4人の子どもを残して居なくなってしまった夫…深い悲しみの中「支え、支えられた日々」

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『心の準備もないまま、4人の子どもと自分を残して夫は居なくなってしまった』

ご主人は46歳、半年前に開業医となったばかり。
奥様であるリエさんと、4人の子どもを残して居なくなってしまいました。

子どもは、高校1年生、中学2年生、小学4年生、小学1年生…仕事も子育てもまだまだこれからという、そんな時に病気によってこの世を去ってしまいました。

リエさんのご主人は、亡くなる6年ほど前の勤務医時代に血液の難病であることが判明しました。
その時2ヶ月ほど勤め先の病院に入院したそうですが、主治医を説得して病室から外来へ出勤していたそうです。

その後、薬は手放せなかったものの日常生活を取り戻しました。

ご主人は学生時代はアメフトをやっており、一見健康そうに見える身体だったため、リエさんご自身も、まさか夫に限って、そんなことが起ころうとは夢にも思っていませんでした。

そんな中、「開業したい」というご主人の申し出がありました。

リエさんは、難病を抱えていること、子どもが4人いることを理由に反対していましたが、ご主人の情熱に押し切られるかたちとなりました。
開業のために、それこそ寝る間を惜しんで仕事をしていたご主人。

開業から半年の間に、様々な事業を広めるなど、忙しい日々を送っていったところ、ご主人の身体は一気に危険な状態にまで悪化してしまいました。

リエさんは、忙しい日常の中でのことだったため「いつものように、少し休めば改善するだろう」と思っていました。
より設備の整った病院へ転院すると言われた時も、「子どもたちは落ち着いてから連れていこう」と思っていたそうです。

ところが、ICU(集中治療室)へ運ばれたご主人は、心の準備もないままに、その5日後に帰らぬ人となってしまいました。

「最期に、子どもたちと会う機会を作れなかったことが、今でも悔やまれてなりません。どうしてあの時、一緒に病院へ連れて行かなかったのだろうと…。夫がまだ、話ができるうちに、子どもひとりずつに声をかけてもらっていれば、心残りが無かったかもしれないです。今でも、そのことを考えるだけで胸が張り裂けそうです。

残された家族に襲い掛かる深い悲しみと苦しみとは

※画像はイメージです

ご主人が亡くなったあと、残されたリエさんと子どもたちには、深い悲しみが訪れました。

しかし、妻のリエさんはそれだけではなく、夫の死後の手続きに日々を追われることになります。

ご主人は医師ではありましたが、勤務医ではなく開業医。

「残された妻にとって、何が大変って、後始末なんですよ!もう本当に大変だったんですから!勤務医のままだったら、年金も保障も手厚かっただろうし、今でもお金の心配をしなくて済んだかもしれないと考えると、本当にもう!という感じです」

陽気なリエさんは明るく笑って話してくれましたが、現実は相当に厳しいものでした。

様々な煩雑な手続きが延々と続き、方々走り回っては説明をして、何とか事業をたたむことができました。
言われの無いことを言われて、悔しい思いもしました。

亡くなった当初は、悲しみと、怒りと、絶望と、不安とが一度に襲いかかってきて、ただただ苦しかったそうです。

リエさんも仕事をしていましたが、4人の子どもを背負ってどう生きていいかわからず、盾となる存在を失い、大きな寂しさ、不安、葛藤の中で必死に日々を過ごしていました。

子どもに現れたSOSのサイン


※画像はイメージです

子どもたちは、普段学校にいるときは何事もなかったかのように振る舞うことが多かったと言います。

小学生だった下の子ふたりは、夜になると父親を恋しがって泣く日々も多々ありました。
中高生の姉ふたりは、幼い弟と妹を励まそうと気丈に振る舞っていました。

ご主人が亡くなって半年が経ち少しずつ日常が戻ってきた頃、当時小学4年生だった息子さんが

「ぼく、頭がおかしくなったみたいだ」

こうリエさんに訴えました…。

この時のことをリエさんはこうおっしゃいます。
「明るいだけが取り柄の息子。きっと学校では悲しみを吐き出すことができなかったのでしょう。

さらに、一番下のお子さんは同級生に「お父さん死んだんでしょ?」と正面から言われたことがあったそうで、とっさに「ううん、死んでないよ」と答えたそうです。
頭ではわかっていても、心が追い付いて行かない…そう対応するしかできないほどに、精一杯な状況だったのでしょう。

リエさん親子が出会った、安心のできる場所「レインボーハウス」とは?

リエさんは、子どもたちの心を守りたい、なんとかしたい、という一心でいました。

そんな中、人づてに「レインボーハウス」という存在を知りました。

レインボーハウスとは、親を亡くしてしまった小中学生の「心のケア」のための場
レインボーハウスには、親を亡くした子どもたちが様々な気持ちを表現するために工夫された部屋が複数用意されています。

・おしゃべりの部屋…お互いの顔を見ながら語り、話を聴くことが安心してできる場
・火山の部屋…自分や相手を傷つけずに大きなエネルギーを表現できる場
・あそびの部屋…小さな子どもでも安心して遊べる場
・おもいの部屋…1人になり思いを巡らせ、自分の気持ちにゆっくり向き合うことができる場
・アートの部屋…工作等を通じ、自分の感情を表現できる場

また、「おはなしの時間」では、親との死別体験を語り合います。
レインボーハウスでは、保護者の方たちの語り合いも同じように大切にしています。

ゲームで交流するほか、季節に合わせてタケノコ堀り、野外クッキングやアドベンチャーゲームなど、豊かな自然を利用してのプログラムも盛りだくさんです。


※写真提供:あしなが育英会

リエさんの当時小学生だった2人のお子さんは、あしながレインボーハウスが実施している宿泊型プログラム「全国小中学生遺児のつどい」に参加しました。
子どもだけで参加した2泊3日の宿泊の「つどい」から帰宅した当日、息子さんとリエさんがふたりきりになったときのことです。

「行けてよかった、お母さんありがとう。ぼく、泣けてすっきりしたよ」

涙目になりながら、このように伝えてくれたそうです。
レインボーハウスでのスタッフの方が、子どもたちをどのように受け入れてくれたかが想像ができました、とリエさん。

その日以来、2人の子どもたちは目に見えて変化がありました。
同じ境遇の友人と出会い、語り合ったり、一緒に遊んだりして、心が落ち着いてきました。

「レインボーハウス」との出会いは、子どもたちにとってもリエさんにとっても、歓びであり安心でもありました。

遺児たちの心のケア、そして夢を叶えるための経済的サポートを行う団体とは?

「レインボーハウス」を運営しているのは、一般財団法人あしなが育英会

病気や災害、自死(自殺)などで親を亡くした子どもたちや、親に障がいがあり働くことのできない家庭の子どもたちを経済的・精神的に支援している団体です。
親を亡くした子どもたち、遺児たちの心のケアを行う「レインボーハウス」の運営以外にも下記のようなプログラム、活動によって遺児やその家族をサポートしています。

・貸与+給付による奨学金制度
・経済的に苦しい大学生のための学生寮「心塾」
・奨学生のつどい 高校生・大学生があつまるサマーキャンプ
・海外研修
・調査・出版・政策提言

あしなが育英会は『すべての遺児への物心両面での支援と教育をとおして、人類社会に貢献できるボランティア精神に富んだ人材を育成する』ため、遺児たちの心に寄り添い活動を続けています。

半世紀におよぶ「あしなが運動」を通して11万人以上の遺児学生にへの奨学金支援を実現し、子どもたちの進学の夢を叶えてきました。
現在、日本国内では2020年現在約7,700名に奨学金支援と心のケア、リーダーシップ育成プログラムを提供しています。
遺児を対象とした心のケアプログラムは年間100回以上実施しています。

ひとりではない、応援してくれている人たちがいる…その事実を子どもたちが理解すると、”自分自身を認める・受け入れる”ことが出来るようになります。
そして、自分も誰かに手を差し伸べられるような人間になりたいという意識がめばえ、勉強や様々な活動に前向きに取り組めるようになるのです。

多くの人に支えられ、振り返る道のりに溢れる感謝の気持ち

※写真はイメージです

「目の前に道はないと思ったあの日から、私たちはたくさんの方々に助けられてここまできました。振り返ってみれば、道はちゃんとできていました。その道のりを思い出すと感謝の気持ちでいっぱいになります」

ご主人が亡くなってから数年が過ぎ、リエさんはこのように語ってくださいました。

今でもリエさんのご家族の会話の中では、自然に「お父さん」の話題があがります。
「お父さんだったらどう言うかな?」「お父さんだったら、こう言うと思う」など…亡くなった今でも存在感は大きく、家族と共に居て、ひとつのチームとして感じているそうです。

あしなが育英会での心のケアのプログラムに参加したり、あしなが奨学生として街頭募金に立ったり…子どもたちはさまざまな体験をしてきました。

リエさんは、「お金がものをいう世界において、無償で、人のために何かをするっていうのは、本当に難しいことなんですよ。だからこそ、仕事でお金を稼ぐ前に、ボランティア体験をして、『人の関係って何か』ということを考えて欲しいんです」と言います。

街頭募金に立った時には、下のお子さんたち2人もボランティアで参加しました。

直接支援をして下さる方に会え、お金を頂けるありがたみを感じることができ、目を見て「ありがとうございます」と御礼を言える経験は、何事にも代えられません。
参加した多くの子ども達は、ちっぽけと思える自分でも、誰かの力になれることを実感でき、次は自分が誰かのために何かしたいと思う、そんな気持ちが芽吹いています。

「もし、夫にもう一度会えたらですか…?
彼が亡くなると分かっていたら、私が落ち込んでいるときに、安心するような言葉を残して欲しかったんですよ。何か、拠り所にできる言葉が欲しかった。『がんばりや』とか、そういう言葉があったら、慰めになったのになぁって。だから、もし夫が目の前に現れたら、『ちょっと待って!録音させて!!』って言うと思います(笑)
そして、『ようがんばったやろ?』って、聞くと思う。
…彼は多分、『ありがとう』って、言うと思います」

30秒で終わる「あしなが育英会」の活動に関するアンケートに答えて、
無料でできる支援に参加しよう!

このように遺児家庭では親を失うという精神的なショックに加え
経済的に困窮していることも多く、自分の夢や未来を諦めてしまう子どもたちもいます。

そんな遺児たちに対し奨学金制度という経済的支援、そして心のケアなどの精神的支援をすることで
社会全体にやさしさの連鎖が広がり、誰も取り残さない社会を作ることを目指すあしなが育英会さん。

今なら、30秒で終わる3問のアンケートに答えていただくだけで、10円の支援金をあしなが育英会さんに届けることができます。

支援にかかる費用は、サポーター企業であるgooddo()が負担するため、あなたには一切費用はかからず個人情報なども必要ありません! ※gooddo株式会社は、株式会社セプテーニ・ホールディングス(東京証券取引所 スタンダード市場)のグループ会社
2022年10月末時点で、なんと6千人を超える方が参加してくださり、6万円以上の支援金をあしなが育英会さんにお届けできています!

↓↓下の「アンケートに回答して、無料支援する!」より、アンケートにご回答頂けます!↓↓
 

▼「あしなが育英会」のWeb担当大島さんからのメッセージ

「あしなが育英会」について皆さんに少しでも知ってほしい!活動をもっと広めたい!そんな思いで作成したアンケートです。アンケートはたったの3問で全て2択です。

ぜひアンケートのご協力と、無料支援へのご参加をお願いいたします!!

ここまで関心を持って読んでいただき、ありがとうございます。

「心傷つきながらも、がんばろうとしている子どもたちを応援したい」
「親を亡くした子どもたちにも、進学する未来を送りたい」
「残された家族が、少しでも安心できる居場所や心のケアを届けたい」

もしあなたがそうお思いなら、アンケートに答えて支援に参加してみませんか?

最後に、あしなが育英会の支援を受けた子どもたちや保護者からのメッセージをご紹介します!(※)

●奨学生 えりさん(仮名)
両親を亡くした私に、高校の先生があしなが育英会のことを教えてくれ、学生寮の「心塾」で暮らすことになりました。そこで、留学生との共同生活や、学生募金のクラウドファウンディングなど、数え切れないくらい多くの貴重な経験ができ、かけがえのない親友をつくることができました。

●奨学生 ゆうきさん(仮名)
小学3年生の時に発生した東日本大震災で母と二人の妹をなくし、あしなが育英会が提供する心のケアプログラムに参加しました。そこは自分の素を出せて、一人じゃないんだと実感できる安らぎの場所でした。今度は私が、自分と同じような遺児たちを支援する側になりたいと思います。
●保護者 佐藤さん(仮名)
事故で夫を亡くし、二人の子どもを育てる中で、偶然、あしなが育英会と出会いました。同年代の親御さんたちとつながることができ、少しずつ笑顔の自分、本当の自分を取り戻すことができました。日々の感情を忘れることができ、心のケアが出来たのはこの場所だけです。

私たちの小さな積み重ねが確実に子どもの笑顔に、子どもたちの未来につながります。

\かんたん3問!たったの30秒!/

 

情報提供:一般財団法人あしなが育英会
※こちらの記事は、あしなが育英会『保護者インタビューまなざし』でのインタビューを元に、再構成しております。インタビュー全編はコチラからご覧ください。