貧困地域の教育を変えた!日本人の若者がつないだ「途上国版ドラゴン桜」とは?

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「進学塾もない田舎町で育ったので、バングラデシュの田舎町の学生を見ると、もしかしたら自分がたどっていた人生なのかも、と強く共感しちゃうんです。」

そう語る三輪開人(みわ かいと)さんは、メジャーリーグで活躍した田中将大選手やプロテニスプレーヤーの錦織圭選手と一緒に、雑誌『Forbes』の「アジアを牽引する30歳以下の若手リーダー30人」に選ばれました。

三輪さんは教師不足により満足な教育を受けられない途上国の子どもたちに教育を届ける活動を行い、今では「途上国版のドラゴン桜」と称賛されています。
なぜ日本の田舎で生まれ育った三輪さんが、途上国の教育改革を起こすほどにまでなったのか?その背景とはー?

予備校のない田舎町。野球に没頭する学生時代に出会った「恩師」

ー学生時代から教育に関心があったのでしょうか?ご活動の背景を教えて下さい。

三輪さん:私の故郷・静岡の掛川は、家の周りは8割緑のお茶畑が広がる田舎町でした。両親も静岡の田舎町出身で、父親は公務員、母親は看護師として働いており、まったく国際協力とはかけ離れた家で育ちました。両親は貧しい家庭で育ったため、子どもには好きなことをしてほしいという考えで、一度も「勉強しなさい」と言われたことはありませんでした。

結果として私は幼い頃から野球が好きだったので野球一筋の生活。高校時代は甲子園を目指して猛烈に練習をしていました。しかし高校3年生の最後の試合の1週間前、大きなケガをしてしまい、断念せざるを得なくなり、夢を果たせずとても悔しい思いをしました。

野球ができなくなった後、、大学受験を目指すことにしました。高校時代は野球メインの生活だったのですでにかなりの遅れをとっていたことはわかっていました。さらに私の両親も大学に行っていないという環境でしたし、田舎町には1つも予備校がなかったためどう勉強したら良いのかわからず独学でやるしかない状況。大学受験をするということのハードルは非常に高いものでした。

「この環境の自分では大学に行けっこない」と半ば諦めていた時に、「東進ハイスクールの『DVD授業』というのがあるらしい」ということを知ったんです。初めて見た映像での授業という仕組みに、とても感動しました。

日本のトップレベルの面白くて分かりやすい授業を、家で受けることができる。しかも分からないところは何度見てもいい。自分の好きな先生や合っている先生を選ぶことができる。予備校に通えず自己流で勉強していた私は、とてもワクワクした未来を感じました。

一番影響を受けたのは、「今でしょ!」でおなじみの林修先生。勉強に対しての考えも変わったし、人生で大きな影響を受けました。

実は高校時代、先生のことが好きになれず授業自体が楽しいと思えなかったので、勉強が嫌いになってしまいそうだと感じていました。私は生徒は先生を選べないと思っていたけれど、DVDでいくつもの先生に出会うことができた。初めて「先生に出会うこと」の大切さを感じた瞬間でした。

そして私は、東進ハイスクールの映像授業のおかげで、大学に進学できました。ただ残念ながら第一志望には落ちてしまったんです。悔しくて自己嫌悪に陥っていた中、林先生に報告に行ったところ「君は才能があるから、今度は一緒に応援する側をやろう」と声をかけていただき、その後4年間、林先生のアシスタントとして働かせていただきました。

「もしかしたら自分がたどっていた人生なのかもしれない」貧しい農村の子どもたちの姿とは?

バングラデシュの家
ー卒業後、なぜ海外での活動をすることになったのでしょうか?きっかけを教えてください。

三輪さん:大学生になった私は将来、自分が何をやりたいのかがわからないと悩むようになりました。いろいろ悩んでいるうちに、先輩に勧められるまま、大学3年生の春から秋にかけて半年間、バックパックでアジアを回る旅に出ました。

当時、アジアで最貧国だったバングラデシュの農村を訪ねた時の話です。ホテルが停電して、暑さで寝ることができず、風にあたろうと外を歩いていたら、街灯の下で勉強をしている高校生に出会いました。

街灯の下で勉強する少女
時間は23時過ぎ、気温は30度以上。彼は額に汗を浮かべながら、ボロボロになった教科書を必死に音読していました。

なぜ、こんなに必死に勉強しているんだろう。気になって声をかけてみると、「家族を幸せにしたい、だからいい大学に入って、いい仕事に就きたいんです。家に電気が通ってないので、夜はいつもここで勉強しているんです」と少し悲しそうな笑顔で事情を打ち明けてくれました。

辺りの家庭の半分以上は電気が通らず、夜は暗いまま。そして、教えてくれる先生もいません。さらに、数学や物理の教科書をやみくもに音読したって成績は上がらないことを、彼らも気づいていました。農村地域では、一般的な家庭の子どもの多くは、どんなに学ぶ意欲や能力が高くても、勉強する機会を与えられないままになっていたのです。

彼の汗の染み込んだボロボロの教科書を見て、僕は悔しくなりました。同時に、バングラデシュの学生の境遇に強く共感できたのです。

頼れる場所がなく、大学を目指して一人きりで勉強する姿に、田舎の高校生だった自分が重なったのです。「ああなんか似てるなあ」と感じました。

彼は生まれた場所がバングラデシュの貧しい村だったから、街灯の下で勉強するしかない。「もしかしたら自分がたどっていた人生なのかもしれない」と思うと、他人事には思えなかった。
改めて、大学受験にチャレンジしたとき、両親や先生など多くの人に応援してもらってきたことを思い出しました。受験は孤独な闘いですが、一人じゃ勝てません。一緒に走ったり背中をおしてもらう心強さが必要です。
だから彼に出会ったときに思ったのです。「彼のように頑張っている人を、自分が応援したい。」

勉強するこどもたち
調べてみると、バングラデシュは深刻な先生不足に悩まされていることが分かりました。日本で言うと小学校の先生はいるけど、中学以上の先生のような「数学の先生」という専門の科目を教えることができる先生が不足していました。だからそのような勉強をするためには”音読”をすることしかできなかったのです。

さらにバングラデシュは大変厳しい学歴社会で、予備校に通って大学へ行ける人と、そうでない人の教育格差が大きいことが分かりました。アジア最貧国といえど、一部の都市には予備校街があり、レベルの高い教育が行われていたのです。予備校に通えるか通えないかで、教育のみならずその後の人生が大きく変わってしまう現状がありました。

バングラデシュの街並み
「貧しい者は、勉強する資格さえない」そんな現実に打ちのめされながらも、脳裏に浮かんだのが、日本の予備校で受けた「映像授業」でした。

そして考えたのが、バングラデシュで林修先生のような人気講師を見つけ、DVD授業として届けたら良いのではないか?ということでした。

日本人の大学生がゼロからスタートした教育改革

三輪さん

ー実際に活動として「DVD授業」を作るのは、どのように進めていったのでしょうか?

三輪さん:まずは話を聞きたいと考え、日本の東京大学に当たるダッカ大学の校門のそばで、100人の学生にヒアリングをしました。その中で、プロジェクトに協力してくれる農村部出身のダッカ大学生に出会い、映像授業への協力を依頼する予備校講師をリストアップしました。



何人もの予備校講師に協力を依頼し、国内で3本の指に入るカリスマ英語教師ザハン先生を始め、3人の一流講師に無償でご協力いただけることになり、1ヵ月にわたり授業を撮影しました。


最初の授業は2010年6月、首都ダッカから船で6時間の距離にあるハムチャー村でした。村の小屋に5台のPCに授業を録画したDVDを設置して準備完了です。

そして初日、集まった5人の高校生たちが再生ボタンを押すと…有名講師の授業にキラキラと目を輝かせ見入る子どもたち。私はその時の眩しい表情を今でも覚えています。これが農村部の子どもたちが最高の授業を無料で受けられるようになった瞬間でした。


最終的に通ってくれた高校生は、32名。みんな水を得た魚のように勉強に打ち込みました。

しかし合格までの道のりは、決して順調ではありませんでした。

「やっぱり勉強をやめたい」
「貧乏人の僕らが、受かるわけがない」
「勉強してもムダと親に言われた」
あきらめかけた生徒もいました。そんな時に伝えたのは、不可能はないということ。

「この国では、貧乏人と田舎者にはダッカ大学には行けないって思われている。そんな常識を覆そう!」
「不可能はないって証明しよう」
「世界を驚かそう!」

するとその結果、初年度でダッカ大学合格者1名を含む、18名が大学に進学することができたのです。ハムチャー村は過去40年間で1人しか大学に出なかった村で、1年で18人もの若者が大学に行けるようになったのです!


この「事件」は、ダッカの新聞でも大きく取り上げられ、「ハムチャー村の奇跡」とたたえられました。

私はダッカ大学に受かったヘラルという少年の母親に、手を握られ、涙ながらに感謝されました。「本当にありがとう。e-Educationに出会えて、息子は本当に幸運でした」


私は受験でも第一志望に受からなかったし、もともと自己肯定感は高くありませんでした。ただこのとき全力で感謝され、「このことに人生をかける価値がある。目の前にいる可能性ある若者の背中を押したい。」
と心底思いました。

このDVD授業をさらに良い教育にするために、2012年からは日本の東京大学・京都大学と共同研究をはじめ、ブラッシュアップしています。



ありがたいことに、2015年にはバングラデシュの教育大臣から表彰していただき、さらにい地域を広げていくことができました。


映像教育が、世界の教育問題を解決する。その可能性に興奮をおさえられなかった私たちは、フィリピンやネパールなど他の国でも、事業を行うことにしました。

そしてこれまで延べ14カ国で3,500本を超える映像授業を約30,000人の生徒へ届けています。

e-Educationの途上国の教育格差をなくすオンライン教育

e-Educationは、バングラデシュはじめとする途上国の教育機会に恵まれない子どもに映像教育を届けています。
映像授業のどんな場所でも、教師がいなくても、何度でも繰り返し学べるという特徴を生かし、途上国における教育格差をなくしています。また、世界中の教育課題に挑むために、教育の成功モデルの確立を目指しています。

また、e-Educationは東京都より認定NPO法人の認定を受けています。

活動を通じて、「最高の教育を世界の果てまで」届けるために活動を続けています。

e-Educationの活動ポイント!

  1. バングラデシュの教師不足の課題に、日本の予備校モデルを応用した遠隔型教育を10年以上前に開拓
  2. 若者3人が立ち上げ、多様な経験・経歴のスタッフが参画、日本と海外合わせ約100人のチーム、1,000人以上のマンスリーサポーターを擁する規模にまで発展
  3. 環境の変化に合わせて「最高の教育」を提供する方法を進化させながら、設立から10年で3万人以上の子どもに教育を届ける。受賞歴も多い

あなたが「e-Education」について4問のアンケートに答えるだけで、10円の支援に!(無料)

ここまで紹介したように、貧困により教育格差の問題を解決しようと、子どもたちを支援している、三輪さんが代表を務める「e-Education」さん。

 
今なら、30秒で終わる4問のアンケートに答えていただくだけで、10円の支援金をe-Educationさんに届けることができます。

支援にかかる費用は、サポーター企業であるgooddo()が負担するため、あなたには一切費用はかからず個人情報なども必要ありません! ※gooddo株式会社は、株式会社セプテーニ・ホールディングス(東京証券取引所 スタンダード市場)のグループ会社
2024年4月末時点で、なんと7万人を超える方が参加してくださり、70万円以上の支援金をe-Educationさんにお届けできています!  
集まった支援金は、映像教育用の教材費用や、運営費用として使用されます。

 

▼「e-Education」代表 三輪さんからのメッセージ

アンケート内容は、私たち「e-Education」の活動内容に関する簡単なもので、たったの4問で全て2択です。アンケートを通じて、私たちの活動をもっと知ってほしいと思い、回答内容は今後の活動の参考にさせて頂きます。

ぜひアンケートにご協力いただき、無料支援に参加いただけると嬉しいです!

ここまで関心を持って読んでいただき、ありがとうございます。

「途上国でがんばる子どもたちを応援したい!」
「貧困による教育格差をなくしたい!」

もし三輪さんが代表を務める「e-Education」の活動を応援したい!と思ってくださったら、アンケートに答えて支援に参加してみませんか?

私たちの小さな積み重ねが確かに子どもの笑顔に、子どもたちの未来につながります。

\かんたん4問!たったの30秒!/

(※情報提供:認定NPO法人e-Education)