「全ての子どもが強制的に売られないこと」を目指して
かものはしプロジェクトの想いとは

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「私が着ていたワンピースと同じ値段で、少女が売られていた…」

 
当時は19歳の大学生、村田早耶香さんは、大学での講義で衝撃の現実を知ることになります。

ミャンマーの貧しい農村で暮らすミーチャは12歳。母親はすでに亡くなり、父親とたくさんの弟や妹と暮らしていました。兄弟みんな学校には通っておらず、いつも空腹でした。
ミーチャが働きに出ることで家族みんなが助かる…そんな状況で彼女は出稼ぎにタイのバンコクへ行きます。しかし、14歳の時、出稼ぎ先で騙されて売春宿に売られてしまいました。
それからは毎日殴られながら客をとることを強要された挙句、エイズを発症してしまいます。そして最終的にはエイズホスピスの中で20歳のときに亡くなりました。

これは、ミーチャが亡くなる前に話した言葉です。
「本当は私には夢があって…学校へ行って、勉強というものをしてみたかったなぁ…」

 

「家族のために私が働いて支えたい」そんな家族思いの優しい少女が騙され、売春宿に売られて身も心も傷つけられ、20歳で亡くなってしまうという不条理な現実に村田さんは大きなショックを受けます。

 

「私が今着ているワンピースと同じ値段で売られてしまっただなんて…生まれた国、環境が違うだけでこんなにも運命が違うなんて…」

 
村田さんは、神奈川県にある女子大に通っていました。
「学費は両親が出してくれて、雨が降れば授業をサボったり、ごくありふれた普通の、ぐうたらな大学生」だったそうです。
 
そんな自分と同じ年頃のミーチャのあまりに悲惨な人生を知り、この問題を放ってはおけないと感じました。
 
村田さんは、これ機に図書館などで資料を集め人身売買について勉強をはじめました。
そして資料の中での悲しく辛い出来事が、本当に現実に起こっているのかその目で確かめるために東南アジア、カンボジアへ直接足を運びました。
 
カンボジアは当時人身売買の被害が多い国と言われていました。
村田さんは人身売買被害者を保護する施設を訪れ、直接話を伺うことも出来ました。
 
「5歳の子どもが売られている」
「電気ショックを受けながら強要されていた」
「保護された後も、トラウマに苦しみ夜も眠れない」
「場合によっては自分自身は汚れた存在だと思い込み、自ら命を絶つこともある」

 
このような現実に直面し、村田さんは「こんなことは絶対許されない」「なんとかしなくてはいけない」このような強い想いにかられました。
 

大きな国際会議にまで辿りついたけれど…提案するだけでは現実はなかなか変わらない?

 
村田さんは帰国してからも、自分に何か出来ることはないかとセミナーに出席したり、本や資料を漁り勉強をし続けました。
少しずつ人脈を増やして行き、ついには若者代表として「第二回児童の商業的性的搾取に反対する世界会議」に参加することが出来ました。会議には様々な国の外務大臣や各国際機関の方々も出席していました。
村田さんは「この場でしっかり訴えることができれば、国のリーダーたちに動いてもらえるかもしれない!」と、寝る間を惜しみ、自分に出来得る限りを尽くして出席しました。
問題解決のための予算の増額についてや先進国での性教育についてなどを盛り込み、提案をしました。
しかし、結果として「子ども・若者たちががんばったね」と言われたものの、実際の予算配分が変わったり、法律が変わるのには随分と時間がかかることが分かりました。
 
「提案するだけではすぐには世の中は変わらない…それならば自分で団体を立ち上げるしかない」
 
村田さんはここからさらに1年かけて勉強し続け、様々な人に自分の想いを訴え続け、行動し続けました。
そうして村田さんは「子どもが売られる問題を解決しよう」と同じ志を持つ仲間と出会い、共同創業者としてかものはしプロジェクトを立ち上げました。
 

©Natsuki Yasuda
 
2002年、村田さんはミーチャが亡くなった年齢と同じ20歳になったばかりでした。
 
そして、村田さんは大学を卒業すると同時にカンボジア現地へ渡り事業をはじめる予定でいました。
ところが、父親から「もしこの事業をやるのなら家を出ていきなさい」と言われてしまいます。
 
「日本より治安の悪い国へ行き活動するということは、娘が危険に晒される可能性がある」と、娘を思う親心ゆえの発言だということは、村田さん自身も分かっていました。
それでも村田さんは「どうしてもこの問題を解決したい」という強い思いがなくなることはなく、父親を必死に説得しました。
村田さんの変わらぬ強い意志に、父親を含め反対していた家族みんなの納得を得てカンボジアでの活動がスタートしました。

カンボジアでの活動の成果と、インドでの挑戦

 
かものはしプロジェクトが活動をはじめたカンボジアでは2000年代前半、幼い子どもも含めた子どもたちが売春宿に売られ強制的に働かされる被害にあっていたと言われています。そして、当時、被害状況が悪化している状態でした。
 
貧しい家庭の子どもたちは「都会に行けば良い仕事があるよ」「家族を養えるようになる」と騙されて、売られていたのです。
 
一旦売春宿に売られてしまうと、鍵の付いた部屋に閉じ込められてしまいます。
自力で脱出することは出来ず、警察などに救出される以外は売春宿から出ることが難しい状況でした。
また、運よく鍵の開いているときに逃げだしても、捕まり連れ戻されるとさらに酷い虐待を受け、最悪の場合見せしめに殺害されてしまうこともありました。
 
かものはしプロジェクトでは、「子どもが売られてしまう問題」の根源のひとつである「貧困」に着目しました。
貧困家庭が多い農村地域で「大人に仕事を、子どもに教育を」提供するためのコミュニティファクトリー事業を開始。

親が働くことができれば、出稼ぎに出る必要がなくなります。
子どもは働く必要がなくなれば教育を受けることができます。
このように親が安定した収入源を得ることで、子どもが教育を受けることができ、出稼ぎに出て危険な労働に就くことを減らすことに繋がります。
結果として騙されて売られる危険がなくなります。
 
さらに買う側の取り締まりを行うための、警察への支援も行いました。

©Natsuki Yasuda
カンボジアでは国の経済状況もあり、警察の取り締まりを強化するための研修や実習を行うための予算があまり割かれていない状態でした。
そのため、警察官への人身売買を取り締まるための法律理解を進めるための研修提供や、実際に事件が起きた際に警察官が適切に動けるようにするための実習などの費用を提供してきました。
 
これらの活動は、決して平坦な道のりではありませんでした。
事業内容を大きく方向転換させたり、村田さん自身も”代表”としての在り方に悩んだりと何度も「もう辞めようか」と心が折れたと言います。
それでも周りに支えられながら、共に必死に活動を続けました。
 
活動をはじめて10年が経った頃には、かものはしプロジェクトや様々な団体による懸命な活動により、5~6歳の子どもまでもが売られていたカンボジアでの子どもが売春宿に売られる被害件数は大きく減少しました。
 
そのため、かものはしプロジェクトはカンボジアでの役目を終えたため、活動を2018年に終了し、カンボジア事務所は別法人として独立しました。
 
そして今、人身売買被害の規模が最大と言われるインドにて、さらなる大きな壁を乗り越えようと活動を行っています。
 
インドではカンボジアとはまた異なった課題も抱えています。
 
国土の広いインドならではの洲ごとに異なる法整備や被害者に対する社会的差別が非常に根強いなど厳しい状況ですが、現地のパートナー団体や人身売買被害者である女性たち(サバイバーリーダー)と共に「子どもの売られない世界をつくる」ために活動を続けています。
 
カンボジアでの事業開始当初は「解決できるわけがない」「辞めたほうがいい」という声が多かったそうです。

世界最大規模と考えると、解決への道のりが厳しいということは想像が付きますが、カンボジアでのさまざまな壁を乗り越えてきたかものはしプロジェクトであれば、インドでも「子どもの売られない世界をつくる」日がやってくるのではないでしょうか。
 
ひとりひとり、ひとつひとつの力は小さくとも、積み重なれば大きな力になります。
 

「子どもが売られない世界をつくる」ために奔走

 
かものはしプロジェクトは、サバイバーが自分の人生を取り戻すための「寄り添う」活動と、人身売買ビジネスが成り立たないような「社会の仕組みをつくる」活動をインドで行っています。

今まで、かものはしプロジェクトのサポートで、72人が裁判支援を受け、179人がリーダーシップ研修を受講しました(2018年度実績)。活動を継続し、インドから人身売買をなくすことを目標としています。

また、かものはしプロジェクトは東京都から認定NPO法人の認定を受けています。さらに、メディア掲載や受賞歴も多数あります。

活動を通じて、全ての子どもが強制的に売られないことを目指しています。

かものはしプロジェクトの活動ポイント!

  1. 「寄付」「ボランティア」「モノで支援」などさまざまな支援方法がある。サポーター会員は約15,000人
  2. 活動を直接聞けるイベントを平日・土日、昼・夜に対象者に合わせて定期的に開催。寄付者限定イベントもある。活動報告書や活動ブログも読み応えがある
  3. 「子どもがだまされて売られてしまう問題」を根本的になくす活動を展開。カンボジアでは、子どもが売られる問題の解決が実現したため事業を自立

30秒で終わる「かものはしプロジェクト」の活動に関するアンケートに答えて、無料でできる支援に参加しよう!

 

今でも世界では100万人もの子どもが被害にあっていると言われています。
(※出典:ILO 2017年 Global Estimates of Child Labour RESULTS AND TRENDS,2012-2016)
 
団体を立ち上げた2002年から20年が経った今も、進化を続けながら強い思いで活動し続けるNPO法人かものはしプロジェクト。
 
インドでは、加害者が適切に処罰を受けるよう、被害者による証言を支える裁判支援や、サバイバー(人身売買被害者)の精神回復のためのカウンセリングなどの支援や、生活を取り戻せるようなインドのパートナー団体を通じて行政支援へ繋ぐなどの支援を行っています。
 
また、子どもが売られる被害が起こらない社会の仕組みをつくるために、サバイバーの声を社会に届ける活動も行っています。
 
今なら、30秒で終わる3問のアンケートに答えていただくだけで、10円の支援金をかものはしプロジェクトさんに届けることができます。

支援にかかる費用は、サポーター企業であるgooddo()が負担するため、あなたには一切費用はかからず個人情報なども必要ありません! ※gooddo株式会社は、株式会社セプテーニ・ホールディングス(東京証券取引所 スタンダード市場)のグループ会社
2024年5月末時点で、なんと42万人を超える方が参加してくださり、420万円以上の支援金をかものはしプロジェクトさんにお届けできています!  

\かんたん3問!たったの30秒!/

 

▼「かものはしプロジェクト」共同創業者 村田早耶香さんから頂いたメッセージ

アンケート内容は、私たち「かものはしプロジェクト」の活動内容に関する簡単なもので、たったの3問で全て2択です。アンケートを通じて、私たちの活動をもっと知っていただけませんか?

ぜひアンケートにご協力いただき、無料支援に参加いただけると嬉しいです!

 
「子どもが売られない世界をつくりたい!」

「人身売買の被害によって傷ついた子どもたちに明るい未来を届けたい!」
 
もしあなたがそうお思いなら、アンケートに答えて支援に参加してみませんか?
 

\かんたん3問!たったの30秒!/

情報提供:認定NPO法人かものはしプロジェクト