の活動に関するアンケートに答えて、
無料でできる支援に参加しよう!(参加者30万人以上!)

紹介した良太くんの日常のように、『住むところはあって、毎日食べるものに困るほどではない』
しかし、子どもたち自身ではどうすることもできない家庭環境などの問題を抱え、自分の将来に希望を持てない子どもたちがいる…。

それが先進国である、日本の現状なのです。

そんな子どもたちを支援している、認定NPO法人カタリバさん。

今なら、30秒で終わる3問のアンケートに答えていただくだけで、10円の支援金がカタリバさんに届けられます。

支援にかかる費用は、サポーター企業が負担するため、あなたに費用はかかりません!

2018年5月に始めたこの取り組み。
2020年11月末時点で、なんと36万人を超える方が参加してくださり、3,675,970円の支援金をカタリバさんにお届けできたのです!

ここまで関心を持って読んでいただき、ありがとうございます。
「子どもたちを応援したい!」

もしあなたがそうお思いなら、アンケートに答えて支援に参加してみませんか?

情報提供:認定NPO法人カタリバ
※子どもたちのプライバシーを守るため、実際にカタリバが接している子どもたちの事例から、一部内容を変えて掲載しています。
※カタリバ職員のプライバシー保護のため、仮名にて記載させていただいています。