人権を求めて闘い、不当に投獄される人たちがいる現実。今彼らに迫る新型コロナウイルスの感染リスクとは?

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世界には、様々な「自由」を奪われている人びとがいます。例えば、自分の考えを言葉・行動にする「表現の自由」を奪われている人びと。
 
最近の日本では、SNSでの発言内容が誹謗中傷にあたるとし訴訟になったことがニュースにもなり、発言の自由と責任について考える方も少なくないのでないでしょうか。
しかし、世界には人を非難・批判するような内容ではなく、自身の考えを主張することすら許されない国や地域が存在しています。

そういった国や地域では、自由や平等を求めた人が脅迫を受けたり、投獄されたり、さらには命を奪われることもありうるのです。

ただ女性の表現の自由を望んだだけで…勇気ある行動を踏みにじられ不当な実刑判決が下る現実とは?

日本では、憲法により「表現の自由」が認められています。
これは個人に限らず、報道や出版、映画などでもその自由が認められています。
 
しかし、それは世界中の当たり前ではありません。
 
国連加盟国は、表現の自由を守ると約束している世界人権宣言に同意しているにもかかわらず、性や肌の色による差別や、その国の宗教や信条により弾圧を受け、人権を侵害されている人びとがいるのも事実です。
その一例として挙げられるのがイランの女優、ヤサマン・アリヤニさんの逮捕です。
 
彼女は母親と一緒に、2019年3月8日の国際女性デーに、女性がもっと自由に行動できるようにするため、地下鉄の女性専用車両にヒジャブを脱いで乗りこみました。
ヒジャブとは、女性が頭髪を覆うスカーフであり、イランでは法律により公共の場で着用を義務化されています。この法律により女性だけが自由を奪われているとヤサマンさんは考えたのです。
 
彼女が乗客たちに花を配りながら口にした言葉は「いつの日か、すべての女性が好きなものを着ることができるように」です。
法律に抗議し、将来ヒジャブを強制されず、自由に衣服を纏えるよう自由を得るための行動でした。
この行動の様子を記録した動画がSNSをとおして拡散され、人びとに勇気ある行動として賞賛されました。
しかし、翌月の2019年4月、自由を求める女性に対する取り締りを強化するイラン当局により、ヤサマンさんと彼女の母親は逮捕され、裁判によりヒジャブを脱いだことで腐敗と売春をあおった等の罪で16年の実刑判決を言い渡されました。
 
その後の控訴審で二人は懲役9年7カ月に減刑されましたが自由を求めただけで投獄されること自体が異常ではないでしょうか。

刑務所での生活は新型コロナウイルスの感染リスクが最悪!?一刻も早い釈放を実現するためには?

国際社会において、法律によるヒジャブの強制は表現の自由という人権への侵害に当たります。
イランの女性たちは表現の自由を求めて40年もヒジャブ強制に反対してきましたが、女性たちの抗議活動の波が広がるにつれ、イラン当局の取り締まりも厳しくなっています。2018年以降、ヤサマンさん親子を含む12人の女性が逮捕されています。自由を求めただけで投獄されてしまう現状は変えなければいけない問題であることは当然ですが、さらに刑務所では新たな問題が発生しています。
刑務所は多くの囚人が収容されているため、過密状態に陥る場合があります。2020年、世界において新型コロナウイルスが蔓延していますが、刑務所は感染拡大が起こりやすい環境と言えるでしょう。
 
イラン政府はこのような事態を懸念し刑務所から数万人の囚人を釈放し、過密状態を避けています。
 
しかし、釈放された数万人の囚人の中にヤサマンさん親子は入っておらず、彼女たちは今もなお刑務所に投獄されています。過密になりやすく、衛生環境も良くない刑務所に入っていれば、新型コロナウイルスの感染リスクは増すばかりです。
 
実刑判決そのものが不当であることはもちろんのこと、新型コロナウイルス感染の脅威に晒されている彼女たちの一刻も早い釈放が求められます。
そのために私たちが出来る行動とは、どのようなものがあるのでしょうか。

自由と平等のために立ち上がった、勇気ある人たちを守るために活動する「アムネスティ・インターナショナル」とは?

イランで起こった女性の表現の自由を獲得するための活動を取り締まる行為、およびヤサマンさんと彼女の母親を逮捕するのは不当であると言わざるを得ません。
自由を求め行動した彼女たちのために、そしてその他にもある世界の不当な仕打ちに対し、私たち個人が何か出来ることはないのでしょうか。
 
国境を越え、私たち一人ひとりの声を集め、自由と尊厳が守られる世界となるよう活動する団体が存在します。
 
それがアムネスティ・インターナショナルです。
 
世界では不当な逮捕以外にも、祖国を追われて居場所のない難民や劣悪な環境で働かされている子ども、偏見や迫害を受ける少数民族、死産となってしまったことを殺人罪に問われ実刑を受けた母親など、不条理を抱える現実が多く存在しています。
アムネスティ・インターナショナルは、当たり前に享受されるべき人権を踏みにじられている人たちの権利を取り戻すための活動を日々続けています。
 
イランのヤサマンさんの不当逮捕と投獄についても無条件の釈放を求め署名活動を行っています。実際に、アムネスティ・インターナショナルの署名活動の要請により、釈放された人もいるのです。一人ひとりの力は小さくとも、集めて大きい力となり、司法や政府に対して大きな影響を及ぼすことができるのです。
 
アムネスティ・インターナショナルの活動は大きく3つあります。

・独自に世界各国の人権侵害の被害実態を調査し、世界中に発信
・世界の誰もが参加できる手紙やメールなどの署名活動などを通し、世界に変化をもたらす
・中立の立場で、国連や各国政府などに対し人権を尊重するよう働きかける

こうした活動は1961年の発足以来行われ、1977年にはノーベル賞を受賞しました。現在では200の国と地域で700万人もの人びとがアムネスティ・インターナショナルの活動に参加しています。
 
日本では、1970年に「アムネスティ・インターナショナル日本」が誕生し、2011年には公益社団法人としてさらに社会的にも高い信頼のもと活動を続けています。

「アムネスティ」の活動を支援し、世界中の理不尽なあたり前をなくしていこう!

アムネスティは、人権侵害をなくすために、世界中でキャンペーンや署名活動を行っています
各国政府や当局に対し、国際人権基準にのっとった政策を実施するよう働きかけたり、市民一人ひとりの声を集めて大きな力に変えて、世界に変化をもたらしています。

今なら、ヤサマンさん親子を釈放することを求める署名にご協力頂くと、10円の支援金をアムネスティ・インターナショナル日本さんに届けることができます。

支援にかかる費用は、サポーター企業であるgooddo()が負担するため、あなたには一切費用はかかりません!
※gooddo株式会社は、株式会社セプテーニ・ホールディングス(東京証券取引所JASDAQ市場上場)のグループ会社

署名は、名前とEメールアドレスを入力するだけで簡単に参加できます。
人権侵害に苦しんでいる人を守るためにアクションを起こすよう、各国の政府首脳や権力者などに、メールや署名を送ることで人権侵害を解決へと導いていきます。

ヤサマンさん親子だけでなく、世界のすべての人の権利を守るため…
 
「世界から理不尽な人権侵害をなくしたい」
「すべての人の人権が尊重される世界を作りたい」

 
ぜひ、あなたも署名活動に参加してみませんか?

 

情報提供:公益社団法人 アムネスティ・インターナショナル日本