「高校、卒業できないかもしれないぞ…」
大学受験を無事に乗り越え志望校への進学が決まり、あとは卒業式を迎えるだけ。
そんな未来に希望が溢れんばかりの頃、ももかさん(仮名)は担任の先生から耳を疑うような話しを聞かされました。
ここ1年ほど、高校の授業料を滞納していたという事実が発覚したのです。
もちろんももかさんはそんな事実を知りませんでした。
学費の滞納があれば、高校卒業資格を得ることはできません。
合格していた大学も、高校卒業資格がなければ入学することはできません。
ももかさんの視界は、あっという間に真っ白になりました。
これまでもアルバイトしてきたお金の半分ほどを親に渡さなければならなかったというももかさん。
けれど、それでもまさか高校の学費を払っていないなどとは露にも思っていませんでした。
「お願いです、学費払ってください…!卒業できない、大学行けなくなっちゃうよ…!」
両親に訴えながら涙があふれてきました。
しかし、事前に担任の先生からも聞かされていた内容と同じ返事でした。
「お金ないんだから払えないわよ。そもそもあんたが行ってた学校なんだから自分で払いなさい」
友だちはみんな大学への進学が決まり楽しい未来に胸を躍らせている。
一方で自分は大学へ行けないだけでなく高校の卒業資格すらもらえない。
そして目の前に残ったのは、滞納分の45万円。
こんなに頑張ってきたのに…
未来に何ひとつ希望を見いだせなくなってしまいました。
「何か、助けてくれるところはないの…」そんな矢先に出会ったのは
精神的不安が続き、しばらく引きこもっていたももかさんですが、学費を返さなくちゃという思いもあり、しばらく経ってからぽつりぽつりと求職活動を始めました。
何社も面接を受けましたが、中卒という経歴が理由なのか不採用が続きました。
ようやく決まったのは、飲食店のアルバイト。
ところが…振り込まれたお給料は7万円のうち、母親から手渡されたお金は3万円。
この時はじめて、ももかさんは家出を考えはじめました。
その後少ないながらもなんとかある程度のお金をためて、荷物をまとめ唯一話をしていた友人のところに逃げることができました。
「…でも、今後の生活を考えたら生活保護とか、私でも受けることができるのかな…何か助けてくれるところはないのかな…」
家出をした後も、ももかさんの人生は続いていきます。
ずっと友だちを頼り続けることは現実的ではありません。
そんな不安を抱いていたももかさんは、ネットで色々調べるようになりました。
その中で「ユキサキチャット」というLINE相談サービスがあることを知りました。
匿名で、なんでも気軽に相談できる…相談を通して食糧支援などの緊急支援と継続的なサポートを受けることができる。
「誰か、助けて…」そんな思いで、これまでにあったことを長文でしたが勇気を出して送ってみました。
送った直後は「こんな話誰も聞いてくれないんじゃないか。やっぱり送らない方が良かったかな…」そんな不安にかられたというももかさん。
しかし、ユキサキチャットからは思ったよりも早く、返信が届いたのです。
ももかさんは「返事がもらえた」その事実が嬉しくてたまりませんでした。
相談をして行く中で、通院代をまかなってもらったり、食糧支援を受けたり…その都度必要な支援を受け取ることができました。
ももかさんにとって自分の気持ちを吐露できる場があるのは、何にも代え難いものでした。
「誰かが私のことを気にかけてくれていることが嬉しいと思いました。何よりも、こうやって支援を受けられることに感謝しています。…もしユキサキチャットと出会っていなかったら…今こうやって生きてはいられなかったかもしれません。」
今、ももかさんは学費返済のための貯金をしています。
そして将来のために、ファイナンシャルプランナーの資格取得のために勉強をしています。
「今思い返してもあの時はつらくて絶望しかなかった。でも、こうやって誰かに頼ることで今は希望が持てています。ひとりで悩まないでほしいです。」
ももかさんはそう柔らかく笑って話してくれました。
ユキサキチャットをきっかけに「10代をひとりにしない」
ユキサキチャットを運営しているのは、認定NPO法人D×P(ディーピー)、10代の孤立を解決したいと活動する団体です。
ももかさんのように、行政支援の規定上は虐待と認定されないかもしれない、貧しいとは言い切れないような状況下にいる子どもたちが存在しています。
お金のことや家族のことであれば、友だちや先生など身近な誰かには相談できないものです。
10代の子どもたちにとって役所や対面での相談窓口は大きなハードルがあるのもまた事実です。
行政支援を受けるために、収入がたったの千円多かっただけで支援を受けられなかったということも、また本来は支援を受けられるにも関わらず、間違った判断を受けそのまま受けられず行政に頼ることを諦めてしまったということも決して少なくありません。
行政は規定があれば、そこで区切りをしなければなりません。
行政も人が対応しているものであり、完璧ではありません。
特に10代の子どもたちは行政とのつながりは非常に薄く、社会にあるさまざまなセーフティネットにたどり着くのも難しいのが現実です。
そのような中で生まれたのが「ユキサキチャット」です。
2024年12月現在のユキサキチャット登録者数は1万5千人以上。
不登校や高校中退、引きこもり状態、困窮などの困難を抱えた10代がLINEで相談することができる窓口です。本人の望む状態を聞きながら、一緒にひとりひとりに合ったつながりと仕事を考えていきます。
相談員には、社会福祉士、精神保健福祉士、キャリアコンサルタント、教員免許保持者などさまざまな専門知識や経歴を持つ人がいます。緊急性の高い相談は、外部アドバイザーから対応方針のアドバイスを受けられる体制をつくっています。
そこから本人にとって必要な現金給付や食糧支援を届けたり、医療、福祉、就労などにつないでいっています。
「本当にすぐにたくさんの食品が届いて驚きました。1週間とかかかるかなと思っていたから…。お腹が満たされるだけでも、よし頑張ろうって思えたんです。考える余裕ができたというか。」
「就労支援を受けて、明日から仕事です。自分のお金で自分の欲しいものを買える…それが楽しみです。応援ありがとうございます」
利用された方からはこのような声が届いています。
実際に長期で支援をしている方の4割は学業継続、2割は社会保障制度につながることができています。
30秒で終わる「D×P」の活動に関するアンケートに答えて、無料でできる支援に参加しよう!
10代のどんな考えや価値観、在り方も否定せずに、なぜそう思うのかと背景に思いを馳せながら関わり、ひとりひとりと向き合い活動をする認定NPO法人D×P。
どのような環境にいる子どもたちも、自分の未来に希望をもっていきていくためにセーフティネットの存在は必要不可欠です。
「面と向かってはなかなか本音が言えない」「LINEだったら気軽に話せる」そんな今を生きる子どもたちに寄り添ったサービスのひとつが「ユキサキチャット」ではないでしょうか。
今なら、30秒で終わる3問のアンケートに答えていただくだけで、10円の支援金をD×Pさんに届けることができます。
支援にかかる費用は、サポーター企業であるgooddo(※)が負担するため、あなたには一切費用はかからず無料で支援ができます。また、個人情報なども必要ありません!
※gooddo株式会社は、株式会社セプテーニ・ホールディングス(東京証券取引所 スタンダード市場)のグループ会社
\かんたん3問!たったの30秒!/
D×Pは、10代の孤立を解決するNPOです。
若者が何か困った時に頼れる人とのつながりを社会のなかにつくりたいと考えています。
2030年度までに、さまざまな境遇で孤立している13-19歳・全国約50万人のうち30%の15万人がつながりを得れる状態を目指します。
D×Pの活動は、皆様からのご寄付のうえで成り立っています。ともに、10代を支えていただけないでしょうか?
アンケートは私たちの活動に関する3問で、すべて2択の簡単なものです。無料支援を通じて、ぜひ「ひとりひとりの若者が自分の未来に希望を持てる社会」を実現する仲間になってください。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
「そんな厳しい状況にいる子どもたちがいるなんて知らなかった…何かしてあげたい」
「様々なニュースを見ていて、10代の子たちに何かできないかと思っていた」
「子どもたちに希望の持てる未来を作ってあげたい」
このように思われた方は、ぜひアンケートに回答して頂けないでしょうか?
あなたのご支援が、10代の子どもたちの希望に、そして希望の持てる社会への第一歩となります。
\かんたん3問!たったの30秒!/
※本エピソードは、実際のエピソードをもとに再構成をしております
※すべての画像はイメージで本人とは一切関係ありません