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彩さん(仮名)は10歳。
物心がついた頃から、アルコール依存症の両親から毎晩暴力をふるわれてきました。
小学校では保健室へ通うことが増え、そのうちに先生が彩さんが虐待を受けていることに気づき、警察へ通報し保護され、児童養護施設に入ることになりました。
温かい栄養のある食事。
暴力に怯えずに眠れる夜。
自分の話を聞いて受け止めてくれる大人。
彩さんは、ようやく安心して過ごせる場所に出会えたと思いました。
しかし、児童養護施設では多くの子どもたちが18歳になったら退所していきます。
「この間卒業したお姉ちゃん、連絡とれなくなっちゃったけど元気かな…」
「卒業してすぐ一人で生活できるようになるんだろうか…」
「ここを出たらいったいだれに相談したらいいんだろう…」
彩さんは、暴力のない日々に穏やかな気持ちになっているものの、将来たったひとりで生きていかなければならないプレッシャーを抱えています。
(※複数のケースに基づく架空のストーリーです)
社会に放り出される若者たちの、現実と不安
2022年に成人年齢が18歳に引き下げられましたが、「だれにも頼らずひとりで考え、ひとりで生きていける年齢」と言えるでしょうか。
おそらくほとんどの方が「難しい」と答えるでしょう。
高校を卒業して、就職をするにしても大学へ進学するにしても、親に手続きをしてもらったり何かしらアドバイスをもらったり、そんな18歳が多いと思います。
部屋を借りる。
引っ越しをする。
自炊や家事をする。
ネットで調べればある程度は知識を得ることができます。
しかし、ちょっとした不安、疑問、またトラブルになりそうなときは親に相談する。
たまに「元気?」「困ったことはない?」そんな連絡が親から来て、面倒と思うこともあるかもしれませんが、安心するでしょう。
しかし、児童養護施設を出た若者たちには、このちょっとした相談を家族にすることが難しく、18歳で退所した途端に、あらゆることを自分ひとりで判断し、行動することを余儀なくされてしまうのです。
実際に、お金の貸し借りや騙されて高額な契約を結ばれるなどのトラブルが少なくありません。
また、虐待のトラウマで対人コミュニケーションに難しさを抱えているケースもあります。職場での人間関係をうまく築けず、心身の体調を崩すなどして離職し、そのままホームレス状態になってしまう若者もいます。
頼れる家族、気軽に相談のできる大人が周りにいない孤独な中、社会で必死に生きようとする若者たちがいるのです。
虐待を受けた子どもたちへ「退所後の自立支援」を届けるために
「児童虐待のない社会をつくりたい」
児童虐待の問題に取り組んでいるのは、認定NPO法人かものはしプロジェクト。
2002年から海外の人身売買の問題に取り組んでおり、日本の児童虐待の問題に取り組み始めたのは2019年から。
「5歳女児が両親からの暴力によって…」
「公衆トイレで出産し、そのまま…」
このような悲しいニュースに心を痛め、「自分たちもなんとかできないだろうか」そのような思いをもって、日本での活動を始めました。
かものはしプロジェクトでは、彩さんのように児童養護施設を巣立つ若者たちをサポートする「自立支援」を行っています。
<虐待を受けた子ども・若者に寄り添う:児童養護施設等からの自立支援>
児童養護施設では、今施設で暮らす子どもたちのことだけで手一杯です。
退所する子どもたちを気にかけてはいても、実際にフォローまで手を回すことができないのが現実です。
頼れる実家や大人がいれば、困ったときに助けてくれるのはもちろんのこと、日々のちょっとした相談の中で、安心安全に意思決定をしていくことができます。
しかし、児童養護施設等を退所した若者たちには、この当たり前のように思えるサポートが不足しています。
そのため、かものはしプロジェクトでは、以下の2つの支援を行っています。
・児童養護施設への専門家派遣
・退所後支援の充実化に向けた政策提言
2024年4月には改正児童福祉法が施行されます。児童養護施設で暮らす子どもは原則18歳、最長22歳で退所するという年齢制限が撤廃され、自立が可能かどうかで判断されるようになります。
このような変化以前には、支援団体等が様々な働きかけを行ってきており、かものはしプロジェクトも政策提言に参画してきました。
このように子どもや若者たちの実情に合わせ、社会の仕組みを変えていくための取り組みを続けています。
海外で活動してきた「かものはしプロジェクト」が、日本でも子どもたちの尊厳を守る活動へ
認定NPO法人かものはしプロジェクトは、これまで主に海外で「売られる子どもをなくしたい」という想いで、人身売買問題に対し様々な活動をしてきました。
活動のきっかけは、創業者のひとりが大学生の時に「家族のために出稼ぎに出ていた少女が、人身売買によって売春宿へ売られ20歳の若さでエイズによって亡くなった」という現実を知ったこと。
実際に途上国の人身売買被害者の保護施設を訪れ、出会った12歳と6歳の姉妹。幼い少女までもが強制的に客を取らされ、保護されても後遺症によって苦しむ現実を知ったこと。
「こんな状況は変えなくてはならない」
強い想いをもって、2002年にかものはしプロジェクトは発足しました。
<カンボジア>
かものはしプロジェクトは、カンボジアでの根本的な問題解決を目指し、「警察支援」と「工房運営」のふたつを主な事業として行いました。
警察官への研修を他の国際機関等と協同して行い、子どもを売り買いする売春宿や仲介者を摘発、取り締まりを強化。
また、貧困家庭の家計を安定させるために雑貨や鞄をつくる工房を運営。
そうすることで、子どもたちは出稼ぎにでる必要がなくなり、また学校へ通うこともできるようになりました。
さまざまな関係機関の取り組みの結果、性犯罪の加害者の逮捕件数が大幅に増加。
カンボジアでは「子どもの売られる問題が解決した」と言えるまでになりました。
<インド>
インドで人身売買から子どもや女性たちを守るために活動しています。
現地パートナー団体などと協力し、裁判支援や法整備への働きかけ、被害者補償金受取のサポートなど行い、被害者が自立していくための支援を行っています。
事業開始時と比較すると10~20倍ほどの補償金の支払が認められるようになりました。
地道な活動が社会を変える力になる
カンボジアで活動をはじめた当初「子どもの売られる問題をなくすなんて、そんなことできるはずがない」といったネガティブな言葉をかけられることも多かったかものはしプロジェクト。
しかし、地道に活動をつづけていく中で「みんなの力を合わせれば、社会は変えられる」ということを確信していきました。
「子どもが、理不尽な暴力にさらされて、尊厳が踏みにじられているのは、インドも日本も同じ」
「海外でも日本でも、暴力や虐待に苦しむ子どもをなくしたい」
このような想いをもって、かものはしプロジェクトでは2019年から日本での児童虐待への取り組みを開始したのです。
30秒で終わる「かものはしプロジェクト」の活動に関するアンケートに答えて、無料でできる支援に参加しよう!
「生まれてこなければよかった」と絶望をする子どもたちが、「生きていてよかった」と心から感じられる社会を、私たち大人がつくっていかなければいけません。
私たちが直接的にこのような子どもたちを助けることは難しいかもしれませんが、子どもたちのためにさまざまな活動をするかものはしプロジェクトを応援することはできます。
支援にかかる費用は、サポーター企業であるgooddo(※)が負担するため、あなたには一切費用はかからず個人情報なども必要ありません! ※gooddo株式会社は、株式会社セプテーニ・ホールディングス(東京証券取引所 スタンダード市場)のグループ会社
2025年3月末時点で、なんと49万人を超える方が無料支援に参加してくださり、490万円以上の支援金をかものはしプロジェクトさんにお届けできています!海外・日本事業含めてご賛同いただいたものです
\かんたん3問!たったの30秒!/

アンケート内容は、私たち「かものはしプロジェクト」の活動内容に関する簡単なもので、たったの3問で全て2択です。アンケートを通じて、私たちの活動をもっと知っていただけませんか?
ぜひアンケートにご協力いただき、無料支援に参加いただけると嬉しいです!
ここまで関心を持って読んでいただき、ありがとうございます。
「虐待から子どもを守りたい」
「安心して子どもが生きていける社会をつくりたい」
もしあなたがそうお思いなら、アンケートに答えて支援に参加してみませんか?
あなたの行動が、子どもたちの心と命を守ります。
\かんたん3問!たったの30秒!/
※画像は本文エピソードに出てくる本人とは関係ありません。